旅行の楽しみの一つ、食事。それがどんなものかわからないと、不安なもの。
阪急交通社ではツアーでの食事の様子を添乗員自ら、ブログでお届けします。
2025年3月19日
遥かなるエジプトナイルの船旅と偉大なる王の夢の10日間のツアーに行って来ました。
古代エジプトのミイラは、カイロの考古学博物館から国立エジプト文明博物館に移送されました。
ミイラは写真に撮ることはできませんが、以前と違い見学しやすくまた保存状態がよくなっていました。
博物館は先史時代から古代エジプト、グレコローマン、イスラーム、など様々な時代のエジプトの文明を展示しています。
博物館の中庭からは墓地の中に人々が住み着いていた「死者の街」の一部をきれいにして作らてた新しいエリアが広がったいました。
初日の宿泊ホテル「トライアンフ・ラグジュアリー・カイロ」でのイタリアンのご夕食。
たっぷりのシーザーサラダ、赤身のお肉ですが意外と柔らかいと好評だったビーフステーキ、デザートにはチーズケーキでした。
3日目の早朝には飛行機でルクソールまで移動しました。
まずは「カルナック神殿」の観光へ向かいました。
映画「ナイル殺人事件」に登場している”大列柱室”
南部では3泊ナイル川クルーズにて移動します。
宿泊船「アカマール号」でのチェックインの際にはウェルカルドリンクにてお出迎えしてくれました。
船内での昼食ブッフェ。野菜からデザートまで種類豊富です。
エジプト産のビール、ワインも楽しめます。
宿泊クルーズ船「アカマール号」
アカマール号船内。
船内にはバスタブもあります。
夕刻に「ルクソール神殿」へ見学に行きました。
古代エジプト最大規模のカルナック神殿とルクソール神殿を直線でつなぐスフィンクスの参道。
少しづつ夕日に照らされていくルクソール神殿。
ルクソール神殿内にあるモスクの旧の入り口は現在の2階以上の高さにあります。
オリジナルの石像、レリーフをご覧いただけます。
ツタンカーメンと妻のアンケセナーメンの坐像。
徐々に夕暮れ時の景色へと変わって行くルクソール神殿。
後半は夜景の景色へと変わりました。
船内での夕食は洋食のスープ、前菜。メイン、デザートのチョイスメニューでした。
スープと前菜だけにして調整されたり、お連れ様とシェアして色々な味を楽しまれたりと思い思いに楽しめるメニューです。
食後には”ベリーダンスショー”も楽しみました。
朝食ブッフェは和食、洋食、エジプシャンと種類が豊富です。
4日目にはルクソール西岸の「王家の谷」へ向かう途中に気球遊覧しているところへ写真ストップしました。
早朝出発したおかげでまた人が少ない(それでもかなりの人がすべに観光に訪れていました)「王家の谷」
「ツタンカーメンのお墓」
内部には美しい壁画が残っています。写真が撮れるようになりました!
はやぶさの形に見える?奇岩。
セティ1世の墓はエジプト王家の墓の中で最も色彩が残り装飾が美しい墓所として知られています。
9時頃にはたくさんの人でどのお墓に入るにも行列となっていました。
王家の谷の東側にある切り立った断崖の下に建設された太陽神アメンラーを祀る「ハトシェプスト女王葬祭殿」
「メムノンの巨像」ローマ時代の地震によるヒビと温度差によるきしみによって風が吹くと「像が歌う」という不思議な現象がありました。
船に戻って来てから本日のランチは”エジプシャンメニュー”のブッフェ。
エジプト料理は野菜も豊富に使い、優しいお味のメニューも多く食べやすいです。
テラスデッキにはプールもあります。
船に乗って物売りがやってきました。
商品をテラスデッキまで投げて見せてくれます。
夜のチョイスメニューは昨夜とは違ったメニューを提供してくれるため飽きることがありません。
ルクソールからエドフに向かう途中に「エスナ水門」を通過しました。
エジプト人はパンが大好き!主食はパンです。
エドフでは馬車に乗って「ホルス神殿」まで移動しました。
商魂たくましい馬車の御者達に囲まれている日本語ガイドさん(笑)
ハヤブサ神ホルスに捧げられたエドフのホルス神殿。
5日目のご昼食はテラスデッキにて「BBQランチ」
二重構造の神殿「コム・オンボ神殿」
女性の出産シーンや医療器具等の珍しいレリーフ(浮き彫り細工)があります。
夕日がとてもきれいでした。
クルーズ最後の夜はガラベーヤパーティでした。
お誕生日の方へのケーキのプレゼント。
ボートに乗ってナイル川に浮かぶフィラエ島へ。オシリス神の妻でイシス女神がホルス神を産んだとされるエジプトの聖地「イシス神殿」へ
「イシス神殿」の中には笑いの神様のレリーフがたくさん残っていました。
アスワンの採石場にある未完成のオベリスク「切りかけのオベリスク」
クレオパトラ女王も愛したモロヘイヤスープ、チキンシシ(串焼き)フルーツでの7日目のご昼食。
モロヘイヤはチキンブイヨンのスープで食べるのがエジプト式です。
南のハイライト「アブシンベル神殿」
大神殿は幅約38m、高さ約33m。入口には高さ20mにもなるラムセス2世の座像が4体、大列柱室にはオシリス神の姿をしたラムセス2世の立像が8体置かれています。
壁には王の勇壮な戦闘場面のレリーフが描かれています。
奥の至聖所には、神々の像に交じり神格化されたラムセス2世の座像があり、年2回(王の誕生日と王に即位した日)、日の光が像を照らし出す設計になっています。
大神殿の横には愛する王妃ネフェルタリのために建造した小神殿があります。
神殿の正面には、2体の王妃ネフェルタリの像と4体のラムセス2世の像があり、ネフェルタリの像の両サイドをラムセス2世が挟むように並んでいます。像の足元には子どもたちの像が並んでいます。
夜にはライトアップされたアブシンベル神殿にて音と光のショーへも出かけました。
今回は夜明け前からクルーズ船にてナセル湖から日の出を見に行きました。
船から見た朝日に当たるアブシンベル神殿もとても素敵でした。
ホテルに戻ってから朝食を。
アブシンベルでの宿泊ホテル「アザールラグーンリゾート」
途中のトイレ休憩で立ち寄った個所でへそ天で寛いでいる猫。
北半球の赤道から最も遠い位置で太陽が直射する北緯23度26分の緯線「北回帰線」にも立ち寄りました。
1970年に建設されたアスワン・ハイ・ダムは、堤の高さが111 m、堤の全長が3600 mの巨大なダムです。
左がナイル川、右が当時の大統領の名前がついたナセル湖です。
ちょうどラマダンの期間中でした。
金曜日の礼拝には外にもお祈りする男性たちたたくさんいました。
7日目のアスワンでのご昼食は船で渡ったMovenpickホテル内にあるレストランにてエジプト版つくね”コフタ”のメニューでした。
デザートにはエジプト人が大好きな、砕いたパイ生地にナッツやドライフルーツを混ぜたものにミルクを注ぎ、オーブンで焼きあげて作られた「オム・アリ」
「アリのお母さん」という意味です。
カイロに移動し宿泊ホテル「フォーシーズンズアットナイルプラザ」でのイタリアンのご夕食。
たっぷりのシーザーサラダにびっくり!リゾットは少量にしてもらいました。
メインはチキンまたはすずきの一種のグリルからのチョイス。デザートにはティラミスが提供されました。
ホテルから見たナイル川の景色。
さすがフォーシーズンズ!目移りしそうなほどの豊富なメニューが並ぶ朝食。
サッカラにある新王国時代のお墓があるエリアにはツタンカーメンの乳母だったマヤのお墓があります。
お乳をあげているレリーフも残っていました。
最も古い時代に作られたピラミッドの一つ、ジョセル王の階段ピラミッド。
ピラミッドの地下には、深さ28mの地下室と迷路のような回廊があり副葬品や供物を保管するためのスペースがあります。
入り口近くに、二つののぞき穴があり覗いてみるとジェセル王の彫像(レプリカ)があります。「ペル・トゥト」と呼ばれ”彫像の家”という意味です。
この穴の角度は13度で、北極星が見えるような形になっています。北極星(トゥバン)は沈まない星で、それを見ると魂が沈まない北極星に行くと考えられていたそうです。
ダハシュールにある屈折ピラミッド。クフ王の父でもあるスネフェル王のピラミッドです。
現存する最古のピラミッドは赤みを帯びた石灰岩を建築材に用いていることから「赤のピラミッド」と呼ばれています。
ご昼食はギザのピラミッドが一望できる「クフズレストラン」にて
ラマダン中ということでアルコールの提供はありませんでしたが、マンゴーやパイナップルのスムージーがおいしかったと好評でした。
パノラマポイントから見たギザのクフ王、カフラー王、メンカウラー王の三大ピラミッド。
クフ王のピラミッドの中へも入りました。
「スフィンクス」の足元まで特別の入っての見学は格別です!!
最後のご夕食はフォーシーズンズにておしゃれにアレンジされたエジプト料理にて。
ギザにできた試験的にオープンしている「大エジプト博物館」2025年7月3日に正式に開館する予定です。
日本からの多くの支援により建てられた博物館の入り口には「友好のモニュメント」が置かれていました。
これまで展示できていなかった彫像などが美しく展示されていました。
ナイル川に浮かぶレストランにてエジプトスタイルのイタリアンにて。
食べやすくおいしかったです!
以前からある「エジプト考古学博物館」へ
素晴らしい発掘品が並びます。
200エジプトポンドにも描かれている「書記の像」
ツタンカーメンのお墓の中から見つかった「アヌビスの像」
写真は撮れませんでしたが、ツタンカーメンの黄金のマスクもしっかりと見てきました。
見どころたくさんのエジプトです。
南ではクルーズ船にて移動するため体調も整えやすいです。
出発前の心配だったお食事もおいしかったとのお声もいただきました。
ぜひお出かけいただきたいお国のひとつです!!
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