2019年11月1日出発 エジプト航空ビジネスクラス復路直行便(カイロ⇒成田)エジプトの軌跡8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年11月1日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/竹島 真美(たけしま まみ)
- この度は「エジプト航空ビジネスクラス利用 リッツ・カールトンとアブシンベルに泊まるエジプトの軌跡8日間」にご参加頂き、誠に有難うございました。陸路での移動が少なく、通常のエジプトツアーよりは体に優しいクルーズ船で過ごしながら古代文明を肌で感じ、そのスケールの大きさに圧倒された数日間。陽射しはとても強かったものの、そこまで暑くなく、ナイル川クルーズの風も心地よかったですね。少人数で和気藹々とテーブルを囲み、船内でのイベントもお楽しみになったエジプトツアーのレポートが完成致しましたので、懐かしくご覧頂ければ幸いです。
- 1日目
- 11月1日
- 19:30、成田空港にご集合。第1ターミナル南団体カウンターにてご挨拶をさせて頂いた後、エジプト航空カウンターにてカイロまでのチェックインをお済ませになり、出発の準備も万端。ご搭乗開始まではビジネスラウンジでお寛ぎ頂きました。21:00、42番ゲートがオープン。古代エジプトの天空の神ホルスがエジプト航空のロゴ。安全な飛行への願いが込められているんだそうです。世界的な情勢から日本人観光客が減ってしまった2013年、日本からの直行便が運休になってしまいましたが、2017年には復活しました。21:50、MS965便が成田空港を離陸。成田からカイロまで、ビジネスクラスでお体を休めながら13時間の空の旅となりました。
- 成田空港42番ゲートから出発
- 2日目
- 11月2日/晴れ/32 ℃
- 4:30、カイロ国際空港にご到着。ビザの入手と入国審査をお済ませになり、まず向かったのは三大ピラミッドのすぐ近くのメナハウス。ホテルの経営者は変わりましたが1869年創業の歴史あるホテルで朝食後、いよいよ観光スタート。ガイドはラビブさん。日本語ペラペラ。ピラミッドエリアでは、クフ王のピラミッドへ腰を屈めながら入場されました。4500年以上も前、平均2.5トンの石灰岩を210段に重ねた建造物は40階建のビルに匹敵する高さ。古代エジプト人の技術の高さに圧倒されながら、続いてカフラー王とメンカウラー王のピラミッドをご覧になり、その3つのピラミッドが見渡せるポイントでお写真撮影。これぞエジプト!な雰囲気。そして このピラミッドを守るように立つスフィンクスの足元へ。間近で見上げるスフィンクスは迫力満点でした。観光後はシーフードランチ、そしてホテルへチェックイン。しばしご休憩後、夜景の素敵なホテル内レストランでディナーをお召し上がりになり、この日の行程終了となりました。
- メナハウス朝食レストランからのピラミッド
- 足元へ!
- 3日目
- 11月3日/晴れ/33 ℃
- 早朝出発、MS391便にてカイロを出発してアスワンへ。カイロよりも南で暑く感じるアスワン到着後、ハイダムをご覧頂き、その後はアブシンベルまで3時間のバス移動となりました。ホテルチェックイン後、タジンのランチをお召し上がりになり、ナセル湖クルーズへご案内。ナセル湖はアスワンハイダムの建設によってナイル川の上流の水位が上がったことにより生まれた人造湖で、琵琶湖の8倍の大きさです。1時間ほどのクルーズでは、湖からラムセス2世の記念神殿であるアブ・シンベルの両神殿をご覧きました。紀元前1250年頃に建造された砂岩をくり抜いた岩窟神殿で、1813年に砂に埋れた状態で発見されました。アスワンハイダムの建設計画によって水没の危機に晒されるも、ユネスコの協力によって救われ、このことがきっかけで世界の自然や遺跡を守る「世界遺産」という概念のきっかけになったんだそうな。入場のお楽しみは翌日にとっておき、夜は音と光のショーで幻想的なお時間をお過ごしになりました。
- ナセル湖からのアブシンベル神殿
- 光と音のショー
- 4日目
- 11月14日/晴れ/30 ℃
- 早朝のアブシンベル神殿へ出発。神殿を照らす朝陽を鑑賞して内部へ。外観からは想像できない奥行きのある両神殿。その迫力に圧倒されました。アブシンベルの観光後は再度3時間のバス移動でアスワンへ戻り、いよいよナイル川クルーズアムワージュ号へご乗船!三泊四日のクルーズの始まりです。出港は深夜の為、アスワンの観光をもう少し。ということで切り出す途中で花崗岩にヒビが入った為に放棄された「切りかけのオベリスク」とイシス神殿へご案内。切りかけのオベリスクはもし完成していたら、最大のオベリスクになっていただろうと言われる42mでした。また、ボートで向かったイシス神殿もハイダムの建設のために移築されたもので、女神イシスがホルスを産んだとされるフィラエ島とそっくりに小島を造り替えて移築されました。この日のもう一つのお楽しみは、アガサクリスティゆかりのオールドカタラクトホテルでのティータイム。ちょうど夕陽が沈む頃、リラックスしたひと時をお過ごしになりました。夜は船内イベントのヌビアンショーをお楽しみになり、深夜2時、アスワンを出港となりました。
- 朝陽に照らされて赤くなるアブシンベル神殿
- オールドカタラクトホテルのテラスでティータイム
- 5日目
- 11月5日/晴れ/30 ℃
- 朝起きたら船は既に到着していました。朝食前のお散歩で、ホルス神とセベク神を祀った保存状態の良いコムオンボ神殿のご見学へ。ワニの頭を持つセベク神だけに、ワニのミイラも保存されていましたね。所々に彩色が残っているのも凄いですね。コムオンボから2時間少々の航行でクルーズ船はエドフ に到着。見学地のホルス神殿までは馬車で向かいます。生活感のある街並みを肌で感じることができるのも馬車ならでは。高さ36m、幅137mのホルス神殿は、180年かけてプトレマイオス12世によって完成されました。あまり近くだとカメラに入りきらない壮大な神殿でした。クルーズ船に戻ってランチ後少しのんびりしながら、16時頃に水門へ差しかかり、アグレッシブな物売りのお兄さんたちに魅入ってる間に、徐々に水位が下がって無事通過となりました。夜は男性陣は衣装に着替えてガラベーヤパーティに参加されました。皆様とってもキマッてました〜!
- 最近流行の「古代のwifi」
- ガラベーヤパーティへ!
- 6日目
- 11月6日/晴れ/34 ℃
- この日は王家の谷をはじめとするルクソール観光の一日でした。クルーズ船が停泊している東岸からボートで西岸へ渡り、メムノンの巨像でお写真タイム、そして王家の谷へ!ラムセス3世、4世、9世とツタンカーメンのお墓へ入場されました。壁一面に残されたレリーフがとにかく見事でしたね。続いてハトシェプストの葬祭殿、顔だけじゃなくてお墓も一番美しいと言われているネフェルタリ墓のある王妃の谷をご案内してランチタイムとなりました。午後はとても暑くなるので少しだけクルーズ船でご休憩。東岸観光は、古代エジプト時代はテーベと呼ばれた首都でしたが、それに相応しい大迫力のカルナック神殿からスタート。東西540m、南北600mの世界最大規模の神殿にはアモン神が祀られました。134本もあるという列柱がまるで林のようでした。この日の最後の観光はライトアップに合わせてアモン神の妻ムートを祀ったルクソール神殿へ。塔門が闇夜に照らし出されるライトアップは幻想的で雰囲気たっぷりでした。クルーズ船最後の夜は、ベリーダンスショーをお楽しみになりました。
- ルクソール神殿のライトアップ
- 7日目
- 11月7日/晴れ/28 ℃
- クルーズ船をチェックアウトして、ルクソール空港からMS352便にてカイロへひとっ飛び。日本への帰国日ですが、国際線の出発は夜なのでたっぷり時間が使えます。カイロに到着後は、王家の谷で見たツタンカーメンのお墓から発見された副葬品をはじめ、数々のエジプトの至宝を、考古学博物館でご見学されました。中でもやはりツタンカーメンの副葬品は群を抜いて見応えがありましたね。本ツアーの観光はこれにて終了。6日間案内してくれたラビブさんとお別れとなりました。4時間ほどデイユースのホテルでご休憩後、ラストディナーはフォーシーズンズホテル内で中華料理をお召しがりになり、カイロ国際空港へ。チェックインを済ませてエジプトを出国。お帰りもホルス神に守られながら12時間の空の旅で日本へ戻ります!
- 2020年にはギザに新しい考古学博物館がオープン予定
- 全機材にプリントされたホルス神
- 8日目
- 11月8日/晴れ
- 予定より少しだけ遅れた19時過ぎ、成田空港にご到着。入国審査と、お荷物に破損がないかどうかのチェック後、流れ解散となりました。お疲れ様でした。
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