2020年1月6日出発 <エミレーツ航空利用>青い街シャウエンとサハラ砂漠に泊まる8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2020年1月6日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木村 千秋(きむら ちあき)
- 青い街シャウエンとサハラ砂漠に泊まる 8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間 同行しました添乗員木村千秋です。モロッコは、砂漠あり山あり海あり、迷路のような古都あり大都会ありの魅力的な国で、私も好きな国1つです。イスラムと言うと、少し排他的に捉えられてしまいがちですが、実際にイスラム文化に触れてみると、文化だけでなく宗教の教えや学問なども私達の日常生活の中にも深く関わっている事が更に興味をかき立てられます。今回はお天気にも恵まれ、砂漠の朝日、夕陽、満月まで拝むことができて、2020年幸先の良いスタートを切れました。 12日間楽しくご一緒させていただけた事に心から感謝です。ありがとうございました。シュクラン!
- 1日目
- 1月6日/晴れ/6 〜 8 ℃
- お正月休みの名残りが少し感じられる成田空港ですが、数日前に報道されていた年末年始の混雑はなく、エミレーツ航空チェックインも速かに終えることができました。出国審査も顔認証で速かに通過。出国審査通過後にはエミレーツ航空ビジネスラウンジで寛いでからの搭乗です。ラウンジではどんなご馳走(?)を召し上がったのでしょうか?23:00、EK319成田空港Take off! 機材はA380、ビジネスクラスは全て2階です。 評判の良いエミレーツ航空、ゆっくりお寛ぎいただけましたか?枕が変わると眠れない、と言う方もいらっしゃいますが、添乗員木村はどこでも眠れる特技を持っており、エコノミークラス席でも、ぐっすり眠る事が出来ました。本当は機内でお勉強する気満々でいたのに、あっという間の夢の世界へと落ちてしまいました。
- ドバイまでのフライトマップ
- 2日目
- 1月7日/晴れ/12 〜 16 ℃
- 5:45am、ドバイ空港に到着。煌びやかな空港ターミナル、24時間営業のお店も沢山ありますが、今は乗り継ぎ便搭乗ゲートを目指し移動あるのみです。乗り継ぎにも無事に間に合い、EK751 7:25amドバイ空港Take off!EK751もA380で、ビジネスクラスは全席2階席です。約8時間の飛行の後、モロッコ・カサブランカ空港に到着。ここで大阪からの2名様と添乗員と顔合わせです。8名様と、なんと添乗員2人のグループで、いざモロッコ入国。日本を出発してから約24時間、ターミナル外に出た時には青空の眩しさが目に染みました。今日はカサブランカからラバトへ移動、ラバトでは、ハッサンの塔、モハメッド5世廟を見学。モロッコは立憲君主制国家で、現国王はモハメッド6世。モハメッド5世は現国王の2代前の国王で、フランスから独立を勝ち取った国民的英雄でもあります。英雄にふさわしい見事な霊廟は、イスラム建築の荘厳さが見事でした。
- カサブランカ空港到着
- モハメド5世廟
- 3日目
- 1月8日/晴れ/7 〜 18 ℃
- イスラム教では、1日5回の礼拝が行われています。礼拝の時間を告げる「アザーン」が目覚まし代わりに、遠くから聞こえてきました。 ラバトを後に、先ず向かうのは、ティトゥアン。この街は、15世紀末にスペインを追われたイスラム教徒達が再建した街で、スペイン色が濃い街並みです。昼食は、シーフードパエリア、スペインの影響が食事にも現れていますね。昼食後は次の目的地、シャウエンへ向けて出発。道中バスの中でウトウトお昼寝...お昼寝の習慣もスペイン文化?の影響でしょうかね。 青い街シャウエンはここ数年観光客に人気の街です。家の壁を青く塗っているのは、インスタ映えを狙っている訳ではなく、山を超えた奥にある地中海の色、太陽光の眩しさを避ける為とも言われています。遠くから見るより、実際に迷路のような街中を歩く方が幻想的な雰囲気が感じられます。どこを撮っても絵になり、猫も写真のモデルになってくれました。
- モロッコの薬局の看板
- 絵になる街、シャウエン
- 4日目
- 1月9日/晴れ/4 〜 18 ℃
- 朝8:00といえまだ薄暗い中、シャウエンを出発です。目的地のボルビリスまで、下江添乗員の歴史の話を聞きながらの移動です。ローマ、イスラム王朝、オスマントルコ、モロッコ王国、フランス支配などなど、幅広い説明から世界が繋がっていき、真面目なお話しの中にしっかりオチもあります。ボルビリスはモロッコ国内にある唯一のローマ遺跡、当時の繁栄ぶりを想像しながらの観光です。予報以上の太陽の日差しに汗ばみながらの観光でした。次の観光地はメクネス、ここはワインの産地としても有名です。お土産のメクネスワイン探しは後日、ムーレイイスマエル廟、マンスール門とメクネス観光へご案内。マンスールとはこの門の建築家、イスラム教に改宗したキリスト教建築家の名前です。今日の宿泊都市はフェズ、ホテルはルメリニデス。ホテルのお部屋、ロビーからはフェズのメディナ(旧市街)が綺麗に見渡せました。フェズの街並みと、夕焼けにピンク色に染まる空にも感動しました。
- ボリビリス遺跡のモザイク画
- ホテルから眺めた夕焼け空
- 5日目
- 1月10日/晴れ/4 〜 17 ℃
- イスラム最初の王朝の首都として建設されたフェズ派、迷宮都市とも言われています。イスラムの街づくりにはいくつかの決まりがあって、その1つが迷路のように路地を入り組ませる事。これは敵が攻め入ってきた時に迷い易いようにと言う考えから。今は観光客の方々が迷子になってしまいます(笑)。本日の観光も迷子にならないように気をつけて楽しみましょう。フェズはフェズブルーと言われる鮮やかな色彩の陶器、なめし皮産業も盛んな街で、観光の途中に工房も見学します。タンネリと呼ばれるなめし皮工場見学は、独特な臭いがあるので、消臭剤代わりにフレッシュミントの葉っぱを持っての見学。薬剤に浸りながら作業する職人達の姿に、職人魂を感じます。途中、Mrハミルのお宅でミントティーをご馳走になり、一般家庭の様子がちょっと伺えました。奥様と仲良く、ユーモアあるハミルさんでした。「シャシンドウゾ」彼の片言の日本語も耳に残ります。昼食はイワシのタジン、イワシのつみれをタジン鍋で調理したお食事です。現地のスーパーへ立ち寄り、社会科見学?もしながらホテルへと帰着の1日でした。
- タンネリの屋上
- ミントティ準備中
- 6日目
- 1月11日/晴れ/2 〜 16 ℃
- 本日はアトラス山脈を越えて砂漠地方へと向かいます。途中立ち寄るイフランは、フランス統治時代にリゾート地として開発された街で、モロッコのスイス、とも称されています。トイレ休憩に立ち寄ったカフェの名前も「chamonix(シャモニー)」でした。この地には以前はアトラスライオンもいたそうで、大きなライオン像が出迎えてくれました。アトラス山脈を超えると景色は茶色に変わり、椰子の木が茂るオアシスも所々に見えてきます。オアシスだけでなく途中ダム湖も見えましたが、モロッコにはダム湖が142あるそうです。意外な事にモロッコはダムに適した土地だそうです。昼食に立ち寄ったミデルトはリンゴ、杏、プルーンなどの果物栽培の地でもあります。デザートのアップルタルトも美味しく頂きました。気色が更に茶色くなり、エルフードに到着、ここで4輪駆動の車に乗り換えて、メルズーガへと移動です。数年前は道なき道を行くといった感じで、以前はパリダカールラリーのコースでもありました。今はスポンサーが変わりコースも変更になってしまいました。 今宵は満月、2020最初の満月がサハラ砂漠の満月でした。
- イフランの、アトラスライオン像
- ホテル裏から拝んだ満月
- 7日目
- 1月12日/晴れ/3 〜19 ℃
- 本日は砂漠の朝日鑑賞。8:15の日の出に合わせて7:00ホテルを出発です。東の空が明るみ初めオレンジ、濃紺と綺麗なグラデーションへと刻々を変わっていきます。西の空にはまだお月様が...月は東に日は西に、あれ逆ですね(笑)日の出待ちの間煙が?なんとラクダの糞を燃やして、焚き火をしてるではありませんか。自然との共存、知恵を働かせてますね。砂丘の昇り始める朝日、サハラ砂漠でご来光を拝めるとは、更に感慨深いものがあります。砂漠を後に向かったのは、モロッコのグランドキャニオンと言われる、トドラ渓谷。迫りくる断崖絶壁は迫力ありすぎでした。今晩の宿泊地、ワルザザードへ移動の途中には、薔薇の谷と呼ばれる地域を通過。ダマスコローズが咲き誇る5月には、薔薇祭りも開催されてます。ワルザザードはハリウッド映画撮影地でもあり、宿泊ホテル「ベルベルパレス」には、映画セットの一部も置かれていました。今日は映画スター気分で床につきました。
- ホテル「ル・メリニデス」入り口
- トドラ渓谷
- 8日目
- 1月13日/晴れ/3 〜 20 ℃
- 雰囲気のあるレストランで朝食を頂いてると、VIP客?な子猫までもがやって来ました。追い払う係員と屈しない猫、なんだか朝からほっこりです。今日の観光ハイライトは「アイトベンハッドゥ」。現存するカスバでは一番古く、アラビアのロレンスやグラディエーターなどの撮影地にもなった場所です。カスバ=お城を連想しがちですが、メディナを守る為の要塞として築かれたのが始まりです。ベルベル族の権力者達が生活してました。現在も生活を続けるベルベル人のお宅も訪問、土・藁・小石を固めて作った家の中は、快適な生活の為の工夫がいっぱいです。昼食はベルベル風オムレツをいただきました。タジン鍋で焼いたオムレツはトロトロのフレンチオムレツとは違った美味しさがありました。午後は砂漠地方を後に、2280mのティシュカ峠を下りマラケシュへドライブでした。途中アルガンオイル店で休憩です。アンチエイジングが謳われるこのオイル、皆様効果のほどはいかに?砂漠地方から一転、大都会マラケシュのホテルは近代的で、異次元に来たような錯覚に陥りました(笑)夕食も盛り付けも都会的、ちょっと時間がかかりましたが、一味違ったモロッコの夜を楽しみました。
- アイトベンハットゥ
- スーパーで見つけたお土産(クッキー)
- 9日目
- 1月14日/晴れ/5 〜 20 ℃
- 今日は終日マラケシュ観光、先ずはマジョレール庭園からスタートです。ここはイヴ・サンローランが愛した庭園、ブルーが印象的なお洒落な空間でした。大都会とはいえ、やはりメディナやスークを歩いていると、モロッコを感じずにはいられませんね。あらゆる物が入り混じり生活臭が漂っています。そして、スペインのアルハンブラ宮殿を思い出すバヒア宮殿も王の墳墓も、イスラム建築の精巧さには毎度驚かされます。昼食の後はホテルに戻って休憩です。シエスタ(お昼寝)したり、ホテルの裏のスーパーマーケットでお買い物したり、スパのマッサージで癒されたり、旅にはこんな時間も重要ですね。午後からは、ジャマエルフナ広場の散策です。広場を見下ろすカフェで、ミントティーを飲みながら行き交う人々の流れを眺めていると、世界には本当にいろいろな人共存しているなぁ、などと思った次第です。クトゥビアの塔が夕焼けに染まる頃になると、この広場の屋台も営業を開始し更に賑わいを見せ始めます。屋台メシにも興味そそられますが、夕食は近くのレストランで、生演奏を聴きながら、名物クスクスのタジン、をいただきました。
- 街で見かけた、キロポスト
- ジャマエルフナ広場「Le grand balcón du cafe」
- 10日目
- 1月15日/晴れ/5 〜 21 ℃
- マラケシュから2時間程バスを走らせると、アルガンツリーが見え始めて来ました。アルガンツリーは本来モロッコ全土に生えていた木ですが燃料としての利用や、畑の開墾のために乱伐され降雨量の減少により、現在はモロッコ南西部周辺の非常に乾燥した地域およそ32000平方マイルのみに育っているそうです。この実から抽出されるのがアルガンオイルとして知られている訳ですが、ヤギの好物(?)でもあります。今日もアルガンの実を啄むヤギ達に出会えたので、途中下車して記念撮影です。さて、目的地のエッサウィラへと到著ですが、本日は国王が訪問するらしく一部通行規制がされていましたが予定通り観光は楽しめました。大西洋を望むこの街はローマ時代に築かれた港町で、16世紀頃にはポルトガルの支配下に置かれていた事もあり、ヨーロッパの雰囲気が少し感じられる街でもあります。昼食はシーフードフライ、タジン鍋から解放され(笑)素揚げのシンプルな味がとても美味しかったです。午後はカサブランカへ向けてドライブ、長距離バス移動も、バスの中のお昼寝も今回の旅ではこれが最後と思うとちょっと寂しくも感じられますね。
- アルガンツリーとヤギ
- 国王を迎える準備、エッサウィラ。
- 11日目
- 1月16日/晴れ/9 〜 20 ℃
- いよいよ最終日の朝です。最初に訪れたのは、モハメッド5世広場です。さてモハメッド5世って誰?と記憶から消えてしまっていますが、2日目の観光にも登場しておりますので、後で復習してみましょう。この広場には名物の水売りおじさんもおりましたが、皆様写真よりもお話しに盛り上がり、カメラを向けてもらえないおじさんはちょっと寂しそうでもありました。 次の下車ポイントは、大西洋に面したハッサン2世モスク。ミナレットは高さ200m、敷地は9ヘクタールもあるモロッコ最大規模のモスクです。中に入ることは出来ませんが、トイレを利用しただけでもその規模がいかに大きいか想像できますね。 ね。全ての観光を終え、カサブランカ空港へと向かいます。2日目の朝に我々を迎えてくれた現地ガイドMr.ジャリル、バスドライバーMr.ザッカリアとは空港で御別れです。言葉は通じなくとも気持ちは通じていたはず、お別れが名残惜しくなってしまいますね。ガイドブックやテレビの情報からは得ることの出来ないモロッコを知る事、楽しむ事が出来たのも彼らと皆さんのお陰です。シュクラン(ありがとう)!
- ハッサン2世モスク
- カサブランカ空港、搭乗ゲート
- 12日目
- 1月17日
- エミレーツ航空、カサブランカ空港出発が30分ほど遅れた為に、乗り継ぎのドバイ空港はまたしても、急ぎ足での移動となってしまいました。そして、ここからは東京便、大阪便と別れてのフライトです。下江添乗員の楽しいお話も聞けなくなるのは寂しいですよね。毎日のバス車内でのお話、とてもに勉強なり、そして笑いありで退屈しませんでした。もしモロッコの旅で笑いジワが増えてしまったら、アルガンオイルでマッサージです(笑) EK318便は予定より若干早めに、無事に成田空港に到着しました。久しぶりの日本、トイレットペーパーを流せる事に先ず安心というかホッとしました。それから白飯、お味噌汁がこんなに美味しいとは!日常生活から非日常生活への楽しみ、そして日常生活へ戻る楽しみも旅に出るから味わえる事ですね。2020、今年も沢山の笑顔と感動に出会える一年となりますように。インシャアッラー‼︎
- 成田空港到着ロビー
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