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2020年2月17日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船で行く 優雅に旅するエジプト10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2020年2月17日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/亀井 ゆかり(かめい ゆかり)
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添乗員の亀井ゆかりです。この度は「優雅に旅するエジプト10日間」にご参加いただきありがとうございました。成田空港では新コロナウィルスの影響で皆がマスクを着け物々しい雰囲気でしたが、エジプトでは悠久の時の流れを感じながらゆったりと過ごせました。クリスタルハートの選りすぐりの旅はいかがでしたでしょうか。晴天続きのエジプトで、一転カイロでは土砂降りの雨にびっくりしましたが、移動日だったので全く問題ありませんでしたね。今回の参加者は全国から12名様、ご夫婦4組、親子2組、お一人様と少人数でほのぼのとしたご旅行となりました。ガイドはEIDさん、エジプトの壮大な歴史をユーモアも交えてわかりやすく解説してくださいました。最終日にはムバラク元大統領の訃報も入るドラマチックな旅となりました。
1日目
2月17日/くもり
ツアー初日、成田空港に全国各地からお集まりいただきました。ターキッシュエアラインズ(TK)53便イスタンブール行きは深夜23:00の最終便でした。チェックインカウンターは長蛇の列でしたが、成田空港は人も少なくビジネスラウンジでゆっくりしていただけました。これから始まる旅の高揚感とともに機体は夜空を上昇していきます。機内エンターテイメントも日本語でお楽しみいただけました。イスタンブール空港は昨年新たに生まれ変わり、キラキラ輝いていました。乗り継ぎにも沢山歩きましたね。カイロまでのフライトでは、朝焼けが綺麗に見えました。上空から見下ろすナイル川に胸が高鳴ります。
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イスタンブール国際空港にて乗り継ぎ
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機内から見るカイロの朝焼け
2日目
2月18日/晴れ/11 〜 19℃
エジプトの首都カイロに到着。ガイドのイドさんが出迎えてくれました。そのままバスで考古学博物館に向かいます。フランスの考古学者マリエットが「エジプトのものはエジプトにあるべきだ。」と唱え、1902年に創設された博物館には古代エジプトの秘宝が10万点。数々の展示品の最高峰『ツタンカーメン王の黄金のマスク』は、3300年の時を超えて輝いていました。ミイラ室にも全員で入場し、エジプトに繁栄をもたらした偉大なファラオにも対面しました。 ランチは「La Pasha」の船上レストランで、モロヘイヤスープとコフタのランチ。コンラッドではナイル川に面した22階のエグゼクティブラウンジで、カクテルアワーを楽しみました。明日の早朝出発に備え、ホテルでの夕食後ゆっくりとお寛ぎいただきました。
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エジプト考古学博物館の入り口
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コンラッドホテルからのナイル川
3日目
2月19日/晴れ/8 〜 26℃
ナイルエアーでアスワンへ。6700㎞におよぶ世界最長のナイル川。古代エジプト文明は、その下流約1200㎞の流域を舞台に、ナイル川のもたらす水と肥沃な氾濫原の恩恵を受け繁栄を極めてきました。20世紀に入ると人口増加により洪水をコントロールする必要に迫られ、1901年に最初のダム、1960年代アスワン・ハイダムがナセル政権により建設されました。 アスワンではまずアスワン・ハイダムとダム建設で生まれたナセル湖を見学しました。琵琶湖の7倍の大きさのナセル湖は遥かアブシンベルまで続いています。砂漠の1本道からは実験農場に加え、蜃気楼も見えました。セティホテルの船着き場からナセル湖クルーズへ。目の前に壮大なアブシンベル神殿が広がっていましたね。ホテルのプールサイドからはナセル湖に沈む夕日も眺めました。夜はアブシンベル神殿の「音と光のショー」を日本語でご覧いただきました。満天の星、本当に綺麗でしたね。
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アブシンベルセティの夕焼け
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アブシンベル神殿の音と光のショー
4日目
2月20日/晴れ/3 〜 23℃
アブシンベル神殿は、アスワン・ハイダムの建設により水没の危機にさらされますが、ユネスコにより1963年から大規模な移築工事が行われ、現在の地に移されました。 大神殿は新王国時代、ラムセス2世が手掛けた最大の建造物で、神殿正面の4体の巨像に圧倒されます。毎年2月22日と10月22日の2日間、入り口から差し込む朝日が至聖所を照らし出します。今朝の日の出は6:23、一直線に闇を貫く陽光に神々の像が輝く光景は圧巻でした。最愛の王妃ネフェルタリのハトホル神殿も見学しました。 昨日と同じ砂漠の道をアスワンまで戻り、サラサラの砂漠の砂もお土産に詰めました。モーベンピックホテルへ船で渡りランチビュッフェ、その後帆船ファルーカでナイル川の風を感じながらオールドカタラクトへ。NILE WING棟の豪華なお部屋からの景色を楽しんだりプールで泳いだり。ご夕食は由緒あるレストラン1902にてシーフードディナー。
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アブシンベル神殿至聖所に差し込む朝日
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オールドカタラクトホテルにて
5日目
2月21日/晴れ/8 〜 22℃
朝はオールドカタラクトのプロムナードを散策し、名残惜しいホテルに別れを告げました。まずはカルトゥーシュのお店に立ち寄ってから、船に乗って「ナイルの真珠」と呼ばれたフィラエ島のイシス神殿へ。この神殿はプトレマイオス朝時代の紀元前4~前3世紀に建てられました。古代エジプトの神オシリスの妹にして妻である女神イシスに捧げられた神殿です。完成していれば史上最大だった長さ42mの「切りかけのオベリスク」も迫力がありました。 さあいよいよ「MSメイフェア号」でのナイル川クルーズがスタートします。船内レストランでのビュッフェランチの後キャビンで一休み。夕方にはサンデッキでの優雅なアフタヌーンティー、ラウンジではカクテルパーティーが開かれ、色とりどりのカクテルでこれからの船旅に乾杯しました。夕食後も毎晩ラウンジでイベントがあり、初日はヌビアンショー。 ドラムのビートに合わせてみんなで踊りました。
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オールドカタラクトホテル正面玄関
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イシス神殿で戯れる猫
6日目
2月22日/晴れ/10 〜 21℃
朝食の和食サービスも大好評でした。徒歩で向かったコム・オンボ神殿は、ハヤブサの神ハロエリスとワニの神ソベクの2神を祭る珍しい2重構造となっています。世界最古のカレンダーや出産・医療器具のレリーフ、ナイロメーター等見所がたくさんありました。博物館にはワニのミイラが並んでいました。船に戻り、アラー先生からアラビア文字の名前入りパピルスをプレゼントしていただきました。 午後はエドフのホルス神殿まで馬車で向かいました。クレオパトラ女王の父、プトレマイオス12世の時代に完成した左右対称の巨大な塔門が見事でした。中庭のホルス像はエジプトで一番美しいと言われています。ホルス神が父オシリスを殺した父の弟セトに復讐するレリーフもありました。エジプシャンディナーの夕食後、船がゆっくりとエスナ の水門に入るのをデッキで見学しました。今夜はガラベイヤパーティー、ダンスやゲームで盛り上がりました。
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ホルス神殿のホルス像
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お名前入りのパピルスを掲げて
7日目
2月23日/晴れ/8 〜 22℃
本日は終日ルクソールの東岸と西岸を観光します。まず東岸のカルナック神殿に向かいました。古都テーベのナイル川東岸地域は西岸の墓地遺跡群(ネクロポリス)と違い、生者の街。歴代の王によって数々の神殿が建てられ、トトメス1世と娘のハトシェプストはオベリスクを、ラムセス2世は134本もの大列柱室を建てました。 昼食後はメムノンの巨像を見てから西岸の王家の谷へ。電動カートに乗り、ラムセス9世とツタンカーメンの墓を見学し、ハトシェプスト女王葬祭殿も訪れました。彼女の死後、トトメス3世は積年の恨みから葬祭殿の女王の立像やレリーフを破壊しました。王妃の谷では「ネフェルタリ王妃の墓」に特別入場、最高傑作と言われる壁画の美しさに感動しました。ルクソール神殿では、夕焼けに赤く染まった神殿が幻想的なライトアップに包まれるまで大列柱室を散策しました。クルーズ船での最後の夜はベリーダンスとタンヌーラショー。
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カルナック神殿のラムセス2世像
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ルクソール神殿のライトアップ
8日目
2月24日/くもり→雨/10 〜 17℃
皆様、5つ星デラックスクルーズ船(MSメイフェア号)の旅を楽しんでいただけましたか? ナイル川を行きかうクルーズ船の多さに驚きました。ナイル河畔の神殿やナツメヤシの田園風景、村々のモスクの塔に癒されましたね。ルクソール空港から喧噪のカイロへと戻ります。バスでギザ地区に入ると、目の前にはクフ王の大ピラミッドがそびえていました。ランチの最中にいきなり土砂降りの大雨。瞬く間に道路が冠水して交通渋滞になりました。パビルス店でパピルスづくりのデモンストレーションを見てからピラミッドビューの由緒あるホテルメナハウスへ。夜には雨も小降りになり、139レストランでエジプト最後のご夕食です。明日はいよいよピラミッド巡りです。
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MSメイフェア号の船内
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メナハウスから眺めるギザのピラミッド
9日目
2月25日/晴れ/12 〜 17℃
最終日は昨日の大雨のお陰で砂漠の砂埃が立つこともなく、ピラミッド巡りができました。 日干し煉瓦を積み上げた台形状から時がたつにつれ階段ピラミッド、傾斜角が変化した屈折ピラミッド、四角錐の真正ピラミッドへと移行した歴史を辿ります。サッカラの階段ピラミッド、ダハシュールの赤のピラミッドと屈折ピラミッドを訪れました。観光客が少なく貸し切り状態でしたね。ギザに戻り、SUN Zでピラミッドを見ながらシーフードランチを。 午後はスフィンクスの足元まで特別入場しました。「私を砂塵から救い出したら王にしてあげよう。」新王国時代、夢にスフィンクスが現れ、そのお告げ通りトトメス4世は王となったとか。 3大ピラミッドの中でも最大のクフ王のピラミッドは平均2.5t、270万個の石灰岩が使われています。全員で玄室「王の間」まで入場し、全ての観光を終えカイロ空港へ。8日間お世話になったガイドのイドさんともお別れです。
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ダハシュールの屈折ピラミッド
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スフィンクスの足元で記念撮影
10日目
2月26日/くもり/8 ℃
イスタンブール空港の乗り継ぎ時間はわずか10分、ラストコールでターキッシュエアラインズ52便に無事搭乗できました。定刻より少々早めに成田空港にご到着です。10日間を一緒に過ごした旅のお仲間ともいよいよお別れ。お天気にも恵まれ、またとないタイミングでアブシンベル神殿の至聖所に差し込む朝日も鑑賞できました。オールドカタラクトホテルのナイル川を見下ろすお部屋も素晴らしかったですね。クルーズ船から眺めるナイル河畔の風景も目に焼き付けました。ご参加いただき本当にありがとうございました。またウイルスを気にすることなく世界中を旅行できる日が来ることを願っております。それまでどうぞお元気でお過ごしくださいませ。感謝を込めて。シュクラン!
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ギザの三大ピラミッド、パノラマポイント
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王家の谷の壁画

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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