2019年9月5日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／奥山 ひとみ（おくやま ひとみ）

この度は阪急交通社Crystalheart'時を紡ぐ北スペインとポルトガル8日間'にご参加頂きありがとうございます。9月に入りポルトガルも日中は、汗ばむ気温でしたが、朝、晩又、サンチャゴ.デ.コンポステーラなどは秋を感じました。ヨーロッパの中でものんびりとした雰囲気のあるポルトガル、小さな国ではありますが見所の多い国。そして、いろんな所で日本との縁の深さを感じました。青空に恵まれまた、日本ではみたことのない植物、ロカ岬では岬らしい少し強い風、ポルトガルでしか聞くことのできない、哀愁漂うファドなど、あっというに8日間が、過ぎていきました。お荷物が届かなかったり、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、どうぞまたクリスタルハートをご利用頂けること願っております。

1日目

9月5日

今日は初日。まずは、成田空港からNH231にてブリュッセル空港迄。フライト時間は約12時間。日本とベルギーの時差-7時間。機内では、沢山の新作映画や音楽と少し休んだほうがいいかなと思いつつ、見いってしまいますね。そして、ブリュッセルの空港からは、ブリュッセル航空SN3819にてリスボン迄。約2時間30分のフライト。ベルギーとポルトガルの時差は-1時間でした。そして、バスで最終目的地ポルトの町へ。初日は、スーツケースが届かなかったり、なかなかホテルに着けなかったりとお疲れのところご迷惑をかけてしまい申し訳ありませんでした。大変お疲れ様でした。

成田空港第一ターミナル

2日目

9月6日/晴れ/17〜28 ℃

今朝は昨夜の到着が遅かったので、ゆっくりの10:15の出発。朝の心地よい風を感じながら、町の人々のお買い物エリアを歩いてまずは、レロ.イ.イルマオン書店へ。世界で三番目に美しいと言われる書店はチケットを買うにも行列ができる人気の観光スポット。趣のある店内では、実際に本も買うことができます。次には、タイル装飾で有名なサンベント駅に。元は修道院であった建物だそうです。装飾に使われているタイルは、全部で20,000枚。さすがアズレージョの国。次の目的地はサンデマン。ポートワインの試飲を、楽しんで頂きました。また、ドウロ川を挟んで対岸に見えるポルトの町並みここも絵になる風景ですね。そして、ポルトの最後の観光場所はサンフランシスコ教会。現在は特別なミサが行われる以外は、博物館として公開されています。内装は目を見張るほどの豪華なバロックの装飾でした。午前中の観光を終えシーフードリゾットを召し上がって頂いたあとは、午後夕食迄フリータイムを楽しんで頂きました。ドウロ川クルーズやロープウェイ、お買い物など。そして、夕食はメインの鮟鱇リゾットか、ビーフ料理又は鱈のグリルをチョイスして頂いての夕食でした。

サンベント駅

ドウロ川とポルトの町

3日目

9月7日/晴れ/20～24 ℃

今日は、連泊したポルトの町を離れ60kmほど北にあるギマランイスの町へ。この街は、ポルトガル初代国王となった、アフォンソ1世の生まれたお城が残されている町でお城の横にはブラガンサ公爵家の煙突が沢山ついている建物もありました。また旧市街も雰囲気のある素敵な町でした。その後は更に北上しポルトガルとスペインの国境となるとミーニョ川を越えスペインへ入りました。ここで、1時間の時差の為時計の針が1時間進みました。今日のお昼はスペイン一の漁港の町、ビーゴのレストラン'O PORTON'にてシーフードのお料理でした。どれも新鮮で美味しかったですが、特にザル貝は甘さもあり美味でした。ビーゴの近くは入江があり、そこでは牡蠣などの養殖が、行われています。そして、ビーゴから1時間ほどで歓喜の丘と呼ばれるサンチャゴ.デ.コンポステのモンテドゴゾにて巡礼者のモニュメントの写真をおとり頂きました。巡礼者の方にとっては'もう少しだ頑張ろう'と思う場所ですよね。今日はパラドールに宿泊です。約500年前の病院だった建物ですが内部を改装しての居心地のよい部屋でした。夕食は地下のメインダイニングにての落ち着いた時間でした。

ギマランイスの旧市街

指さす向こうは...

4日目

9月8日/晴れ/13〜29 ℃

パラドールの朝食は品揃えも豊富で、生ハム、トルティーヤ、チーズ、ししとうなどがテーブルに並んでいました。雨の多いサンチャゴ.デ.コンポステーラですが、青空のもと観光できました。パラドールの前はオブラドイロ広場、そして広場に面してまちの重要な建物がご覧頂けました。市庁舎と州庁舎が入っているかつてのラ.ホイ宮、大聖堂、昔の学校、そしてパラドールは巡礼者の為の病院としてたてられたものでした。大聖堂の内部は現在大がかりな修復で、あまりご案内が出来ず申し訳ありませんでした。大聖堂の宝物館には、現役のボタフメイロ(大香炉)や、聖ヤコブの持っていた杖の入っているレリックなど貴重なものが納められていました。大聖堂には聖なる扉があり、次回は、2021年に扉が開けられるそうです。メインストリートのフランコ通りを歩きアラメダ公園から大聖堂を含めたまちの景色をフォトストップ。お昼迄フリータイムを少し過ごして頂き、'A CHARCA'にてシーフードのタパス、ガリシア風タコなどを召し上がって頂きました。午後は再びポルトガルへ。今日はヴィゼウの町のポサーダに宿泊、そして夕食もポサーダにて。ポルトガルに入ると暑さが

サンチャゴ.デ.コンポステーラ大聖堂の静かな朝

サンチャゴ.デ.コンポステーラのランチレストラン

5日目

9月9日/晴れ時々曇り/16～24 ℃

今日はヴィゼウのポサーダを出発し、大学の町コインブラへ。コインブラ大学は今日、新入生が初めて学校に登校する日だそうで、黒いマントを着けた学生さんが大勢いました。現在は女子学生のほうが、割合的に多いそうです。今年の新入生は、約5,250人位とのことでした。大学のサン.マイケル礼拝堂や、1963年迄利用されていた美しい図書館、学位授与式などが行われる帽子の間などを見学、伝統ある大学でした。コインブラ大学のある高台から、ゆっくり坂を下り旧大聖堂の外観を見ながら更にお店のあるエリアにつき少しフリータイム。ここではお菓子やさんでのこんぺいとうがおすすめでした。大きい粒と小さい粒がありました。またポルトガルの特産品コルクの製品靴やカバンなどもお土産店に並べられていました。昼食は大好評でした'A TABERNA'にてマッシュルームのグリルと仔牛肉のオーブン焼き、見た目も味も◎でした。その後王妃様の直轄地であったオビドスの町で一時間ほどフリータイムを過ごして頂き、リスボンのコリンシアリスボンホテルへ。そして夕食は'CLUBE DE FADO'にてファドをききながらの夕食でした。

コインブラ大学新入生登校初日

コインブラのランチ見た目も味も

6日目

9月10日/晴れ ロカ岬は風が強かったです。/16〜23 ℃

今日は終日、日本人ガイドさんとともにロカ岬、シントラ、リスボンの観光です。まずは、ユーラシア大陸最西端のロカ岬へ。ロカ岬で発行している到達証明書は記念として...。次の観光地はシントラの王宮です。台所の32mの高さの煙突が目印の王宮。内部は、初期のセビージャから輸入されたアズレージョや、言われのあるそれぞれのお部屋などをご覧頂きました。シントラ見学後、リスボンに戻り昼食をおとり頂きました。お昼のメインはカタプラーナ(魚介の煮込み)でエビやムール貝、鮟鱇や他のお魚などがたっぷり入っていました。昼食後はジェロニモス修道院の見学で、ポルトガルが海上貿易で繁栄した時代のマヌエル様式の建物、そしてポルトガルの詩人ルイス.ド.カモンイスやヴァスコ.ダ.ガマのお墓もありました。そしてテージョ川沿いに建てられたベレンの塔と発見のモニュメントを見学して頂き、ロッシオ広場の所で夕食迄フリータイムを過ごして頂きました。公共の乗り物ケーブルカーやクラッシックなトラム。町の雰囲気を感じますね。ツアー最後の夕食は'CASA DE BACALHAU'にて鱈のグリル(ファイヤー付き)でした。終日の観光お疲れ様でした。

シントラ王宮からの町の景色

リスボンでの鱈の夕食

7日目

9月11日/晴れ

今日は、最終日です。リスボンのホテルを3:00に出発し、リスボンの空港へ。リスボン空港は町から15分という便利な距離にある空港です。リスボン空港をLH1497 5:05発にお乗り頂き約3時間のフライトにてフランクフル空港に到着です。時差はプラス1時間。フランクフルト空港で最後のお買い物やラウンジなどご利用頂き、フランクフルトからはNH204にて成田空港へ。定刻より30分ほど遅れての出発となりました。約12時間のフライトゆっくりお休みください。

ドイツ上空

ANAの機内より

8日目

9月12日

NH204 6:40羽田空港に到着。時差＋7時間。機内から一歩出ると日本を感じる丁寧な空港の皆さんの丁寧な対応と、湿度。ほっとする瞬間ですね。そして、是非またゆっくりポルトガルを思い出して頂きまた、次のツアーでお目にかかれること願っております。8日間ありがとうございました。