2020年1月27日出発 <エミレーツ航空利用>青い街シャウエンとサハラ砂漠に泊まる8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2020年1月27日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
- 賑やかな素敵なご夫婦5組と、男性お一人の11名様にご参加いただきました。 モロッコは日本の1.2倍の大きな国で12日間で世界遺産をゆっくり周遊しました。 12日間、毎日ちょうどいい気候の中、様々な景色がみられました。 地中海よりのティトアン・シャウエンではスペイン・アンダルシアの影響がみられ、大西洋岸のエッサウィラやカサブランカは爽やかな風を感じる芸術の街でした。 様々な王朝時代を彷彿とさせる歴史建造物や、伝統工芸がみられるメクネスやフェズ、雪に覆われたアトラス山脈、高山を越えると、モロッコの約30%を占めるサハラ砂漠の景色。 そして、ところどころ見られる、ヤシの木が生い茂るオアシスや、岩壁がそそり立つトドラ渓谷。ベルベル人の住む、昔ながらの日干し煉瓦の家にお邪魔させてもらったり、アーモンドの花も美しく、見どころ満載でした。
- 1日目
- 1月27日/成田空港 くもり/6 ℃
- 成田空港からエミレーツ航空 EK-319便にて、22:45出発。 皆さまビジネスクラスだったので、成田空港のエミレーツ航空ラウンジでお過ごしいただきました。揚げたての天ぷら等が食べられたということで、とても好評でした。 ドバイまで約12時間のフライトで、少しドバイの空港にてラウンジも使っていただけました。 ドバイ乗り継ぎ、エミレーツ航空 EK-751便にて約9時間、カサブランカまでビジネスクラスでゆったりお過ごしいただきました。 カサブランカの空港ではコロナウィルスの影響もなく、混雑もなく、すんなり入国。 外に出ると、暑いモロッコの日差しが迎えてくれました。 本日は、バスでラバトまで走ります。
- 成田空港受付カウンター
- モロッコ到着 カサブランカ空港
- 2日目
- 1月28日/晴れ/22 ℃
- モロッコは17世紀から続く、アラウィー朝の国王がいる王国で、アラウィー朝はムハンマドの血をひくということから、国民の宗教的指導者としても、尊敬を集める立場にあります。 ラバトでは、未完成の12世紀のモスクと、ハッサンの塔と呼ばれる44メートルのミナレットを見学。完成していれば、88メートルになる予定でした。当時12世紀としては、ヨーロッパで一番大きなモスクになっていました。 ムハンマド5世の霊廟も外から見学。 ムハンマド5世は、フランスからのモロッコの独立を指示し、独立を勝ち取った国王で現在の国王ムハンマド6世のおじい様にあたる王様です。 モロッコは1912年から44年間、フランスの保護領時代でした。 このムハンマド5世霊廟は、赤い制服の王室警察が警備しており、騎馬警察でかっこよかったですね。 本日はファラーホテルラバトに宿泊です。
- ラバト 赤い制服の王室警察
- ファラーホテルラバトのレセプション
- 3日目
- 1月29日/晴れ/16 ℃
- ラバトから白い街ティトアンへ。 15世紀、スペインからレコンキスタで追われてきた人々が作った街で、建築物がスペインのアンダルシアのような雰囲気でした。 旧市街、メディナに入り、スーク(市場)を見学。いろいろな地元の野菜や、フルーツ、お肉屋さんには動物の顔がそのまま売られていたり、そのまま鳥が売られていて衝撃的でしたが、モロッコの豊富な食材がみられました。 昼食は「PRESTIGE」レストランにてエビのサラダ、シーフードパエリヤ、フルーツをお召し上がりいただきました。とても丁寧で親切なレストランのスタッフでした。 シャウエンは、リフ山脈の麓にある標高660メートルの、建物すべてが青に彩られたおとぎの国のような街。青は青でも、薄い青や、紫っぽい青、緑っぽい青など様々でまるで海の中にいるような雰囲気です。 みなさんでたくさん、モデルになったように写真を撮りました。
- ティトアン スーク(市場)
- シャウエンにて
- 4日目
- 1月30日/晴れ/18 ℃
- 世界遺産でもある、モロッコ最大のローマ帝国時代の遺跡が残る、ヴォリビリス観光です。 本日は気温はそんなに高くないものの、日差しが強く、野外の遺跡観光はとても暑かったですね。 紀元前40年以降、ローマ帝国の属領となり、繁栄し、ローマ帝国時代は、人口2万人の人が住む街でした。 神殿や、住宅のモザイク、公衆浴場、水洗トイレなどの遺跡を歩き、当時の文明の高さを実感しました。 この辺りから、世界遺産であるメクネスの街まで、大西洋と地中海の間の内陸一帯は、肥沃な土地があり日の光があたり、オリーブの木や葡萄の木がみられ、広大な大地は畑や牧場がずっと続きました。 メクネスの街では、17世紀ムーレイ・イスマイルの時代、約半世紀だけ首都とされた街で、その頃再建されたマンスール門や、ムーレイ・イスマイル廟等見学しました。 昼食はイカとひき肉のタジンのメニューです。モロッコのタジンは本当に美味しい。
- ヴォリビリスのローマ遺跡
- ホテルの部屋から見たフェズの旧市街に朝日が当たってます。
- 5日目
- 1月31日/晴れ/22 ℃
- モロッコで最も古い街フェズに昨日から、「ルメリニデスホテル」2連泊です。ホテルのお部屋からもフェズの旧市街「フェズ・エル・バリ」の景色が見渡せました。 夕食はホテルのレストランにてビーフステーキなどをいただきました。 フェズの街は丘に囲まれており、丘に上がると入り組んだ古い街と反対側には、明日から越えていくアトラス山脈の景色も見えました。 さすがに古い街には伝統工芸がたくさんあり、その創作方法には驚くことがたくさんありました。 陶器工房では、いろいろな色で焼かれたタイルを熟練の手で一つ一つ削り、小さなかけらにして、大きな素晴らしい幾何学模様のもざいくにする過程や、皮製品、タンネリの老舗では、すべて天然の材料を使い長年使っている瓶で様々な色に皮を染め上げたりなめしたりする様子を見学しました。 織物の老舗では、皆様モロッコの伝統衣装であるジュラバを着せてもらいました。
- フェズの伝統工芸 皮屋(タンネリ)
- モロッコの伝統衣装 ジュラバを着て
- 6日目
- 2月1日/晴れ/17 ℃
- アトラス山脈越えの道中は、標高が高くなるにつれ、雪も見えてきて、家族ずれの方々が雪山でソリを楽しんだりしていましたね。 標高2178メートルの本日一番標高の高い峠ザット峠を越え、ミデルトの村で昼食。スープ・鱒のグリルとアップルタルトをお召し上がりいただきました。 順調に峠越えると...そこは砂漠の景色。 トヨタの4WDに乗り換えて、サラサラな砂の上、砂漠の海を一気に走ります。 ちょうど夕日が落ちてくる時間帯で、ドライバーさんが、車を泊めてくれ、みんなで日が沈む景色を眺めました。 本日宿泊の、ホテルはメルズーカの村の外れにある砂漠の中に建つのに、設備が整っていて快適なカスバホテルトンブクトゥです。 まるで砂の城といったような雰囲気で、夜、皆さんで空を見上げると星が素晴らしくきれいにみえ、たくさんの星が落ちてくるようでした。
- 雪を被ったアトラス山脈
- 夕日に染まるサハラ砂漠 トヨタの4WD
- 7日目
- 2月2日/晴れ/20 ℃
- ラクダに乗って朝日鑑賞へ。 まだ暗いうちに出発し、とってもおとなしいまつ毛のながい可愛い、ひとこぶラクダに乗せてもらい、朝日鑑賞スポットまで移動しました。まだ周りが暗く、星が地平線までみられました。 サラサラの砂の丘に上がり、日の出を待ちます。砂は水と同じでとても神聖なものとされています。 現地のラクダ引きの男性たちは、みなさんのカメラで、砂のアートの写真や、皆さんに現地の伝統衣装を貸してくれ、一緒に写真を撮ってくれたり、いろんなポーズで撮ってくれたりとサービス精神旺盛で、とってもいい思い出になりましたね。 だんだんと明るくなるにつれ、砂が赤く染まっていきました。朝日が顔を出したときは本当に美しく感動的でした。 本日は、ハリウッド映画撮影に使われた街、ワルザザートまで移動です。 約20メートルの壁がそそり立つ渓谷、トドラ渓谷では、ロッククライマーもみられました。
- みんなでラクダに乗って朝日鑑賞した後
- トドラ渓谷 そそり立つ岩壁
- 8日目
- 2月3日/晴れ/23 ℃
- 昨日のホテルは、ワルザザートのベルベルパレスホテルに宿泊しました。コテージ風の部屋はとってもきれいで、夕食のバイキング料理も美味しく、スタッフも行き届いたサービスで、もう一泊したかったね。というお声が聞かれました。 アイトベンハットゥは昔ながらの日干しレンガ作りのクサル(村)です。ここに住んでいる家族は6家族しかいないのだとか...。 丘の斜面にある町を丘の頂上まで登り、倉庫として使われていた要塞から村を眺めました。 そして、貴重なこの日干し煉瓦のお宅を訪問させていただきました。洞窟住居のようで、釜土のあるキッチンや広いベッドルーム等整っており、昔ながらの生活ぶりがうかがえました。ご主人はとても親切におもてなししてくれました。 ティシュカ峠を越えてマラケシュへ。道中たくさんのアーモンドの花も咲いていました。 マラケシュでは、ラディソンブルカレエデンホテルのジュニアスイート2連泊です。
- アイトベンハットゥ 川を挟んで手前が日干し煉瓦の家並み
- アーモンドの花
- 9日目
- 2月4日/晴れ/28 ℃
- デザイナーのイヴサンローランが1980年に買い取り、管理していたマジョーレ庭園を訪れました。竹林や、珍しいサボテン等、世界の珍しい植物が植えられていました。 16世紀のサアード朝時代の王室の古墳群は見ごたえがあり、お妾さんのお墓がたくさんありました(笑) 王のお墓はさすがに素晴らしかったですね。 バヒア宮殿は、19世紀の王の側近だった首相の宮殿で、入り口は小さかったですが奥に入るとたくさんの部屋があり、漆喰やタイルの装飾が素晴らしく、特にアトラス杉の木造の天井の装飾は、凝った作りになっていましたが、イスラムの様式では、床に座ったり、床に横になったりして寛ぐ際に天井がみえるからなんだそうです。 第一夫人のバヒアさんのお部屋がとくに装飾が素晴らしく、当時の宮殿での女性の力関係が表れていました。 女性たちの過ごす庭園も美しく見応えがありました。 昼食はイタリアン料理をいただきました。
- マジョーレ庭園にて
- バヒア宮殿 天井
- 10日目
- 2月5日/晴れ/23 ℃
- 昨日の昼食後はいったんホテルに戻り、スーパーなどへ各自お買い物に行ったり、お部屋でお休みいただいた後、世界遺産・ジャマエルフナ広場へ。猿使いや蛇使いなどの大道芸人もいていつも人で溢れていて夕方になると、屋台で夕食を食べるお客さんが集まってきます。 私たちは、カフェの展望台で、ミントティを飲みながら大道芸人をみたり、お店を覗き歩いたりして楽しみました。 夕食は宮殿のようなレストラン「DAR MOHA」レストランにて14種の前菜・魚のタジンやリンゴのデザートをお召し上がりいただきました。 本日は、大西洋岸の港町、エッサウィラを観光します。真っ白な壁の建物が続く芸術の街とも言われている通り、お洒落な雰囲気でたくさんのお洒落な雑貨のお店がひしめいています。スカラ要塞も頑丈で、ヨーロッパから何度も攻められた歴史を感じました。要塞の見張りの塔を上がると真っ青な大西洋と青い空がみえました。
- 朝、道中で見ることができた、アルガンの木に登ったヤギ
- エッサウィラ 大西洋と画家
- 11日目
- 2月6日/晴れ/23 ℃
- 昨日はエッサウィラの「SAMS」レストランでシーフードのスープ・シーフードのフライをお召し上がりいただき、映画でも有名になった、カサブランカの街まで走りました。 シェラトンホテルにチェックインし、夕食はお肉かお魚のグリルをお選びただきました。 夕食の後、ご希望の方と、カフェリックスへ。映画カサブランカのバーを再現した建物で映画の雰囲気が感じられるバーです。店員さんもとてもフレンドリーに接客してくれ良い思い出になりました。 本日は最後の観光でカサブランカ市内を見学。 中心のモハメッド5世広場には、市庁舎・裁判所・郵便局が立ち並び、水売りの伝統衣装を着た男性もいました。 ハッサン2世モスクは、とっても大きなモスクでミナレットはなんと200メートルの高さです。開閉式の屋根等、近代的な設備と伝統的な(特にトイレ)文化がミックスした建物で、モロッコの偉大さと誇りを感じるモスクでした。
- カサブランカのバー カフェリックスにて
- カサブランカ空港ラウンジにて
- 12日目
- 2月7日/成田空港 くもり/6 ℃
- カサブランカからのドバイへの便の出発が遅れ、かなり待たされてしまいましたので、空港ラウンジのお酒を飲めるスペースで宴会?をしながらお待ちいただきました。 ほとんどの方が(添乗員も含め)飲んべえだったので、ツアー中、賑やかな夕食でした。 メルズーカの砂漠のホテル、カスバホテル・トンブクトゥでは夕食の後、素晴らしく美しい星空を眺め、ホテルの絨毯が敷かれたベルベル風の低いテーブルとソファが置かれたバーで、皆様一緒にモロッコワインを楽しんだのも、良い思い出です。 また、5日目まるで迷路のようなフェズの旧市街のモロッコ人のお宅にお邪魔し、楽しいご主人とアルガンオイル効果でお肌がツルツルな綺麗な奥様にミントティを入れていただき、 みんなでダンスを踊ったのも、忘れられない思い出となりました。 皆様にとってこの旅が、楽しい思い出に残るものでありますように。12日間ご協力ありがとうございました。
- カスバホテルトンブクトゥのバーにて
- フェズの旧市街にあるモロッコ人のお宅にて
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