2019年5月4日出発 北スペインのサンティアゴ・コンポステーラとポルトガルモニターツアー8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年5月4日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 6名様と「北スペインサンティアゴ・デ・コンポステーラとポルトガルモニターツアー8日間」にご一緒させていただきました。緑豊かで、高速からも街中でもあちこちに春のお花が咲いていました。海の幸、山の幸、ワインなど素材の良い食事も日本人に合い、人々も素朴でフレンドリーな癒しの国。古き良き時代の街並みが時が止まったかのように残る歴史を感じる国。訪れる度にホッとします。今回はこの少人数でも贅沢に大型バスでのんびりぐるりと周ってきました。食事は一つのテーブルを囲み、話題の尽きない楽しい8日間でした。
- 1日目
- 5月4日/晴/13〜23 ℃
- 今年のゴールトンウィークは、天皇退位、即位の礼に伴い10連休。今日は8日目に当たり、成田空港の混雑はだいぶ落ち着いた様子でした。ラウンジでお寛ぎいただいてから、全日空ビジネスクラスでベルギーの首都ブリュッセルへ12時間。満席の機内は半数以上が外国人客でした。到着遅れのため、慌ただしく手荷物検査と入国審査を済ませ、足早につぎの搭乗ゲートへ。次はブリュッセル航空にて2時間半でリスボン空港に無事到着!さて、更にバスで第2都市ポルトのホテルまでは約3時間の移動。大きな夕陽がとてもキレイで、オレンジの空が長いこと続きました。ポルトは大学生の卒業リボン焼きのイベント週間。深夜も黒マント姿で楽しんでいました。長い移動、大変お疲れ様でした。
- ドウロ川河口のポルトの街はクルーズがおすすめです
- サンティアゴ・デ・コンポステーラの歓喜の丘にある巡礼者モニュメント
- 2日目
- 5月5日/晴曇/12〜23 ℃
- ポルト観光(連泊) ボンディーア!今日も大学生の卒業イベントで通行止めがあり、ホテルから徒歩でポルト観光へ。便利な立地と良いお天気に恵まれ、建物や町並みをゆっくり見ながらの心地よいお散歩です。世界で最も美しい本屋のひとつでハリーポッターのモデルにもなったレロ・イ・イルマオン書店はオープンから大行列の人気。 赤いカーペットの木製階段、ステンドグラスの天井、まるで劇場のようです。サンベント駅は歴史と生活をテーマにした2万枚のアズレージョが美しくまるで博物館、サンフランシスコ教会は木製に金泥を塗る装飾で元は金を600kgも使ったという贅沢さ。丘が多くドウロ川に鉄橋ドンルイス1世橋が架かる街並みはうっとりするほど素敵で、ポルトワインに景色に酔いしれる一日でした。早速、ポルトガルが気に入った~♪との感激の声。
- レロ・イ・イルマオン書店の中はまるでクッシック劇場風
- アズレージョで飾られたサンベント駅!博物館ではありません。
- 3日目
- 5月6日/曇雨/13〜19 ℃
- ポルト→ギマランイス→スペインへ→サンティアゴ・デ・コンポステーラ泊 ポルトガル建国王家誕生の地ギマランイスには、最初のブルゴーニュ王朝の初代国王が生まれた10世紀のお城と、最後の15世紀ブラガンサ朝公爵の館があり、 お城から、城壁に囲まれた旧市街と丘陵地帯ののどかな景色を一望。花崗岩の落ち着いた雰囲気の街並みでした。国境ミーニョ川を渡ると、深い入り江リア(リアス式海岸の語源)で箱舟の養殖が盛んなスペイン最大の漁港ヴィークを通過。雨・湿気が多いグリーン・スペインのガリシア地方に入り、巡礼地サンティアゴ・デ・コンポステーラへ。フランスからの巡礼路で、サンティアゴ=大ヤコブ(キリスト12使徒のひとりで福音史家ヨハネの兄)の墓がある大聖堂がやっと遠くに見えてきた歓喜の丘に向かったバス巡礼の私達。ホテルはすぐそこ~!チェックイン後早速旧市街へ繰り出し、バルで魚介を食べながら歓喜の乾杯。
- 初代国王が生まれたギマランイス城からの眺めも素晴らしい
- ギマランイス旧市街中心オリーブの木の広場にあるランチレストラン
- 4日目
- 5月7日/雨曇/11〜15 ℃
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ→ポルトガルへ→コインブラ泊 ガリシアらしい雨も出かける頃には上がりました。重厚な石造りの狭い路地が続く旧市街にも雨避けアーケードがありました。新鮮な魚介、肉、農作物、チーズなどが並ぶ市場へ。買ったもので料理してくれるバルも並んでいて、つい朝から長居したくなりました。水がキレイな深い入り江が自然の良港のため、魚介はどこより美味しい!と、現地ガイドが自信満々。大聖堂でお墓参りと宝物館を見学。 前の広場は、最低でも100キロ以上は歩いて辿り着く巡礼者が感極まって大の字で涙を流すドラマが一日中繰り広げられています。ランチは、エビ、タコ、マテ貝そして巡礼のシンボルでもある帆立貝など。ワインも進み、バスに乗ったらまたグースカzzz。少し楽な巡礼者御一行様。
- 公園からみたサンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂
- 大聖堂から見たオブラドイロ広場のラショイ宮殿(市役所)と旧王立病院(パラドール)
- 5日目
- 5月8日/雨曇/15〜18 ℃
- コインブラ→オビドス→リスボン泊(連泊) ポルトガル最古コインブラ大学は街を一望する高台の王宮を転用したもの。今歴代国王の肖像画がある帽子の間で家族や学生に見守られながら7人位の教授を相手に試験を受けている男子学生がいました。学位授与式や国賓来訪時にも利用されるサロンです。かつての学生牢をまわり、800年以上前の手書きの蔵書まで収められたジョアン5世の図書館は完全予約制わずか10分間の見学。温度と湿度管理のために内部は木造で価値ある蔵書を虫から守るために、今でもコウモリを飼っているとか。内装の素晴らしさも貴重な最高級文化財です。コインブラ土産といえば本家本元の金平糖。次は、コインブラ大学を創設したディニス王と王妃イザベラがハネムーンで訪れた城壁の町オビドスへ。さくらんぼ酒をチョコおちょこで飲むジンジャをはじめ、可愛いお土産屋が軒を連ねた人気の町で買い物とフリータイムはあっという間でした。
- コインブラ大学の鐘楼とラテン回廊
- オビドスのメインストリート
- 6日目
- 5月9日/雨曇/15〜17 ℃
- いよいよユーラシア大陸最西端の崖に大西洋が広がるロカ岬到達。石碑には、16世紀の詩人カモンイスの1節「ここに陸つき、海始まる」(地の果て)と刻まれていました。しかし雨と風で真っ白。崖っぷちから海があるのがわからない程です。なにはともあれ、ユーラシア大陸最西端到達証明書授与おめでとうございます。次は、イギリスの詩人バイロンが「エデンの園」と讃えたシントラにある王宮を観光し、リスボンでは、大航海時代の詠歌を物語るマヌエル様式の最高傑作ジェロニモス修道院、発見のモニュメント、司馬遼太郎が「テージョ川の貴婦人」と称賛したベレンの塔へ。連泊のホテルはクリントン前大統領御用達で、向いに大きなショッピングセンターがあり便利でした。主婦の目に戻り、スーパーやグルメ店で食材土産を買い過ぎては荷造りに格闘して、重量オーバーを心配。いつものことです(笑)
- 黄金期をもたらした大航海時代を記念した発見のモニュメント
- 緻密な装飾彫りが素晴らしいジェロニモス修道院の回廊
- 7日目
- 5月10日/曇/15 ℃
- 早朝3:45、ボックス朝食を頂いて出発。1週間はすぐでもう帰るのかぁ~と名残惜しいご様子。復路は、ミュンヘンで乗り継いで羽田空港に向かいます。ポルトガル土産は揃いましたか?軽くて液体を通さないコルク製品は、置物だけではなく傘、帽子、靴、財布などの実用製品に加工されたものが多種多様で人気のお土産品。バルセロスの盗難の濡れ衣を着せられた巡礼者伝説から幸運のシンボルになった雄鶏、アズレージョ、陶器、お菓子、缶詰、オリーブ、緑ワイン、ポルトワインなど空港にたくさん売っていました。お土産バッグもお腹もパンパン。思い出もパンパンです。長い飛行機移動では足もパンパンです。でも今回はビジネスクラスのモニターツアー。「やみつきになりそう」ですって?このようなモニターツアーをどんどん企画して欲しいとのご意見を多くいただきました。
- サンティアゴ・デ・コンポステーラの市場に並ぶ魚介類
- 坂の多いポルトの旧市街
- 8日目
- 5月11日
- 近年、旅先としての人気も経済も上昇の癒しのポルトガルは、最も遠いヨーロッパですが、歴史的には日本の鎖国前に文化、習慣、食、鉄砲、外来語をたくさん伝えてくれた交流の深い国。直行便がない国ですが、6年連続最高評価5つ星を獲得しているANAビジネスクラスの旅はいかがでしたでしょうか。楽しい時間はあっという間。時々ファドを聴き、ポルトワインを飲みながら写真を見て、思い出を語っていただけたらと思います。経験豊富で会話が弾む明るい皆様の雰囲気と優しさに感謝しながら、改めて旅の出会いって素敵だなぁ~と嬉しくなりました。コウノトリにも出会えましたので、幸せなことが沢山ありますように!是非、また近々ご一緒できる日が来ることを祈ってお待ちしております。ご参加ありがとうございました。
- 2日目ポルトの川沿いにあるランチレストラン
- ポルトガルのお土産アズレージョとコルク製品
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