2020年1月22日出発 まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年1月22日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/石原啓江(いしはら ひろえ)
- この度は阪急交通社クリスタルハートLE102 <全日空利用>まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間にご参加いただきまことにありがとうございます。 ご一緒させていただきます、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。 スペインはイベリア半島の7割を占める面積、50.6平方キロメートルに人口5000万人。 古代からさまざまな民族と文化が交差してきました。首都のマドリッド、バルセロナ、コルドバ、セビリャをはじめ地方や街ごとに独特な個性を持っています。 特に8世紀にわたりイベリア半島を支配したイスラム教徒の影響は大きく、今でもその痕跡は建築や芸術で感じられます。 そんな素晴らしい国スペインをご案内させていただきます。どうぞお楽しみに!
- 1日目
- 1月22日/晴れ/14 ℃
- 初めまして。 今回皆様とご縁がありまして同行させていただきます、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。 全日空ビジネスクラスでベルギーの首都ブリュッセル国際空港へ。乗り継ぎ時間が長く大変でしたが無事にマドリッド国際空港へ。待ち時間が長い上、長い長い空の旅、大変お疲れ様でした。 日本からスペインは8時間の時差があり、スペイン到着時は真夜中でした。今日はゆっくりお休みください。 明日はプラド美術館から見学です。
- 成田出発
- ブリュッセル航空
- 2日目
- 1月23日/晴れ/18 ℃
- 今日は観光初日。 プラド美術館はスペイン三大巨匠、エルグレコ、ベラスケス、ゴヤの作品が並びます。ベラスケスの「ラスメニーナス(宮廷女官たち)」は門外不出の作品。ここに来なければ鑑賞できません。 国立ソフィア王妃芸術センター。ここにはピカソの大作「ゲルニカ」が展示されています。 スペイン市民戦争に介入したナチスドイツがバスク地方にある村ゲルニカに無差別爆撃した出来事を主題としピカソからのメッセージがこの作品に込められています。 初日の昼食はスペイン名物パエリア。美味しいスペインビールと合わせていただきました。 昼食後はセコビアへ。ここは古代から繁栄した街で、セコビア旧市街とローマ遺跡は世界遺産に登録されています。水道橋は町のシンボル!ど真ん中に今でも建っています。ディズニーの白雪姫の城のモデルになった「アルカサル」も見学しました。
- セゴビア水道橋
- セゴビアアルカサール
- 3日目
- 1月24日/晴れ/18 ℃
- 今朝はトレドへ出発です。 かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム、ユダヤ、キリスト教の文化が交わる町でした。それぞれの文化が根強く残っています。3方をタホ川に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されています。 最初はスペインキリスト教カトリックの総本山の大聖堂を見学しました。ここは別名「エルグレコ美術館」と呼ばれるほど彼の作品が並びます。 美しいステンドグラスはなんと750枚!壮大なスケールに圧倒されました。 そしてエルグレコの最高傑作が残るサントトメ教会へ。老廃していた教会をオルガス伯爵が私財を投じ再建しました。彼のお葬式で起こった奇跡を題材にしたエルグレコの作品です。 展望台からはパノラマ写真も撮りました。 午後はフリータイム。トレドの街を散策やショッピングなど楽しんでいただきました。 明日はアンダルシアへ向かいます!
- トレド大聖堂
- トレド全景
- 4日目
- 1月25日/晴れときどき雨/16 〜 22℃
- 今日はスペインの新幹線AVEでコルドバへ。アンダルシアに近づくにつれて雲行きが怪しくなってきました。 メスキータとはスペイン語でモスク。本来は有り得ない、イスラム教のモスクの中にキリスト教の大聖堂がある珍しい建物です。無数の柱が連立する様子や、その上に連なる赤と白の縞々のアーチには圧倒されます。イスラム教のお祈りの時間を伝える塔ミナレットはキリスト教の鐘楼と変わりました。 見学後、花の小径へ。白壁のサンタクルス地区はかつてのユダヤ人街。よそ者を迷わせるような造りです。雨の中の見学は大変でした。 セビリャではお天気も回復!1929年イベロアメリカ万博会場のスペイン広場から。ムデハル様式のこの建物はスペインの都市を紹介するパビリオンでした。 夕食の後はお楽しみのフラメンコ。迫力満点のステップ!今日は長い一日、お疲れさまでした。 明日はイギリス領、ジブラルタルです!
- AVE
- メスキータ
- 5日目
- 1月26日/晴れ/24 ℃
- 北緯36度。イベリア半島の南東端に突き出した小半島ジブラルタルへ出発です。 まずはヨーロッパポイントへ。ここから見えるジブラルタル海峡を挟んだ向こう側はアフリカ大陸です。今日はお天気も良くハッキリと見えました! その後、海抜412メートルの展望台へ。ロープウェイも空いていてスムーズにいきました。名物のイタズラサルは今日はあまりいなくて良かったです ジブラルタルには国際空港もあり、世界でも珍しい、滑走路を横断できる空港です。今日はお天気も良く、皆さんと滑走路を歩いて出国しました。 お昼の後はロンダへ。 標高723メートルのところに位置する街は近代闘牛の発祥の地。18世紀に現在の闘牛のスタイルを確立しました。町歩きしながらステキな写真を撮りました! お夕食はトマトの美味しいお店へご案内。ワインもお食事も美味しかったですね。
- ヨーロッパポイント
- ロンダ
- 6日目
- 1月27日/晴れ/20 ℃
- アンダルシア地方にある街は白壁で有名です。その中でも特に美しい白壁の街、ミハスへ。 フリータイムではオリーブオイル、アーモンド、アクセサリーを買ったり、それぞれ楽しみました。 イベリア半島の陣取り合戦、レコンキスタにおいて最後のイスラムの首都がグラナダにあり、1492年、カトリック軍がアルハンブラ宮殿にやって来て無血開城。レコンキスタが終了しました。 当時のイスラム王国の王が住んでいる住居や官庁、軍事施設などが集まった広大な敷地をひっくるめてアルハンブラ宮殿と呼んでいます。美しい装飾、ため息の連続です! フェネラリーフェ庭園も優雅に水の音を楽しみながら見学。 そして今日のお泊まりは国営ホテルのパラドールです。アルハンブラの敷地内にあり、スペインで最も予約困難なホテルです。夜はパラドールのお食事をゆっくり楽しみました。
- パラドール
- アルハンブラ宮殿
- 7日目
- 1月28日/晴れ/22 ℃
- 今日はアンダルシアからカタルーニャに飛行機で移動です。 カタルーニャの中心都市バルセロナはマドリッドに次ぐスペイン第二の都市。 19世紀から20世紀初頭に流行したモデルニスモ様式の建物が残る街で、スペインが生んだ鬼才、アントニオガウディもモデルニスモの芸術家のひとりです。 最初は「カサ・ミラ」。この建物は直線部分を全く持たない建造物です。特にバルコニーの手すりは、波に漂う海藻のようです。 現在は世界遺産でもあり、集合住宅でもあります。 「グエル公園」はバルセロナ市が一望できる丘の上にあります。パトロンであったグエル氏とガウディの夢が作り上げた分譲住宅でした。しかし結果的に買い手がつかずグエル氏が亡くなった後工事は中断。粉砕タイルを使ってのデザインは独特で、中でも階段中央に鎮座するトカゲが大人気でした。 夕食は選べるメニュー。お酒も進み、皆さんとても楽しそうでした。
- カサミラ
- グエル公園
- 8日目
- 1月29日/晴れ/24 ℃
- 今日は朝から青空! ガウディ未完の作品、サグラダファミリアの見学へ。 1883年から2代目建築家に任命されたのがアントニオ・ガウディでした。彼は亡くなる1926年までライフワークとして設計・建築に取り組みました。内部のステンドグラスの美しさは、ため息の出るほど。今日はエレベーターで展望台まで行きました。2026年完成予定と言われていますが、完成は神のみぞ知る。 そのガウディと同じ時代の建築家、ドメニク・イ・モンタネールの作品「カタルーニャ音楽堂」。彼は「花の建築家」と呼ばれ優雅で気品あるスタイリッシュな作品を多く建造いたしました。音楽堂内部も花模様の美しいタイルの飾り付けと、美しいステンドグラスが印象的でした。 夕食は創作スペイン料理の店へ。流行りの和食を意識したお店でした。皆さんとても楽しくお喋りが続き、2軒目まで!本当に素敵なお仲間に恵まれた旅行でした!とても楽しかったです!
- サグラダファミリア
- カタルーニャ音楽堂
- 9日目
- 1月30日/晴れ/22 ℃
- 今日はとうとう帰国の日です。でもフライトは午後。しっかり遊んでから帰国しましょう! バルセロナ街歩き、ゴシック様式の大聖堂から。今日は特別入場できました!ラッキー! そして、古代ローマの神殿や壁跡。街中に大聖堂や古代ローマの遺跡が共存しています。また、ピカソが描いたアヴィニョンの娘の娼婦街、レアル広場ではガウディの街灯も見学。1万歩歩いたようです!お疲れ様でした。 バルセロナからブリュッセル航空は定刻通りベルギーの首都ブリュッセルへ。 乗り継ぎ時間がすこしあったので、お買い物やラウンジでのんびりしていだだきました! そして全日空ビジネスクラス成田行きは、ほぼ定刻でブリュッセルを出発。
- 大聖堂
- 10日目
- 1月31日/晴れ/12 ℃
- 全日空便は定刻で成田空港に到着。 ターンテーブルでお別れのご挨拶をしてそれぞれ税関へ。皆様が帰られる後ろ姿を見て「終わってしまった」と実感・・・ プラド美術館のベラスケス、その後のパエリア、トレドの全景、メスキータの中の大聖堂、ジブラルタルのおサルさん、アンダルシアの小さな町ロンダやミハス、イスラム建築の最高峰アルハンブラ宮殿、その中のホテルパラドール、そしてモデルニスモのガウディ、サグラダファミリアのステンドグラス、モンタネールは花の建築師カタルーニャ音楽堂。皆さんの心にスペインの景色がたくさん残っていると思います。 この度はご参加ありがとうございました。私もとても楽しくご一緒させていただきました。特に最後のディナーでは皆さんに喜んでいただけて、嬉しくてそしてとても楽しかったです。これからも安全1番で楽しい旅を続けて下さいね。いつまでもお元気で。ありがとうございました!
- グエル公園のミモザ
- ロンダのアーモンド
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