2019年9月22日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／犬塚 志真

「世界遺産黄山・杭州と烏鎮 美しき江南めぐり ６日間」にご参加頂き、ありがとうございます。私、同行させて頂きます添乗員、犬塚志真と申します。どうぞよろしくお願い致します。 本コースは、長江(揚子江)の南に位置する江南地方をまわりながら、中国の様々な姿を見ることができるとても変化に富んだコースです。72の奇峰を擁し「天下の奇観」と称される黄山、無錫・烏鎮・蘇州・杭州といった古鎮の点在する運河の発展した水郷地帯、そしてエネルギッシュに日々変化をとげる世界有数の大都市上海と、まったく違う光景を目にして圧倒されることでしょう。 ツアー中、毎日皆さまに様々な発見があり楽しい旅となりますよう願っております。それでは旅の幕開けです。

1日目

9月22日/晴れ/22〜28 ℃

羽田空港7:10という朝早いご集合、ありがとうございました。「さあ、出発!」と中国東方航空576便に搭乗したものの、台風17号の影響で飛行機の出発が遅れ、どうなることかとヒヤヒヤしましたが、その後のツアーはすべて順調でした。 上海浦東空港にてガイド凌さん、ドライバー黄さんの出迎えを受けました。この時、ガイドさんたちは飛行機遅れによって私たちを３時間待っていて下さいました...。とはいえ、すぐにバスに乗り込み、江南の古鎮南翔へ。石畳を踏みしめ双搭を見て、蒸したての小籠包を味わいました。一口で口に入れてしまいたいサイズだけど、中身が熱い!南翔は小籠包発祥の地と言われています。 更にバスに乗り、無錫まで。無錫日航飯店に宿泊しました。

無錫

2日目

9月23日/晴れ/18～29 ℃

無錫での朝を迎えました。「無錫旅情」に歌われた街です。現地ガイド尹さんと合流、石造りの清名橋を渡り運河沿いを散策し、太湖のほとりも歩きました。 午後は蘇州の観光です。中国版ピサの斜塔とも云われる虎丘斜塔を眺めている時、皆さまの首も心なしか少し傾いていましたよ(笑)。京杭大運河は６世紀に隋の煬帝が完成させたという大事業です。見学箇所はその一部ですが、この運河は杭州から蘇州、無錫を経由し北京とつながっています。寒山寺にも立ち寄りました。 夕方、烏鎮に到着。昔の街並みを保存するため、観光客は必ずビジターセンターに寄ってから街に入るという、さながらテーマパークのような方式にびっくりしましたね。しかし、ライトアップされた夜の烏鎮の街は素敵でした。ウォーターリゾート烏鎮に宿泊しました。 今日は１日で無錫→蘇州→烏鎮と巡り、江南の水郷を堪能しました。

蘇州 虎丘斜塔

烏鎮 運河の夜景

3日目

9月24日/晴れ/18～28 ℃

午前中はバス移動。昼に黄山のガイド羅さんと合流。昼食後、黄山の麓に到着しました。２泊分の荷物を背負って、いざ、山頂へ!ロープウェイから見えた迫り来る山々の断崖や、それにへばりつくように生えている木々、あっと言う間に深くなる谷底に息を呑む思いがしました。ロープウェイを降りると、待っていたのは石段。また石段。登り下りを繰り返し、黄山西海飯店到着。途中、奇峰の景色や古松の形も素晴らしく、写真もたくさん撮りました。しかし「明日、この石段をずーっと登って行けるのかなー」という不安も頭の中をよぎりました!? 夕食は(朝食も)ホテルのビュッフェです。歩荷さんが麓から担ぎ上げた食材で作る山頂でのおもてなしです。

登山前の腹ごしらえ

黄山

4日目

9月25日/晴れ/11～29 ℃

清涼亭からのご来光。山の合間がオレンジ色に染まり、綺麗に見えました。モーニングコール4:45。まだ暗いうちから出発した甲斐がありました。ホテルに戻り、しっかり朝食をとって再出発です。 奇峰の連なる黄山の風景を眺めながら、石段を一段また一段と踏みしめました。午前中の目的地は標高1689mの始信峰です。 昼食をはさみ、午後は光明頂を目指してひたすら歩きました。光明頂から見た景色も山また山。その中に黄山の最高峰、蓮花峰標高1860mが眺望できました。それから、高さ12mの巨石、飛来石へ。遠くから山の稜線はるか向こうの飛来石を見た時には「あんなに遠い所まで歩くの!?」と思ったけれど、全員元気に到着できました。今日一日、万歩計は19000歩、皆さま、頑張りました。

黄山ご来光

飛来石

5日目

9月26日/晴れ〜くもり/16〜28 ℃

３日間に渡る黄山滞在は天気に恵まれ、風景も朝日もきれいに見えましたが、天気が「良すぎ」て雲海には出会えませんでした。贅沢な未練を残して下山します。ロープウェイとバスを乗り継ぎ、麓でガイドの凌さんと再会、杭州に向かいました。中国で古くから「天に天国あり、地に蘇州杭州あり」と云われた風光明媚なところです。西湖を遊覧船とカートでまわりました。 その後は高速鉄道、中国版新幹線にて上海への移動です。杭州東駅は列車待ちの人々が広い駅構内を埋め尽くすように大勢いて、中国のパワーを感じましたね。上海虹橋駅まで一時間、列車の乗り心地も良く快適でした。上海では黄浦江沿いの建物が競ってライトアップしてとてもきれいでした。 朝は大自然黄山、昼間は杭州で西湖遊覧、夜は大都市上海と、変化に富んだ一日でした。今晩はハイアット・リージェンシー上海嘉定に宿泊です。

杭州西湖

杭州東駅

6日目

9月27日/晴れ/18〜28 ℃

今朝はゆっくり出発です。ホテルの朝食も42階からの景色を眺めながら、ゆったりと召し上がって頂けたと思います。 昨晩の上海の夜の顔に対し、今日は上海の昼の顔をご覧頂きました。さらにテレビ塔を中心とした新しい上海と、豫園周辺の昔ながらの上海という対比も見られました。 ６日間のツアーを通じて、皆さまの中国に対するイメージは如何でしょうか。皆さまにはこの旅で得た様々なイメージや発見をお持ち帰り頂ける事と思います。 この度のご参加、誠にありがとうございました。また、いつか別のツアーでもお目にかかれますこと、楽しみにしております。

上海 豫園商場

上海