2019年12月19日出発 <エミレーツ航空ビジネスクラス利用>ゆったり旅するチュニジア世界遺産めぐり8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年12月19日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
- 風が強い日もありましたが、比較的穏やかな気候のベストシーズンのチュニジアを、素敵な6名様の皆様と、私とガイドさんMrハッジハマダンさんことハマちゃんの8人で、2019年流行語大賞「ワンチーム」で8日間をまわりました。世界遺産巡りということで、聖都ケロアン・エルジェムのローマ時代の円形闘技場・スースの街・チュニス旧市街・カルタゴ遺跡・ドゥッガ遺跡と6つの世界遺産をゆったりとまわることができました。地中海の穏やかな気候で育つ、デーツやオレンジ、リンゴ、洋ナシ等のたくさんの種類の果物や野菜が豊富で、シーフードも新鮮で食事も美味しかったですね。チュニジアの国を、明るくいつも冗談を交え、いろんなことを詳しく案内してくれたガイドさんに出会えたことも、最高の思い出となった8日間でした。
- 1日目
- 12月19日/日本・曇り/10 ℃
- 成田空港から23時出発の、エミレーツ航空EK-319便にて、ドバイ経由でチュニジアの首都チュニスへ。ドバイの空港に50分程遅れて、到着したため、とっても広い空港の乗り継ぎが忙しかったですが、皆様のご協力のおかげで無事チュニスに到着しました。チュニスの空港はびっくりするほど大混雑!後でガイドさんに聞いた話によると、アフリカ、サッカーチャンピオンズリーグの影響だとか。入国審査は人がごったがえしていて、列がどこにつながっているかわからない状況でしたが、周りの人々は日本人だと言うととてもフレンドリーに話しかけてくれました。チュニスには12日の13時頃到着し、本日の宿泊地、ケロアンまでバスで移動します。
- 団体写真 アグラブ朝の貯水池にて
- チュニス空港
- 2日目
- 12月20日/晴れ/25℃
- これからお世話になる、楽しいガイドさん、Mr.ハマダンさんことハマちゃんに空港で迎えてもらい、ホテルに向かう途中にあるザグーアンの水道橋を見学。世界最長のローマ時代の地下水道といわれ、ザグーアンの山からカルタゴの都市まで、約132㎞続いていました。ガイドさんハマちゃんが詳しい説明をしてくれ、約1800年前の技術に感心せずにはいられませんでした。本日のホテルは、ラ・カスバホテル。カスバとは城を意味し、オスマントルコ時代の要塞が建て替えられた、5つ星ホテルです。ホテルのある、ケロアンの街は北アフリカにおけるイスラム発祥の地です。メッカ・メディナ・エルサレムに次いで重要な聖都でケロアンへの7回の巡礼は、メッカへの1回の巡礼に値するんだとか。
- 水源地だった、ザグーアンの山
- ラ・カスバホテル ロビー
- 3日目
- 12月21日/曇り時々雨/19 ℃
- 9世紀アラブ・アグラブ朝時代に建てられた、大きな貯水池を見学後、イスラム教信者にとってとても重要な場所、シディサハブ霊廟を訪れました。サハブとはアラビア語で「友人」を表し、預言者モハメッドの同士であった、聖者アブ・ザマエル・ベラウィが眠る霊廟でモスクや神学校、巡礼者の宿も建てられています。スペインから伝わった、タイルや漆喰の装飾が素晴らしく、私達には馴染みが薄い、イスラムのこともよくわかりました。信者でないと中に入れなグランドモスクですが、ケロアンのグランドモスクには入場できました。昔の城壁の街メディナを歩き、昔からの井戸で、今でもラクダによって水をくみ上げる様子を見学しました。エルジェムの街での昼食は「Brik」という野菜やツナや卵を生地に挟んで揚げた美味しい名物をお召し上がりいただきました。エルジェムのローマ帝国時代の円形闘技場は保存状態が良く、圧巻でしたね。
- ラクダが水を汲み上げる昔の井戸にて
- エルジェム 円形闘技場
- 4日目
- 12月22日/晴れ/23 ℃
- 昨日から港町、スースの街へ移動してきました。スースの街は昔から主要港として栄え、今でも中部チュニジアで1番栄えた街です。フランスからのチュニジア独立に尽力し初代大統領に選出されたブルギバ元大統領の出身地でもあります。アラブ時代、キリスト教徒に攻め込まれる可能性があった時代から、港街には数多くの要塞が建てられた、その一つリバトに入場見学。修道院としても使われていました。リバトの塔にも登ることが出来、らせん階段を登ると素晴らしいスースの街並みとメディナの景色がみられました。チュニジアのメディナではどこのカフェにも、帽子を被った男性ばかりが暇そうに(?)座っていましたね(笑)ナブールの街でサラダとエビのスパゲティと新鮮なフルーツをいただき、陶器工房へ。色鮮やかな手作り陶器が驚くほどの安さでした。夕食はホテルの最上階でビーフステーキのコース料理です。
- リバトの塔の上から見た港町スース、メディナ
- メディナのカフェでくつろぐ地元の男性たち
- 5日目
- 12月23日/晴れ/23 ℃
- 水色で統一された地中海を見下ろせる丘の街で、多くの芸術家たちにも愛された美しい別荘地です。本日はゆっくりと皆様、映画スターのように歩き、かっこいい写真をたくさん撮りました。有名な、パラソルのカフェでは、カップルを冷やかしながら、みんなでミントティ-でくつろぎました。昼食は、有名人もたくさん来るレストラン「Au Bon Vieux Temps」にてサラダ・新鮮なタイのグリル・たくさんのフルーツをいただきました。チュニスの街へ移動し、チュニスのメディナを散策。ガイドさん八マちゃんが特別に古いカフェの屋上に案内してくれました。カフェの展望台から見える景色は特別で、素晴らしいものでした。夕食はメディナの中に建つ、オスマントルコ時代の宮殿レストランにてマールーフ音楽を聴きながらいただきました。
- シディ・ブ・サイドの有名なパラソルのカフェにて
- チュニスメディナの街並み カフェの屋上から
- 6日目
- 12月24日/晴れ/18 ℃
- 紀元前15世紀頃から通商国家として栄えたフェニキアは、地中海の貿易を独り占めにし、地中海各地に植民都市を築いていきました。カルタゴはそんなフェニキア人によって建設された重要な都市でした。本日は、カルタゴのビュルサの丘にてカルタゴ時代の遺跡見学。風が強く寒かったですが、カルタゴ時代に思いを馳せてみました。丘の上から見下ろすと遠くに、カルタゴ時代の港も見えました。小さな港でしたが、当時の船はそんなに大型ではなかったそうです。昔は、地中海各地からの船が帆をはためかせていたのでしょう。そんな、カルタゴも3度のポエニ戦争で、ローマに敗れてしまいました。ビュルサの丘のカルタゴ時代の遺跡の上に、ローマ時代の街の遺跡も残っていました。
- カルタゴ ビュルサの丘 カルタゴ時代の遺跡
- カルタゴ時代の港
- 7日目
- 12月25日/晴れ/20 ℃
- 6日目の昼食は、ベン・アリ元大統領とレイラ夫人が政府関係などのパーティで使っていた、「GRAN BLUE」レストランにてシーフード料理をいただき午後は、田舎道を進み、ローマ時 代の遺跡が残るドュッガへ。チュニスとは違い、今でもロバで移動する人が多いそうです。ドゥッガの遺跡は素晴らしく、特に公衆トイレの遺跡は良く残っていてローマ時代、おしりをどうやって拭いていたか?皆様と議論し盛り上がりました。6日目の夜はクリスマスイブ。チュニジアはイスラムの国ですが、夜はホテルでクリスマスガラディナーが用意され、お洒落して楽しみました。7日目はいよいよ、帰国日。楽しかったチュニジアとお別れです。世界で一番素晴らしいローマ時代のモザイクが展示されている、バルドー博物館をゆっくり見学後空港へ。
- 6日目観光ドゥッガ遺跡
- バルドー博物館 モザイク
- 8日目
- 12月26日/日本・晴れ/日本・11 ℃
- チュニス空港から、エミレーツ航空748便でドバイ経由で日本へ...。ドバイの空港には、夜中23時40分の到着、2時55分発エミレーツ航空318便にて、成田空港へ。成田空港に到着したのは、夕方17時20分でした。いつも皆様のご協力と明るさにより助けられ、ガイドさんのハマちゃんが一番楽しいグループだったと言っていたように、和気あいあい今年最後のツアーを終えることが出来ました。2010年のアラブの春と呼ばれた民主化を求めた運動はチュニジアが発端で始まり以降、旅行客も途絶えていましたが、訪れてみてチュニジアの人々は優しく、危険もテロの心配もないことがわかりました。カルタゴ・ローマの遺跡も素晴らしく、ヨーロッパの影響受けた歴史・文化等みどころいっぱいでした。皆様にとってチュニジア8日間が楽しい思い出になりますように。
- エミレーツ航空 機内(ビジネスクラス)
- ドゥッガ遺跡にて
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