2019年12月2日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船で行く 優雅に旅するエジプト10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年12月2日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
- エジプトにしては、涼しく過ごしやすい気候の中、素敵な10名様にご参加いただき、ゆったりとエジプトを満喫しました。 合言葉は、今年の流行語大賞に選ばれた゛ワン チーム゛私たち12名、皆様10名様と私とガイドさんアイマンさんとで、10日間助け合いエジプトを満喫。 古代エジプトの遺跡は、約3千年前から5千年前のものであるにもかかわらず、驚くほどの高度な技術と、天文学や医学や建築の知識がみられ圧倒されっぱなしでした。 またそれらが、ほぼ残っていてよく理解できました。 宿泊したホテルはどこも、きれいで素晴らしく、ホテルから見られる景色も、地域によって異国情緒が感じられるヤシの木の庭や、ナセル湖やピラミッドが見渡せました。 そして、今回はラッキーなことに、夕日や、アブシンベルでの朝日を拝むことができ、最高にきれいな景色を満喫しました。
- 1日目
- 12月2日/日本 雨/16 ℃
- 成田空港を22:30に出発し、トルコ航空TK53便にてイスタンブールで乗り継ぎました。イスタンブール空港は、今年出来たばかりの新しい巨大な空港でした。 トルコ航空TK690にてカイロへ到着したのは、12日の朝、8:40でした。 空港や、各観光地にはツーリストポリスが常に見張っていて、テロ等起こらないよう、徹底して警備してくれています。空港からも警察の許可が出るまで出発できませんでしたが、安心して観光することができました。 エジプト・カイロの車道は、日本では考えられないほど自由...。そもそも、ルールを知らずに乗っている人が多いということでしたが。アンケート調査によると、ほとんどの人が、中央車線はただの道路のアートだと思っているのだとか...。そんなわけで、車線も薄くなっていたり、車はそれぞれ何車線にもなり、好きなところを走っていました。でもドライバーさんはとっても運転が上手でした。
- 3日目のアブシンベル セティホテルからの夕暮れ
- アブシンベル神殿 ナセル湖から登る朝日
- 2日目
- 12月3日/晴れ/25 ℃
- 考古学博物館には古代エジプトファラオ、ツタンカーメンのお墓に入っていたものがこちらに展示されています。 ミイラを囲み守っている外側の厨子は4つ重なり(いずれも細工が細かく金箔が使われていました)その中に、2つの木製の人型棺、その中に純金の人型棺、その中に黄金のマスク、そして、たくさんのアクセサリーが付けられていました。椅子やベッド等も同じように細かな細工がされていました。 ツタンカーメンに関するもの以外にもいろいろとみていただきました。ミイラ室にも入り、3千年以上前のミイラとは信じられないほど、しっかりと毛髪や爪が残っていました。 ナイル川沿いの'Le Pasha'レストランにてレンズマメのコロッケ、胡麻等3種のペースト、キョフテ(ひき肉料理)、チョコレートムースのご昼食をとり、本日宿泊のコンラッドカイロホテルに早めにチェクイン。 ホテルのバーで、ウエルカムドリンクで乾杯しました。
- 考古学博物館
- カイロ市内とナイル川
- 3日目
- 12月4日/晴れ/27 ℃
- アブシンベルへ。アスワンまで飛行機で飛び、その後、約3時間半ほどサハラ砂漠の中を走ります。途中、砂漠の中に浮かぶ湖のような蜃気楼がみられました。 ナセル湖が見えるホテルセティのお部屋で休憩した後は、ホテルの船着場から貸し切りナセル湖クルーズで、船の上からゆったりとアブシンベル神殿観光です。3250年前に67年間エジプトを治めた、ラムセス2世が建てたもので、壁にはシリアのヒッタイトとの戦いの勝利の様子が彫られています。神殿の一番奥にはラムセス2世と、アメン神、ホルス神、ブタハ神の像が置かれていて、年に2回ブタハ神の像以外に日の光が当たるようになっています。ブタハ神は闇の神なので、日が当たらないようになっているんだとか。 小神殿はラムセス2世が一番好きだった奥様、ネフェルタリのために建てた神殿です。 夜は素晴らしい星空のもと、音と光のショーを見学し神殿の夜景もご覧いただけました。
- ナセル湖クルーズ
- アブシンベル神殿 夜景
- 4日目
- 12月5日/晴れ/29 ℃
- ナセル湖から丸く真っ赤な朝日が昇る様子とアブシンベル神殿が、朝日でピンクに染まる様子がみられありがたい気持ちになりました。 見学したアスワンハイダムはナセル大統領時代の1960年から、全国民のため高さ111m、長さ3800mという世界一のダムを建設しました。結果繰り返してきたナイル川の氾濫も治まり、耕作地も増えました。ナイル川の流れを変えるのに4年、ダムの建設に4年、発電所の建設に2年かかったそうです。建設に伴い、琵琶湖の8倍もあるナセル湖が出来ました。 ナイル川の中州に建つ、MOVEN PICKホテルでバイキング料理のご昼食をとり、帆掛け船ファルーカでナイル川をゆったりと渡りました。 本日は王国時代の王宮だったオールドカタラクトホテル宿泊です。有名な作家アガサクリスティー等が滞在したVIPルームも見せてもらい、エジプト王政時代の優雅なひと時をお過ごしいただきました。
- オールドカタラクトホテルの部屋から見た庭園とナイル川
- ファルーカ
- 5日目
- 12月6日/晴れ/29 ℃
- 古代エジプトの文明で、どのように硬い石を削り、1143トンもあるオベリスクを建てることができたのかを伺える、切りかけのオベリスクを見学。建設方法には、たくさんの知恵が詰まっていて、当時はナイル川の洪水を利用して、オベリスクを石切り場から運んだことや、こういった仕事が農業が出来ない時期お給料がもらえる仕事として行われていたことも教えてもらいました。。 アブシンベル神殿同様に、アスワンハイダム建設時、移設された、フィラエ島に建つイシス神殿まで船で行き、観光後、ナイル川クルーズ船メイフェア号に乗船。本日から3泊します。 船内は他の乗客が少なかったので、食事の際などほぼ付きっきりで船内スタッフがサービスしてくれました。 午後はゆっくりと、夕日をながめながら、デッキでティータイム。 女性の方は船内にて、ベリーダンスも踊ってみました。皆様とっても素敵に踊られていましたね!
- 切りかけのオベリスクにて
- イシス神殿 イシスがプトレマイオス1世に命のカギを渡している浮彫
- 6日目
- 12月7日/晴れ/25 ℃
- コムオンボ神殿は、右側半分はワニの神、セベク神に捧げられ、左側半分は隼の神、ホルス神に捧げられた、2神を祀る神殿を朝一番に見学。神殿の壁には、医療器具や天文学から季節や洪水の時期を読み取り日々の仕事の仕方を表した、古代のカレンダー等のレリーフはとても興味深いもので感心しきりでした。となりのワニのミイラ博物館も見学しました。 午後は、馬車にて、エドフのホルス神殿へ。かっこいい隼の神ホルス神の大きな像が迎えてくれており、回廊部分には、私が一番気に入っている、レリーフ、ホルス神の父であるオシリス神を殺した、カバに変身したセト神を、ホルス神が戦いでやっつける!という場面を描いたレリーフもご覧いただきました。 夜はガラベーヤパーティ。スペインから参加していたグループの方々に誘われダンスを踊り、ゲームでの戦い(?) 日本人として負けるわけにはいかないと、皆様、張り切っていただき楽しい時間でした。
- エドフ神殿 カバに変身したセト神をホルス神がやっつける浮彫
- ガラベーヤパーティ 素敵なダンスを見せてくれた男性方
- 7日目
- 12月8日/晴れ/25 ℃
- このツアーは、特別に、ネフェルタリのお墓も入場できます。チケットの値段も素晴らしいのですがそもそも入手も難しいということでした。中は王妃が復活するための道しるべが、壁に綺麗に描かれていて、色も素晴らしく鮮やかに残っていました。 ハトシェプスト女王の葬祭殿は、ハトシェプスト女王によって建てられたものですが仲が悪かった娘婿のトトメス3世によって、女王の壁画が削られてしまっていました。 王家の谷は、歴代のファラオのお墓が集まっていて、どのファラオのお墓にも、壁画には多くの神々による亡くなってからの導きが描かれていました。なんといっても、ツタンカーメンのお墓は圧巻で、最近修復が終わったばかりということで、ツタンカーメンのミイラもみることが出来ました。 午後はカルナック神殿と、ルクソール神殿観光。 見ごたえのある、忙しい一日でした。
- ルクソール神殿 ライトアップ
- 仲良くなったスペインからのグループと一緒に
- 8日目
- 12月9日/晴れ/23 ℃
- 昨日の夕方のルクソール神殿のライトアップは、月の光もあり、幻想的的でしたね。 昨夜は船内にてベリーダンスショーがあり、みんなで揃えたガラベーヤを着て、エジプトのベリーダンサーさんや、仲良くなったスペインからの素敵なグループの方々と、踊ったり写真を撮ったりして国際交流しました。 本日はお世話になったクルーズスタッフやスペインからのグループとお別れし、楽しかったクルーズ船を下船。 ルクソールからカイロまで、飛行機で戻りました。 ギザにある゛Felfelaレストランでモロフェーヤスープ、今まで何回も登場した美味しいナスやゴマのペーストにお豆のコロッケ、炭火で焼かれたチキングリルのご昼食をお召し上がりいただき、パピルス店で古代からのパピルスの紙の作り方などを見学し、ピラミッドのみえるホテル、メナハウスに早めにチェックインしました。
- 昼食メニュー
- Felfelaレストランにて
- 9日目
- 12月10日/晴れ/23 ℃
- 最終日の本日は、ピラミッドとスフィンクス観光です。 3大ピラミッドの中でも一番大きなクフ王のピラミッドは皆様、玄室(王の間)まで入っていただきました。近くに行くと、ひとつひとつの石がとっても大きいことに驚きましたが、なんと、一つの石が平均2.5トンもあり、270万個もの石が使われているんだとか!!約4000人の作業員が建設に携わったといわれ、20年かけて作られました。 このコースは特別に、スフィンクスのそばまで入ります。作られたのは、4500年頃と言われていますが、最近では風化もみられ、この先近くでは見られなくなるかもしれないということでした。ぐるっとスフィンクスの周りをまわり間近でしっぽまで見学。 午後は、クフ王の父であるスネフル王が、4500年頃作られたとされるダハシュールにある屈折ピラミッドや、赤のピラミッド、サッカーラの階段ピラミッド等を見学。建設方法も興味深いものでした。
- ギザのピラミッド前にて
- ピラミッドをつまむ二人
- 10日目
- 12月11日/日本・くもり/15 ℃
- 子供たちがカーペット作りを学ぶ、カーペット学校にておトイレを借り休憩し、空港へ行きました。 夜便の21時25分発、トルコ航空TK-695便にてイスタンブール経由で10日目の夜、日本時間19時40分に、無事成田空港に到着しました。 明るいエジプトで、明るい皆様と゛ワンチーム゛で過ごした10日間は、楽しく笑いの絶えない10日間でした。 流暢な日本語でいろんなことを案内してくれた、アイマンさんは最後にエジプトのたどってきた歴史は支配された歴史だったので教育も満足に受けられなかった時代があり、今もけっして豊かではないけれど、半数以上の国民が20代以下というエジプトはこれから明るい未来があるというお話もしてくれました。 皆様にとって、このエジプト10日間が楽しい、思い出に残る10日間でありますように。 体調が悪くなった方々もいらっしゃったにも関わらず、ご協力本当にありがとうございました。
- 思い出のガラベーヤパーティー
- スフィンクス
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