2019年8月20日出発<カタール航空ビジネスクラス利用 基本プラン>まだ見ぬ景色や歴史を訪れる バルカン半島5カ国周遊8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年8月20日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/渡辺 真紀子(わたなべ まきこ)
- 添乗員渡辺真紀子は「まだ見ぬ景色や歴史を訪れるバルカン半島5カ国周遊8日間」の旅に7名様をご案内してまいりました。壮大な絶景や景観がある訳でも無いし、どちらかと言うと目で見る物は地味なバルカン内陸の国々は私自身は非常に興味深い大好きなエリアで、歴史と文化が入り交じる狭間の国々に興味がつきません。何より物価が安い、お酒が安い!野菜が少ないヨーロッパで夏には家庭的なキャベツとざく切りトマトサラダに暖かさを感じます。 走行距離約1500kmで5カ国訪問、走りに走りました。多くの国を旅されてる皆さんとの会話で、違う国への小旅行も思い出です。ありがとうございました。
- 1日目
- 8月20日/曇り/30 ℃
- 残暑残る日本から、まだまだ暑いバルカン半島へ。 カタール航空は成田から22:20出発で地方空港から乗り継げる事や、仕事が終わってから旅行に行ける事もあり便利で好評。初めまして!7名様ご集合です。QR807便定刻で出発。深夜3:00にドーハ空港に到着。乗り継ぎでおなじみの「黄色のクマ」にご対面。乗り継ぎ便も順調で、セルビアのベオグラードへ。まだ見ぬバルカンの国々の観光が始まります。
- 初めまして。ご集合です
- ベオグラードへ
- 2日目
- 8月21日/晴れ/20〜35 ℃
- 1カ国目 セルビア共和国•ベオグラード ニコラ•テラス空港からユーゴ時代に開かれた新ベオグラード地区のビル群を車窓にサバ川を渡ると、丘の上金ぴかのドームが見えてくる。セルビア正教会の創建者聖サヴァに捧げられた大きな教会。困難な時代に建設が始まりまだ工事中ではありますが、国民の聖人への想いを感じます。地下の礼拝堂ではガイドのリュバさんから熱いお話。ベオグラードはドナウの都市。ヨーロッパの歴史がドナウの岸辺で書かれたと言っても過言ではありません。川は古代ローマ時代に帝国の防衛戦の役割を果たし、各地に最重要基地が築かれたがベオグラードもそのひとつ。サバ川とドナウ川の合流地点崖の上に、城が築かれそれを見たスラブ人がベオグラード(白い城)と呼んだそう。きれいな公園になった砦の上から眺めると、川に架かる6つの橋と対岸に新しい街、戦争島などが見渡せる。川は防衛戦や境界であるよりは、常に結ぶものであってほしいと感じます。スターリグラード(古い地区)散策後、ホテルへ向かう、途中ユーゴスラビア博物館に立ち寄り、チート大統領の霊廟にお墓参り。閑静な住宅地の中の花の中に眠っておりました。
- カレメグタン公園より サバ川
- チトー霊廟 「花の家」
- 3日目
- 8月22日/晴れ時々曇り/18〜35 ℃
- 2カ国目 ボスニア•ヘルツェゴビナへ 小麦、トウモロコシ、ひまわり畑(下を向いた)広大なパンノニア平原を西へ。サバ川を渡りボスニア•ヘルツェゴビナに入国、、でもスラブ三色旗が目立ちます。世の中には国連が独立を認めてなく、独立を一方的に宣言している国があって「スルプスカ共和国」もその1つ。内戦時にボスニアの中に建国されたセルビア人の国。 ご昼食民俗村にてチキンロール。前菜の量に圧倒で、食べきれませんでした。午後は山越え、バルカン半島とは「緑の生い茂る山」の意味、そのほとんどが山岳地帯、ここから本格的なバルカンドライブです。サラエボに夕刻到着。サラエボは何度来ても魅力的な街。長い歴史の中で多民族・多宗教が共存して来た故、狭いエリアの中で様々な文化が見られます。特に街の中心通りのサイン「SARAJEAVO MEETING OF CULTURES」から西、東と眺めてみると全く違った町並みが始まるのです。観光客で大変な賑わいではあるけれど、ボスニア紛争の傷跡は至る所に残っていて、悲劇の恋人の橋「ブルバニャ橋」、白い墓標が広がるオリンピックパークなど平和の尊さを実感させられました。
- 第一次世界大戦はこの場所から ラティンスキ橋
- サラエボ 夕景
- 4日目
- 8月23日/晴れ/18〜35 ℃
- ボスニア→3カ国目モンテネグロ ボスニアの魅力とはと聞かれたならば「清らかな川の流れと緑」と答えるでしょう。ネレトバ渓谷を川の流れに沿ってヘルツェゴビナ地方の中心モスタルへ。 今日スターリモスト石橋から川に飛び込むダイビング国際大会が開かれるとの事で飛び込み台が組まれ、大変な賑わい。前座で何人か飛び込んでいましたね。紛争中の1993年に破壊されるも、再建され、二つの街は結ばれた平和の象徴の橋。ネレトバ川はどんな時も美しい緑の水面を見せてくれます。午後、ディナルアルプス山中ドライブ。ぐっすりお休みの皆様を乗せバスは走る走る。「移動」と言ってしまえばつまらないけれど、「車窓」は旅の醍醐味。人知れない街道は魅力が詰まっていて。灌木ばかりのゴロゴロのカルスト地形の中にも人の暮らしがあるのです。わずかばかりの赤土で行われている農業。モスクがあったり教会があったり村の移り変わり、未舗装の旧道が谷間延々と伸びていく。やがて木々の樹高さが高くなり、聳える山が高くなるとモンテネグロ。山を越えてやっと合えたアドリア海、感激でした。 コトルの街、リゾート地ブドゥヴァと忙しく散策いたしました。お疲れさまでした。
- 石橋 ダイビング国際大会
- バルカン内陸を走る モンテネグロへ
- 5日目
- 8月24日/曇りのち晴れ時々雨/20〜35 ℃
- モンテネグロ→4カ国目 アルバニア ブドゥバリビエラ海岸線ドライブ。かつての海賊島スヴェティ•ステファン島で写真ストップ。現在は高級ホテルです。モンテネグロ沿岸はクロアチアには無い白砂浜がある事から、近年バカンスを過ごす様々な国の人達が押し掛けて、昨夜のブドゥバも大変な賑わいでしたね。 本来モンテネグロは山の国。船乗りが木々の生い茂る山肌を見てモンテ=山、ネグロ=黒と呼んだそう。昔の首都ツェティニエ、現在の首都ポドゴリッツァも山上にあり、自然の砦の中にある小国なのです。国境近くで立ち寄ったSAのスーパーの値段が安い!バルカンの旅の楽しみです。 国境前だらだらと渋滞中、屋台でイチジクを購入。上り車線の帰省渋滞(北へ帰る人)は驚きでした。謎の国アルバニアへ入国。 首都ティラナ観光はガイドのニコさんの案内で中心のマザーテレサ広場〜スカンデルベク広場へと建国から共産主義時代、鎖国、現代へと激動の歴史の象徴の広場巡りました。 朽ち果てている独裁者ホジャ霊廟跡が(ピラミッド)印象的です。オフリドヘ本日も山を越え。トーチカが増え、オフリド湖が見えたら国境です。
- 海賊島 スヴェティ•ステファン島
- スカンベルベグ広場 ガイドのニコさんと
- 6日目
- 8月25日/晴れ/15〜37 ℃
- 5カ国目 北マケドニア オフリドは透明度の高い美しい湖の湖畔にあり、標高2764mにそびえるコラブ山などの周辺に豊かな自然が広がります。突き出した半島の上に佇む旧市街はかつて教会が365あったとか。 遊覧船クルーズはなんと120人乗りの大型船貸し切り。ホテルから近い船着き場〜景色を堪能。旧市街は徒歩観光、聖ソフィア聖堂、ローマン劇場、美しいフレスコ画が残る旧聖クレメント教会、山上のサミュエル要塞へと登ります。聖ヨハネ•カネヨ教会から湖を代表的な景色を写真に収め湖畔のレストランで名産マス料理をご賞味。 午後は山を越え首都スコピエへ。山の向こうはコソボ。折角だから訪れてみたかったと言うお声も。昨年名前を改称し「北マケドニア共和国」となったこの国は新しい歴史を刻む為に街の中は銅像で溢れています。1963年7月26日早朝の大地震で街の8割が破壊されてはいるが4000年の交易都市の面影を見ながら街を歩きました。街の中心ホリデインホテルに宿泊なので皆で夜の散策へ。広場に集う人々を見ると日本にない豊かさを感じてしまいます。最終都市まで無事にたどり着きました。夜は乾杯です!
- 聖湖オフリド 静かな遊覧
- スコピエ夜のお散歩
- 7日目
- 8月26日/晴れ/25〜38 ℃
- マザーテレサ記念館に訪問。色々な果物が入っているデザートを「マチェドニア」と言って語源は様々な民族が暮らすマケドニアになぞらなぞらえたとか。1910年のスコピエでカトリック教徒の家に生まれたアルバニア人、16才まで過ごした少女コンジャのその後の人生は交易都市スコピエ時代が影響しているように思われました。民族、宗教、身分に関係なく、、、 記念館の最上階は礼拝堂になっており、朝の光が美しかったです。最寄りのスーパーで最後のお土産を購入。ギリシャへと続く道を走り空港へ。長く一緒に旅をした運転手アレキサンダーさんともお別れ。長距離の安全運転本当にありがとうございました。帰路のフライトも順調で、長いドーハの乗り継ぎ時間、カタール航空主催の市内観光に行かれた方も(6カ国になりましたね)、日付またいで深夜、成田行きQR806便で皆様機上の人へ
- マザーテレサ記念館 朝 光の中の礼拝堂
- 名物ドーハのクマ
- 8日目
- 8月27日/曇り/25 ℃
- 無事に成田にご到着です。 夏休み終わりで成田の入国は大混雑。ビジネスクラスの方とターンテーブルでお会いできなくて後悔残ります。すいませんでした。 旅行中は病気、怪我、事故も無く、ご協力頂きありがとうございました。長い走行と渋滞にも笑顔で絶えて頂いて感謝しております。 まだまだ日本も残暑が続くと思われますがどうぞご自愛ください。 旅は3回楽しむ!ご帰国後もこの旅が何かにつながれば幸いです。また、どこか旅の空の下でお会いしましょう。
- ありがとう 運転手アレキサンダーさん
- バルカン道路事情 国境渋滞と屋台(夏限定)
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