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2019年10月11日出発 2連泊3回で旅する美しき中欧8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年10月11日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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お待たせいたしました。LE163「2連泊3回で旅する美しき中欧3ヵ国めぐり8日間」の旅日記をお届けします。中欧の中で一番私が好きなのがハンガリーのブダペスト。初めてブダペストの夜景を見た時に恋に落ち、会う度にその美しさに胸がドキドキします。もう一度ぜひ訪れたい!という声が多かった中欧の旅。私の母との思いでがぎゅっと詰まった中欧を、皆様が気に入って下さってとても嬉しいです。
1日目
10月11日/晴れ/14 ℃
★羽田国際空港→ブリュッセル→ミュンヘン→ブダペスト(ソフィテルホテル泊)ANAのイメージカラーと言えばブルー。空の青と思っていたのですが、実はギリシャ神話の海の波と風を鎮めたと言われる海の神様「トリトン」の青。海と空の違いはあるものの「旅の安全」を願う気持ちを込めて「トリトンブルー」と呼ばれているそうです。ブリュッセル空港は世界で1番チョコレートが売れる場所で、年間815トン・1日にすると2トン以上のチョコレートがブリュッセル空港内だけで販売されているそうです。お役に立てばとお渡ししたチョコレートリストを参考に、お買い物をされていたお客様も。ミュンヘン空港を駆け足で乗継ぎ、ハンガリーのブダペストへ。長い長い移動、大変お疲れさまでした。
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ANAのラウンジにあるサイン付きスターウォーズジェットの模型
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朝焼けに染まるブダペストの王宮
2日目
10月12日/晴れ/10~22 ℃
★ブダペスト(連泊) 今日の観光は、ブダペストのハイライトの1つの国会議事堂の入場観光。私の中で、ダントツ1位の美しさのハンガリーの国会議事堂では、衛兵が聖イシュトヴァーンの王冠を護っていました。ハンガリー王が代々受け継いできた聖イシュトバーンの王冠は、盗難や国外持ち出しと数奇な運命をたどり、第2次世界大戦後アメリカ政府の命令でハンガリーに返還されました。その後、オーストリア・ハンガリー二重帝国の皇帝・皇妃としての戴冠式を挙げたマーチャーシュ教会と漁夫の砦へ。ハンガリーを愛した皇妃エリザベート。政治には口を出さなかった彼女が唯一彼女の想いを通したのが、ハンガリーに自治権を与える事でした。老舗高級レストランGundelで昼食を。夕食は、皇妃エリザベートが好んで訪れたカフェ・ジェルボーで頂きました。クルーズ船から望む、ライトアップされた美しいブダペストの建造物にうっとり。
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まるで宮殿のような国会議事堂内部
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黄金に輝く国会議事堂(ドナウ川ナイトクルーズ)
3日目
10月13日/晴れ/10~19 ℃
★ブダペスト→ブラチスラバ→プラハ(アンバサダーズラターフサホテル泊) 秋色に染まるブダペストとお別れし、スロバキアの首都ブラチスラバへ。オスマン帝国の手にハンガリー王国の首都ブダが落ちた際、ブラチスラバに首都が移されました。塔の先端に王冠を抱く聖マルティン大聖堂では、マリア・テレジアを含む18名の戴冠式が行われました。18世紀のマリア・テレジアの時代最も栄えたとブラチスラバ城は、19世紀火災で焼失し修復されたものです。穀物の刈り入れ時を過ぎた茶色のモラヴィア大平原。風に揺れる黄金色の大平原はいずこ・・・・私の心臓はバクバクバク・・・・。優しい笑顔と言葉で受け止めて下さった皆様。本当にありがとうございました。夕日の残照に染まる空に合わせて流した「亡き女王の為のパヴァーヌ」「ヴォカリーズ」「ガブリエルのオーボエ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」がとても良かったとの言葉。とても嬉しかったです。
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ブラチスラバ城(スロバキア)
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フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇妃の唯一の息子ルドルフ皇太子の妻シュテファニー所縁のレストランで昼食
4日目
10月14日/晴れ/10~22 ℃
★プラハ(連泊) チェコの首都プラハは、他国による支配の歴史の中で幸いにも大きな戦禍を逃れ、11世紀から18世紀の街並みが残る世界遺産に登録された街。プラハ城入口で衛兵さんと一緒に写真を撮り、ミュシャのステンドグラスで有名がゴシック建築の聖ヴィート教会へ。その後、王宮・黄金の小道・カレル橋を渡りヤン・フス広場へ。中世から600年の時を刻み続けている天文時計は、毎時行われるからくり人形のショーを見る人達で大賑わい。ガイドさんオススメのカフェモーツアルトから、窓越しにご覧になった方も。午後のフリータイムは、一部のお客様と世界の美しい図書館のひとつ「クレメンティヌム図書館」へ。展望台からの景色が素晴らしかったですね。黄金色に染まるヴルタヴァ川(モルダウ)をクルーズ船から眺め、国民劇場経由でホテルへ。天文時計の展望台やミュシャ美術館に個人で行かれた方も。
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聖ヴィート教会内にあるミュシャのステンドグラス
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クレメンティヌム図書館の展望台からの眺め
5日目
10月15日/晴れ/10~21 ℃
★プラハ→チェスキークルムロフ→ウィーン(ヒルトン泊) チェコの曲がり角という名前を持つチェスキークルムロフ。南ボヘミアの重要な通商路であったチェスキー・クルムロフのお城と街の歴史は13世紀に遡ります。長い歴史の中、神聖ローマ帝国・オーストリア=ハンガリー帝国と支配者が変わり、一旦はチェコスロバキア領となるも、第2次世界大戦中はナチスドイツ軍の基地が置かれるなど複雑な歴史を歩んできました。戦後荒廃状態にありましたが、1989年のビロード革命以降街はかつての美しさを取り戻し1992年には世界遺産にも登録されました。高台からの眺めと、スメタナの我が祖国でも知られるヴルタヴァ川(モルダウ)からの眺めをお楽しみ頂き、一路音楽の都ウィーンへ。市庁舎の地下にあるラーツケラーで大きなウィンナーシュニッツェルを頂きホテルへ。ホテルで電気系統のトラブル多発。その対応に私が部屋に戻れたのは24時。さすがに疲れました
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黄金色に染まるヴルタヴァ川(モルダウ)黄色い絨毯を歩きながら、さざ波の様に語尾を震わせる淡谷のり子さんの枯葉を歌いたくなるのは私だけでしょうか?
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季節によって表情を変えるチェスキークルムロフ城。その中でも、秋のチェスキークルムロフが一番好きです。
6日目
10月16日/小雨・晴れ/12~17 ℃
★ウィーン(連泊) ヨーロッパで最も美しいバロック建築のひとつに数えられるシェーンブルン宮殿へ。1441室ある内、一般公開されているのはほんの一部。見学コースによって部屋の数が違いますが、今回は公開されている全ての部屋(40室)を巡るグランドコースへ。その後は、美しい眺めという意味のヴェルベデーレ宮殿へ。館内の混雑を緩和する為、7月から予約制に。クリムトと恋人のエミーリエ・フレーゲがモデルと言われる接吻。金箔がふんだんに使われた官能的な作品ですが、2人の体は崖っぷちに。それが意味するものは何なのか?絵画は説明があると更に魅力が増します。そこがガイドさん付きのツアーの良いところ。クリムトの接吻の写真も撮れてよかったですね。午後の自由時間は、美術史美術館を訪れたり、音楽の都でクラッシック音楽を楽しまれたお客様も。朝は強い風と雨でとても寒かったですが、午後は青空も見え温かくなってホッとしました。
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クリムトの接吻
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美術史美術館の大階段の間
7日目
10月17日/晴れ/9~19 ℃
ウィーン(機中泊) 金色のヨハンシュトラウス像で有名な、市立公園の側にあるヒルトンホテル。出発前にお散歩に行かれたお客様も。実は戦後建立された金色のシュトラウス像は、敗戦後の世相において「贅沢過ぎる」と批判を受け、黒色に塗り替えられてしまいました。もとの金色に塗りなおされたのは1991年の事。★10月18日(金) 全日空の快適な空の旅で羽田空港到着。やはり日系の航空会社の日本的な機内サービスは良いですね。機会がありましたら、「黄金のアデーレ(アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像)」をご覧に、ニューヨークのノイエ・ガレリエにもいらして下さい。クリスタルハートの懇親会や説明会・新たな旅で、再びご一緒できる日を楽しみにしています。時折、旅日記やパンフレットを通して、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。
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市立公園にあるヨハンシュトラウス像(以前撮影)
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チェスキー・クルムロフにて、ガイドのロマーナさんと一緒に

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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