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2020年2月9日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>ゆったり旅するトルコ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2020年2月9日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/鈴木 美津子(すずき みつこ)
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この度は「ターキッシュエアラインズ利用 ゆったり旅するトルコ10日間」にご参加くださいまして、誠にありがとうございました。 トルコ共和国は783,562平方キロメートルという日本の2倍以上の国土を持ち、周りを黒海、エーゲ海、地中海に囲まれています。「欧州、中東、中央アジア、コーカサス地域の結節点」という地政学的にも大変重要な場所に位置していていることから、多様な文化や、この時期ならではの気候の移り変わり、魅力的な観光地を堪能して頂けたのではないでしょうか。皆様笑顔で、お怪我もなく無事に過ごせましたこと、心よりお礼申しげます。 世界の状況は深刻な部分もありますが、「明けない夜はない」という気持ちを心に、またどこかの空の下、お会いできますことを心より願っております。 皆様、どうかお元気でお過ごしくださいませ。本当にありがとうございました!
1日目
2月9日/晴れ/10 〜 16 ℃
これから10日間のトルコへの旅、どうぞよろしくお願いいたします。 ターキッシュエアラインズは23:00の出発でしたから、「仕事や用事を済ませて成田に来ましたー」というお客様や「地方からだと当日中に乗り継ぎできて、良いのよね」というお客様もいらっしゃいました。それらが夜の出発便の良い点でもありますね。 さてさて、いよいよツアーの始まりです。ターキッシュエアラインズ53便にて、まずはトルコのイスタンブールへ。 12時間半のフライトの後は、昨年の春にオープンした巨大なイスタンブール新国際空港で乗り換えて、一路トルコの中西部の街、イズミールへ向かいました。通常のツアーですとイズミールまでの数百キロをひたすら陸路ですから、この国内線チョイスは、お身体にも優しく、観光時間も充実していて、イチオシの部分なんですね^^
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ゲートは47番。一番奥まで歩きます。ふうう。
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イスタンブール空港を飛び立った時に見た朝焼け。綺麗でした♪
2日目
2月10日/晴れ/6 〜 14 ℃
最初の観光はベルガマ遺跡でした。紀元前4世紀に造られた世界最古の医療施設アスクレピオン、覚えていらっしゃいますか? 青い空と白い神殿群のコントラストが印象的でしたね。次にロープウエーで高台に上り、アクロポリス遺跡をご覧いただきました。そもそもなぜトルコが栄えたかと言うと、紀元前8世紀頃から海を隔てたギリシャのアテネやスパルタで都市国家(ポリス)ができ、それがトルコ側にも影響を及ぼしたそうです。出土品はここには無く、ベルリンのペルガモン博物館にあるそうで、その理由は「鉄道建設のためにドイツの技師がやってきて「遺跡の出土品が欲しい」と当時のトルコの王様に相談したら「トルコは他にも遺跡があるから持っていって良いよ〜」とOKが出てベルリンに行ったんですよ」とのこと。なんて太っ腹!ガイドブックにも載っていない面白い説明でした。その後はイズミール市内のホテルへ。昨日からの長いご移動大変お疲れ様でした。
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アクロポリス遺跡のトライアヌス(←王様の名前です)神殿
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ウエルカムドリンクは、地中海を眺めながら。旅の安全を願って、乾杯★
3日目
2月11日/晴れ時々曇り/8 〜 17 ℃
今日はエフェスへ。最初は小高い山の上にある「聖母マリアの家」に向かいました。『え?イスラムの国でマリア様?』と不思議になられたのではないでしょうか? 紀元後1世紀に洗礼者聖ヨハネによって聖母マリアがこの家に連れて行かれ、残りの地上生活をここで過ごしたと言われています。教皇ヨハネ・パウロ二世や教皇ベネディクト十六世も訪れていらっしゃる場所でした。そして有名なエフェス遺跡へ。オデオン(音楽堂)、勝利の女神「ニケNIKE」のレリーフ、ヘラクレスの門をくぐり、古代の公衆トイレ、立派なケルススの図書館でお写真タイム。娼婦宿のお話を聞いた後は、大劇場へ。方向的には南から北に向かって約2時間半観光をしていただきました。そして夕刻にはパムッ(綿)カレ(城)へ。名前の意味は、昔から良質な綿花の一大生産地であることと、遠くから見ると白い棚田(幅200m)がまるで綿のように見えることから付けられたそうです。
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エフェソス遺跡の猫はキリッとしてますね〜♪
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グッドタイミング! 夕日に映えるパムッカレの石灰棚。幻想的でした
4日目
2月12日/曇り/−1 〜9 ℃
今日は移動日でした。夕方にようやく到着したコンヤでは、1267年に造られたインジェ(細長い)・ミナーレ(尖塔)神学校の外観をご覧頂きました。かつてトルコには80カ所(コンヤには4カ所)の神学校がありましたが、今は全て大学の神学部に移管されているそうです。次にメヴラーナ博物館へ。セマー教という舞踊宗教の施設で、ガイドさんから「ダルビッシュ(修道僧の意)」の頭文字の話がありましたね。「D(固定の)世界・R偽善・V財産・Y嘘・S欲」の5つから解放される、という教えがあるそう。また7つの教えも。①恵と助けは流れるように与えよ ②情けと哀れみは太陽のように与えよ ③他人の欠点は夜のように隠せ ④怒りと苛立ちは死ぬようにあれ ⑤寛容は海のようにあれ ⑥あるがままに見せるか、味方の如く振舞え ⑦謙遜と謙虚は土のようにあれ。なるほどー。国や宗教観が違っても納得できる格言ではないか、と感じ入りました。
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内陸部に入り、寒くなってきました。チャイでホッと一息(^-^)
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メヴラーナ先生のお墓。位の高い方は帽子が白ではなくて緑だそうです
5日目
2月13日/曇り時々雪/−9 〜 1 ℃
起きてビックリ。高台にあるホテルから見下ろしたコンヤの街は一面の雪景色でした。移動の途中「スルタンハヌン=隊商の宮殿」というキャラバンサライで休憩を取りました。シルクロードにはこのような隊商宿が点在していて、こちらは1229年に完成しています。盗賊団から身を守れて安心な上に、その街も潤うということから3泊まで無料だったそうです  午後は「カイマクル地下都市」へ。この地域には20カ所の地下都市が確認されていて、うち約1割を発掘、その一部が公開されています。古いものは紀元前400年頃という記録が残っているそうです。解明されていない部分もありますが、このカイマクルの地下都市はアラブ人から逃れたキリスト教徒千人近くが住んでいたと言われていて、1965年から博物館として整えられました。今夜のお宿は洞窟ホテル。外は石造りでしたが内装はゴージャス! バスタブ付きのお部屋で温まって頂けたことと思います。
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雪道をザクザク。ご質問の多かったこの「くるくる巻けるブーツ」は温かくてオススメですヨ!
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『何考えてるのかな〜?』 ホテルの屋上にて
6日目
2月14日/晴れ/2 〜 −3 ℃
今日も雪化粧の朝を迎えましたが、空気が澄んで気持ちよかったですね。そして、たっぷりカッパドキアを堪能できた1日でした。 カッパドキアにある奇岩群。これらはもともと火山灰が堆積した凝灰岩層が、長い年月の間に雨水や湧水の浸食作用によって作られたものです。キノコが沢山生えていたパシャバー地域(下の写真)は噴火した岩が大地に転がり、その下が侵食されてキノコの頭のように残っているんですね。 ギョレメ野外博物館は、紀元前17年のローマ支配によってキリスト教が流れ込んできた後、7世紀にアラブ・イスラム勢力が侵入し、弾圧されたキリスト教徒は奇岩の山を穿って洞窟修道院を建設した場所でした。この地域には10世紀までになんと360もの聖堂など建造されたと言われています。そうそう、フリーランチは皆さんと仲良くウチヒサールにできた新しいレストランで。窯出しシシケバブやパスタが美味でしたね。(^-^)
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晴天に恵まれたカッパドキア、ラッキーでしたね
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トルコ語で乾杯!「シェレフェ!」
7日目
2月15日/曇りのち晴れ/7 〜 10 ℃
ホテルを7時に出て、近くのネヴィシェヒール空港に向かいました。お手頃ツアーですと、ここから丸1日陸路でイスタンブールを目指しますが、飛行機ではたったの1時間。イスタンブールでたっぷり観光ができました。向かったところはブルーモスク。現在修復工事が行われていて全容を見ることができませんでしたが、モスクに入り、イスラム教徒の方がお祈りされている様子を伺うのは貴重な体験でしたね。次にトプカプ宮殿へ。ここは1478年から約400年に渡ってオスマン帝国のスルタンが居住して政治を司った宮殿です。巨大な大砲(トプ)がボスポラス海峡に面した門(カプ)に据えられたことに由来します。敷地面積は70万m2で東京ドームの14倍。メインの建物は幅180m,奥行280mもあり、二重の城壁に囲まれ内部は多くの展示館、会議室、ハレム、学校、モスク、浴場などがありました。夕食は久しぶりの和食でホッとして頂きました。
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朝食レストランの脇では地元の女性がパンを焼いてくれました
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様々なドラマをこの壁は知っているのでしょう。トプカプ宮殿のハレムにて
8日目
2月16日/晴れ/4 〜 11 ℃
イスタンブール観光の2日目。「埋めたてられた庭」という意味のドルマバフチェ宮殿へ向かいました。オスマントルコ帝国のメフメト2世によって造成された庭園に、後のアブデュルメジト1世の命令によって従来あった木造宮殿を取り壊して建てられ、オスマントルコ帝国末期に王宮として利用された所です。宮殿の面積は4万5千平米で、285の部屋、46のホール、6のハマム、68のトイレがあるそう。それはそれは圧巻でしたね。続いてランチはエルミガン公園内のある邸宅風レストラン「SAKI KIOSK(サキ キオスク)」へ。キオスクというと日本では駅構内の売店を呼びますが、調べますと元々はトルコやイランなどで古くから庭園内にあったキノコ状の小さな建物のことを言い、ペルシャ語のクシュクから来ていて「日陰をつくる物」という意味があるそうです。夜は民族舞踏とベリーダンスのディナーショーで楽しんで頂きました。
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オルタキョイでは、ミディエドルマス(ムール貝の詰め物)を食べました
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妖艶なベリーダンサー。もーーー。目が釘づけでしたねえ(笑)
9日目
2月17日/晴れ/3 〜 11 ℃
出発が11:30でしたから、それまではホテルの周りを散歩されたり、施設内のハマムやジャグジーをご利用になった方もいらっしゃいました。まさにツアータイトルの「ゆったり旅するトルコ」という感じでしたね。3日目の観光で最初に向かったのはラボスフォラス海峡のランチクルーズ。陽光の中、マルマラ海峡を北上して黒海近くまでゆっくり堪能していただきました。船を降りたらガラタ塔へ。魚釣りを楽しむ人達を横目で見ながらテクテク渡ったガラタ橋。サバサンドを頬張りましたね。迷路のようなグランドバザールはいかがでしたか? その後は空港へ。この空港は世界最大規模で最終完成時の総面積は東京ドームの1636個分!成田空港の8倍になるとか。最終的に滑走路6本、年間2億人の利用を見込んでいるそうですが、まずは移動に楽なシャトルトレインを作ってほしいなあ、と思いました。(^_^;) 日付が変わって夜中の2時過ぎに離陸しました。
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ヨーロッパ側新市街のガラタ塔から旧市街を望みました
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最後の夕食は、ダイナミックな魚の蒸し焼き!
10日目
2月18日/晴れ/4 〜 13 ℃
今回のツアーは、私ごとではありますが6年ぶりのトルコでした。街はあの当時と変わってしまったのか、昔お世話になったガイドさんや店員さんは元気にされているのか、と再会を心に秘めていたのですが、この性格ですから(笑)ついつい言葉の端々に出てしまいました。皆様はお優しくて「そうだったのね〜」とお話を聞いてくださいました。観光客減で閉店も多いと聞いていましたので、懇意にしていた店員さんと再会できた時は本当に嬉しかったです。皆さんもいろいろお求めくださって、彼女(ナズさんと言います)がとても感激していました。 日本に戻り、まさか桜や春の花々をこのような気持ちで眺めることになるとはおもってもみませんでした。トルコでもちょうど国花のチューリップが街のいたるところに咲いている頃だとおもいます。今年はその様子を見に行くことは叶いませんが、来年は必ず足を運びたいと思っております。本当にありがとうございました。
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機内テレビにもようやく「Tokyo」の文字が。
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チャータークルーズのデッキにて。皆様の笑顔、忘れません♡

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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