2019年7月28日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／加藤 紀子（かとう のりこ）

LE164 『3つの列車で巡る 自然と芸術が息づくオーストリア8日間』 添乗させていただきました、加藤紀子です。このコースはオーストリア航空利用、または全日空利用を出発日で選べるコースです。利用クラスもエコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラスから選べました。 私達の出発日は全日空利用の出発日でした。 2019年はオーストリアと日本の修好150周年です。このコースは、小さいながら、魅力的な所が沢山あるオーストリアを満喫できるコースだと思います。ハルシュタット湖畔に泊まったり、ワルツレッスンが体験できたり、というのが、他のツアーには無い特徴です。

1日目

7月28日/雨/18 ℃

羽田空港 国際線ターミナルへご集合いただきました。皆様余裕を持ってご到着下さいました。 全日空217便利用でドイツのミュンヘンまで約11時間。小雨の降る涼しい天気でした。専用コーチへ荷物を積み込み、本日宿泊するオーストリアのインスブルックへ出発です。トイレ休憩を取りながら3時間程のドライブ中は、時々激しい雨にも見舞われましたが、無事にホテル『ACインスブルック』に到着しました。町の便利な場所にあるホテルですが、皆様、明日からの観光に備え、早めにお休みになりました。

激しい雨。時折雷も聞こえました。

ホテルロビーの1部

2日目

7月29日/小雨のち晴れ/15〜24 ℃

いよいよ観光のスタート日。たまに小雨が降る中、出発しました。今日からウィーンまで4日間、同じコーチ、同じドライバーさんで旅します。オーストリアのバス会社、ドライバーさんはお隣の国スロヴァキアの方です。 まずはイエンバッハへ向かいました。タイトルにある、『3つの列車』の１つの蒸気機関車・アッヘンゼーバーンに乗り山の上の湖へ。ゼー、とは湖を意味しますので、日本語にするとアッヘン湖になりますね。機関車は客車部分を後ろから押して山を登ります。湖畔の終点駅で下車した後は湖の遊覧船でペルティスアウという町へ。この町でマスのグリルランチを食べました。午後はインスブルックへ戻り、日本人ガイドさんと徒歩で街を観光しました。お天気が回復しカールヴェンデル山脈も綺麗に見られました。 観光後はそれぞれ自由行動へ。夕食も自由食をお楽しみいただきました。ホテルが街に近くて便利でした。

蒸気機関車から遊覧船へ

晴れたインスブルック

3日目

7月30日/曇り、時々晴れ、小雨/8〜18 ℃

インスブルックを出発し、まずはゲルロス街道でチロル地方からザルツブルグ州にあるクリムルの滝を目指しました。ちょっとした峠を越え、3段構成の長い滝の全景が見える展望ポイントへ。そして観光バス専用駐車場へ。そこから1番下の滝壺近くまでは、20分程の軽いお散歩です。 その後のドライブは全長48㎞のグロースグロッツナー山岳道路です。標高2,571ｍの高地アルプス地域まで、ホーエ・タウエルン国立公園を走ります。オーストリア最高峰グロースグロックナース（3,798ｍ）の頂上はドライブ中に一瞬見る事ができました。その後頂上は雲に…。カイザー・フランツヨーゼフ・ヘーエ展望台そばのカフェでランチ。その後、散策ルートを歩き、ダイナミックな山並み、氷河の景色を楽しみました。可憐な高山植物やマーモットとの出会いもありました。 ザルツブルグでのお泊りはウィンダムグランドザルツブルグ。夕食はホテルで仔牛料理の3コースをお召し上がりいただきました。

クリムルの滝

巣に草を運ぶマーモット

4日目

7月31日/曇り後雨/10〜24 ℃

ザルツブルグでの滞在は1泊でした。チェックアウトしてガイドさんと共に街の観光へ出かけました。 塩の流通によって栄えた美しい街並み。映画、サウンドオブミュージックに登場するミラベル庭園。モーツァルトの生家がある旧市街。魅力沢山の街です。また是非ゆっくり滞在しに来たい、という声もあがりました。街の観光後はザルツカンマーグートエリアへバス移動です。車窓からの牧歌的な景色、湖を見ながら1時間程でザンクトウォルフガングに到着しました。湖畔の伝統あるレストランで淡水すずきのランチを召し上がっていただきました。 ランチの後は登山鉄道でシャフベルク山へ。サウンドオブミュージック内の、草原で『ドレミのうた』を歌うシーンはここで撮影されたという事です。絶景を楽しみにしていたお客様も多かったのですが、残念ながら、上に行くにしたがって霧が濃くなり、山頂では雲の中に入ってしまいました。視界も少し怖いくらいに悪かったので、ご希望の方とは逸れない様に一緒に歩きました。 その後、ハルシュタット湖畔へ小雨の中のドライブとなりました。

ザルツァッハ川とザルツブルグ城

雨上がりのハルシュタット

5日目

8月1日/曇りのち晴れ/17〜25 ℃

ハルシュタット湖畔に1泊した朝は、お天気が回復し、気持ちのいいお散歩が楽しめました。朝食は湖を眺めながら。 観光は約3000年前に塩が採られていた形跡も見つかっている塩鉱です。滑り台やトロッコを使いながらの内部観光はちょっとした探検の様でもあります。 昼食も湖を眺めながら召し上がっていただきました。 名残惜しい気持ちで ハルシュタットを出発しようとした時、なんとバスのエンジンがかからないというハプニングが発生してしまいました。ドライバーさんが応急処置をしている間、お客様をお待たせする事になり、申し訳ありませんでした。皆様のご協力、本当に感謝しております。 ツアー3つめの鉄道、セメリング鉄道へは、ミュルツシューツラークから乗車しました。いくつかの渓谷を越え、約1時間20分でウィーンに到着しました。バスと再会し、ウィーン市庁舎内の伝統あるレストランで夕食を召し上がって頂いてからシェラトンホテルへ入りました。ここで、4日間安全運転してくれたドライバーのマーティンさんとお別れとなりました。

別のポイントからハルシュタット湖と町

伝統あるウィーン市庁舎内レストラン

6日目

8月2日/曇りのち晴れ/最高25 ℃

観光の最終日です。ガイドはMR.トヨシマ。 本ツアーのウィーンでの観光はとても充実した内容です。予約時間に厳しい入場観光箇所も有る為、予定より少し早い出発にご協力頂いきました。 シェーンブルン宮殿（通常より数多くの部屋が見られるコース）観光、ベルヴェデーレ宮殿でクリムトの絵画を中心に見学、シシィ博物館入場見学、市内観光、と、精力的に回り、昼食には日本食を召し上がって頂きました。 午後はワルツのダンスレッスンへ。ヘレナ・グロスマン ダンススクールの講師は素敵なご夫妻でした。参加したお客様は皆様、楽しかったと言って下さいました。レッスン後のお茶の時間も楽しい時間となりました。ダンスレッスンを希望しないお客様は、昼食後から自由行動でお買い物等へお出かけになりました。 ヒルトンウィーンは、1度ホテルで休憩してから街へお出かけになるにも便利な立地でした。音楽好きの方は夜の音楽会へ。ホテル近辺でお買い物やお食事を楽しんだお客様もいらっしゃいました。

ワルツのレッスン風景

参加者は修了証書をもらいました

7日目

8月3日/晴れ/16〜21 ℃

帰国日です。 土曜日という事もあり、スムーズに空港に到着しました。 全日空のカウンターで搭乗手続き後、手荷物検査、出国審査、と進み、搭乗時間まで自由時間を1時間強程とる事ができました。この時間にタックスフリーのお手続きをしたり、お土産を買い足したり、ラウンジで寛いだり…。 それほど大きな空港ではありませんが、最後までオーストリアを楽しんで頂きました。

思い出 珍しい高山植物

8日目

8月4日/晴れ/30 ℃

東京羽田空港へはほぼ定刻に到着しました。 到着後は、各自でスーツケースが流れてくる所まで進みんで頂きました。スーツケースを受け取り、破損等、何も問題がなかった方から、流れ解散となりました。 国内線へ乗り継ぎのあるお客様も1度スーツケースを受け取り、税関をぬける必要があります。乗り継ぎ時間が少なめのお客様は全日空の地上係員が出迎えて誘導して下さいました。 皆様、この度はクリスタルハートのツアーをご利用くださいまして、ありがとうございました。ご自宅まで安全にお帰りになり、ゆっくりお休みになれますように。 またどこかでお会いできたら嬉しいです。

日本語ではしらたま草