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2019年12月8日出発 ナイル川クルーズを楽しむエジプト8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年12月8日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
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「LE303エジプト航空ビジネスクラス利用ナイル川クルーズを楽しむエジプト8日間」コースの同行してきました。11月からベストシーズンです。エジプト航空には、10団体以上も乗っていました。3泊4日のナイル川クルーズはデラックス客船、アスワンではアガサクリスティや皇帝、大統領、首相や著名人御用達の宮殿風ソフィテルレジェンドオールドカタラクトホテル、カイロでもデラックスクラスのリッツカールトンに宿泊。船内、各ホテルやレストランでの食事も好評でした。毎日ナイル川、朝日、夕陽を観てナイルと生きるエジプトを感じて、ゆっくり流れる時間を優雅に過ごしながら、長い歴史のモニュメントをじっくり観光してきました。撮影代がどこの観光地も高額もしくは撮影禁止も多いのですが、今シーズンは特別スマートフォン撮影が可能。まさか?と疑いましたが、これは凄くラッキーなこと!楽しい毎日はあっという間に過ぎました。
1日目
12月8日/晴れ/12 ℃
チェックイン開始1時間前からエコノミークラスのお客様が並び始めていました。相変わらず観光シーズンになると長蛇の列。流通している米ドル小額紙幣と千円札を多め用意し、ANAラウンジで日本食とアルコールで美味しいお夕食を済ませてから14時間強の長距離フライトに挑みます。アルコールの搭載なし日本人乗務員なしのエジプト航空ですが、カイロまで直行で寝れる夜便はやはり人気です。エコノミークラスでもポーチ入りの歯ブラシ、靴下、アイマスクなどのアメニティーサービスがありました。機体と機内のメインの模様はハヤブサ、壁はパピルス、シートは蓮の花模様。歴史に関係あるのでしょう。明日から最終日まで同行してくれる日本語ぺらぺらエジプト人ガイドさんのお話が楽しみです。搭乗前に買っておいた寝酒で頑張って寝ておかなくちゃ!
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羊のスフィンクスに抱かれるラムセス2世像
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ライトアップされたルクソール神殿とオベリスク
2日目
12月9日/晴れ/11〜26 ℃
サバヘルヒール!午前4時前にカイロに到着。一番乗りでビザを取得してから、国内線でルクソールへ。早速、宮殿、神殿がある生と祈りの東岸観光はカルナック神殿から。羊の顎にラムセス2世が立っているスフィンクスの参道、ツタンカーメンのスフィンクス、映画「ナイル殺人事件」の舞台になったレリーフの列柱と間の透かし高窓、210㎞離れたアスワンから運んだ花崗岩製485トンのオベリスク、3500年前にどうしてこんな巨大なものが?圧巻です。願いが叶うスカラベ(フンコロガシ)の周りをまわって安全でよい旅を祈願しました。今日から3泊するクルーズ船ファラー号で一休憩してから、マジックアワーでライトアップされた神秘的なルクソール神殿観光。夕食後はベリーダンスとタンヌーラショーイベントもありましたが、睡魔に襲われ、、、、停泊したままの静かな夜、ぐっすりとお休みくださいませ。
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カルナック神殿のレリーフ列柱
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ナイル川クルーズ船ファラー号
3日目
12月10日/曇晴/11〜25 ℃
早起きして、気球がたくさん上がっているのを見ながらボートで西岸へ。テーベの死の世界の観光です。エジプト3大美人ネフェルタリ王妃の墓へ。45人程いた奥様の中でラムセス2世が最も愛した奥様のお墓は、壁、天井、柱隙間なく見事な色彩の芸術レリーフ。人数制限でわずか10分に1万円以上と高額ですが納得の美しさ。王家の谷では64墳墓のうち3か所、ラムセス3世、4世、9世の墓と更に3千年以上盗掘を免れたツタンカーメンの墓にも入場。19歳で眠りについたミイラがありました。黄金のマスクを被っていたミイラは4重の厨子、石棺、木棺、木棺、金棺と8重荷箱を開けてやっと出てきたもの。発見されたものは約5千点。カイロの博物館が楽しみです。午後いよいよ出航。2隻ずつエスナ水門に入り、7ⅿ水位を挙げて川を上って進みます。物売りボートがデッキに商品を必死に投げ入れ、袋にお金を入れて投げ返して売買成立おめでとー。
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手に香水、食べ物を持って捧げるネフェルタリ王妃(墓内レリーフ)
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ハトシェプスト葬祭殿と男性っぽく作られた女王スフィンクス
4日目
12月11日/曇晴/10〜28 ℃
2人乗り馬車でエドフの町を通ってハヤブサの神ホルス神殿へ。屋根までほぼ完ぺきに残っている2番目の大きな神殿です。善と悪の戦いを象徴するハヤブサとカバの対決、花から香水を作る過程レリーフ、新しくも見えるハヤブサ石像が見事でした。午後のコムオンボ神殿には、水量、収穫期を表したカレンダー、医学の神と今と同じ医療道具、出産シーンなど興味深い浮彫レリーフとナイルワニのミイラがありました。多神教の神々や王のレリーフは傷つけられているものの、想像を絶する程状態のいい遺跡の多さから文明発祥地エジプトの高度な生活、技術を学び、圧巻の一言。船内では、アイス、ティータイム、料理教室があり、デッキでビュッフェランチ、エジプト料理ディナー、ヌビア人のショーで踊りに参加して盛り上がった最後の夜でした。
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屋根、天井まで完璧に残るホルス神殿
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コムオンボ神殿には2千年以上前のワニのミイラがたくさん
5日目
12月12日/曇晴/10〜28 ℃
毎朝、当グループのために和食を提供してくれたコック、フレンドリーなクルーズスタッフにお別れをし、ユネスコ世界遺産第一号のアブシンベル神殿へ。エジプトの命アスワンハイダム、東京から大阪位までの長さと琵琶湖の8倍の広さの世界最大人造湖ナセル湖を造るのに犠牲になったのは水没したヌビア人の町と遺跡たちでした。アブシンベル神殿は、ユネスコが1万6千のブロックに分解して60ⅿの高さの人口丘に移築することで守った3300年前の遺産。歴代王ではなく、ラムセス2世と王妃のために作ったロマンチックな愛の証。スーダン国境近くまでの砂漠道を280㎞往復する価値は十分にありました。アスワンハイダムを観光し、宿泊は19Cに王の冬の離宮だった名門ホテル。サンセットを観ながらハイティー、夕食はオシャレをしてアラブ風ダイニングで優雅なひととき。パレス館のクラシックなお部屋が素敵でした。
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アブシンベル大神殿
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アブシンベル大神殿の内部
6日目
12月13日/曇晴/8〜23 ℃
ボートでフェラエ島のイシス神殿へ。イシス女神がハヤブサのホルス神を生んだ部屋、蓮の蕾、開いた蓮、椰子、パピルスなど様々な草木の柱がありました。アブシンベル神殿とは違い、川に沈んでから移転した神殿。砂、水に埋もれていた部分の色の境がハッキリ残っていました。アスワンは大理石オベリスクの産地。40本も外国へ運ばれ、本国には6本だけ残っていて、カルナック神殿の30ⅿが最大です。今日見た一枚岩の花崗岩が切りかけで割れてしまったオベリスクは40ⅿになる予定でした。飛行機でピラミッドを探しながら最終目的地のカイロへ。2千5百万人もする大都会のリッツカールトンホテルは今までとはまた別世界のゴージャスさ。クリスマスの飾りも利用客も映画のワンシーンのような雰囲気です。眺めのいい素敵なイタリアンレストランでステーキを頂きました。お部屋は都会のナイル川ビューです。
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亀裂が入った切りかけのオベリスク
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政治家が宿泊して24時間厳重警備だったオールドカタラクトホテル
7日目
12月14日/曇晴/8〜23 ℃
午前はギザ観光。4600年も前に建造された3~7トンの石灰岩を積み重ねたクフ王のピラミッドに入るって...スリル(汗)でもこの足の震えは恐怖ではなく、中腰で上り下りした筋肉の震えでしょう。3台ピラミッド以外にも遠くのピラミッドが見えました。スフィンクスも本物!ファラオが死後の旅立ちのために埋葬した太陽の船、先月公開のカール墳墓も見学!午後は旅の総まとめ考古学博物館へ。4800年前のクフ王のお母様の一枚岩大理石の石棺、石化石膏の内臓入れ、目がまるで生きている人のような水晶と象牙の目をした書記官、ハトシェプストのスフィンクス、ミイラ、ツタンカーメンのベッドや椅子、埋葬品などなど。現博物館の4倍になる来週完成予定の新博物館ではさらに多くの展示物を見学できるようになります。最後の晩餐は、フォーシーズンズの高級中華でした。お腹も思い出もたらふくパンパン。
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ピラミッドとスフィンクスと葬祭殿
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唯一現存するクフ王像は6㎝(考古学博物館)
8日目
12月15日/晴れ/12 ℃
帰りも深夜便で寝ながら帰国。キレイで快適なファラー号は、雄大な砂漠と、ギリシャの歴史家ヘロドトスの言葉「ナイルの賜物」の緑地ベルトをゆっくり進み、農業、漁業牧畜生活を垣間見ながら雄大なナイル川を進み、船旅を優雅に過ごし、遺跡を見学し、期待以上に美味しい食事が空くことのないお腹を更に膨らませ、毎日ハイライトづくし。毎日、「あと一泊したい」とおっしゃる皆様からご満足のお声をたくさん頂戴しました。 今回は通常撮影できない遺跡の内部もたくさん写真におさめることができ大満足。フェースブックにも現地から写真、動画をたくさん投稿しましたのでご覧ください。何度訪れても新しい発見があり、違う仲間と思い出が増え、楽しい思い出がたくさんできたこと、たくさん笑って時間を共有させていただいた皆様に感謝しております。シュクラン!
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ピラミッド内は急で狭くて、上り下り同じ通路ですれ違います
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ピラミッドの近くで発見された木造の太陽の船

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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