2019年11月4日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船で行く 優雅に旅するエジプト10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年11月4日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/藤井 博志(ふじい ひろし)
- この度はクリスタルハートLE304「ターキッシュエアライン利用・5つ星ナイル川クルーズ船で行く優雅に旅するエジプト10日間」11月4日(月)ご出発に4名様のお客様がご参加くださいました。当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。添乗員の藤井博志です。11月のエジプトは朝晩の気温が10~15度と大変過ごしやすくなり、観光シーズンに入りました。アラブの春以降、エジプト旅行を敬遠される方が多かったのですが、ここ数年エジプトは大きな事件もなく、観光客の訪問者数がアラブの春以前のように、取り戻しつつあります。活気が戻ったエキゾチックなエジプト10日間の旅を、ふり返ってみたいと思います。
- 1日目
- 11月4日/成田・曇り/成田・20 ℃
- 本日からLE304「ターキッシュエアラインズ利用・5つ星ナイル川クルーズ船で行く優雅に旅するエジプト10日間」の旅が始まります。ターキッシュエアラインズは、成田空港最終出発便の23時出発で経由地のイスタンブールまで、約12時間のフライトです。そしてイスタンブールからカイロまでは、さらに2時間15分の所要時間でエジプトの首都カイロに到着となります。翌朝7時30分に、カイロに到着した私たち一行を待ち受けてくださった、今回の現地ガイドはゴマちゃんことMRエマードさんです。(ゴマちゃんはあだ名です!)現地ガイドのゴマちゃんは、邦人以外の日本語ガイドによる世界優秀ガイドに表彰されたことのある、素晴らしいガイドさんです。そのゴマちゃんと先に向かうのは「エジプト考古学博物館」です。(2日目に続く)
- これから出発です
- ナイル川クルーズ船のデッキから望む夕日
- 2日目
- 11月5日/晴れ/28 ℃
- カイロ国際空港を出発してバスにて約1時間、エジプト考古学博物館に到着です。エジプト考古学博物館(通称カイロ博物館)は、もともとエジプトの遺跡品が海外に持ち出されることに、危惧したフランス人の考古学者オギョスト・マリエットが、それらの遺跡品を管理するため、1902年に現在の建物に遺跡品を収蔵するところから、このエジプト考古学博物館の歴史が始まります。やはり一番有名な収蔵品は、ツタンカーメンの黄金のマスクではないでしょうか。また、このエジプト考古学博物館には、古代エジプトのミイラも展示しており、カイロ到着の最初の観光地としては、あまりにも興味深く刺激的な一日となりました。明日は早朝にアブシンベルへ向かいます。
- エジプト考古学博物館 収蔵品①
- エジプト考古学博物館 収蔵品②
- 3日目
- 11月6日/晴れ/14~32 ℃
- 本日行程3日目はカイロを早朝にチェックアウトして、空路ナイルエアーにてアスワンへ向かい、そこから約280キロ延々と続くヌビア砂漠(サハラ砂漠)を、バスにて走破してアブシンベルまで向かいます。アブシンベルは、ユネスコの世界遺産が誕生した大きなきっかけになった神殿があり、あまりにも有名です。このアブシンベル神殿はアスワンハイダムの建設により、神殿自体が水没になる運命にさらされ、ユネスコがその救済に名乗りを上げ、1964年から68年にかけて工事が行われて、もとの位置より60メートル上にそっくり移動することに成功した、ユネスコ世界遺産であります。そのアブシンベル神殿を、ナセル湖の湖上遊覧でゆっくり眺めて、この上ない至福のひと時を楽しみました。
- ナセル湖から望むアブシンベル神殿
- ライトアップされたアブシンベル神殿
- 4日目
- 11月7日/晴れ/13〜31 ℃
- 11月に入ったヌビア砂漠の早朝は、ひんやりとしています。本日行程4日目は、昨日のアブシンベル神殿ナセル湖遊覧から続き、アブシンベル神殿の日の出鑑賞から一日がスタートしました。ナセル湖から昇る朝日は大変美しく、それでいて神秘的に約3300年の歴史を持つアブシンベル神殿を照らしています。感動の朝日鑑賞のあと私たち一行は、昨日通ってきた280キロの砂漠道路(アスファルト舗装です)を、再び走ってアスワンに戻ましたアスワンではエジプトを代表する最高級のホテルのひとつで、イギリスの作家アガサクリスティーや世界の政治家にも愛された「ソフィテルレジェンド・オールドカタラクト」に宿泊し、優雅な時間を満喫することが出来ました。
- ナセル湖から昇る朝日
- オールドカタラクトホテルとナイル川
- 5日目
- 11月8日/晴れ/16〜32 ℃
- 昨日は、ソフィテルレジェンド・オールドカタラクトホテル内のレストラン「1902」にて、フランス料理を堪能しました。エジプトにいることを忘れてしまうくらい、至福の優雅な時間が流れておりました。そして本日行程5日目は、アスワンの市内観光を済まして、いよいよナイル川を5つ星クルーズ船で3泊4日のクルーズが始まります。今回乗船するクルーズ船は、2010年に新規就航した全キャビンにバスタブが付いた「M/S・メイフェアー」号です。メイフェアー号は食事の評判も大変良く、非常に質の高いサービスが受けられます。そのメイフェアー号では、今夜カクテルパーティーが開催されてクルーズ船ならではの演出で、大いに盛り上がました。
- イシス神殿
- ナイル川の夕陽
- 6日目
- 11月9日/晴れ/15〜31 ℃
- メイフェアー号は私たちが起床する少し前の午前5時に、アスワンを静かに出航して、コムオンボに向かっておりました。コムオンボに到着したのは、私たち一行が朝食を食べ終えた午前8時でありました。コムオンボの観光はすべて徒歩観光です。クルーズ船が停泊した向かいが、コムオンボ神殿という絶好のロケーションです。コムオンボ神殿はワニの神であるソベク神のために、プトレマイオス朝時代に建てられた、神殿であります。コムオンボを出航して本日ふたつ目の寄港地は、エドフです。コムオンボ神殿のワニの神に対して、エドフ神殿はホルス(ハヤブサ)の神を祀るために造られた神殿で、とても見ごたえがありました。そして今夜、最終寄港地であるルクソールへ出航しました。
- ホルス(エドフ)神殿
- コムオンボ神殿
- 7日目
- 11月10日/晴れ/16〜29 ℃
- 私たちがまだ眠りの深い午前3時にメイフェアー号は、静かにルクソールに到着しておりました。本日行程7日目は、終日ルクソール観光で午前中は西岸観光、昼食をはさんで午後からは東岸観光というスケジュールです。西岸観光地区は、主に古代エジプト王が眠る墓地があり、行程2日目に観光したエジプト考古学博物館に収蔵されている、ツタンカーメンの黄金のマスクも、ここから発見されております。その発見された王家の谷を中心に、保存状態が素晴らしく、紀元前のものとは思えないほどの美しい壁画が残っている、ネフェルタリ王妃の墓などを観光しました。そして午後からは、神を祀るために建てられた神殿がある、カルナック神殿とライトアップされた幻想的なルクソール神殿を隈なく観光して、充実の一日が終わりました。。
- ハトシェプスト女王葬祭殿
- カルナック神殿
- 8日目
- 11月11日/晴れ/14〜29 ℃
- 本日行程8日目は、クルーズ船・メイフェアー号を下船して、ルクソールから空路カイロに戻りました。カイロは、エジプトの首都でアラブ世界で最も人口が多い都市であり、アラブ連盟の本部所在地でもある、誰もが知るアラブ文化圏の中心都市であります。人口は市街地で約1200万人で、首都圏を入れると1600万人を超えるマンモス都市であります。(ちなみにエジプトの総人口は約9000万人です)そのカイロは渋滞がひどく、カイロ国際空港から本日の宿泊地があるギザ市までは、バスで約1時間30分もかかってしまいます。そして最後の宿泊地はギザにある「ル・メリディアン・ピラミッド」です。お部屋からギザの3大ピラミッドが、すべて見渡せることが出来る抜群の立地にあり、お客様は大変満足されておりました。
- 足元からのスフィンクス(行程9日目)
- ギザの3大ピラミッド(行程9日目)
- 9日目
- 11月12日/晴れ/13〜28 ℃
- 早いもので、帰国日の朝を迎えました。しかしながら、本日の帰国便は深夜フライトのため、本日も一日かけて最後の観光に出かけます。最後の観光地は、エジプトツアーのハイライトでもある、ギザの3大ピラミッドとスフィンクスの観光、そして午後からは、サッカラにある階段ピラミッドとダハシュールのピラミッド観光であります。ギザの3大ピラミッドとは、クフ王とカフラー王、そしてメンカウラー王のピラミッドのことで、王墓とする説が一番有力ではありますが、確定的な物理証拠がないために、今でも謎めいた建造物であります。このツアーでは、スフィンクスの足元に特別入場する手配が組み込まれており、とても有意義な旅となって、帰国の途へと向かいました。
- サッカラの階段ピラミッド
- ダハシュールの屈折ピラミッド
- 10日目
- 11月13日/成田・曇り/14 ℃
- ターキッシュエアラインズは、カイロからイスタンブールを経由して、成田国際空港に定刻通り19時40分に到着しました。今回ツアーでは、クルーズ船の朝食では私たちグループ専用の和食シェフが乗り込み、毎日の朝食に和食が提供されたり、一般ツアーではめったにない、ネフェルタリ王妃の墓の入場観光(行程7日目)やスフィンクスの足元まで入る特別入場(行程9日目)など、クリスタルハートならではのスペシャルプログラムが、お客様をより一層思い出深い旅へと演出することが出来たのではないかと思います。今回、ご参加くださいましたお客様には、心からお礼申し上げます。またいつか、クリスタルハートのツアーでお会いできることを楽しみにしております。
- ライトアップされたオールドカタラクトホテル(行程4日目)
- ライトアップされたルクソール神殿(行程7日目)
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