2020年3月3日出発 ランタンボール国立公園に泊まる魅惑のインド8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2020年3月3日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/山本 宰(やまもと つかさ)
- ■3/3出発LX509JB_ランタンボール国立公園に泊まる魅惑のインド8日間__■インド旅行の定番ゴールデントライアングルに野生のベンガルトラ観察をプラス、移動には一部インド国鉄を利用するなど多彩な魅力に溢れたコースです。__■今でもカースト思想が残り、日本人が「こうあるべき」と思うことがなかなかそうなりません(笑)。人種も言語も宗教も多数混在するので、何が「インド」なのかわからなくなってきます。世界中あちこちご旅行された方でも、食べ物や衛生状態が心配で「インドはちょっと...」と尻込みするのもわからないでもありません。しかしそれでも、毎日見るもの聞くもの全てが珍しい、初めて海外旅行に行ったときのあの興奮を呼び覚ましてくれるのがこの国です。__■当社のツアーでは上記のようなご心配とは無縁。とても過ごしやすい季節で、混沌の国インドの魅力をたっぷり堪能する旅となりました。
- 1日目
- 3月3日/晴れ/26 ℃
- ■待ちに待ったご旅行の始まりです!安心の日本航空JL794便にてデリーへご出発です。今回は、皆様ビジネスクラスご利用につき、ご出発まではラウンジでおくつろぎください。__■9時間半のフライトののちデリーにご到着~! 最終日までご一緒してくれるガイドのアミットさんと合流。7日間よろしくお願いします! ホテルに向かう道中はすでに暗く、車窓の様子ははっきりわかりませんが、それでも鳴り響くクラクションで只事ではないのがわかります。さぁ、明日からどんなインド旅になるのでしょうか!? 今晩はどうぞごゆっくりお休みくださいませ。
- お食事は主にカレービュッフェ。種類豊富なので色々お試しください。
- 風の宮殿への内廊@ジャイプール
- 2日目
- 3月4日/晴れ/19~24 ℃
- ■ナマステ~! 最初のご朝食には、早速見慣れないインド料理が並びます。ホテルを出発すると、車窓には物乞いからキレイなサリーをまとったOLさん、そしてインドの象徴である牛までもがごちゃ混ぜの風景が広がります。聞いていたとはいえ混沌の極み、これぞインドです。最初の観光地_世界遺産クトゥブミナールでは、14世紀に建てられた塔や「錆びない鉄柱」をご覧になりました。__■午後はHazrat Nizamuddin駅から、特急Kota Janshtbdi号で移動です。ネクタイ姿のサラリーマンが闊歩する日本の駅とは違って、ホームで車座になってカレーを手掴みで食べる家族や、頭にスーツケースを重ねて運ぶポーター。車内では、チャイ売りのおじさんがせわしなく行き来し、まさにリアル「世界の車窓から」です。5時間の列車の旅は、意外なことに定刻通りに運行し、18:02目的地Sawai Madhopur駅に到着しました。明日からのタイガーサファリに備え、国立公園近くのコテージホテルにておやすみなさ~い。
- デリー~サワイマドプール間の列車車内。
- ランタンボール国立公園近くのTiger Denホテル。
- 3日目
- 3月5日/晴れ/16~25 ℃
- ■夜明け前に集合し、いよいよタイガーサファリにご出発です! 風を切って走る20人乗りのオープントラックの車上は肌寒いくらいです。国立公園に入るとガッタガタの悪路を進みます。まず出迎えてくれたのは、顔が黒く尾の長い猿ラングールの群れ。クジャクも都会のカラス並みにたくさん見ることができました。__■Zone5の一番奥まで来ると、多数の車が群がっています。30mほど先の草むらの中にじっと座って動かないトラの姿を発見!縞模様が迷彩になり、とても自力では発見できそうにありません。ツアーのタイムリミットが迫り、あまりの動かなさに撤収しかけたその時!スクッと立ち上がり悠々と歩き始めました。周囲の車が我先にと先回りしてポジション取りに動くと、彼はふっと向きを変えて私達の方へ!! 鼻息が聞こえそうな奇跡の至近距離で遭遇した彼の眼光・太い四肢、そしてその美しく輝くような毛並みにわざわざ来た甲斐を実感しました。
- インディージョーンズっぽいゲートもあってワクワク!
- 凄い!近い!カッコいい!狙われてる~!?
- 4日目
- 3月6日/スコールのち晴れ/15〜25 ℃
- ■約400km2の広大なランタンボール国立公園には、270種の鳥類、40種の哺乳類、そして60頭以上の野生のトラが生息します。暑季前のこの時期はとても過ごしやすく、また乾季のため木々の葉が落ちて見通しが良いので野生動物観察には最適です。__■今朝は夜明け前にスコールが降りましたが、日が昇ると快晴に! 今朝も3時間にわたってジャングルを駆け回りましたが、残念ながらトラとの遭遇はなし...でも昨日素晴らしい姿を見ているので悔いなしです。計3回のサファリで、他にも多数のシカや、ワニ・イノシシ・カワセミ・ミミズク・キツツキなどの野生動物を目にすることができました。__■午後は、バスでジャイプールに移動です。車中では、アミットさんの興味深いインドネタを聞きながら、車窓には田舎の田園風景や小さな村の市場の様子などをご覧いただくことができました。
- サファリトラックとサル(ハヌマーンラングール)
- 車道を渡るシカのハーレム。
- 5日目
- 3月7日/晴れ/17〜25 ℃
- ■ジャイプールは「ピンクシティ」とも呼ばれ、旧市街は、この混沌のインドにおいて珍しくピンク色に統一されています。風の宮殿は、街の中心のメインストリートに面して建ち、900を超える小窓がとても印象的な建物です。その昔、公衆の前に姿を見せることが許されなかった王宮の侍女たちの住まいとして利用されていました。小さな窓は、外から内は見えなくする一方で、彼女たちには外の世界が見えるように作られたといいます。 郊外の山上に建てられたアンベール城は、尾根に沿って城壁に囲まれていて、さながら万里の長城のようです。__■ご昼食は、そろそろカレー味じゃないものが食べた~い!ということでイタリアンをご用意しました。午後はインド更紗の工房へ。布地に木彫りのスタンプでパターンを繰り返しながら、かつ重ね押しで多色刷りに仕上げていきます。所々ズレているのがハンドメイドの証しであり味でもあります。
- 入場することが少ない風の宮殿より。かつての侍女達が眺めた下界。
- インド更紗の工房では、スタンプでの多色刷りを実演してくれました。
- 6日目
- 3月8日/晴れ/18〜28 ℃
- ■まだ暗い早朝のジャイプールを出発しアグラへ向かいます。タージマハルは、言わずと知れたインドイスラム建築の最高峰。入場の際の厳しい手荷物検査も、この人類の宝を保護するためです。お世辞にも清潔とは言えないインドで、ここだけはゴミ一つ落ちていません。正門をくぐると、正面に距離感を失う完璧なドームと絶妙なバランスの4本の塔がその姿を現しました。これが見たかった~!_幾何学的にピシッと整えられた庭を進むと改めてその迫力に圧倒されるとともに、施主であるシャー・ジャハーン帝が愛妻の墓廟に込めた魂がビシビシ伝わってきます。__■園外の丘の上からチャイ休憩がてら眺めるタージマハルは、ジャングルの奥にそびえ建ち、全く異なる趣きに建造当時の姿を想像させられました。夜は、タージマハルにちなんだ華麗なショーをご覧いただきました。劇場まではオートリキシャに乗車し、インドの街角のナマの風をご体験いただきました。
- よくある正面ではなく、ジャングル越しのタージマハル。
- ショー会場までは、オートリキシャで地元民気分を。
- 7日目
- 3月9日/晴れ/16〜26 ℃
- ■アグラを出発して、インド随一の近代的な高速道路を通ってデリーに戻ります。元々渋滞がひどいデリー。その上明日は、インド全土で色粉を掛け合って盛大に春の訪れを祝うホーリー祭。色々と心配なので時間に余裕をもって移動します。__■フマユーン廟は、タージマハルの約100年前に建てられそのモデルとなりました。さすがに規模は小さいものの、赤砂岩と大理石の対比が美しい建物です。__■官庁や大使館などが建ち並ぶニューデリーの中心は小ぎれいな並木道が伸びる一方、隣接するオールドデリーは、怪しげな細道や鼻緒のとれたサンダルでリキシャを引く男・サリーを物色するご婦人達・・・など混沌の極みです。こういう光景を見ると、やはり個人で訪れるにはちょっとハードルが高過ぎますね。ご昼食には、北部カシミール料理をお召し上がりいただきました。__■ご帰国は約7時間半の夜行便です。ビジネスクラスご利用でゆったりお過ごしください。
- ホーリー祭で使う色粉が売られていました。
- カシミール料理。辛さはほとんどありません。
- 8日目
- 3月10日
- ■楽しいご旅行はあっという間でございます。各地のドライバー・スタッフの皆さん、そして流暢な日本語と豊富な知識、先手を打った案内で楽しませてくれたガイドのアミットさん、おかげで何の心配もなく順調な旅行でした。ありがとうございました! __■皆様の最大の目的はトラ!_添乗員としては、何といっても初回のサファリで至近距離で見ることができてホッ。。。そのあとは余裕の左うちわでした(笑)。衛生状態が万全ではない国ですが、皆様お元気でお過ごしいただくことができました。笑い事じゃないことも少しだけありましたが、皆様いつも穏やかで冗談を言い合って笑っていらっしゃいましたね。 __■この度は、阪急交通社Crystal Heartにご参加いただき誠にありがとうございました。また世界のどこかでお会いできるのを楽しみにお待ちいたしております!
- ミミズク@ランタンボール国立公園
- ガイドのアミットさんとドライバー陣
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