2019年6月6日出発<オーストリア航空ビジネスクラス利用>プリトヴィッツェ湖群国立公園と橙色に輝くドブロヴニクを巡る クロアチア・スロベニア8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年6月6日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/森田 洋平(もりた ようへい)
- オーストリア航空ビジネスクラス利用、プリトヴィッツェ湖群国立公園と橙色に輝くドブロヴニクを巡るクロアチアスロベニア8日間、この度成田空港にご集合いただきました9名様ありがとうございます。長い題名ではありますが近年人気の二つの地域のメイン二つを重点的に抑えた内容に、少しゆったりの日々をお過ごしいただけるのではと思います。私自信4月から3回目のクロアチアですが、今年は非常に不安定な空模様が続き天気に心も左右される日が続きましたが、今回予報を見たところ晴れマークの連続に、題名通りの美しい湖群のグリーンとドブロヴニクのオレンジを期待します。そういえば私も急遽このツアーにお供させて頂くこととなりましたが、このゆったり落ち着いた行程と天気予報に皆様以上にワクワクしているかも知れません。素晴らしい自然と深く複雑な歴史を持つ国々の魅力をしっかりお伝え出来たらと思います。8日間どうぞよろしくお願いします。
- 1日目
- 6月6日/晴れ/17〜19 ℃
- 午前11時35分の成田空港第一ご集合も今回は全日空のビジネスラウンジがご利用頂けるとあって、私も10時半からスタンバイします。まもなく関東地方も梅雨入りとの事ですが、天気は良くどの交通機関もスムーズに9名様にお越し頂きました。直行便のないスロベニア、クロアチアには今回オーストリア航空を利用します。OS52便にて13時35分ウィーンへの12時間のフライト、ウィーンにて2時間の待ち時間後、OS929便のプロペラ機でオーストリアの地方都市クラーゲンフルトへ45分、7時間の時差を遅らせて到着は20時55分でした。この旅のスタート地点スロベニアのブレッドまでは80㌔90分のバス移動、現在の日の入りは20時55分で暗い中でしたが、国境を成すカラバンケ山の8㌔弱のトンネルを抜けてブレッドへ。予定より60分早く22時半パークホテルに到着。明日の朝はアルプスのど真ん中で朝を迎えます。お疲れ様でした。
- 成田空港13時35分、OS52便。
- ウィーンより夕日の中プロペラ機でクラーゲンフルトへ。
- 2日目
- 6月7日/晴れ/12〜24 ℃
- 欧州初日の早いお目覚めもホテルの外は澄んだ空気にそして目の前に広がる美しい氷河湖ブレッド湖にアルプスを感じます。朝食会場からはスロベニア最高峰のトリグラウ山2864Mも見えました。人口1万人のブレッドは国立公園の入口で周囲6キロのブレッド湖が大人気、手漕ぎボートに乗ってブレッド島の聖マリア教会へ向かい、幸せの鐘をつき鐘楼に登り、美しい湖面にガレッタに乗る人を見ながら小さな島で朝の時間をお過ごし頂きました。101キロ走りこの国のもう一つのメインポストイナ鍾乳洞窟へ、フルコースのランチに遅刻しましたが、カルスト台地が7000万年かけ地下に形成した洞窟の鍾乳石は今のところ私の世界一のスケールと自然美、全長21キロの洞窟の最も美しい部分を歩きました。さて184キロ走りこれよりクロアチアへ、近年人気の両国間にはすでに多くのバスがおり時間を要しましたが20時半ザグレブに到着、夕食を食べ明日に備えます。
- ブレッド島観光後少し湖畔を歩きました。
- カルストの自然美、ポストイナ鍾乳洞窟。
- 3日目
- 6月8日/晴れ/12~28 ℃
- クロアチアの首都ザグレブは70万人、この旅で一番大きな町に1880年の地震後に再建された聖母被昇天大聖堂は100Mの鐘楼をもつクロアチア一大きな教会。土曜日の活気あふれる市場を抜けて1731年の火災時に聖母の奇跡のイコン画が奉られる石の門を抜け、色瓦が特徴の聖マルコ教会と見て回ります。最後の共和国広場では少し自由時間をお過ごし頂きました。140キロ内陸へ移動し、マスを食べた後は本日のハイライトプリトヴィッツェです。水量が最も多く新緑を迎える時期に今日の晴れた空模様に期待十分、東西8キロの間に16の湖と92に滝の散策は2日にわけ今日は下の湖群を歩きます。迫力の大滝にグリーンに染まる湖群、新緑のブナの森の散策は最高のタイミング、途中園内最大のコジャック湖畔でゆっくりした後静かな電動ボートで移動し園内にあるホテルイェゼロに入りました。けして立派ではありませんが特別な場所で静かな夜を過ごします。
- 突然足元に広がるプリトヴィッツェのパノラマ、
- グリーンに染まるプリトヴィッツェ湖群国立公園。
- 4日目
- 6月9日/晴れ/12〜32 ℃
- プリトヴィッツェ散策2日目は国立公園泊ならでは、朝の人気の少ない時間帯にさらなる上の湖群を歩きます。コジャック湖の対岸にボートで渡り、多くの滝と早瀬と様々色に変化する緑の湖群と鳥の声に誘われて足取りも軽やかです。ガイドさんが素敵なコースを選んでくれて最後にプロシチャンス湖、中々上を歩く機会のない湖群ですが、午後と午前と歩いた二日間は特別美しいタイミングでした。お昼には仔牛のペカを頂いて、お次はアドリア海を目指します。これぞカルストと言うディナールの山並みを抜けて200キロ見えてきたのは南部ダルマチア地方の海岸線、青い海に複雑な入江、沖に浮かぶ島々の中に15世紀のベネチア支配時の城壁の島トロギール。聖ロブロ教会の12世紀ロマネスク彫刻が世界遺産の由縁、その回りの小さなベネチアを思わせる石畳の旧市街を散策しました。夕方だと言うのに日なたは35度、一気に夏が来た感じです。美しいけどお疲れ様です。
- プリトヴィッツェ2日目、上の湖群を歩きます。
- トロギール石畳の旧市街。
- 5日目
- 6月10日/曇り/20〜32 ℃
- アドリア海2都市目はスプリット、ここは305年よりローマ皇帝を自ら引退し余生を過ごしたディオクレティアヌスの宮殿に始まる歴史の町。今回は別予算で地下部分をご覧頂きましたが第二次世界大戦後に取り除かれたゴミ溜めにこそその時代のオリジナルがありました、涼しかったですしね。地上では宮殿時代の玄関で世界無形遺産となったクラッパというアカペラを聴き、7世紀にスラブ人が住みはじめた建物に現在を生きる人々の家入り混ざる石畳を、そして15世紀に広げられたベネチアの町並みと散策、魚市場も青空市場も活気づく日曜日に楽しいものです。初めての自由昼食もお楽しみ頂きました。ドブロヴニクへ向けた230キロのドライブは途中ネレトバ川の大河口の農業地帯を眺め、9キロだけ走ったボスニア・ヘルツェゴビナのネウムではスーパーに立ち寄り、そして見えてきましたドブロヴニク、ホテルインペリアルは町に面し早速お散歩も楽しみました。
- スプリット、ディオクレティアヌス宮殿の地下部分。
- ドライブ途中、ネレトバ川大河口。
- 6日目
- 6月11日/晴れ/20~29 ℃
- さて1896年創業のインペリアルホテルにて優がなご朝食の後は午前9時、事情により営業停止中のロープウェイでなく用意したタクシーで412Mのスルジ山へ上ります。エニシダのきいろの花を抜けて山頂へ。ドブロヴニク共和国の1000年の歴史に終止符をうったナポレオンの十字架の下でまさに橙色の旧市街を、青い海を、町の衛生を守ったロクルム島を最高の空模様の中見渡します。町へ下り周囲2キロの城壁取り巻く町にピレ門かた入り、12世紀に埋め立てられたプラッツァ通り、17世紀バロックで再建されたフランシスコ教会、セルビア正教会、イエズス会のイグナチオ教会、ティツィアーノの絵画ある大聖堂、ルネッサンスの総督低に税関のスポンサ宮と見て歩き、エビの串焼きのお昼を頂き自由時間に入りました。夕方には皆様一緒に旧港よりボートに乗ってクルーズを。ホテルの立地によって散策も買い物もお食事も大満喫の1日となりました。
- タクシーで上ったスルジ山からドブロヴニクの絶景を。
- 夕方皆様と過ごしたクルーズのボートより。
- 7日目
- 6月12日/晴れ/20〜28 ℃
- 出国の日、朝11時半のゆっくりな出発に、ゆっくり起きて、ゆっくり朝食を食べて、さらなる町散策にお買い物に、そして荷造りと、インペリアルヒルトンホテルならでは、それぞれに出発までの時間をお過ごし頂きます。ドブロヴニクの空港はドブロヴニクの町の始まりとも言える南に10キロのチャフタットにあり、空港に向かう途中見納めにと町を遠くに写真を撮りました。今回十分に見ましたドブロヴニクですが、今度はまたクルーズ船で来る時があるかもしれません。陸からも海からもアクセスでき、今回初めて利用する空港でしたが、思ったよりも大きくて空も充実していることが分かりました。免税店にはワイン、トリフ、オリーブオイルにハチミツやグラース社のチョコレートとすでにスーツケースに入っている今回のお土産が並んでいます。14時55分発のウィーン行きOS732便は50分遅れましたが旅のお仲間とお話に盛り上がる姿に救われます。
- ホテルの前のロヴリイェナツ要塞。
- 2連泊のヒルトンインペリアルドブロヴニク。
- 8日目
- 6月13日/晴れ/15〜24 ℃
- 乗り継ぎ地ウィーンではドブロヴニクを発った飛行機の遅れによりラウンジでの時間が取れなかったのは残念でしたが、成田行きOS51便は予定通り17時45分に出発。11時間半後定刻の11時55分に到着しました。旅行中梅雨入りした成田も梅雨の谷間か青空でした。今回の旅はとにかく天候に恵まれ、やっと春が来たと思ったら夏の陽気の中でした。暑かったけれどやはりアドリア海は夏空に見る景色が一番絵になります。アルプスの澄み渡ったブレッドに始まり2つのカルストの大自然が生んだ洞窟と湖群、活気に満ちたザグレブに、ローマ、ベネチアと歴史感じるダルマチア地方の町々の散策、そしてドブロヴニクと私自身今年一番の、いやクロアチア史上一番絵になる写真を撮ることが出来ました。予定通りときにそれ以上の事が出来たのは皆様のおかげです、本当に楽しくゆったり素晴らしい日々を皆様に感謝します。有難うございました、そしてお疲れ様でした。
- 3日目、ザグレブの聖マルコ教会。
- 最後にプリトヴィッツェの早瀬。
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