2019年12月23日出発 2つのアイスケーブと間欠泉 オーロラ観測 絶景の島アイスランド8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年12月23日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 「絶景のアイスランド8日間」は大幅にリニューアルされ、2つの氷河洞窟と溶岩洞窟、計3つのアドベンチャーツアーに参加。ホテルにもこだわり、全5か所ともオーロラをホテル前で鑑賞できるため、出現を知らせるオーロラコールをしてくれます。「ヨークルサルロン氷河湖とオーロラ」「ストロックル間欠泉とオーロラ」と、ホテルにこだわっているからこそ実現するチャンスを狙える2つのオリジナル企画がツアーポイントです。朝はゆっくり出発、日中の観光が充実し、お食事がおいしく、早いホテル着でお夕食を頂き、長い夜はずっとオーロラチャンス!寝ていてもオーロラ姫出現の電話でパジャマにコートを羽織って飛び出す準備万端でわくわくしながら対面に期待を膨らませました。風が強く雲の動きが速い国。四六時中天気が目まぐるしく変わります。じらされて期待が残ります。気温は、メキシコ暖流の影響でそんなに寒くありません。お勧めです!
- 1日目
- 12月23日/晴曇/−6 ℃
- ご夫婦1組、お一人参加3組の合計5名様にご参加いただきました。お一人はご一緒させていただくのが2回目しかも同じコースの参加が3回目です。過去2回のオーロラは何度もとても綺麗にしかも氷河湖に映るオーロラも観測できたのですが、今回は自然のアイスケーブのスーパーブルーにリベンジ。何としても叶えてあげたいと心底願って出発です。成田空港からスカンジナビア航空でコペンハーゲンまで約11時間半。乗り継ぎはアイスランド航空で約3時間強。国際線がビジネスクラスの場合、成田空港とコペンハーゲン空港でラウンジを利用できます。マイレージは、スカンジナビア航空のみ全日空が対象です。北緯63~66度に位置するアイスランドに近づくと運が良ければ機内からオーロラが見えますし、レイキャネス半島のほぼ先端に位置するケフラビーク空港からの道中、首都レイキャヴィックのホテルでも期待できます。風もなく穏やかな夜でしたが、姫は現れず。
- スーパーブルーのアイスケーブ(自然の洞窟)
- アイゼンを装着して氷河の洞窟に向かってます
- 2日目
- 12月24日/晴れ/−3〜0 ℃
- 日本から8500㎞離れたヨーロッパの北の果てに到着したのは深夜でしたが、この国は水道から出てくるお湯は硫黄の温泉。お風呂で疲れを癒して目覚めはすっきりです。朝食には、みそ汁、おかゆ、懐かしの肝油もありました。日の出11:25、日の入り15:30、太陽は20度くらいまでしか上がらない季節です。多くの讃美歌を作曲した方の功績をたたえた白い柱状節理デザインのハトルグリムス教会とレーガンとゴルバチョフが東西冷戦終結について話し合った小さなホフディハウスを観光してから、36万人の2/3が暮らす首都圏を離れ、南部海岸線観光へ。約45年前に完成した1号線は北海道の1.3倍の国をぐるり1周しますが、1の次がない道路網。セリャランス滝、スコウガ滝、奇岩と柱状節理の黒砂海岸などが国道沿いで人気の観光スポット。建設途中で大地がヨーロッパ大陸と北米大陸に裂けてしまったスーパーにも寄りました。メリークリスマス!
- 日の出前のハットルグリムス教会
- アイスリンク状態だったスコウガフォス滝
- 3日目
- 12月25日/晴れ/−7〜−3 ℃
- 家明かりもない暗闇の中走り続けて到着した1軒宿は、南極、グリーンランドに次いで世界で3番目に大きいヴァトナヨークトル氷河とヨークルサルロン氷河湖からわずか25分の場所。ここに連泊です。珍しく無風、日が昇る前に空と氷河と何とも言えないピンクブルーに染めていきます。海水が入りこみ一年中凍らない氷河湖には、氷山の一角と言われるように1割しか見えていないブルーの氷山がたくさん浮いていました。海に流れ出た氷山が波で磨かれて打ち上げられたダイヤモンドビーチは、サンセットのようにオレンジに染まりました。旅のハイライトの一つ、氷河にできた自然の洞窟アイスケーブ観光です。スーパージープでマッサージのように揺られ、ヘルメットとアイゼンを装着して片道1.6㎞歩いて先に氷舌の入り口があり、中はスーパーブルーの神秘の世界。壁も天井も厚いクリスタルガラスで覆われているような、ブルーダイヤの輝きに囲まれたようでした。
- ヨークルサルロン氷河湖に浮く氷山の一角
- 日の出前のダイヤモンドビーチ
- 4日目
- 12月26日/曇/−3〜3 ℃
- 1号線を西へ戻り、ゴールデンサークル観光地へ。途中でラム肉ランチを頂きました。羊のお肉は苦手とおっしゃる方にもアイスランドのラム肉はきっと好きになりますからとお勧めしてみるのですが、やはり今回は「美味しい!」と喜んでいらっしゃいました。春に生まれて秋には食用になってしまう冬を知らない羊たち、この時期は車窓から殆ど見かけません。1年中外で寒さに耐える馬は忍耐強く立っていますが、外敵がいないため時にはごろんと寝ている姿まで見かけます。蚊、蟻、ゴキブリなどもいません。幅70mもある迫力の黄金の滝は雪に囲まれ周りが凍り付きながらも轟音を響かせ豪快に水煙を上げていました。生きた大地の鼓動を目で感じる間欠泉は7分おき位に休まず噴き上げていました。毎日大自然を体験できるアイスランドの旅です。ホテルは今年オープンのスカンジナビアスタイルホテル。インテリアが素敵すぎて映画の世界。癒やしの空間です。
- ゴールデンサークルの黄金の滝
- 苦手意識がある人も好きになる美味しいラム肉ランチ
- 5日目
- 12月27日/曇晴雨/1〜3 ℃
- 世界遺産シンクべトリル国立公園には大陸のプレートが互いに引っ張り合ってできる地球の割れ目つまり海嶺があります。毎年両方に1㎝ずつ大陸が延びているそうです。北米大陸側からは6㎞も離れたユーラシア大陸は見えませんでしたが、毎年国土が広がっているということですね。地球の自然の壮大さを感じるゴールデンサークルを後に、次は人工的に作った氷の洞窟ツアーへ。かつて他国で戦闘ミサイルを運んでいたものを改造したモンスタージープで氷河の上を走り、アイゼンを装着して氷河の中へ潜入、自然のクレパスや氷のチャペルがありました。私たちの観光後に、70人参列の結婚式が氷のチャペルで行われる日でした。ホテルへ行く途中、レイクホルトの滝観光。無数の滝がる国ですがここは溶岩を流れる滝。雪に覆われた岩肌は黒く、まるで水墨画のような美しさでした。
- 2つめのアイスケーブ(人工)に向かうモンスタージープ
- 氷河の洞窟の中のアイスチャペル
- 6日目
- 12月28日/晴曇/−1〜1 ℃
- 国内最大の溶岩洞窟ツアーへ。国土の1割以上が溶岩台地。ヘルメットとヘッドライトを着けて、平坦な溶岩を歩いていると巨大な空洞がその下に1.6㎞も続いています。流れた溶岩が作り出したトンネルです。名物の溶岩チョコやブラウニーのようでかぶりつきたくなる所もありました。ムーミンに出てくるニョロニョロのような数十センチの氷の柱がいくつも上に伸びていて、夜に踊っていそうな神秘の世界。かつては罪人が生活していたとか。75%が水力、25%を地熱発電がまかなうクリーンエネルギー先進国。地熱発電所では三菱重工と十芝のタービンが活躍していました。クライマックスは世界最大の野外温泉施設ブルーラグーンでお湯につかり、十歳若返るシリカパックをしてドリンクで乾杯!ここでこのタイミングでオーロラ姫が出現してくれたら最高なんだけどなぁ~と妄想していたら、湯気と地熱発電所から漏れる明かりさえオーロラに見えてきてしまいました。
- 溶岩洞窟の中へ入りまーす!
- ブルーラグーンでは入浴しながら飲めます(乾杯!)
- 7日目
- 12月29日/曇雨/0〜2 ℃
- 外はお別れの涙のような雨。朝7時、ホテルを出発していよいよ空港へ。オーロラの最終結果は、3日目氷河湖に映る帯状のオーロラ、5日目の真夜中の白いオーロラの2回。勢いが弱くカーテンの揺れや爆発には出会えませんでしたが、たっぷり楽しめた充実のツアーでした。物価は日本の3倍以上、電気代は1/3。この季節は建物の中も外もクリスマス飾りが綺麗でした。13人もサンタがいて、12日から一人ずつ山からサンタが下りてきて、24日を境に一人ずつ帰っていきます。。妖精トロールを信じていたり、世界一本を読む国民は、自然を愛して共存し、芸術的センスが養われ、助け合いの優しさと笑顔に包まれて過ごしている印象でした。空港で最後のお買い物をし、いつも満席の飛行機でコペンハーゲンへ。人口の5倍近くの観光客が訪れる人気の国ですが、クリスマス、年末年始は帰省家族も多いようでした。
- 車窓からの景色(南部氷河エリアに向かっています)
- 氷河の洞窟の入り口
- 8日目
- 12月30日/雨/2〜8 ℃
- 追い風に乗って飛行時間が短く、定刻より早く成田空港に着陸しました。が、駐機場に空きがなかったようで機内待機。成田もアイスランド同様あいにくの雨模様。搭乗機にも他の到着便にも、年越しを日本で過ごす観光客がたくさんいました。どこでカウントダウンをして、どんな新年を迎えるのでしょう。文化、習慣が違う国で行事を経験するのは楽しいですね。アイスランドの大晦日は、各家庭で日本では許可されていない大きさの打ち上げ花火を上げながら新年を迎えます。平均して5万円分程の花火を購入し、その収益は、4千人も登録しているボランティアの活動費になります。あちこちでドンドン賑やかに上がりっぱなし。年越しを経験したことがありますが、本当に心が温まります。6代遡るとみんな家族の家族的なやさしく人懐っこいアイスランド人の愛するランドが私も大好きです。参加者の皆様も気に入ってくださってご様子でした。タックタック!
- 溶岩洞窟の中の氷の柱がニョロニョロ~
- 日の出前の氷河湖
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