2019年12月20日出発 <ANA復路直行便利用>ドイツ古城巡りと世界遺産の旅8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年12月20日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- お待たせいたしました。「ANA直行便利用 ドイツ古城巡りと世界遺産の旅8日間」の旅日記をお届けします。旅日記を通して、ドイツの旅を楽しく思い出して頂けたら嬉しいです。ドイツ国内には約6000もの美術館・博物館があると言われています。ベルリンだけでも175以上の美術館・博物館が存在。ペルガモン博物館のゼウスの大祭壇は現在修復中。再び公開されるのは2020年の予定ですが、予定は未定。公開日が決まりましたら、ぜひ再びベルリンにいらして下さい。その際は、今回のツアーには入っていなかったベルリンの絵画館にもぜひ訪れてください。フェルメールの「真珠の首飾りをつける女性」やボッティチェリなどが展示されている、私のお気に入りの絵画館の1つです。
- 1日目
- 12月20日/5〜11 ℃
- ★成田空港→デュッセルドルフ→ベルリン(MARITIM泊) 全日空209便デュッセルドルフ経由でベルリンへ。長い移動、大変お疲れさまでした。ドイツの首都ベルリンと東京は1994年に姉妹都市提携が結ばれ、文化事業を通し親交を深めていますが、残念ながらまだ直行便はありません。近い将来に直行便ができるとよいのですが・・・。18世紀にプロイセン王国の首都として繁栄し、その後ドイツ帝国の首都に。第2次世界大戦敗戦後、ベルリンは連合4か国に分割統治されました。1961年に東ベルリンから西ベルリンへの亡命者を防ぐために造られたベルリンの壁が1989年に崩壊し、再び東西ドイツが統一したのが1990年。随分と昔の事のように思えますが、約30年しか経っていないのですね。
- ANAの機体の青色は、「旅の安全」を願うトリトンブルー。トリトンとは、波と風を鎮めたギリシャ神話の海の神様。
- 高級料亭で食事を頂いているような、ビジネスクラスの機内食。
- 2日目
- 12月21日/晴れ/4〜10 ℃
- ★ベルリン⇔ポツダム(連泊)ガイドのペトラさんと一緒に、午前中は日本の歴史にも大きな影響を与えたポツダム会議が行われたツェツェリエンホフや、憂いのないという意味のサンスーシ宮殿へ。ドイツの食事に欠かせないジャガイモ。当時食用として受け入れられていなかった南米原産のジャガイモを、食糧難対策として自らも食し栽培を推奨したのが18世紀のプロイセン王フリードリッヒ大王でした。サンスーシ宮殿にある、彼のお墓の前にはいつもジャガイモが供えられています。午後は、ベルリンの博物館島にある3つの美術館・博物館を見学。初めに博物館島で一番人気のペルガモン博物館を見学。残念ながら、一番の見所であるゼウス神殿は修復中ですが、巨大なミレトスの市場や、鮮やかな青色が美しいイシュタル門などをご覧頂きました。その後、古代エジプト美術の最高傑作と言われる絶世の美女王妃ネフェルティティの巨像を新博物館でご覧頂き、絵画がメインの旧国立博物館へ。
- 東西統一の象徴ブランデンブルグ門
- 当時のペルガモン王国の想像図
- 3日目
- 12月22日/曇り・小雨/5〜8 ℃
- ★ベルリン→ドレスデン→ニュルンベルク(MARITIM泊)ベルリンとお別れし、ザクセン選帝侯の宮廷都市ドレスデンへ。第2次世界大戦で街の約70%が破壊されてしまったとは信じられないぐらい、北のフィレンツエと呼ばれた美しい姿を今に残すドレスデンの街。ツウィンガー宮殿内のマイセン焼きのカリヨンの音色をお聞き頂き、絵画館へ。ラウエン教会など旧市街を散策。クリスマス市では、ドレスデンが発祥の地と言われる「シュトレン」を購入されたお客様も。ドイツでは、薄くスライスしたシュトレンを少しずつ食べながら、クリスマスの訪れを待ちます。100gで300~500㎉と言われるシュトレン。食べすぎ注意ですね。昼食後は、世界三大クリスマスマーケットのひとつニュルンベルクのクリスマスマーケットへ。寒い夜も、暖かいグリューワインでポカポカに。パンに挟んだ焼きたてのニュルンベルクソーセージも美味しかったですね。
- 第2次世界大戦の破壊を忘れそうになる位、18世紀ベルナルド・ベッロットが描いた姿そのままのドレスデン。
- ニュルンベルクのクリスマスマーケットとフラウエン教会
- 4日目
- 12月23日/小雨・曇り/2〜5 ℃
- ★ニュルンベルク→ホーエンシュヴァンガウ(アメロン・ノイシュバンシュタイン泊) 「ニュルンベルクのマイスタージンガー」は、16世紀のニュルンベルクが舞台のワーグナー唯一の喜劇と呼ばれる作品(初期のオペラ恋愛禁制を除く)。ルードヴィッヒ2世は、ワーグナーがこの作品を作曲中運命的な出会いをします。破産寸前だったところ、ルードヴィッヒ2世に救われたワーグナーは、その後王の求めに応じ「ニーベリングの指輪」や「パルジファル」を創作。ルードヴィッヒ2世が憧れた中世の騎士道・ワーグナーが描く作品の世界を具現化した「ノイシュバンシュタイン城」。彼が謎の死を遂げるまでに城に滞在したのは、合計たったの172日間。自分が死んだ後この城を壊すよう望んでいたようですが、王の死後約2か月後には一般公開され、今なおドイツの大事な観光資源になっています。日本人にはゆっくり過ぎるサービスでしたが、夕食のカボチャのスープ・仔牛のステーキどれもとても美味しかったですね。
- マリエン橋から見たノイシュヴァンシュタイン城
- ルードヴィッヒ2世が幼少期を過ごしたホーエンシュヴァンガウ城のライトアップ
- 5日目
- 12月24日/晴れ・小雨・曇り/1〜6 ℃
- ★ホーエンシュヴァンガウ→ギンゲン→ミュンヘン(Maritim泊)今朝はとても良い天気に恵まれ、ホテルや車窓から美しい雪山が見えました。世界でもトップクラスのぬいぐるみ会社シュタイフ。1880年、シュタイフ社の創始者であるマルガレーテ・シュタイフが作った小さなゾウの針刺しが評判となりシュタイフ社が立ち上げられます。マルガレーテの事業を手伝っていた甥リチャードのスケッチを元に造られた腕と足を動かせるクマは、ルーズベルト大統領の晩餐会のテーブルディスプレイに使われた事をきっかけに、一大ブームを巻き起こします。テディベアという呼び名は、大統領のニックネーム「セオドア=テディ」から来ています。絵本の世界を旅するような形で繰り広げられるシュタイフ社の歴史。大きなシュタイフの象に乗ったり、皆様童心に返って楽しんでいらっしゃいました。こちらの12月24日~26日は、日本のお正月のようにお店が閉まってしまいます。その為ミュンヘンの街は閑散としていました。
- 可愛らしいシュタイフの人形たちの動く姿に、大人も子供も思わずにっこり。
- ライトアップされたミュンヘンの新市庁舎
- 6日目
- 12月25日/曇り/4〜10 ℃
- ★ミュンヘン→ホーエンツォレルン→ハッテンハイム(クロネンシュロッシェン泊) ミュンヘンとお別れして、天空の城ホーエンツォレルン城へ。ここは、ドイツ皇帝やプロイセン国王などを輩出した、名門ホーエンツォレルン家の居城です。戦争により破壊され、現在の城は19世紀に再建された3代目の城。外観のみの予定でしたが、折角なので内部も見学。貸切ではないので、背が高い外国のお客様方に囲まれて大変でしたが、中もご覧頂けて良かったです。クリスマス特別ランチメニューの鹿肉を使ったお料理も美味しかったですね。このお城のグリューワインのカップが欲しくて、キンダーパンチ(ノンアルコールのグリューワイン)を急いで頂いたのですが、カップだけでも購入できたとは・・・トホホ。小さいながらも歴史を感じるクロネンシュロッシェン(シュロッシェンとは小さな城とか屋敷という意味)に本日は宿泊。お部屋もそれぞれ違って素敵でしたね。メリークリスマス&ハッピバースデー!プレゼント喜んで頂けて嬉しかったです。
- 私達がホーエンツォレルン城の展望台に訪れるのを待っていたかのように、突然表れた美しい虹。
- ハッテンハイムの美しい木組みの家とクリスマスツリーが、絵本の挿絵のようでした。
- 7日目
- 12月26日/晴れ・曇り/4〜10 ℃
- ★ハッテンハイム→ケルン→デュッセルドルフ(機中泊) ドイツのワインの生産地ラインガウ地方にあるハッテンハイム。ホテルから少し歩くと、ワイン畑やライン川が広がっています。昨晩頂いたワインもとても美味しかったですね。ローテンブルクとはまた違った美しさのハッテンハイム。18世紀の美しい木組みの家とSt.Vincentius Hattenheim教会がとても素敵でした。St.Vincentius Hattenheim教会の現在の姿の多くの部分が18世紀のものですが、その歴史は13世紀から始まります。気持ちの良い朝のお散歩の後は、ドイツ第4の都市ケルンへ。約600年の年月をかけて造られたケルン大聖堂やローマ時代のモザイクなどをご覧頂き、ホイマルクトのクリスマスマーケットへ。ケルンには、「ケルシュ」という地ビールがありますが、外の寒さに皆様ビールよりグリューワインという気分だったようです。デュッセルドルフ空港から一路成田空港へ。
- 木のぬくもりが感じられる素敵なSt.Vincentius Hattenheim教会内部
- ケルンのホイマルクトには、この時期だけスケートリンクとクリスマスマーケットが設置されます。
- 8日目
- 12月27日
- ★成田空港着 王道コースとは違う新たなドイツの魅力と出会えた今回の旅。皆様、ドイツで迎えるクリスマスはいかがでしたでしょうか?クリスマスイブやクリスマスといえば、お店もレストランも大賑わい。そんな日本と違って、こちらでは12月24日の午後から26日までお休みという事に驚かれたのではないでしょうか?ここ最近クリスマスはいつも海外。クリスマスに私が寂しくないようにとの配慮にホロリ。2019年も、素敵なお客様とクリスマスを迎える事ができて、とても嬉しかったです。2020年のクリスマスは、皆様どちらで迎えられるのでしょうか?時々パンフレットやクリスタルハートのホームページを覗いて、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。3月に旅こと塾でエリザベートについてお話しします。都合が合えばぜひ遊びにいらして下さい。再びお会いできる日を楽しみにしています。
- 憂いなきという意味のサンスーシー宮殿前にて
- ぬいぐるみとは思えない乗り心地のシュタイフの象
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