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2019年7月24日出発 氷河特急エクセレンスクラス乗車!2つの山岳ホテルに泊まるスイス10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年7月24日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/原田 務(はらだ つとむ)
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この度は「2つに山岳ホテルに泊まるスイス10日間」にご参加いただきまして、ありがとうございました。 出発前、実は最悪だった天気予報。ツアーをいかにまわして、皆様に楽しんでいただくか、最悪なことばかり予想して臨んだこのツアー。蓋をあけてみたら晴天続きで、いやー、山がよく見えること。 こうなったら、ただただ景色のよいところを案内すればいいわけで、皆様だけでなく、私にとっても楽しい仕事になりました。 あれほど皆様が盛り上がったスイスの風景とは、どんなものだったのでしょうか。この旅のメモで振り返ってみましょう。 モンブラン、マッターホルン、ユングフラウをはじめとするベルナーオーバラント三山をすべて見られたスイスの旅、エクセレンスクラスを満喫した氷河急行の旅。どこを切り取っても美しく最高のスイスの旅を楽しんだのだと、思い返していただけることでしょう。
1日目
7月24日/晴れ/33 ℃
午前、成田空港に集合後、スイスインターナショナルエアラインズの直行便にてチューリヒへ。 早めにホテルに到着したから、ご希望の皆様を近くのスーパーや町の散策にご案内しました。ローマ時代から運河として使われていた川沿いには美しい街並みが広がり、城塞跡に登ると、それを上から見渡すことができました。さらにその先には、広大なチューリヒ湖が広がっていました。好天のため、空の色がそのまま湖に反射して、鮮やかな青が地平線まで続いていましたね。遠くにはアルプスの岩峰が見渡せました。 少々暑くはありましたが、水のそばなので、時々涼しい風が吹いてきて気持ちよかったですね。 翌日からの楽しい旅を連想させました。実は、出発前の天気予報は最悪だったのです。でも、この日になんとかなるような気がしたんですよねえ・・・。いや、本当ですよ!
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チューリヒの川辺に佇む恋人たちとチューリヒの街並。トラムも見える
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マッターホルンとゴルナーグラート登山鉄道
2日目
7月25日/晴れ一時曇り/14~33 ℃
朝、ルツェルンへ。到着後市内観光。時間があったので、ライオン記念碑を訪問。フランス革命で他国の政治のために亡くなったスイス兵の慰霊碑です。旧市街外側にある全木造のカペル橋も印象的でした。橋の外側にはずっと花が飾られていて、心を和ませてくれました。 その後、パノラマ急行を利用して、ブリエンツへ。ルツェルン湖に始まり、サルナー湖、ルンゲンルン湖を右手に眺め、やがてブリエンツ湖ほとりのブリエンツに到着。SL登山列車を利用して、ロートホルンに登りました。列車からの風景はもちろんですが、山頂からの眺めは最高!手前にはブリエンツ湖、その奥にはアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山をご覧いただけました。 さらに、バスと別の登山列車を利用してクライネシャイデックヘ。ラウターブルネンからユングフラウ、メンヒ、アイガーが次々と姿を現す様は壮観でした。氷河からながれ落ちる滝もロマンチックでしたね。
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ロートホルン鉄道からの車窓。遥か下を走る車両が見える。
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夕方遅くのクライネシャイデック駅とメンヒ、ユンフラウ。山の上の明かりは、ユングフラウヨッホ
3日目
7月26日/晴れ後曇り/12~24 ℃
朝、ユングフラウヨッホへ。アイガー北壁内部のアイスメア駅で一度停車して風景を楽しんだあと、たどり着きました。豊富な時間をめいいっぱい利用して、私たちは展望台の外側に出て、アルプスの雪を踏みしめたのでした。足元の雪が目の前のメンヒやユングフラウまで続いてると思うと、いっそう楽しくなってきました。 ほかにも氷の宮殿、アレッチ氷河を見下ろせるスフィンクス展望台など見どころいっぱい!下山して、そこをクライネシャイデックを後にするまで、ずーっと山々は見えていました。 午後は、グルントまで列車で降りた後、グローセシャイデックからの眺望を楽しみ、また、スーステン峠周辺では広大な氷河の風景をご覧いただきました。3時間ほどのドライブでしたが、走った距離はたったの85km。厳しい山道だったことを思い知らされますね。
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クライネシャイデックから眺めた朝焼け
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ユングフラウヨッホの雪上から。背後は展望台。
4日目
7月27日/晴れ後くもり/14~28 ℃
アンデルマットから、サンゴッタルト峠を越えてルガノへ。 山を越えると、そこはイタリア語圏でした。やがて見えてきた湖添いの丘の斜面にある、古い街並みを歩いてから昼食。坂道が多かったですが、なかなか味わいのある街並みでした。 ドライブはまだ続きます。やがて、ルガノ湖畔を完全に通り過ぎて、コモ湖畔をドライブしています。そう。ここはイタリアです。 午後の列車の旅は、イタリアのティラノから。ベルニナ急行の旅を楽しみました。出発して間もなく見えてくるループ橋、真っ白な湖ラーゴビアンコ、遠くにあるのに、まるでこちらに落ちてきそうなモルテラッチ氷河などの魅力をすべてご覧いただくことができました。 前日までの天気予報では信じられないこの日の天気。ひょっとして神様って、本当にいるのかもしれません。 列車は、スイスに入りポントレジーナへ。その後、バスでサンモリッツに入りました。
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ルガノ湖畔の村の様子
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大迫力のパリュ氷河
5日目
7月28日/曇り時々雨/8~23 ℃
行程の中で、唯一天気に恵まれなかったのがこの日でした。エンガディン地方の山々を眺めることは、かないませんでした。 しかし、前日まで天気に恵まれた余裕でしょうか?あるいは、よく天気予報をご覧になっていたのでしょう。 「山はともかく、氷河は素晴らしかった。上出来。」「いや、これはよく見えたほうですよ」 などと前向きなコメントばかり。 こんな言葉に添乗員は励まされます。実際、ディアボレッツァ展望台からは、アルプスの下に広がるペルス氷河を、続いて訪れたモルテラッチ氷河では、片道1時間歩いて、間近でその迫力を堪能しました。近づくほどにその規模を実感できました。 サンモリッツに帰ってから訪れたピッツネイルに上がる途中、たくさんのマーモットを見ることができました。かわいかったですね。 自夕食では、希望者をシュバイツァーホフホテルのイタリアンにご案内しました。美味しかったですね。
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霧の下に広がっていたペルス氷河
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霧の中でもその迫力を感じるモルテラッチ氷河
6日目
7月29日/晴れ/5~25 ℃
一日で回復した天気に胸を躍らせて氷河急行の旅を楽しみました。今年から取り入れられたエクセレンスクラス。片側一列ずつのゆったりシート、天井まで続く大きな窓、そして贅沢な食事と、細やかなサービス。 皆様、お気づきになりましたか?景色がよいところ、みなさんが写真をよくお撮りになるところでは、一切サービスが止まるのです。乗客が落ち着いたらふたたびサービスが始まる。 美味しい食事を堪能できたのも、そういう環境をコンシェルジュをはじめとしたスタッフがつくってくれたからでしょう。 一車両専用になった今回は、観光も思いのまま。ランドバッサー橋、連続ループ橋、ローヌ谷、マッター谷の風景。どこを切り取っても絵になる氷河急行の旅。「これに乗ったら、ほかの列車の旅はすべて霞んでしまう」という。あるお客様の言葉には、思わず頷いてしまいました。 終点はツェルマット。この日からゴルナーグラート山頂ホテルに2泊。
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マッター谷を走る氷河急行
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氷河急行の車内の様子
7日目
7月30日/晴れ/4~25 ℃
朝、霧が晴れて見事にマッターホルンが姿を現しました。うきうきしながら列車で隣のローテンボーデンまで向かい、その後歩いてリッフェル湖へ。少々雲はありましたが、見事な逆さマッターホルンでした。湖の反対側にまわると、今度は逆さモンテローザと逆さブライトホルンも眺められました。 青空に雪山が映える様子はなんとも言えません。 その後、一度ツェルマットに下りてチケットを買いなおしてスネガへ。この頃になると、マッターホルンは見えにくくなってきました。とりあえずゴンドラでスネガのひとつ上のブラウヘルトへ。ヴァリス連峰の景色を楽しむのには十分でした。 希望された方々は、その後、スネガまで歩いたのでした。 最後は、ツェルマットに下りて伝統的な集落の跡を散策して完全自由行動。 ゴルナーグラート山頂に帰ると、またヴァリス連峰が周りに広がっていました。
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ブライトホルンの前を歩くツアーの皆様
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逆さモンテローザ(左)と逆さブライトホルン
8日目
7月31日/晴れ/2~28 ℃
朝、モンテローザが見え隠れする霧の中、ツェルマットに下りて列車を乗り換え、テーシュへ。久しぶりにバスに乗ってドライブです。前々日に列車で旅したローヌ谷を、今度はフランス方面に向かいました。谷のドライブを終えて、山を越えると、いよいよモンブラン。 エギュ・ドゥ・ミディ展望台に上がると、目の前には見事なモンブランの頂が聳えていました。ご希望の方は、エルブロンネル行きのロープウェーで空中散歩をお楽しみいただきました。この、世界で一番迫力ある国境越え(というのは私の個人的な例えです)は、みなさんの思い出として、強く心に残ることでしょう。 観光後、フリブールへ。夕食は自夕食でしたが、添乗員の提案にみなさん全員が乗ってくださいました。本場のチーズフォンデュをはじめとしましたスイス料理の味はいかがだったでしょうか。
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秀峰モンブラン
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フランスとイタリアの国境越えのロープウェー「空中散歩」
9日目
8月1日/晴れ/16~25 ℃
朝、ホテルを出発してチューリヒ国際空港へ。 前日まで、一生懸命観光したせいか、出発してすぐにぐったり(笑) それでも、空港に到着してチェックインが終わると、最後のお買い物に精を出されていましたね。 最後は、スイス航空の直行便で帰国の途へ。
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マッターホルンとゴルナーグラート登山鉄道
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幻想的なダークブルーの世界になるゴルナーグラートの夕方
10日目
8月2日/晴れ/30 ℃
無事に成田空港に到着。 日本で私たちを待ち受けていたのは、梅雨明けの猛暑でした。スイスの山が早くも懐かししですね。 10日間のスイスの旅は、こうしてみると、徹底的に風景にこだわったものでした。そして、そういう旅作りがしっかり生きる天気で、皆様アルプスを堪能できたと思います。 私も、みなさんをご案内できて幸せでした。 旅行中は、いろいろご協力いただきまして、誠にありがとうございます。またいつか一緒に、旅をしましょう。
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朝日に照らされ始めたメンヒとユングフラウ
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山岳ホテルベルビューと迫りくるようなアイガー北壁

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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