2019年12月9日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／樺島 裕治（かばしま ゆうじ）

モロッコ... 北アフリカ、マグレブ3国の1つ。 マグレブとは一般に、チュニジア・アルジェリア・モロッコを指します。 マグレブとはアラビア語で 《日の没するところ》と言う意味。 私達はモロッコと言えば、エト邦枝さんが歌った 《カスバの女》や、坂本龍一が音楽を担当した 《シェルタリングスカイ》 しかイメージがないかもしれません。 大西洋に面し、かつてはポルトガル・スペインが領有していた都市から、4000m級の高い峰もあり約2,000km連なるアトラス山脈、《荒れた土地》と言う意味の世界最大の砂漠=サハラ、カスバ・クサルとオアシスが点在して続くカスバ街道、1,000年以上の歴史を持つ古都フェズや、何度も都になっている多様な都市マラケシュの持つ深い歴史・文化。 静寂と混沌が合わさるモロッコ。 日の出ずる国=日本から、日の没する国=モロッコ　「８つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間」を振り返ってみましょう！

1日目

12月9日/晴れ/6〜14 ℃

夕方から夜になる時間帯、成田空港にご集合。ラウンジで少し寛いで、エミレーツ航空、総2階建てのA380型機にご搭乗。 ナイトフライトで約9時間、アラブ首長国連邦・ドバイへ。 名古屋から関西国際空港発、同じエミレーツ航空でドバイへ。

成田空港でのエミレーツ航空搭乗口

ドバイまでの飛行航路

2日目

12月10日/晴れ/8〜18 ℃

今回は乗継時間が短く、セキュリティ検査を受けたら、ラウンジに寄ること出来ず、すぐにすぐに次の搭乗口へ。 再びA380型機でさらに8時間弱飛んで、カサブランカ・ムハンマド5世空港到着！ 入国はスムーズ。モロッコ・ディラハムへの両替も出来、イシャムmr・ラシェンmr・ムハンマドmrの3人に迎えられ、首都のラバトへ。 モハメッド5世廟・ハッサンの塔を見て、騎馬兵の写真は撮れずもファラーホテルへ。 夕飯はビュッフェメニュー。

ドバイから目的地=カサブランカまでの飛行航路

未完で予定の半分の高さで残るハッサンの塔

3日目

12月11日/晴れ/6〜18 ℃

ロングドライブスタート！ 白い街ティトゥアンへ。 スペイン・アンダルシア地方の様な街並の中に入り、シーフードパエリアを食べ、 旧市街を皆で散策。 青い町シャウエンでは、動物の皮取引をしていた古い広場からメディナに入り、青の世界へ。 坂・階段があり、絵になる通りを見つけて、見上げる・見下ろす写真撮影。 絵葉書を買ったりしながら、モスクとカスバの広場まで行って折り返し。 洗濯場＝ラスエルマを通って、コテージの様に部屋が分かれているダルシャウエンでビーフタジンの夕食。

白い街=ティトゥアンのパノラマ

青い町＝シャウエンの絵になる路地

4日目

12月12日/晴れ/7〜17 ℃

賢者の町ムーレイイドリス近くにある、モロッコ最大の古代ローマ遺跡ヴォルビリス遺跡へ。 広く装飾も豪華だったオルフェウスの家から、フォーラムとバジリカ、カラカラ帝の凱旋門を見て、それぞれの見事なモザイク装飾に感動。 メクネスに移動して移動してイカのタジンを食べ、マンスール門の目の前でバスを下車。 王宮の敷地に入り、ムーレイイスマイル廟の写真を撮り、古都フェズへ移動。 セラミック・モザイク工房を見学後、2連泊する旧市街を見下ろすルメリニデスにチェックイン。夜はホテルのビュッフェディナー。

ヴォルビリス遺跡内の見事なモザイク

ムーレイイスマイル廟入口

5日目

12月13日/晴れ/8〜16 ℃

モロッコの京都とも言われるフェズ観光。 王宮の見事な門の装飾を見てからユダヤ人街を歩き、旧市街のパノラマを見下ろす城塞で写真撮影。 ブージュルード門から旧市街=フェズエルバリに入り、ブーイナニア神学校に入場。 ハミッドMR宅でミントティーを頂き、 ブロンズ点を見学。ネイジャリーン広場経由でイワシのタジンの昼食を食べ、ミントの葉を持ってタンネリを上から見学。スカーフやジュラバも試し、夜は有名店でチキンクスクスのディナー。

上から見下ろすタンネリ

世界遺産フェズのパノラマ写真

6日目

12月14日/晴れ/5〜14 ℃

アトラス山脈越えのロングドライブの日。 優秀な私立大学とアトラスライオンの像があるイフレンのカフェを貸し切ってお茶とWC休憩。 ザード峠（2,178ｍ）を越え、ミデルトでマスのグリルを食べ、オアシスを見下ろすポイントでトゥアレグからデイツを試食させてもらい、化石工場を見学後、4×4車　4台に分乗してエルフードからメルズーカへ。 ラクダの像が入口で迎えるサハラに佇むオーベルジュ=カスバホテル・トンブクトゥでビュッフェディナー。

ドライブ中点在するオアシス

カスバホテル・トンブクトゥのエントランス

7日目

12月15日/晴れ/7〜20 ℃

星が美しく見える夜明け前に起きて4×4車でラクダステーションへ。 ドキドキしながらの初ラクダライドも全員スムーズ。 "月の砂漠"を歌いながらラクダの背中に揺られ、日の出鑑賞ポイントへ。 ベルベル人にスカーフを巻いてもらい、色々なポーズでトリック写真を撮って大はしゃぎ！ 日の出の時はやはり拝んでしまうのが日本人。サハラの日の出に感動しながら、手を合わせていました。 宿で着替えて朝食を済ませ、カスバ街道ドライブ。カナートは中まで入り、卵ケフタタジンを食べ、トドラ渓谷を 歩き、ローズの町（＝ケラアデムグーナ）経由で、映画撮影の街＝ワルザザードへ。 映画ポスターや映画セットが飾ってあるベルベルパレスでビュッフェディナー。

サハラから登る日の出！

岩壁が迫り来るトドラ渓谷

8日目

12月16日/晴れ/7〜18 ℃

オスカースタジオとディフルトットのカスバの写真を撮り、要塞都市＝アイトバンハッドゥへ。 遠景から写真を撮り、小川を渡って上へ上へ。何と貯蔵庫のある頂上まで全員登り、あぶり出しアートを見学。 ベルベル人のムシャmrのお宅でお茶とつまみを頂き、オムレツとシシケバブのランチ。 アトラス山脈、本ツアーの最高ポイント＝ティシュカ峠（2,260ｍ）を越えた所でバスが不調...。 カフェでお茶を飲みお待ち頂くこと1.5時間。砂嵐の中、代替えバスが到着！ コンディション悪い中、峠を下り切りマラケッシュに無事到着。 モダンなラディソンBLUカレエデンでリゾットディナー。

そのまま映画が撮れる！って感じのアイトバンハッドゥ

この峠を越えた直後にバスが止まりました...

9日目

12月17日/曇り・晴れ/7〜17 ℃

フランス人ジャックマジョレールが造ったマジョレール庭園を見学。 アグノウ門から土産店、サーディン朝の墳墓群を見学。 パイの様な催事に出されるパステイラの昼食後、名物のクトゥビアの塔の前で名物の水売りと写真を撮り、カルフールで買い物。 ホテルで休憩後メディナに戻り、バヒア宮殿を見学。 迷路の様なスークを一緒を歩き、ジャマエルフナ広場を見下ろすカフェで休憩。 夕方の人が集まる広場やスークを散策。 夜はスターシェフの「DARMOHA」 のお店では、多くの可愛らしい前菜が出てからのタジンディナー。

色使いが印象的なマジョレール庭園

無形文化遺産指定のジャマエルフナ広場

10日目

12月18日/晴れ/6〜17 ℃

アーモンドの木と山羊、アルガンの木と山羊の写真を撮り、大西洋に面したエッサウィラへ。 ドゥカラ門からメディナに入り、スークを歩き、スカラと呼ばれる城壁沿いを歩き、ムーレイエルハッサン広場まで。 お昼には魚介類のフライに醤油・ポン酢をかけて食べ、大満足。 カサブランカまで最後のロングドライブ。 途中、全員で集合写真を撮り、シェラトンカサブランカへ。 上品なビュッフェディナーではデザート時にマルコメのみそ汁。

アルガンの木に登る山羊

エッサウィラのスーク

11日目

12月19日/晴れ/11〜22 ℃

最終観光日、市庁舎・裁判所・郵便局があるモハメド5世広場の写真を撮り、 海に張り出すように巨大なハッサン2世モスクへ。 WCに行くのにも大変広い敷地に驚き、最後の記念写真。 スーパーにも立ち寄り、締めの買い物もして、カサブランカ・ムハンマド5世空港へ。 エミレーツ航空のチェックインもスムーズ。 約7.5時間のフライトのフライトでUAE・ドバイまで。

夜明け前のハッサン2世モスク

光を浴びるハッサン2世モスク

12日目

12月20日/晴れ/7〜14 ℃

乗り継ぎ地ドバイの空港では往路に立ち寄れなかったラウンジにも入れて、短い時間ながらも寛ぎ、さらに約9.5時間のフライトで成田まで、帰国の途へ・・。 皆様、大変お疲れ様でした！ 8つの世界遺産だけでなくゆっくりしっかりモロッコを周れた12日間。 いかがだったでしょうか？ 8日目のバストラブルの際の皆様のご理解には深く感謝しております。 今回の17名様だったからこそ過ごせた充実の12日間！ またどこかの空の下、皆様の笑顔に再会出来ますように祈っております。 ありがとうございました。

夜明け前に輝くフェズの王宮の門

サハラでキャラバン隊の様な皆様のシルエット