2019年12月20日出発 エジプト航空ビジネスクラス復路直行便(カイロ⇒成田)>エジプトの軌跡8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年12月20日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/原田 務(はらだ つとむ)
- 「エジプトの軌跡8日間」にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。世界中の旅を愛する者が、一度は訪問を夢見るであろうエジプト。その中でも、大半の方々がピラミッドに一番の期待を寄せてエジプトにやってきます。でも、実際はいかがだったでしょうか?12月のこの時期は、気候的にもよく、広大な遺跡を暑さで悩まされることなく、ゆっくり歩いて見学できるベストシーズンの一部。そういう環境で旅をすると、集中力が途切れず、あらゆるものが目に入ってきます。出発前までは、それほど興味のなかったものからも大きな感動を得たのではないでしょうか。皆さんが魅力を感じたものは、おそらく「全て」だったのではないでしょうか。そう。エジプトは、それほどの魅力を持ったところなのです。稀に見る、澄んだ青空の中で楽しんだエジプトの風景はどんなものだったのか。改めましてこの旅のメモでそれを振り返っていきたいと思います。
- 1日目
- 12月20日/晴れ/11 ℃
- 21:30発エジプト航空MS965便にてカイロへ。14時間の長いフライトですが、エジプトまでは最短時間の最短距離。乗り心地はいかがでしたか?私はよーく眠れました。
- アスワンハイダムにて
- 砂漠の中で見えた蜃気楼
- 2日目
- 12月21日/晴れ/9~17 ℃
- 朝、カイロ空港に到着。入国審査場そばでビザを購入して、いよいよ入国。まずはギザへ向かいました。ピラミッドが見える名門ホテル、メナハウスで朝食をとった後、クフ王のピラミッドへ。ここから現地の案内は、ガイドのダリアさん。まずは、その巨大で神々しい姿をじっくり拝み、それから内部に入りました。少々きつい体勢で、しかも急な登りではありましたが、皆様全員無事に最奥部に到着。ピラミッドの大きさをあらためて実感したのでした。その後、数か所でピラミッド群の写真ストップを行った後、最後はスフィンクスの観光へ。足元からスフィンクスを眺める特別観光。実際に触れる機会があったのは貴重な体験になったことでしょう。観光後は、名門リッツカールトンホテルへ。カイロの特別観光を楽しんで、ディナーはイタリアンの3コース。到着初日から素敵な一日でした。
- ギザの三大ピラミッド。砂塵に霞む様子が幻想的
- 近くで見ると巨大なスフィンクスと背後に聳えるピラミッド
- 3日目
- 12月22日/快晴/9~26 ℃
- 早朝、空路でカイロからアスワンへ移動。エジプト人の生活の命綱アスワンハイダムの観光を行いました。いつ訪れても広大なダムです。そこから陸路でアブシンベルへ。どこまでも続くサハラ砂漠の中を、ひたすらまっすぐ進みました。たった4人で40人乗りのバスを利用する豪華な車の旅。途中、地平線いっぱいに広がる蜃気楼をご覧いただけました。ホテルに到着してタジン料理を楽しんだあとは、ナセル湖クルーズ。アブシンベル神殿を船の上から優雅に腰かけて眺めて観光。やがて、日没に合わせてホテルに帰ると、完璧な日没と真っ赤な夕日が見られたのでした。そして、音と光のショーへ。アブシンベル神殿の移築、古代エジプトの戦い、ラムセス二世とネフェルタリの愛など、神殿やそこに描かれていることにちなんだ動画は、大神殿と小神殿の壁をいっぱいに使った大パフォーマンスでした。
- ナセル湖の日没
- 神殿の壁をいっぱいにつかった音と光のショー
- 4日目
- 12月23日/快晴/7~28 ℃
- 朝日に合わせたアブシンベル神殿観光。 内部装飾の美しさは天下一品。ダリアさんの説明のおかげで、内容を確かめながら見学できたと思います。しかも、奇跡のようにすいていました。朝日に焼けるように赤くなった神殿、内側に日が差し込んだ時の神殿内の美しさも、得も言われぬものがありました。 アスワンに戻ってからは、香水屋さんに立ち寄り、切りかけのオベリスクを観光。その後、クルーズ船へ。 少し船で落ち着いてからイシス神殿の観光に出かけました。ここもアブシンベル神殿同様に、アスワンハイダム建築の影響で水没の恐れがあったため、移築されたものです。ボートに乗りながら、だんだん近づいてくる神殿の様子はロマンチックでした。 最後は、オールドカタラクトホテルで、豪華なアフターヌーンティー。ナイルの夕焼けを眺めながら、紅茶をたしなみながら、話題の多くはハリーポッター(笑) さあ、いよいよクルーズが始まります!
- 朝日が差し込んだアブシンベル神殿
- 豪華なオールドカタラクトのアフターヌーンティー
- 5日目
- 12月24日/快晴/11~21 ℃
- 夜中に動き始めたクルーズ船は、明け方にはコム・オンボに到着していました。日が昇る前の遺跡観光は静かで、だんだんと明るくなり、港が活気づいていく様子は、古代からそれほど変わっていないのではないかと思えるものです。ここでは古代の医療器具のレリーフなど、興味深いものが見られました。 エドフでは、馬車に乗ってホルス神殿に向かいました。現代の多くの人で賑わうスークを抜けていくと、いきなり現れた神殿。ダリアさんの配役により、エジプトの神話解説もお楽しみいただきました。 クルーズ中の風景も素晴らしかったですね。川沿いに緑地帯が広がり、その奥は砂漠。地図を見るとナイル川と緑地帯は、一本の綱のように見えますが、文字通り命綱なのです。 ナイル川はそのものは遺跡ではなく、今でも生きています。 エスナの水門、小舟の上で大声を張り上げているお土産売りなど、そのほかの魅力も満載。 夜は、楽しいクリスマスディナー♪
- ホルス神殿内部の様子
- 小舟に乗った漁師、バナナ畑、すぐ奥に広がるサハラ砂漠
- 6日目
- 12月26日/晴れ/10~21 ℃
- いよいよルクソールに到着。 古代から、かなりの長期間エジプトの首都だったルクソールは、日本でいうと奈良や京都のようなところ。遺跡の数も多く、その魅力も様々です。 午前中は、西岸の観光。日が沈む場所となるナイルの西岸には、主にお墓の遺跡があります。メムノンの巨像に続いて見学した王家の谷(ラムセス四世、ツタンカーメン、ラムセス九世、ラムセス三世)や王妃の谷のネフェルタリの墓、ハトシェプスト女王の葬祭殿など、いかに死後の世界とその後を大事にてしているかがわかるようになっています。 一度、船に帰ってお昼を食べたあと、カルトゥーシュ屋へ立ち寄り、その後カルナック神殿へ。大列柱廊をはじめとした、エジプトの権威をもっとも感じられる神殿。外見は威厳に満ちて、細部は細やかに。2KM先のルクソール神殿とは参道でつながっており、そのルクソール神殿の夜景もまた美しいものでした。
- カルナック神殿の大列柱廊
- ルクソール神殿のライトアップの様子
- 7日目
- 12月26日/晴れ/9〜17 ℃
- 早朝、クルーズ船をおりて、空路でカイロへ向かいました。 メリディアンホテルで朝食をとったあと、国立考古学博物館へ。これまで見てきた遺跡の発掘品を中心に、古代エジプトの傑作の数々をご覧いただきました。ツタンカーメンの黄金のマスクはもちろん、ピラミッドに比べてあまりに小さなクフ王の像、目があまりにリアルに作られた神官の木像。王家のミイラ。みなさんは、どれが印象に残りましたか? 昼食後、各自でショッピングタイム。その後は、グランドタワーホテルで休憩。高層階からナイル川とカイロの街並み、遠くにはギザのピラミッドまで眺められる環境。束の間でしたが、優雅なホテルライフ。旅の余韻を味わうのに、とてもよかったと思います。 最後は、フォーシーズンズホテルの中華料理でお腹を満たして空港へ。いよいよ帰国の途です。
- タワーホテルからの眺め。遠くに小さくピラミッドが見える。優雅なホテルライフのひととき
- こういう角度で写真を撮っても、ピラミッドの大きさが感じられますね
- 8日目
- 12月27日/晴れ/8 ℃
- 無事に成田空港到着。 毎日がハイライトのエジプトの旅、いかがだったでしょうか。こうして写真を眺めながら思い返してみると、本当に素晴らしいところを旅したのだと、実感できますね。 いつも古代のロマンを感じられるエジプトの旅。みなさんが世界中を旅されて、新しい訪問地が見つからなくなったら、ぜひもう一度エジプトを訪れてみてください。 ご旅行中は、様々なご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。
- 水面が静かな時のナイル河畔の風景
- とある遺跡で見かけたかわいい猫
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