2019年2月25日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／岡根谷 梨恵

『ヴェネチア・ニース２大カーニバルとマントンのレモン祭り９日間』にご参加いただいた皆様へ 旅日記をお送りするのがこんなにも遅くなり本当に申し訳ございません。手書きの日記をお渡ししてあるのでと甘え多忙を理由に先延ばしにした私の責任でございます。重ね重ねお詫び申し上げます。 皆様とご一緒していただいた旅から半年が過ぎ、あれから沢山のツアーに添乗させていただき、またローマ事務所を手伝うため、少し長くイタリアに滞在しておりました。それでも皆様と交わした会話の一つ一つ、美しい風景を今も鮮やかに思い出すことが出来ます。皆様にとっても、心の中の旅ページを開いた時、このツアーを楽しかったと思い出していただけたら幸せでございます。皆様とご一緒出来た事に心から感謝しつつ、不出来ではございますが旅日記をお送りいたします。特に、写真の取り込みが上手くいかずに、大変画像が荒くなってしまいました。 写真の中に入っているマークやアルファベットも消すことができませんでした。 大変見づらいものとなってしまい、申し訳ありませんでした。

1日目

2月25日/成田：晴れ　モナコ：晴れ/15〜10 ℃

さあ！皆様の大切なバカンスの始まりです♬成田上空は早春の風がそよいでいました。参加者15名様全員が予定より早くご集合いただき、ANAラウンジにてご出発前のひとときをゆったりお過ごしいただき10:45、予定時刻から5分遅れでLX161便はスイスに向けて飛び立ちました。12時間18分の空の旅を終え、現地時間15:03チューリッヒ/クローテン国際空港ご到着。入国審査を通過して、ミニトレインでEU路線専用ターミナルAにご移動。トレインがターミナルAに到着した際のお知らせ音は「も～」という牛の鳴き声でしたね。スイスらしい！17:14発LX560便で一路ニースへ。約45分でニースご到着。スーツケースも無事運ばれ、バスでモナコへ。19:20モンテカルロ地区に位置するフェアモントホテルご到着。私がチェックインをさせていただく間、ウエルカムドリンクと美味しいチョコレートでお疲れを癒していただきました。

LX161便～行ってきます。

今晩のお宿　モンテカルロ随一のラグジュアリーホテル『フェアモント』

2日目

2月26日/柔らかな晴れ/11～16 ℃

Bonjour！お部屋の窓から広がる透明な海、カモメの鳴き声がモーニングコールとなり、9:00ガイドのサリーさんと共に徒歩でモンテカルロ地区散策へ。カジノ広場には日本の明治維新時代に建てられたCafe du Parisやカジノの建物が朝日に照らされ輝いていました。広場の一角にあるスーパーに立ち寄り、モナコ生活の日常もご体験いただきました。その後バスで歴史地区MONACO Villeへ。海洋博物館前でイエローサブマリンに出会い、聖マルタン公園を散策してモナコ大聖堂に到着。聖堂内では今も愛され続けるグレースケリー王妃のお墓を訪ねいただきました。王宮前で美しいモナコの全景を写真に収めて後、お昼食へ。レストラン「ラ・メール」にて贅沢なブイヤベースを召し上がっていただきました。夕方までゆっくりお過ごしいただき、夜はニースカーニバルをご堪能いただきました。カーニバルテーマは『シネマの王様』でした。

モナコの優雅な朝

エキサイティングな夜のニースカーニバル

3日目

2月27日/快晴/10～18 ℃

海を眺めながら優雅にお朝食を召し上がって、9:35イタリア人ドライバーのアントニオさんと共にマントンへ向けて出発♬ 約１時間のドライブでマントン・レモン祭り会場『JARDINS VIOVES広場』にご到着。今年の祭りのテーマは『ファンタスティックワールド』。蒼空にレモンとオレンジの鮮やかな色が映えて撮影日和でした。マントン産のキュッとした生レモンジュースや生オレンジジュースを楽しまれた方もいらっしゃいましたね。マントン旧市街のマルシェ近くで、レストランを自由に選んでお昼ご飯をいただき、午後はバス旅で国境を越えてイタリアのジェノバへ向かいました。車窓からは雪を被ったモンブランが見えました～16:20マルコポーロが暮らした地ジェノバの中央駅前に位置するGRAND HOTEL SAVOIAにご到着。皆様それぞれお夕食までスーパーを訪ねたり、旧市街散策を楽しんでいらっしゃいましたね。

色鮮やかなマントンのレモン祭り

宿泊ホテル　GRAND HOTEL SAVOIA

4日目

2月28日/曇りのち晴れ/10～16 ℃

ジェノバの元貴族の館で迎えた朝は曇り空。8:35トスカーナの都フィレンツェに向けてご出発。11:50フィレンツェ到着。観光税を支払った後、邸宅が建ち並ぶ坂道を登ってミケランジェロ広場へ。眼下にはメディチ家が支配した美しいフィレンツェの街並みが広がって見えました。広場に面して建つ由緒ある名店、日本の上皇様、上皇后様縁のレストラン「Loggia」にてお昼食を召し上がっていただいた後、広場から１２番の市バスに乗って旧市街まで下りて行き、３時間ほどフリータイムとなりました♬世界３大美術館の一つウフィツィ美術館を鑑賞された方、岡根谷と共にメディチ家ゆかりの場所を訪ねた方々......それぞれの時を過ごし、最後に多くの方が世界一古い薬局『サンタマリアノヴェッラ薬局』を訪問されましたね。今晩の宿は古都サンジミニャーノの郊外、トスカーナの風景に溶け込むようにたたずむVilla SANPAOLO。おやすみなさい。

ミケランジェロ広場に建つ名店『レストランLoggia』

ミケランジェロの丘からのフィレンツェ旧市街の眺め

5日目

3月1日/曇り時々晴れ/10～17 ℃

オリーブ畑に抱かれて目覚めた清々しい朝、9:00サンジミニャーノ旧市街へ。9:20旧市街のパーキングに到着。ここからは徒歩観光。500年前に建てられた城門をくぐり、サン・マッテオ通りを歩きながらこの地方特産のオリーブ油のお店や世界一のアイスクリーム屋をご紹介しました♬ 古い井戸があるチステルナ広場で解散となり、多くの方が展望台に上り、塔と町並みのコラボ風景を写真に収められました。その後、出発を30分ずらしてドゥオーモ（大聖堂）の壁に描かれたギルランダイオ作『サンタフィーナの埋葬』という名画をご覧いただき11:25ピサを目指して出発。12:50ピサご到着。お昼食後、ピサ大聖堂（ガリレオが振り子の原理を発見したランプがある）内部見学と洗礼堂で素晴らしい音響効果を体現していただき、最後に傾き４度、296段の斜塔登りに挑戦していただきました。 今宵はリグーリア海に面した町リボルノのホテルにご宿泊。

オリーブ畑に抱かれて目覚めたサンジミアーノの朝

頑張って登ってきました！ピサの斜塔

6日目

3月2日/晴れ/3～12 ℃

リボルノの朝は光に包まれ、海の青色が春を告げていました。8:30ご出発。トイレ休憩を挟み12:08モンツァ近郊のアグリツーリズモにご到着。ワイナリーのオーナーからランブルスコが作られる過程の説明を受けた後、手作りのサラミやポークパテをつまみに、赤のランブルスコと白のキアリ、そしてスポマンティを試飲していただきました。このワイナリーでは年間４万本のランブルスコが作られているとのこと。４万本は、かなり少量生産です。家族経営のワイナリーらしい丁寧で希少価値のあるワインが期待できます♬お昼食はワイナリー経営のレストランで、陽気な地元民に囲まれ、イタリアマンマの味をお楽しも頂いた後、14:30ヴェネチアに向け出発。１時間ほど経った時、全長652kmイタリア最長の『ポー川』を渡り16:45イタリア本土西端にあるトロンケット船着き場にご到着。ここからボートでヴェネチア本島にあるホテルへ。

リグーリア海に面した素敵なホテル『グランドホテル パラッツォ』

ランブルスコを作るぶどう畑～カステルヴェトロ・ディ・モーデナ村～にて

7日目

3月3日/晴れ/4～15 ℃

本日は終日自由行動日です♬ 春到来を祝うベネチアカーニバルで街中が盛り上がり、街角もサンマルコ広場も人人人...華やかな衣装と仮面を身につけた仮装人に出会う度、不思議な世界に引き込まれました。午前中の人込みをさけ、岡根谷と共にバポレットに乗ってヴェネチア発祥の地『トルチェロ島』を訪れていただいた方々もいらっしゃいました。約1600年前のローマ帝国崩壊時、北イタリアに住んでいた人々が、襲ってきた蛮族から逃げてやっと辿り着いたのが今のトルチェロ島です。ここから涙ぐましい努力により多くの人工島を造り、現在のヴェネチアが出来上がりました。お昼食はﾌﾘｰでしたが、全員揃ってアドリア海を眺めながら優雅にホテル『ダニエリ』で召し上がり、午後は各自カーニバルをご体験頂きました。お夕食は、名店 『アンティコピニョーロ』で最後の晩餐とＴ様のお誕生日を祝う会となり、ヴェネチアの幻想的な夜が更けてゆきました。

ゴージャスな仮装～素敵なご家族～

趣のあるヴェネチアの運河

8日目

3月4日/晴れ

ヴェネチアに別れを告げ、早朝7:00、質素なお弁当を持って水上タクシーに乗り、マルコポーロ国際空港に向かいました。7:28空港にご到着。免税書類をお持ちの方は手続きに進まれ、免税書類をお持ちでない方は飛行機のチェックインを先に済ませていただきました。全員揃って手荷物検査場を通過、8:15から約１時間免税店エリアでフリータイムを過ごされました。10:05LX1661便でチューリッヒに向けてTAKE-OFF（離陸の意）11:16クローテン国際空港ご到着。ミニトレインで往路と反対にターミナルA→Eに移動。日本線の搭乗時間まで30分ほど時間があり、ビジネスクラスラウンジでひとときを過ごされたり、最後にスイスの美味しいチョコレートをお土産にする時間とされた方もいらっしゃた様です。13:32、予定より約30分遅れでLX160便は皆様を乗せ帰国の途につきました。

旅の終わりです、、、ヴェネチアにまた来る日まで、さようなら～

LX160便 12:25搭乗開始～帰国の途に就く～

9日目

3月5日/晴れ/11 ℃

8:32無事成田空港にご到着～ ニース・マントン・ヴェネチアと、２ケ国にまたがり３つの街で春の祭りを体現していただきました♬ニースのカーニバルでは待ち合わせ場所が通行止めになり、全員の方と再会するまでにハプニングが起こってしまいましたね。すみませでした！夜のカーニバルは少し寒かったですが、とてもエキサイティングでした。マントンのレモン祭りは色鮮やかな風景が脳裏に焼き付いています。ヴェネチアカーニバルは昼間は観光客で溢れていたのに、夜になると、祭りの後の静寂に街は包まれ、時を超えて500年前にワープしたような幻想的な雰囲気を味わっていただきました。まる８日間、脱日常の旅はいかがでしたか？！このご旅行が皆様にとって春の光のように輝き、良き思い出となってくださればこの上なき幸いです。最後に、私の至らなかった点をお許しください。また旅の空にてお目にかかれますように！ありがとうございました！！

機内で祭りの夢を見ました。

ミモザの季節でしたね！