
旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2018年2月22日
フレンドツアー食いしん坊添乗員です
今回は、関西発
2018年1月9日出発 G001
エミレーツ航空利用 遥かなるエジプト ナイルの船旅と偉大なる王の夢10日間
で実際にお召し上がりいただいたお食事と一部観光内容をご紹介します。
お食事は星の数で評価させていただきます。満点は星5つ★★★★★
ではではお楽しみください♪
◎1日目
関西空港より深夜エミレーツ航空にて出発、その後ドバイにて乗り継ぎ、エジプトのカイロへと向かいました
◎2日目
無事にカイロ到着後、空港よりカイロの市内観光へ。
いきなりのハイライトの1つ、古代エジプト歴史遺産の宝庫“エジプト考古学博物館”を訪れました。
世界中に衝撃を与えた黄金のマスクなどのツタンカーメンの財宝の数々やミイラ室など、古代のロマンを堪能しました。

ちょうど新しくオープンされる国立博物館のために、ツタンカーメンの発掘品の一部が展示ケースから出されて検査が行われていました
観光後、ゆとりをもってお泊りのホテルへ。
お泊りはデラックスクラスホテル「コンラッド」のエグゼクティブフロアー、ナイルビューのお部屋でした


ゆったりとほっとタイムの後、あらためてホテル内のレストランで夕食です
夕食@ホテルのレストラン
前菜:ファトーシュサラダ(フェタチーズなどが入った中東風サラダ)

メイン:サーモンとスズキのグリル

デザート:チョコとキャラメル風味のケーキ

評価:★★★★
◎3日目
早朝、カイロより空路アスワンへ
アスワンの観光では、アスワンハイダム建設後、ナイル川の中洲の島へ移築されたイシス神殿へ。
ここちよい風を頬に感じながらチャーターボートにて神殿へ向かいました。
女神イシスが祀られていた神殿は、かのクレオパトラで知られるグレコローマン(プトレマイオス王朝)時代の神殿です


保存状態のよいレリーフの数々にみなさま感動
観光後、見渡す限りの砂漠を走り、スーダンとの国境も近い南エジプトのアブシンベルへ
到着後、昼食のレストランへ。
昼食@レストランNUBIAN HOUSE
前菜:エジプト風前菜(ゴマのペースト“タナーヒ”、ナスのソテー)とアエーシ(エジプト風ピタパン)

パンの中にナスとペーストを挟んでいただきます
スープ:チキンブイヨンスープ

メイン:野菜とビーフの2種類のタジン

スープカレーのようにライスと共にいただくと美味でした♪
デザートはバナナとオレンジでした。
評価:★★★★
ヌビア地方の郷土料理タジンは味付けもマイルドで、日本の方々のお口にも合うと思います
食後、ナセル湖畔のホテルへ。
ホテルはコテージタイプで、みなさまリゾート気分を味わっていただけました

夕暮れ時にはため息がでそうな美しいサンセット。。。
日没後、アブシンベル神殿を舞台に催される音と光のショーへ

ライトアップされた神殿の神々しいまでの美しさと、スペクタクルなショーの演出に圧倒された夜でした
さらに頭上には満点の星空。。。息を飲む美しさでした。。。
ショーの後、感動も冷めやらぬ中、ホテルにて夕食を。
夕食@ホテル
前菜:ナスのグラタン風とオニオンスープ

さらにトマトスパゲティ

メイン:スズキのグリル

香ばしくグリルされていて美味でした
デザート:フルーツサラダ、アイス添え

評価:★★★★(ボリュームは満点でした!)
◎4日目
朝食@ホテル
早朝でしたがバラエティ豊かなビュッフェでした♪

エジプト人の国民的な朝食フール

お豆の煮込みにクミンなどのスパイスやレモン汁、オリーブオイルなどをお好みで加えていただきます

お寿司などまでありましたが、さてさてお味の方は?
評価:★★★★
朝食後、夜明けのアブシンベルの観光へ。

朝日に赤く照らし出されるラムセス2世の大神殿と王妃ネフェルティティの小神殿の姿にまた感動のひととき。。。

ちなみに神殿内部は説明および写真撮影禁止です。
でも、神殿の中にいる番人さんにチップ(バクシーシ)を渡せば撮影できてしまうという、まさに世界ふしぎ発見的ミステリーワールドが展開されていました。
ああ、エジプトは奥が深いです。
観光後、一路アスワンまで戻りました。

途中、ナセル湖の豊かな水を利用して砂漠の中に作られた運河の姿など車窓から楽しみました。
アスワン到着後、観光へ。この日は古代の石切り場を訪れ、未完成のまま残された巨大なオベリスクを観光しました。

その他アスワンハイダムからのナセル湖の眺めや、サハラ砂漠の砂の採収なども楽しみました♪
観光後、いよいよナイル川のクルーズ船に乗船です
今回のクルーズ船は新造のデラックス船「アマルコⅡ」号、お部屋はスィートルームです
乗船後、さっそくランチタイムです
昼食@船内レストラン
内容充実のビュッフェでした。

お好みのパスタ料理を作ってもらえます♪

評価:★★★★
悠久のナイルに身をまかせ、ゆったりと時間がながれていきます。

夕方には、サンデッキにてアフタヌーンティーのサービスもありました
夕食@船内レストラン
前菜:ギリシャ風サラダとマッシュルームスープ

メイン:チキン胸肉のソテー

デザート:プリン

評価:★★★★★盛り付けもきれいで満足の内容でした
◎5日目
朝食@船内レストラン
日本食もある充実の内容でした

ご飯に味噌汁、卵焼き、きんぴら、おひたし、お漬物など、やっぱりうれしいです

もちろんオートミールやフールなど、エジプトの朝の定番もありますよ~


評価:★★★★★
朝食と共に、美しい朝日も見られました

船はコムオンボへ到着、下船して神殿の観光へ


神殿は、天空の神ホルスと共にめずらしいワニの頭を持つ神セベク神も祀られていました。
彫の深い見事なレリーフは必見です
またワニのミイラを所蔵する博物館などもありますよ~。
午後は、エジプト最大規模のエドフ神殿神殿の観光でしたが、神殿までは馬車を利用して訪れました
が、その馬車の御者は毎度毎度、バクシーシ、バクシーシ(喜捨、ほどこし)とうるさいので写真は撮りませんでした。
ハヤブサの頭を持つホルス神を祀っていた神殿は、ユニークな宿敵セト神との戦いのレリーフなど、こちらもぜひ訪れていただきたい歴史遺産です。


観光から船に戻ると、お部屋の中にサプライズが。。。

クルーズ船では、このようにメイドさんがタオルやベッドカバーなのでさまざまな動物を作って飾ってくれるんです
昼食@サンデッキ
この日のランチは、サンデッキにて眺めを楽しみながらのバーベキュービュッフェでした

シェフがケフタ(アラブ風肉団子)やチキンなどを豪快に焼き上げていきます



評価:★★★★
夕刻、船はルクソールへ向けて出港、この日もサンデッキからは美しいサンセットが望めました

夕食@船内レストラン
オリエンタル風ビュッフェでした




アラブのお菓子やデザートはとっても甘いのですが、なぜか病みつきになります

甘いもの大好きなエジプト人には糖尿病患者が多いそう。。。
も気をつけます。
評価:★★★★
◎6日目
朝食@船内レストラン
今朝はひじきや魚の生姜煮などもありました


評価:★★★★★
船は目的地ルクソールへ着岸、この日は西岸の観光でした

毎日晴天がつづきます
アマルコⅡ号からヘラクレス号に乗り換え、対岸へ

あのツタンカーメンや歴代のファラオたちの墓が残る王家の谷や、美しいレリーフが必見のネフェルタリの墓がある王妃の谷、ハトシェプスト女王の壮大な葬祭神殿、荒野の中に佇む姿が旅情を誘うメムノンの巨像などをめぐりました。

帰りは昔ながらの帆掛け船ファルーカのセイリングで対岸のアマルコ号へ


若いながらもしっかりした船頭さんが船を巧みに操り、帆が風を受けて船はすべるように快適なクルーズでした

アマルコ号に無事に戻り、さっそくランチタイムです。
昼食@船内レストラン
バラエティ豊かなビュッフェランチでした♪



カレーとチキンカツがあったので、カツカレーにしていただきました

ペンネパスタを作ってもらいました

評価:★★★★
午後はゆったりとフリータイム。

巷にはルクソールの西岸と東岸を一日で観光するようなツアーも多いのですが、あまりに詰め込みすぎると、肉体的に大変なのはもちろん、どこがどこやら印象も薄くなってしまうと思います。
旅も人生も、ゆとりが大事ですね
夕食@船内レストラン
前菜:サラダとトマトスープ

メイン:スズキのグリル

デザート:ミニケーキ4種盛り

評価:美味しくいただきました★★★★
◎7日目
朝食@船内レストラン
この日は豆ごはんがありました

評価:★★★★★
朝食後、アマルコⅡ号ともお別れ。
下船してかつてのテーベの都、ルクソール東岸の観光を

アガサクリスティの「ナイル川殺人事件」に登場する壮大なカルナック神殿と、同じくアメンホテプ、ラムセス2世の2人のファラオによって完成されたルクソール神殿を訪れました

ルクソール神殿はローマ時代、キリスト教の教会としても使われていましたが、当時のフレスコ画が残されています。
昼食@ATHTIホテル内のイタリアンレストラン
前菜:エジプト風前菜とピタパン、チキンスープなど

メイン:トマトスパゲティ

エジプトにはアルデンテという言葉はありません。。。が、食べやすいお味でした。
デザート:チョコレートケーキ

やっぱりあまーい!
評価:★★★★
午後、ルクソールより空路カイロへ
めずらしく定刻のフライトでホッとしましたが、カイロがやはり毎度の大渋滞でホテル着が少し遅くなりました
3大ピラミッドのあるギザ地区の宿泊ホテルに到着後、すぐに夕食を。
夕食@ホテル
おなじみケフタからアジア風焼きそばまで、メニュー豊富なビュッフェディナーでした




こちらでもお好みのパスタ料理を調理してくれるシェフが登場!

今夜のようにお疲れの時には、ご自身のペースで楽しめるビュッフェはいいですね♪
評価:★★★★
ギザでのお泊りは、名門デラックスホテル「メナハウス」のピラミッドビューのお部屋でした

チャーチル元首相やオバマ前大統領など各国の要人にも利用されてきた、世界のセレブ御用達ホテルです
◎8日目
朝食@ホテル
昨夜は暗くてわかりませんでしたが、今朝はごらんのように眼前にクフ王の大ピラミッド~

朝食レストランからはその隣にそびえるカフラー王の第2ピラミッドも見えました
それにしても大きなホテルです
レストランまでお散歩5分
(不動産の広告では徒歩4分)

朝の定番“フール”やそら豆のコロッケ“ターメイヤ”もさすが5★ホテルならでは上品な仕上がりでした

評価:★★★★★
ルクソールに続いて、この日もファラオたちのお墓詣りです
午前中はダハシュール、メンフィス、サッカラに残る古代の遺産の数々を巡りました。
ダハシュールの屈折ピラミッド

埋葬されたファラオの心が屈折していたわけではなく、なんと建設途中で傾斜の角度の誤りに気づいて修正して完成されたピラミッドです。
(設計士や現場監督の身の上は大丈夫だったのでしょうか・・・?)
こちらは同じくダハシュールに残る赤のピラミッド

赤のピラミッドと言っても、古代エジプトの国家主席や書記長が埋葬されていた訳ではなく、
屈折ピラミッドと同じファラオのもの。(やればできるじゃん!)
太陽の光で赤く見えることから後世そう呼ばれるようになったそうです。
つづいて古代エジプト最初の都メンフィスにある野外博物館へ


大理石のスフィンクスや横たわる巨大なラムセス2世の像などを見学しました。
そしてサッカラ遺跡では、ジョセル王が作った階段ピラミッドとウナス王の墓を訪れました。

階段状のピラミッドは、数あるピラミッドの中で一番最初に作られたさきがけです。
ウナス王の墓は2016年に20年ぶりに公開されたレアな観光地。
その内部には美しいレリーフがたくさん残されていました。


墓の内部は撮影禁止です。(でも墓の番人さんにバクシーシすると撮影可能になるエジプトならではのありがたくも不思議なシステムあり)
昼食@ギザのレストランSUNZ
前菜:エジプト風ピタパン“アエーシ”とシーフードスープなど

メイン:イカのフライ、ピラフ、エビと白味魚の鉄板焼きなど

デザート:甘いプチケーキ

評価:★★★★お客様で大混雑でちょっと落ち着かない店内でしたが、味はよかったです
午後はいよいよ3大ピラミッドの観光へ。

今回のツアーの目玉の一つがスフィンクスの足元観光

なんとバクシーシなしで(ちゃんと正規料金払っています!)
あの神聖なスフィンクスに触れることができちゃう特別入場観光

その大きさに改めて古代エジプトの偉大さを実感しました。
遠くから我々を怨嗟の目で見つめる一般ツーリストの方々を尻目に、お客様はゆったりとお写真タイムを満喫されました

泣く子も黙るピラミッドの角さん、助さんを従えたスフィンクスご老公、インスタ映えもばっちり!
夕食@ホテルのメインダイニング
前菜:野菜のスープ

メイン:ケフタケバブとピラミッド型ピラフ

デザート:お米のプディングとアイス

評価:★★★★
◎9日目
現地最後のこの日はカイロの観光へ。

イスラム装飾が見事なモハメドアリモスクを訪れた後、昼食レストランへ。
昼食@レストランLAKE SIDE
美しい公園内にある水辺のレストランで、眺めが素敵でした♪

前菜:エジプト風サラダと前菜各種

前菜:モロヘイヤスープ

メイン:チキンケバブ

マリネされたお肉が香ばしくて美味でした
デザート:プリン

ぷっちんプリン4個分はあろうかというビッグサイズでした!
評価:★★★★
食後、スーパーなどもあるショッピングセンターで最後のフリータイムを楽しんだあと、カイロ空港へ。
出発日と同じくエミレーツ航空にてドバイ乗り継ぎでお帰りいただいた10日間のツアーでした。
エジプトということで、あのアラブの春以降、治安の面で不安を感じられ、旅行を躊躇されていた方も多かったかと思いますが、ごらんのようにご案内する観光地はまったくのどかで平和で、みなさま楽しい思い出ばかりをもってご帰国いただきました。
エジプトは古代のロマン溢れるすばらしい遺産と見どころの宝庫です。
どうかご安心いただき、ぜひご自身の目でご覧いただきたく機会をお持ちいただければと願っております
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