2020年2月16日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>ゆったり旅するトルコ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2020年2月16日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/中島暢子(なかしま のぶこ)
- 私達が訪れる1週間前は、カッパドキアに雪が積もり、かなり寒かったようですが、この度は、毎日天気が良くほとんど雨にも降られずに観光することができました。 今回はたった4名様のご参加でバスもボスポラス海峡クルーズ船も、広すぎるくらいで魅力いっぱいのトルコをゆったりと観光しました。 日本の2倍の面積を誇るトルコですが、カッパドキアを2日間に分けて観光し、カッパドキアからイスタンブールまで“飛んでイスタンブール”飛行機を使いひとっ飛びで、イスタンブールは3日間に分けての観光でした。 イスタンブールの観光は見どころいっぱいですが、特にトプカプ宮殿・ドルマバフチェ宮殿はオスマントルコ時代の居城でため息が出るほど素晴らしかったですね。オスマントルコは西アジア、北アフリカ、東ヨーロッパに及ぶ広大な領土を支配下に治め、ついにメフメト2世が、当時のビザンチン帝国の首都だったコンスタンティノープルも支配しました。
- 1日目
- 2月16日/雨 (東京) /10 ℃
- 夜便の、トルコ航空TK53便にて22:30に成田空港を出発し、イスタンブールで乗り継ぎました。 乗り継ぎのお時間がたっぷりあったので、ビジネスラウンジでゆったりお過ごしいただきました。 トルコのお料理は世界三大料理の一つと言われ、食材はトルコ国内で自給自足でき、新鮮で多種多様な料理方法があります。 さっそく、イスタンブールのラウンジにて、レンズ豆のスープ、新鮮なサラダやいろんな種類のオリーブ、トルコの紅茶“チャイ”おいしいパンなど試してみることが出来ました。 トルコ航空TK2310にてイズミールへ到着したのは、2日目、朝、8:25でした。 さっそくベルガマ観光です。ベルガマは紀元前約300年頃から文化、芸術で栄えていた、ペルガモン王国時代の遺跡が残っています。現存している遺跡は、その後のローマ帝国時代のものがほとんどです。
- 2日目観光(ここだけなぜか風が強く寒かった)アスクレピオン遺跡 ベルガマ
- 2日目観光 アクロポリス遺跡 ベルガマにて
- 2日目
- 2月17日/晴れ/17 ℃
- 最初に観光したのはアスクレピオン遺跡です。 アスクレピオンは、古代の皮膚科と精神科の病院の遺跡でここには温泉が湧き、療養にもってこいの場所だったようです。 TASKONAKという、民家のレストランにて、トルコの一般的なメニュー、豆のスープ・キョフテ(ハンバーグ)をお召し上がりいただきました。トルコの田舎の民家にお邪魔させてもらったような雰囲気で、お母さんが家庭料理を作ってくれた食事でした。 午後は、アクロポリス遺跡観光です。ここには、素晴らしい彫刻で飾られた、古代のアテネ神殿やゼウス神殿がありました。 ここに置かれていたオリジナルの神殿は今、ベルリンのベルガモン博物館に置かれています。 本日は長い一日になりましたが、スイソテルグランドエフェスイズミールホテルにチェックインし、最上階のバーにてウエルカムドリンクで乾杯しました。バーからは夕日がきれいにみえました。
- ベルガマ アクロポリス遺跡 (トラヤヌス帝神殿)
- (ホテル最上階)ウエルカムドリンクで乾杯したバーからの夕日
- 3日目
- 2月18日/晴れ/16 ℃
- イエスキリストを生んだ聖母マリア様が最後に住んだと言われる家見学。5世紀のエフェソス公会議によっても、認められています。 エフェソスは古代はエーゲ海に面した、港湾都市でローマ帝国時代はどの都市も人口3万人程だったのに、ここは25万人もの人口を持つ大都市でした。 エフェソス遺跡は、紀元前3世紀に、アレクサンダー大王の武将であり、後継者だったリシマコス帝の時代から、その後のローマ帝国の時代の遺跡でした。図書館や公衆トイレ等良く残っていて感嘆しきりでした。 昔、学校の校舎として使われていたARTEMISレストランにてチョップシシ(串焼き肉)等をお召し上がりいただき、皮のお店に立ち寄りファッションショーに参加。モデルさん顔負けの素晴らしいウオーキングでした‼ 石灰成分を含んだ温泉が、丘の上を流れることにより石灰が徐々に固まり出来た自然の美、石灰棚の夕日に当たる景色も神秘的でしたね。
- エフェス遺跡
- パムッカレ
- 4日目
- 2月19日/晴れ/10 ℃
- トルコの今夜宿泊する、コンヤ(笑)の街は敬虔なイスラム教信者が住む街です。 長距離の移動での、トルコ内部のアナトリア地方にある町です。 途中、トルコの第四の大きさを誇る、エイルディル湖に突き出た半島のような場所に建つレストランにて、サラダとスープ、新鮮なスズキの魚フライのご昼食をお取りいただきました。お食事の後は、湖をバックに記念写真を撮り、一路コンヤへ。 コンヤに到着すると、ほとんどの女性が髪を隠すため、スカーフを巻いていました。 外観に美しい彫刻が残る、インジェミナーレ神学校を外観から見学し、メヴラーナ博物館入場見学です。 この博物館はイスラム神秘主義、メヴラーナ教団の創始者、メヴラーナさんのお墓があり、教団の総本山となる、イスラム教信者にとって重要な場所です。預言者ムハンマドの顎髭もあり、人々が礼拝していました。
- エイディル湖畔にて
- メヴラーナ博物館 メヴラーナさんのお墓
- 5日目
- 2月20日/晴れ/8 ℃
- カッパドキアは、太古の7千万年前以降の火山活動により、少しずつ火山灰が固まり、広大な凝灰岩の大地が出来、少しずつ雨風により凝灰岩が侵食され堅い岩の部分だけは残り、大きなキノコの形など、おとぎの世界のような奇岩が出来上がりました。 カイマクル地下都市は、7世紀以降のアラブ人の侵入等により逃げてきたキリスト教徒が危険が迫った時に、使ったシェルターだった、地下約55メートルの、約3千人くらいは、入ることが出来、集会所や、台所、地下教会や、ワインセラーなど、いろんな部屋があり、また石で作られた、大きな丸い扉で通路を閉めてしまうと、反対側からは扉を開けられない仕掛けなど、よく作られていました。 昼食は、洞窟レストランにて、豆の煮込み・鱒のグリルとイチジクのデザート等でした。 午後はギョレメ野外博物館へ。キリスト教信者が暮らしていた洞窟が残っており、特に暗闇の教会の壁画は素晴らしいものでした。
- カイマクル地下都市 通路
- カッパドキアの大地
- 6日目
- 2月21日/くもりときどき雨/9 ℃
- 5日目から、洞窟ホテルエム・ディー・シーホテルに2連泊です。凝灰岩の岩をくりぬいてお部屋やバスルーム・洗面所などが作られており、地下にもう一つのベットルームがあったりなどここで宿泊するのも貴重な経験です。 カッパドキアと言えば、キノコ岩ですが、ここではシメジのような岩やエリンギのような岩、お菓子のキノコの山のような岩などたくさん見られます。 シメジのような岩が3つ並んだ3姉妹の岩や、ラクダの形をしたラクダ岩、また、広大なカッパドキアの大地を見下ろす打樋サール等見学し、トルコが誇る絨毯屋さんへ。 絨毯を女性の織子さんに実際に織って実演していただいたり、絹をみせていただいたりしました。そして、素晴らしい絨毯のショーをチャイを飲みながらじっくりとご覧いただきました。 昼食はフリーだったのでお勧めのレストランへご案内し、珍しいつぼ焼きや、手打ちパスタなどお召し上がりいただきました。
- カッパドキア 3姉妹の岩
- トルコが誇る素晴らしい絨毯
- 7日目
- 2月22日/くもり→雨/10 ℃
- カッパドキアのネヴシェヒール空港から、イスタンブールまで、トルコ航空2007便にてひとっ飛び‼ トルコの首都であり、アジアとヨーロッパにまたがる最大の都市は今まで見てきた地域とは違い、別の国のようでした。 SEVEN HILLSレストランは、アヤソフィアとブルーモスクの間に建ちビルの最上階にあり、料理も景色も最高でした。 ミナレットが6つ建つことで有名なブルーモスクに入場観光しトプカプ宮殿へ。 メフメト2世によって1478年に建設された、ボスポラス海峡と、マルマラ海、金閣湾に囲まれた丘に建つ、歴代オスマン帝国の宮殿でした。 オスマントルコ帝国の威厳と強さが感じられる、素晴らしい建物がいくつも並ぶ、大きな宮殿で、当時のキッチンでは約1万人以上の食事がつくられていたそうです。 特に、秘宝、86カラットのダイヤモンドや、エメラルドのトプカプの短剣は、素晴らしく輝きを放っていました。
- イスタンブール ブルーモスク
- トプカプ宮殿
- 8日目
- 2月23日/くもり/11 ℃
- 7日目の午後は、ビザンツ帝国時代6世紀に再建された、キリスト教大聖堂の総本山だったアヤソフィアも見学しました。15世紀にイスラム教寺院に変えられましたがその時、大聖堂を破壊して建て直したのではなく、モザイクの壁の上に漆喰を塗りこめてイスラム教モスクとして使用したので、素晴らしい6世紀のモザイクは残っていました。 本日はゆっくりホテルを出発し、ドルマバフチェ宮殿見学。ボスポラス海峡に面した、19世紀からスルタンの宮殿として使われた宮殿です。 ヨーロッパの様式も取り入れられた豪華で気品のある宮殿で見ごたえがありました。 公園の中のエジプト総督の宮殿だったレストラン“SARI KOSK”レストランにて地中海サラダ・チキンのパイ包み・チリレチェというココナッツミルクのケーキのようなデザートの昼食をとり、人気スポットであるオルタキョイにてここにしかないジャガイモ料理・クンピルを試してみました。
- 昔のエジプト総督の宮殿だった “SARI KOSK”レストラン
- 人気スポット オルタキョイ
- 9日目
- 2月24日/くもり/11 ℃
- 今朝の朝食は、特別にホテルの17階のボスポラス海峡や、ガラタ橋が見渡せるエグゼクティブフロアにて、朝日が昇る景色をみながらゆっくり朝食をお召し上がりいただきました。 本日は帰国日。 4人では大きすぎるほどの、貸し切りクルーズ船にてボスポラス海峡からご昼食をお召し上がりいただきながら、アジア側とヨーロッパ側の景色を1時間半ゆっくりと堪能しました。 お洒落な店が並ぶイスティクラル道りを歩き、ガラタ塔にエレベーターで登るとイスタンブールの街が360℃見渡せました。 行程には含まれていませんでしたが、ご希望で地下宮殿も観光しました。 最後の夕食は、“SUR BALK”レストランにてスズキの塩窯焼きをお召し上がりいただきました。珍しくて塩加減も丁度よくとても美味しいと好評でした。
- ホテルから見たボスポラス海峡に登る朝日
- 4人で広すぎるボスポラス海峡クルーズ船内
- 10日目
- 2月25日/雨(東京)/10 ℃
- 世界がもし一つの国であったなら、その首都は間違いなくイスタンブールであると言ったのは、ナポレオンでした。 東西文明の接点にあるトルコは古代から高度な文明が発達し、またビザンツ時代の都でキリスト教の聖地であり、また大帝国となったオスマントルコ時代の都でもあり、トプカプ宮殿やドルマバフチェ宮殿、アヤソフィア等、栄華を偲ぶ建築物にあふれていました。 そして、日本との繋がりも深く、一番の親日国でもありました。 10日間通してガイドのMRヤブスさんがとても流暢な日本語でいろんなことをわかりやすく説明してくれ、おかげで素晴らしいトルコの魅力を深く知ることができました。MRヤブスさんには大変お世話になりました。 皆様からもトルコの歴史や文化に触れいろんな体験をし、いい旅が出来たとおっしゃっていただきました。 イスタンブールからトルコ航空TK-52便にて深夜2時10発、成田空港19:00着。
- 御世話になったガイドさんMRヤブスさんと一緒に
- イスタンブール アヤソフィアの前にて
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