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2019年9月3日出発 <中国東方航空利用>「天空の鏡」チャカ塩湖と天空列車でめぐる世界の屋根 チベットの旅9日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年9月3日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/青木 秀夫(あおき ひでお)
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2019年9月3日出発<中国東方航空利用>「天空の鏡」チャカ塩湖と天空列車でめぐる世界の屋根 チベットの旅9日間  皆様にはお申し込みご参加いただき誠にありがとうございました。まずは、レポートが遅くなりました事お詫び申し上げます。 今回は中国のウユニ塩湖のチャカ塩湖、世界最高地点を走る青蔵鉄道、最大の建造物のポタラ宮などを巡って参りました。皆様にはどこが一番印象的でしたでしょうか?私ごとではございますが、私が一番印象に残っているのはチベットブルーの空に映えたポタラ宮です。私が添乗をする中で心掛けている事は、その国を五感で思いっきり感じて欲しい。そして「又来たいな!」と思ってもらうことです。今回の旅は如何でしたでしょうか?いつか皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
1日目
9月3日/曇り/15〜24 ℃
何年添乗を経験していても、空港での受付けは緊張するものです。
私達を乗せたMU524便は中国の経済都市上海へ向けてテイクオフ。
機内はほぼ満席。日本での観光を楽しんだ中国人でいっぱい。
ここ最近、日本に来る中国人観光客が増え続けております。
そして、一時の爆買いも少しは落ち着き「モノ」消費から
日本ならではのものを体験する「コト」消費が増えて来ているらしい。
とは聞くものの、
相変わらず機内の荷物入れは彼らのお土産でパンパンです。
そんなこんな考えている内に着陸のアナウンスが、
3時間のフライトなんてあっという間。
上海浦東空港で中国の入境審査を済ませます。
ここ最近は、指紋登録があり手続きに時間がかかってしまします。
3時間ほどの待ち時間を経て国内線にて青海省の省都・西寧へ。
隣の国とは言え、日本の23倍の面積もあるわけで
ホテルに着いたら24時近くです。
まだ見ぬチャカ塩湖に思いを馳せて床に入りました。















 
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成田空港搭乗口にてまだ見ぬチベットに思いを馳せて
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青海省の省都・西寧に無事到着
2日目
9月4日/晴れ/14〜26 ℃
昨夜が遅いホテル着でしたので、高度順応も兼ねて9時半と遅めの出発。
本日の目的地はチャカ塩湖。
途中、海抜3520mの日月亭に立ち寄リました。
ここは、822年に締結された唐と吐蕃の講和条約にて、
両国の国境がこの地に定められ、両国の首都と、
この地に条約の文面を刻んだ石碑が立てられました。
その条件として唐の文成公主が吐蕃の王、
ソンツェンガンポに嫁ぐことになります。
その後青海湖近くのレストラン「格桑梅雑餐庁」にて昼食を取り、
海抜3817mの峠を越えてチャカ塩湖に。
目の前に現れた湖は、まるで海のようでした。
時間があったのでのんびりとお過ごしいただきました。
夕景を見てからのホテルチェックインでしたので、
21時頃と遅めのご夕食となりました。


















 
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日月亭にて、たなびく五色のタルチョがチベットブルーに映える
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チャカ塩湖にて、明日も天気になあれ。
3日目
9月5日/晴れ/11〜24 ℃
今日は1日チャカ塩湖の色々な姿を楽しみました。
「チャカ」とはチベット語で塩湖のこと。
ということは、「塩湖塩湖」と言っていることになりますね(笑)。
とにかくまずは朝日観賞。
雲の間からとはなってしまいましたが、
何とかご覧になっていただけました。
そして午前中は湖上をボートで疾走。
その後思い思いに写真を撮っていただき、
昨日と同じようにトロッコに乗って帰りました。
バスに戻る前にはお土産にチャカの塩を。
ご昼食は市内のレストラン「重慶餐館」にて
四川料理を召し上がっていただきました。
やはり本場の麻婆豆腐は辛かったですね。
午後も様々な角度でチャカ塩湖を堪能していただきました。
湖面に映る空や雲、思わず時が経つのも忘れてしまいます。














 
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思わず手を合わせたくなってしまう。
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湖面に映る白い雲
4日目
9月6日/晴れ/10〜22 ℃
高地の滞在が続き、いささかお疲れ気味の皆様。
幸いにも今日はさほどの移動距離もなく良かったです。
中国最大の湖である青海湖へ。
面積は何と我が日本一の琵琶湖の6倍もあるそうです。
この周りに広がる青蔵高原。そこに鎮座しますのは、ヒマラヤ山脈。
アジアの大河、黄河・揚子江・メコン河・ガンジス河・インダス河などは
この山脈から流れ出ています。
ご昼食の後、湖上遊覧をお楽しみいただきました。
観光後は湖畔をのんびりと散策したり、珈琲庁でお茶したり、
数日の旅の疲れをお部屋で取ったりと様々な時間をお過ごしいただいたようです。
ご夕食はホテル内のレストランにて。
連日の地方料理はお口に合いましたでしょうか?

















 
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青海湖にて湖上遊覧。湖は大きいけど、遊覧船は小さかった。
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願いを込めてこの壺を湖中に投げる。
5日目
9月7日/曇り/10〜22 ℃
旅も折り返し地点。
ホテルを出てすぐの菜の花畑出てパシャリ。
清真(イスラム)レストラン「小圓門美食宮」でご昼食を。
イスラム教を信仰する回族が多く住む西寧では清真レストランも多くあります。
「えっ、ビール飲めない?」と心配したものの、観光客には提供してくれるようです。
「ホッ」。さあいよいよ天空列車の旅。
西寧から隣の西蔵チベット族自治区の区都・ラサまで20時間以上の長旅です。
ワクワクもしますが、世界最高地点を走るという事と
到着時の高山病の心配もありドキドキ感も。
「皆様が全員無事でラサに到着しますように!」と私も神様に祈るばかりでした。
さすがに始発ということもあり定刻に出発。
構内アナウンスもなく静かに動き始めました。
列車名Z6801 14時01分発、ラサ到着は翌日11時20分予定。
車窓には青蔵高原が広がります。
少しすると今日の朝まで泊まっていた青海湖が見えて来ました。
「でっかいなあ!」この一言しか浮かばない。
そして20時30分過ぎに格尓木駅(2882m)で
高地用のNJ2型ディーゼル機関車に交換です。




















 
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青海湖のホテルを出発してまもなく、9月に菜の花?
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列車内は海抜2500mくらいの状況を保つように与圧されています。
6日目
9月8日/曇り時々晴れ/10〜22 ℃
皆様起きることできましたか?
世界最高地点の駅であるタングラ駅は(海抜5068.63m)真夜中の通過でした。
那曲(ナクチュ)駅を過ぎた7時40分頃から進行方向右手には
チベット族の聖なる山ニェンチェン・タングラ山脈が見えて来ました。
列車は徐々に高度を下げていく。
とは言っても、富士山くらいの高さはあるけれど。
ほぼ予定通りに列車はラサ駅のホームにゆったりと滑り込みます。
ラサの心地よい風が私達を歓迎してくれているようでした!
「ジャシデレ!」(こんにちは)駅近の水餃子専門店「麦思家 水餃」で昼食を取り、
高知順応も兼ねて早めにホテルにチェックイン。
万一に備えて皆様にはドクターのチェックをしていただきました。

















 
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餐車(食堂車)から広がる青藏高原を。
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ホテル客室からはライトアップに映えるポタラ宮が。
7日目
9月9日/晴れ/10〜22 ℃
いつもより少々重い頭を抱えながら起きた方も少なくなかったのではないでしょうか?
それでも気持ちゆっくりめの9時出発でラサ市内観光へ。
午前中は日本人河口慧海も学んだとされるセラ寺を見学。
ご昼食は市内レストラン「大峡谷山珍寳」にてキノコ鍋に舌鼓を。
午後一でラサのシンボル的存在、チベット仏教の聖地・ポタラ宮を見学。
この建物は13階建て、基部からの総高117m、全長約400m、
建築面積にして1万3000㎡という、
単体としては世界でも最大級の建築物とのこと。
皆様頑張って階段を上りましたね!その後は大昭寺とその周りを囲む商店街・八角街を散策。
チベット仏教徒がお祈りをしながら五体投地をしています。
その姿は見ているだけで熱くなるものがあります。














 
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花々とポタラ宮
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信仰心あついチベット族が一心不乱に五体投地を。
8日目
9月10日/晴れ/13〜25 ℃
夜中に雨が降ったようですが、出だしはバッチリでした。
チベット最後の日、今日は4000mを越える峠を越えてヤムドゥク湖へ。
ラサ川を右に見ながらバスは山間へと向かいます。
標高を徐々にあげて行くバス。つづら折りのカーブを幾度となくかわしながら進む進む。
窓の外に目をやると、思わず足がすくんでしまう断崖絶壁。
そしてやっと目の前には聖湖・ヤムドゥク湖が!
ラサへ戻り、空港近くで地元民達とソウルフードを食しました。
午後の飛行機で私達は陝西省の西安空港に移動。
空港に降り立つと今までの頭の重いのは何だったんだろうと感じます。
平地の空気を思いっきり吸い込むと、酸素への感謝が溢れますね。
最後の夜の泊まりは「西安空港大酒店」。
皆様ご一緒の最後の広東料理の食事、美味しい料理、美味しいビール、胸いっぱいの酸素。
「幸せだな。」

















 
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チベット族の聖湖・ヤムドゥク湖
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ご昼食は地元のソウルフード。色んな種類のスープが。
9日目
9月11日/曇り/14〜20 ℃
9日間の旅も早いもので帰国日の朝を迎えました。
早朝にホテルをチェックアウトしてMU521にて上海浦東空港経由で成田空港に。
定刻より早く到着しました。
今回の旅を思い起こすと、西寧から始まり徐々に高度を上げて最後は3700メートル地点のラサまで到着しました。
異なる風習・文化を持つチベット、広大なる青蔵高原、中国のウユニ塩湖のチャカ塩湖と皆様には何が印象に残りましたでしょうか?
皆様のパワーで9日間を乗り切る事ができました。
ご参加の皆さまには何かとご協力くださいまして誠にありがとうございました。
最後に重ねてレポート作成が遅くなりました事お詫び申し上げます。




 
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旅の思い出をたくさん持って、もうすぐテイクオフ。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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