2020年1月14日出発 <フィンランド航空利用>神秘の北欧 オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2020年1月14日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 「神秘の北欧オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間」ツアーに同行してきました。ベルゲン鉄道の列車旅,沿岸クルーズ旅で北極圏に入り、ノールカップまで北上してフィヨルド沿いの冬の絶景ノルウェーをゆっくり巡り、最後はバスでフィンランド北部ラップランド地方の山のリゾート・サーリセルカに向かいます。5日目北極圏に突入すると毎日がオーロラ鑑賞のチャンス。3日間は船でキャプテンが常にチェックして出現したら船内放送、最後はホテルの敷地や周辺でオーロラハンティングです。この時期は日照時間が短く、北極圏は極夜が過ぎた頃。オーロラの期待できる時間が長いのです。海岸線はメキシコ暖流の影響でそんなに気温が下がらないのと、パジャマにコートを羽織って寒くなったらすぐ室内に避難できる環境はとっても楽。船中6連泊、雄大な眺めが最高のエンターテイメントの究極の寛ぎ旅でした。
- 1日目
- 1月14日/曇晴/3 ℃
- 総勢9名様、成田空港にご集合。当コースは、直行便がないオスロへ向かうのに、日本に最も近いヨーロッパのヘルシンキで乗り継ぎのため、飛行時間が短くて空港がンパクトで入国と移動が楽です。フィンランド航空機内もヘルシンキ空港も日本人スタッフがケアしてくれました。空港には日本語表記のサインがあり、ムーミンやマリメッコキャラクターがたくさんで愛らしくて落ち着きます。ビジネスクラスは、成田空港とヘルシンキ空港でラウンジを利用できました。長距離10時間、ヨーロッパ線1時間半でノルウェーの首都オスロに到着したのは21時過ぎ。空港を出ると道路はすっかりガラガラ。ちょうど温かくなって雪が解けたんだそう。見晴らしのいい丘の上のホテルは、パーティーで賑やかでした。
- フッティルーテンポラリス号沿岸急行線
- 船内は景色を見ながらのんびり過ごします
- 2日目
- 1月15日/晴曇雨/2〜6 ℃
- 日本とほぼ同面積に500万人弱だけ住むノルウェー。今日は、第一都市オスロと第二都市ベルゲンを全長489㎞で結ぶベルゲン鉄道で6時間半かけての列車の旅。トンネル約200、橋は300、スノーシェルター総距離28㎞、最長トンネル10㎞で1909年に開通しました。フィヨルド、森と湖、滝と澄んだ川、緑と草花、森林限界線を越え視界が広がる美しい世界。2つの港町の間は、標高最高地点フィンセ駅(122.2㎞)まで登ります。駅弁はありませんが、食堂車で用意してくれたサンドイッチとおやつのお弁当を食べながら、線路は続くよ~どこまでも~♪雪で埋もれた点在するサマーハウスが日が長い夏季の楽しみを想像させます。ベルゲンでは、何度も火災にあったドイツハンザ同盟時代の傾いた木造倉庫群、魚市場を見学。いよいよ海側キャビンに6連泊するクルーズ船で「世界で最も美しい航路」の船旅の始まりです。
- 1222mFinse駅は雪に埋もれていました
- 世界遺産ベルゲンのブリッゲン地区
- 3日目
- 1月16日/雨曇晴/5〜7 ℃
- 北緯57~71度まで南北1752㎞のノルウェーは国土の1/3が北極圏。66%が不毛の地で町はわずか0・4%。複雑に入り込んだフィヨルドは真冬でも凍結しないため、物資と移動は陸路ではなく航路。34か所に寄港しながら片道6泊、往復12泊かけて移動します。全て下船可能ですが、停泊時間が長い町ではツアーに参加したり各自散策を楽しむことができます。毎日船内でちょっとしたイベントはありますが、大型豪華客船クルーズでやるようなショーなどはありません。素晴らしい景色のパノラマが常に満足させてくれますから。火災の後、アールヌーボー建築の町として蘇ったオーレスンを散策しました。朝昼食はバイキング、夕食はいつも指定テーブルで一緒にコースメニューです。アラカルトレストランでキングクラブ一匹約4万5千円をオーダーして頂きました。カフェには干しダラジェラートも売っています。う、、、匂いが。
- アラカルトレストランのキングクラブは2キロ以上
- オーレスンのニシン漁婦の像と街並み
- 4日目
- 1月17日/曇雨/2〜6 ℃
- 船内では、日本語のオーロラDVD鑑賞、お土産の買い物、乾燥機付きランドリールームでお洗濯したり。デッキに出ては、修道院、刑務所だったこともあるムンク島、灯台と真っ赤に染まる夕焼けを観たり。窓に向かって景色を眺めながら、読書、ゲーム、編み物をしている人もいます。ノルウェー王国最初の首都トロンハイムを散策しました。バイキング王が作った街で北ヨーロッパ最大で王の戴冠式も行われていた立派な巡礼教会がありました。国内第3の街で石畳の旧市街、川沿い倉庫街、跳ね橋、要塞、王宮と新市街を散策。カラフルでかわいい木造の街並み、学生が多く、カフェなども民家風の温もりあるインテリアのところが目立ち、寒く凍った外からふと入りたくなる雰囲気でした。ろうそく、暖炉、クッション、ひざ掛け、暖かそうなインテリアなど北欧のセンスが素敵でした。
- トロンハイムのかつての倉庫群と教会
- かつて王の戴冠式が行われたニーダロス大聖堂
- 5日目
- 1月18日/曇雪/−1〜1 ℃
- 朝8時17分、北緯66度33分の北極圏に到達!汽笛が鳴り、サーチライトが島にあるモニュメントを照らしました。昨日、乗船客が到達予想時間を記入してボックスに投函し今日最も近い時間を予測した人が発表。キャプテンと海の神ネプチューンの洗礼儀式です。約520人の乗船客中、日本人は私ども10名のみ。なんと旅仲間が当てました!冷たい北極の氷水を背中に入れられて歓迎の儀式。ボード―では最北の駅を見学、夜はロフォーテン諸島のスヴォルヴァールに寄港。干しダラのやぐらがライトアップされていました。北極圏に入って早速オーロラコールが船内に響き渡りました。居眠り中でも各キャビンにも聞こえます。雲があってもデッキ後部にオーロラをしっかり確認。撮影に成功した方は満足、期待のアプリでもなかなかうまく撮れない方は少し腑に落ちないご様子でしたが、オーロラ万歳!デッキで振舞われたはんぺんは日本の味にそっくりで口に合います。
- 北極圏海の神ネプチューンとキャプテン
- 切手販売と記念スタンプ押印する船内なりきりポストマン
- 6日目
- 1月19日/曇晴/−4〜0 ℃
- 14時過ぎトロムソ到着!犬ぞり参加者と添乗員と街歩き組み分かれて行動。太陽が出ないのでまるで日没後の雰囲気。日曜日で商店街も閉まっているため静かです。67種類ある最北のマックビール醸造所とバーもお休み。メイン通りを歩き、かつての木造倉庫を利用した北極圏博物館とムンクの絵が展示されている美術館などを見学しました。北極点南極点を極めた探検家アムセンや北極の生活などが再現されていたり、北極圏の風景がなどが興味深く印象的でした。船内では、クルーズで訪れた場所、北極圏モニュメントやノールカップ岬などの記念切手の販売、なんちゃって郵便局員が記念スタンプの押印をしてくれるイベントがありました。投函は明日のノールカップか船内のポストでもOKです。
- トロムソのメインストリートは日曜日でお店がクローズ
- トロムソの北極教会とポラリス号
- 7日目
- 1月20日/曇晴/−7 ℃
- 朝昼兼の食事を済ませ、11時過ぎホニングスヴォーグ到着。英語ツアーのバスに乗って片道50分山を登ってノールカップ岬到着!北緯71度までやってきました!風が強く吹雪いてきて凍えそうでしたが、兎に角証拠写真が重要!建物内は充実した土産屋、カフェレストランはもちろん、シアター、チャペル、博物館など娯楽施設が充実しています。中はあったか、外は風で激寒!クルーズ最後のお夕食は豪華なバイキング。エビ、ムール貝、カニ、スモークのタラ、サーモン、ニシン、キャビア(魚の卵全体をいいます)などいろいろです。夜お部屋に「ノールカップ到達証明書」が届きました!それと、6日間船内で使った請求書の明細が...クレジット精算は確認のみなのでラクチンです。深夜24時までにスーツケースを出して、おやすみなさい。
- ヨーロッパ最北端岬ノールカップ到達
- 船最後の夜は魚介類たっぷりのバイキング
- 8日目
- 1月21日/曇雪晴/−13〜−7 ℃
- 北極点まであとわずか400㎞地点まで旅したクルーズもいよいよ下船日。朝9時、予定どおり34か所目キルキネスに無事到着。ロシアの国境で写真を撮り、生活に欠かせないソリに乗せてもらったりしました。バスでフィンランドに入国するときはただ看板があるだけ。せっかくなので下車して記念撮影。途中何度もトナカイにたくさん遭遇しました。この時期はオスの立派な角が落ちてしまっているため少し迫力に欠けますが(笑)最後の夜は1年中リゾートとして人気のサーリセルカに宿泊。ホテルの隣にポツンとある大きな三角屋根の教会は、オーロラ祈願と待機のために24時間開けてくれています。寒さをしのぎ、カメラの調整をして過ごせます。オーロラ姫が現れ、ねじれながら空高く登り、弧を描いていきました。また出てくれるかなと期待する半面、これで思い残すことなく贅沢に各お部屋にあるサウナで温まって寝れるぞ~と切り替えもさっぱりだったり。
- フィンランドに入国(写真のためバス停車)
- 最後の夜はみんなで一緒に教会でオーロラ待機
- 9日目
- 1月22日/曇晴/-10〜-6 ℃
- オーロラ、星空、深々と降る雪の夜が明け、外は深い雪景色。静かで温もりを感じるホテルでゆっくり最後の朝食を頂き、みんなで雪道を歩いてお土産品の品揃えが多いスーパーに出かけました。道路には除雪車、開店前のお店は前では雪かき、子供をソリに乗せてどこかへ連れていくお爺ちゃん、いつ来る何本来るのやら路線バスの小さな小屋は雪で埋もれそう。ラップランド地方の小さなイヴァロ空港では寒いタラップを上がって搭乗。国内線でヘルシンキ空港、国際線に乗り継いで18時半発フィンエアーは、わずか9時間かけて成田空港に向かいます。夜便のため、機内からオーロラが見えたらいいなぁ~と最後まで望みをかけつづけたオーロラ祈祷師の祈りは届かずでしたが、時間的に静かで良く眠れる機内でした。
- 雪の中歩いてスーパーへ
- バス移動中何度もトナカイに遭遇(8日目より)
- 10日目
- 1月23日
- ヘルシンキ上空の悪天候で、国内国際線のダイヤがだいぶ狂い、乗り継ぎ乗客待ちで出発が1時間近く遅れたものの、半分挽回できたようで、30分遅れで朝10時半に無事到着。あれこれ心配してつい荷物が多くなってしまったスーツケースは、お土産が増えてパンパン。とにかく食べ過ぎ&少ない運動量ののんびりツアーでお腹まわりもパンパン。いつでも自然にみんなが集まって常に一緒にたくさん笑って過ごした仲間との楽しい思い出もパンパン。町明かり、サーチライト、雲をオーロラと勘違いしてはしゃいで喜んでたくさん撮った写真の数もパンパン。強風で飛ばされそうになったり、凍った道で滑りそうになったり、揺れた船内で少し船酔いしたりよたよたしたりしながらも、怪我無く和気あいあいと明るく穏やかな皆様、素敵な景色に癒された旅でした。
- ブレてますが雲があってもオーロラの色が漏れて見えました(5日目)
- フィヨルド沿いにたくさんあった干しダラのやぐら
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