2020年2月17日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／近藤 三紗

ベストシーズンの「8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間」へ8名様のお客様と行ってまいりました！ アフリカ大陸の最西端に位置し、『マグレブ』と呼ばれ、アラビア語では『西の果て』『太陽が沈むところ』を意味しています。日本からは遠い国ですが、タコや松茸など身近な生活に入り込んでいる産物もございます。最近では、日本でも世界遺産が紹介され、モロッコ伝統料理の土鍋料理、タジン鍋も大ブレイクしました。気候が北アフリカで最も変化に富んでいる暑い太陽の寒い国、緑いっぱいのオアシスとサハラ砂漠の国、モワイアンアトラス、ハイアトラス、アンチアトラスの三大アトラスとリーフ山地。肥沃な土地を持つ農業国。イスラム王朝の王都が置かれたフェズやマラケシュ。魅力的なモロッコ周遊の旅を振り返ってみましょう♪

1日目

2月17日/晴れ/10 〜 15℃

本日は、エミレーツ航空夜便利用ですので、夜集合でしたが、皆様早くお集まりいただきました！成田空港を23時に出発して、機中泊です。 エミレーツ航空は、映画やビデオなどエンターテイメントが充実したサービスの良いエアラインです。まずは、アラブ首長国連邦のドバイへと約12時間のフライトです。ドバイで乗り継ぎ、モロッコ王国のカサブランカへ更に8時間半のフライトです。 この時期のアーモンドの花を楽しみにしていらした方、サハラ砂漠でラクダに乗る事を楽しみにしていらした方、エキゾチックな町並みを楽しみにしていらした方、モロッコ料理を楽しみにしていらした方、ワクワク期待を胸にしながら、ツアーの始まりです。まずは、旅に備えてゆっくり休みましょう。おやすみなさい～

ベルベルガイドのバリーさん作

皆様でラクダに乗りまし!!

2日目

2月18日/晴れ/15℃

ようやくカサブランカに到着しました。健康質問表を提出し、なんなく入国。 出口で、ガイドのアブドゥさんと合流。バスは本日より帰国日まで一緒です。ドライバーのアハマットさん、アシスタントのアジスさんと一緒に、いよいよモロッコ周遊ツアーの始まりです。 まずはモロッコの首都ラバトへ。 ムハンマド6世の44ヘクタールある王宮敷地内をバスで入り、車窓よりご見学。 次にバスを下車して、ムハンマド5世廟とハッサンの塔へ。ちょうど、国王が訪問しているとの事で残念ながら、霊廟内への立ち入りはできませんでした。モロッコ8つの世界遺産を巡る旅、まずは１つ目クリアです。 ここからすぐ近くのFARAH Rabatホテルへチェックイン。夜はホテル内レストランでビュッフェの夕食でした。モロッコ初のお食事でした。長いフライト移動、長い１日大変お疲れ様でした。

ハッサンの塔

ムハンマド5世廟

3日目

2月19日/雲のち晴れ/10 〜 15℃

目覚まし代わりにもなるアザーンが早朝より聞こえてきます。 朝食をお召し上がり頂き、午前中はバス移動です。今はイチゴがシーズンでたくさん畑の中でビニールハウスを見かけました。白い町ティトアンは、標高300mで曇りがちだったため、少しひんやりしました。まずは王宮へ。その後迷路のようなメディナ内の野菜やフルーツ、お肉のスークを散策しました。prestigeホテルで海老サラダ、シーフードパエリアのランチをお召し上がり頂きました。スペインの影響を受けたティトアンならではのお食事です。 これで２つ目の世界遺産クリアです。 午後はいよいよ青い町シャウエンへ。今夜は、メディナ内のPARADORホテルにご宿泊で立地は最高です。まずは青い町の散策です。どこを撮っても絵になるかわいい町。猫もたくさん。途中で寄り道したパン屋さんのビスケットも素朴な味わいでした。チェックイン後も散策を楽しめました。ホテルでターキーシュニッツェルの夕食を。

青い町シャウエンの町並み♪

夕暮れ時の眺め ホテルのテラスより

4日目

2月20日/晴れ/5 〜 22℃

まだ寒い中、シャウエンのパノラマ写真をパチリ！青い町とはお別れし、ローマ遺跡ボリビリスへ。アーモンドの花も咲いていました。ユニークなガイド、ハッサンさんの案内のもとオルフェウスの家のモザイクや、神殿、カラカラ帝の凱旋門、ヘラクレスの家などご見学。こうのとりも見られました。3つ目の世界遺産はローマ遺跡でした。 PALAIS TERRABにてモロッコ名物イカのタジンのご昼食を。 食後は、メクネス市内観光へ。マンスール門や、グランドモスク、ムーレイイスマイル廟などをご見学しました。 一路、フェズへ向かいました。モロッコ4番目の大都市で、宗教、学問の都市と言われています。メディナを望む眺めの良いles Merinidesホテルへ2連泊です。 夜はホテルでビュッフェの夕食でした。

朝のシャウエンの全景

ボリビリス遺跡

5日目

2月21日/晴れ/9 〜 26℃

まずは、王宮へ。またまた国王訪問中で、町中はモロッコ国旗が掲げられ、王宮のガードも厳重です。でも衛兵さんと記念写真とれてラッキーでした。メディナ内は、本当に迷路です。今日は金曜日で比較的空いていて歩きやすかったです。 アンダルス地区からカラウィン地区へ、サファリン広場など。タンネリの見学はミントの葉を嗅ぎながら。。。カラウィンモスクやムーレイイドリス廟など、細かいイスラム建築をお写真に収めながら、リアドレストランla medinaにて、モロッコサラダやイワシのタジンのご昼食後、引き続きご見学を。「写真どうぞ～｣でサービス精神満載のハミッドさん宅で、美味しいミントティーをお召し上がり頂きました。最後に、ブーイナニア神学校入場し、ブルジュート門より4つ目世界遺産を後にしました！たくさん歩いてホテルでご休憩。夜はPALAIS LA MEDINAにて、モロッコ名物チキンのクスクスをお召し上がり頂きました。

ブーイナニア神学校の中庭

両サイドで青と緑で色の異なるブルジュート門

6日目

2月22日/晴れ/10 〜 22℃

モワイアンアトラスを越えて、いよいよサハラ砂漠へ向かいます。今まで見ていたリーフ山地とはお別れです。 イフレンの町で休憩をとり、アトラスライオン像のお写真を。2178mのザード峠を越えます。ハイアトラスの雪山も見えてきます。リンゴの町ミデルトのTADDARTにて、ラマダン明けに好んで食べられるハリラスープ、マスのグリルにリンゴのタルトをお召し上がり頂きました。ザード渓谷やオアシスなど写真ストップをとりながら、アンモナイトなど、化石の有名なエルフードへ。4WDに乗り換え、オフロードを進みます。今日は長い移動日お疲れ様でした！ ちょうど、夕日の時間です。お泊まりいただくKASBAHホテルの屋上から見た、夕日、日没後の砂漠の様子からとても美しかったですね。夕食はビュッフェを。夜は満天の星空も楽しめました。

ミデルトの町からみたハイアトラスの雪山

夕焼け時のサハラ砂漠

7日目

2月23日/晴れ/7 〜 23℃

早朝より4WDで朝日観賞へ。皆様ラクダに乗って約30分で観賞ポイントへ。うっすら明るくなり、太陽が出てくるまで、砂漠での写真タイムを楽しみました！美しい朝日も見られ、2020年も良い年になりそうです♪ 朝食をとり、再びエルフードでバスに乗り換え、ワルザザートへ向け出発です。 中世の井戸やオアシスを見ながらカスバ街道を移動します。アーモンドの花も満開でした！KASBAH LAMRANIにて、モロッコサラダ、ケフタ(ミートボール)のタジン、プリンのランチをお楽しみ頂き、トドラ渓谷で散策をしました。本日は日曜日。モロッコの皆もハイキングにきています。ロッククライミングをしている様子もご覧いただけました。ナツメやしの葉で作ったラクダなど、売り子さんも頑張っていましたね。 映画の町ワルザザート。宿泊するBERBERE PALACEホテルにも映画のセットがありました。夕食はホテルでビュッフェでした。

爽やかな清流流れるトドラ渓谷

満開のアーモンドの花

8日目

2月24日/晴れ/8 〜 24℃

ワルザザートはモロッコのハリウッド。映画スタジオを見ながら、ティフルトットのカスバのお写真を。5つ目の世界遺産、アイトベンハットウへ。最初は登れないと思った頂上まで、登っちゃいましたね。ベルベル人ムサさん宅で、手作りクッキーとアーモンド、ミントティーをご馳走になりました。焼きたてのパンも美味しかったです。 次はハイアトラス越えです。ティシュカ峠(2260m)手前のPALAIS TICHKAにて、ベルベルオムレツとビーフ＆チキンのケバブのご昼食を。峠は、風が吹いて寒かったです。 モロッコのお土産と言えば、アルガンと言われるくらい代表的なアルガンオイルの作り方を見せてもらい、お試し頂きました。最近はサボテンオイルも秘かに話題になっています。お買い物も楽しんだ後、オリーブの産地のオアシス、マラケシュのRADISSONへ2連泊です。夕食は、エビサラダ、シーバスグリル、クレームブリュレをホテルにて。

ティフルトットのカスバ

6つ目世界遺産アイトベンハットウ

9日目

2月25日/晴れ/10 〜 26℃

本日は、ゆっくり9時出発で7つ目世界遺産をご見学。まずは、イヴ・サンローランも愛したマジョレール庭園へ。アジアからの植物が珍しい庭園です。メディナ内では、バヒア宮殿、サーディン朝墳墓群など。イスラム建築が共に素晴らしいです。 イタリアンMAMMA MIAにて、カプレーゼ、ボロネーゼ、パンナコッタのランチ後、一旦ホテルでご休憩。 夕方、クトゥブ・ミナールを見ながら、ジェマエルフナ広場を上から眺められるカフェにてティータイム後、スークでの散策をお楽しみ頂きました。 プールのある雰囲気の良いDARMOHAにて、モロッコミュージックを聞きながら、モロッコの14種の前菜、魚のタジン、りんごカラメルの夕食をお召し上がり頂きました。 本日もたくさん歩きました。

サーディン朝歴代王の墳墓内部

クトゥブ・ミナール

10日目

2月26日/晴れ/10 〜 26℃

午前中移動中、このあたりでのみ自生しているアルガンの木をご覧いただきました。ヤギさんが、上手に木に登っています。 最後の世界遺産、エッサウィラは漁港の町。風が強くて、本日は漁はお休みのようです。久々に大西洋を眺めました。メディナ内ではムーレイハッサン広場や、スカラ城塞のご見学。自由散策もお楽しみ頂きました。 SAMSにて、魚のスープ、イカやエビ、魚のミックスフライ、アップルパイのランチをお召し上がり頂き、一路カサブランカへ。ここは映画で有名になり、そのイメージが強いかもしれません。ついに、ぐるっと1週し、戻ってきました。 旧市街のSHERATONホテルで最後の宿泊、ビュッフェの夕食をお召し上がり頂きました。

アルガンツリーの木登りヤギさん

エッサウィラの漁港

10日目

2月26日/晴れ/10 〜 26℃

午前中移動中、このあたりでのみ自生しているアルガンの木をご覧いただきました。ヤギさんが、上手に木に登っています。 最後の世界遺産、エッサウィラは漁港の町。風が強くて、本日は漁はお休みのようです。久々に大西洋を眺めました。メディナ内ではムーレイハッサン広場や、スカラ城塞のご見学。自由散策もお楽しみ頂きました。 SAMSにて、魚のスープ、イカやエビ、魚のミックスフライ、アップルパイのランチをお召し上がり頂き、一路カサブランカへ。ここは映画で有名になり、そのイメージが強いかもしれません。ついに、ぐるっと1週し、戻ってきました。 旧市街のSHERATONホテルで最後の宿泊、ビュッフェの夕食をお召し上がり頂きました。

アルガンツリーの木登りヤギさん

エッサウィラの漁港

11日目

2月27日/晴れ/12 〜 23℃

観光最終日の本日は、ゆっくり9:30出発です。荷造りも終えて、残すはモスク最大の町カサブランカ観光。現在は省庁街となり、フランス領事館や、最高裁判所、モロッコ銀行など並ぶモハメッド5世広場と宗教建築物で世界一のミナレットの高さを持つモロッコ最大のハッサン2世モスク、高級リゾート地アインディアブビーチへ訪れた後、カサブランカ空港へ。 10日間、一緒だったガイドのアブドゥーさん、ドライバーのアハマットさん、アシスタントのアジスさんとお別れの時です。 楽しかった思い出を胸に、帰国の途へ。 行きと同じくまずはドバイへ向かいます。

モロッコ最大のハッサン2世モスク

モハメッド5世広場のフランス領事館とリヨテ将軍像

12日目

2月28日/晴れ/5℃

ドバイで乗り継ぎ、行きと同じくフリータイムを取れないまま、そのまま成田行きゲートへ。10時間のフライトで懐かしの故郷へ。 ドバイ空港も大変広く、お買いものも楽しめる空港です。ドバイも最近人気の観光地。毎年新しいものが次々作られる、何回来ても楽しめるところです。今回は乗り継ぎだけでしたが、ぜひまたお出かけください。 あっと言う間の12日間でした。天気に恵まれ、お客様に恵まれ、私も一緒に楽しませていただきました。色々ご協力感謝いたします。どうぞ、お身体にご自愛いただき、元気で楽しい旅行を続けてくださいね。またご一緒できる日を楽しみにしております。シュクラン！ありがとうございました。

モロッコ14種の前菜(9日目マラケシュ)

アルガンオイルのデモンストレーション