2020年2月27日出発 時を紡ぐ北スペインとポルトガル縦断9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2020年2月27日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/大藪 和彦(おおやぶ かずひこ)
- お元気でしょうか?先日は阪急交通社クリスタルハート「北スペインとポルトガル縦断9日間」をご利用くださいまして、誠にありがとうございました! 早速今回のツアーを振り返る旅日記を作成いたしましたのでご覧いただければ幸いです。 日本の四分の一の大きさのポルトガルに少し足を延ばしての北スペイン、サンチャゴ・デ・コンポステーラなので、バスでの走行距離は約1185キロ・・・ということで、毎日に余裕があるツアーでした。時期的にも春が訪れる頃、北部や朝晩は寒かったものの、雨の多いガリシア地方はともかく、後半になると丁度いい気候で気持ちのいい、旅行をするのに最適な季節ではなかったでしょうか? お食事の時も色々な楽しいお話をうかがえ、勉強になりました。 こういうお客様となら、まだまだツアーを続けたいな〜っと思える方々とご一緒できて光栄でした。沢山の想い出を本当にありがとうございました。
- 1日目
- 2月27日/曇り みぞれ(フランクフルト)/3 〜 13℃
- いよいよ今日は待ちに待った北スペインとポルトガルのツアー出発の日!羽田空港9時20分集合です! ビジネスクラスのラウンジが新型コロナの影響で食材やドリンクが限られた物しかありませんでビックリしてしまいました。 今回は全日空でフランクフルトを経由して、ポルトガル第二の都市、ポルトへと飛んで参ります。 乗り継ぎ時間が少々あったものの時間通り搭乗・・・ しかし、フランクフルトの天候は気温3度のみぞれ! 飛行機の羽に積もったみぞれを不凍液で流してからの離陸でしたので、出発までに少々時間がかかってしまいました。 寝て起きて「着いたのか?」と思ったらまだ離陸していなかったりしましたね(笑) イべりア半島最西端の大西洋に臨む国ポルトガルは、ヨーロッパの中で日本から一番遠い国という事になります。 ホテル到着は23:50となんとか今日中に到着できましたよ!
- 全日空のビジネスクラスの空の旅!
- ポルトガル第二の都市ポルトが待っていますよ!
- 2日目
- 2月28日/晴れときどきくもり/11 〜 18℃
- 町の発祥は青銅器時代の後期、紀元前8世紀頃、当初から地中海と結ぶ重要な港町であり、ローマ軍が進駐すると首都ブルガとローマを結ぶ拠点になりました。その時代この町は“カレ”と呼ばれ、“カレ”の港“ポルトゥカレ”がこの国の名前、“ポルトガル”になったということです。ポルトのシンボル、グレゴリウスの塔からリブレリア・レロ・イ・イルマオン(1869年にレロ兄弟によって創業され、1906年にこの地に移されたという美しい書店)見学。ポルトにはハリー・ポッターを書いたJKローリングも何度も来ていたという所、この世界一美しい書店と共に、世界の美しい駅といえば必ず名前が挙がるサン・ベント駅があります。観光の途中には創業1790年、今年で230年目のポルトワイン醸造所“サンデマン”へ!黒いマント姿とソンブレロという帽子姿のラベルで有名です。午後はドウロ川のクルーズや空中散歩も!天気に恵まれた一日でしたね!
- アズレージョの美しいサンベント駅!
- テレキャビンに乗って空中散歩も!
- 3日目
- 2月29日/くもり一時雨/9 〜 13℃
- 今日はポルトガル王家発祥の地ギマランイスへ。旧市街の小高い丘の上に10世紀のお城「カステロ」がそびえ、バスを降りた後アフォンソ・エンリケスが洗礼を受けたというサンミゲル礼拝堂を見学し、ブラガンサ侯爵邸をかすめサンチャゴ広場やオリベイラ広場と散策し、昼食後はミーニョ川を渡ってポルトガルから北スペインのガリシア地方へ。サンチャゴ・デ・コンポステーラに入る前にモンテ・ゴゾ(歓喜の丘)に立ち寄って写真撮影!遠くに大聖堂の鐘楼がかすんで見えました!そしてスペインでも1、2を争う人気があるパラドール(スペイン国営ホテル)のレイエス・カトリコス!これはかつてレコンキスタ(国土回復運動)を成し遂げたカトリック両王が巡礼者 のために建てた歴史ある建物で、王立病院としてまた、宿泊施設として使われていたという由緒ある5ツ星ホテルです!チェックイン後散策時間もあり、夕食はメインダイニングにて!
- 古い歴史を持つギマランイスの城!
- お泊りのパラドールは大聖堂の目の前!
- 4日目
- 3月1日/くもりときどき晴れ/7 〜 12℃
- 今日は10時にゆっくり出発して大聖堂へ。11世紀〜13世紀に建てられ、正面は後にバロック様式で作られた大聖堂周りと(修復中の)内部、そして博物館観光の後、市場にも足をのばしましたね・・・がしかし、日曜日で全滅でした(´;ω;`)ウゥゥ。さらに歩いてペラヨ修道院のビスケットのお味見?修道女は100歳を超えた方もいらっしゃるようですよ!お昼をいただいて、ポルトガルに戻ると今度は時間を1時間遅らせ、ヴィセウのポサーダ(ポルトガルの国営ホテル)へ。ここも19世紀の病院を改装したホテルでしたが、皆様は新しく増設された4階部分でバルコニー付きのお部屋へ・・・がしかし天気は大雨でバルコニーで寝そべるわけにはいきませんでしたね。でも夕食前の市内散歩に雨の中お付き合いいただきまして誠にありがとうございました!ご夕食はポサーダで!
- ヴィセウのポサーダの屋根付きの中庭!
- ヴィセウの大聖堂のアズレージョの回廊。
- 5日目
- 3月2日/雨→くもり/13 〜 18℃
- 今日は11時30分のホテル出発という余裕!ゆっくりご朝食をお召し上がりになり、ご希望のお客様と旧市街の散策へ・・・その後11時15分のご出発にご協力をいただきましたが、違法駐車の車に阻まれて運転手アルトゥールは大変だったと思います。ヴィセウ出発後コインブラへ!おいしい仔牛のローストをいただき、コインブラの観光へ!大学の町コインブラでは大学の内部やサンミゲール礼拝堂、そしてまるで美術館のようなジョアニア図書館を見学し、旧市街散策では旧大聖堂の入場観光も!フリータイム中は金平糖をお買い求めいただき、ポルトガルの名物お菓子の一つ、黄身と砂糖のあんこをモナカに詰めたオボシュモーレスの味見も!ホテルチェックイン後はスーパーへ行かれた方もいましたね!こちらでもマスクは売ってなかったですけど・・・
- 人気のコインブラのレストラン「タベルナ」にて食べる!
- まるでコインブラ大学を卒業したような団体撮影!
- 6日目
- 3月3日/晴れ→くもり/13 〜 17℃
- コインブラを後にしてナザレのシティオ展望台で写真ストップ。ポルトガルでは「リスボンは遊ぶ町、ポルトは働く町、コインブラは勉強する町、ファティマは祈る町」と言います。そして「ナザレは鰯を食べる町」ですのでナザレではなかったのですが、次のオビドスでイワシをいただきましたね!オビドスは城壁に囲まれ、王妃に愛された町、さらにシントラにて世界遺産の王宮をご見学!そしていよいよ西経9度30分、「ここに陸果て、海始まる・・・」と国民詩人のカモンイスがうたったヨーロッパ最西端《ロカ岬》へ!リスボンのホテルへチェックインた後、夜は老舗《CULBE DE FADO》にてご夕食を頂きながらファドの夕べ。サウダーデを感じて下さいましたか? ポルトガルの3つのFはフットボール(サッカー)にファティマ(聖母マリア御出現の聖地)そしてファドがあります!今日は夜遅くまでお付き合いいただきまして誠にありがとうございました!
- オビドスでギンシャ試飲中!
- シントラ王宮観光中!
- 7日目
- 3月4日/晴れ/15 〜 20℃
- 今日は観光最終日、皆様が良く知るリスボンのハイライトをご覧いただきましょう!ベレンの塔、発見のモニュメント、エッグタルトをいただいてからのジェロニモス修道院、ご昼食は名物カタプラーナ!午後は貸し切りのトラム(路面電車)に乗ってリスボンパノラマ観光!街の中心ロッシオ広場付近でフリータイムもお楽しみいただきました。夜はご希望のお客様とアモレイラス・ショッピングセンターへ。ここには多くのお店やレストラン、カフェや映画館、そして大きなスーパーマーケットもあり、しかも23時まで営業と、非常に便利でしかもホテルの向かい!最後の晩酌?いえ晩餐?は自由食でしたので、ご希望の方々と「リパブリカ・イタリア」レストランへ・・・そして明日は午前2時のモーニングコールですので、今晩、明日のボックスブレックファストをお配りいたしました!(おっと、夕食食べなくてもこれで済ますことができましたね!)
- ベレンの塔観光中!
- 午後はトラム体験!
- 8日目
- 3月5日/晴れ→くもり/10 〜 18℃
- リスボンについては色々な方々がそれぞれの感想をのべています!快適な街リスボン、清潔な町リスボン、のびやかでムードのあるリスボンなどなど・・・また三島由紀夫は「紀行(ポルトガルの想ひ出)」の中で 『ポルトガルの首都リスボンにはたった2日間しかいなかったが、その記憶は今も清潔で鮮明で少しも手垢に汚れていない。なんという美しい町だろう、あの冬のきらめくばかりの日光と美しい公園と、家々を飾るタイル細工とモザイクの歩道などがありありと目に残っている!』と書いています。今日は早朝にリスボン国際空港(ポルテラ空港とも)に到着後チェックイン。ビジネスクラスのお席はすでに決まっており、あわてる必要ございません。懐かしいフランクフルトではビジネスクラスのラウンジでソーセージとビールをいただき、帰国の途へ。帰路はボーイング777になり、ビジネスクラスは孤独なパーテーションの仕切りもありました!
- 帰路はANAのボーイング777にて!
- さすがに機内ではエッグタルトは出なかったですが・・・
- 9日目
- 3月6日/晴れ/8 〜 15℃
- まだまだ眠い時間に朝食の用意をして客室乗務員が運んできてくれました。そして羽田空港へ到着してからも富士山が見えていまして、寒いながらも晴らしい天気のようです。皆様と無事、羽田空港へ到着してスーツケースも出て来てお別れです。旅というのは自宅の玄関を出てから、もう一度自宅の玄関をくぐるまで・・・とよく言われます。あとはどうか皆様、お気をつけてご自宅までお帰り下さい。現在は新型コロナのニュースが世間を騒がしていますが、すぐにも収まることを願って弊社スタッフ一同、頑張ってまいりますので、次の機会がありましたなら、阪急交通社クリスタルハートの旅を、どうかよろしくお願いいたします。 私、大藪もいつかまた、皆様と一緒にご旅行出来る日を心待ちにしております。数々の楽しい思い出を本当にありがとうございました!
- リスボンの発見のモニュメント!
- ファドも素敵な思い出となりました!
条件を指定して添乗レポートを探す
カタログや新聞に掲載のコース番号や国名・都市名、添乗員の名前などで検索いただけます。
※添乗員の名前で検索される場合は、名字と名前の間に全角スペースを入れてください。
ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。