2019年2月7日<エミレーツ航空利用>ゆったり旅するチュニジア世界遺産めぐり8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年2月7日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/石川 美里(いしかわ みさと)
- この度は阪急交通社クリスタルハート『ゆったり旅するチュニジア世界遺産めぐり8日間』へご参加いただき誠にありがとうございました。北アフリカのほぼ中央に位置するチュニジアは海と砂漠が混在する美しいイスラム教の国であり、カルタゴ、ローマ、イスラムと数多くの世界遺産が残る波乱万丈の歴史をたどった国です。昨今ではアラブの春や2015年のテロなどが重なり長い間ツアーが中断されていて、誰もが再開を心待ちにしてきた、国自体がまるでモザイクのように多様性に長けている大変興味深い場所です。私個人もアラブ圏に身をよせた一人、その中でも大好きな国の一つで首を長〜くしてやっと戻ってきた、念願のチュニジアツアーということで、期待を胸に、出発です!!
- 1日目
- 2月7日/晴れ/15 ℃
- 今回は17名様での「ゆったり旅するチュニジア世界遺産巡り」8日間のツアーが始まります。出発は、空飛ぶホテルで有名なエミレーツ航空の豪華2階建てA380機のビジネスクラス夜便にて成田空港よりドバイへ出発です。12時間の快適な空の旅をまずはゆっくりお楽しみ下さい。
- ドバイ行きはゆっくり夜出発です
- 空のホテル・エミレーツ航空で出発!
- 2日目
- 2月8日/晴れ/18 ℃
- 24時間眠らないドバイ空港では、早朝5時着でもゆっくり過ごせるビジネスラウンジで休憩をお取りいただき、次のEK747便チュニス行きに乗り継いで、いざ北アフリカのチュニジアへ出発です。到着後は入国と両替を済ませて、ガイドさんのMSブサイアさんと合流し、一人二席のゆったりバスにて早速観光一発目のザグーアンに向けて出発です。チュニス空港をまず出ると車窓より塩湖の景色が見えます。良い天気の中の田舎の麦畑に目を向けていると、堂々と世界最大級(全長132m)の古代ローマ時代の水道橋が現れ、お写真タイム。ローマの五賢帝ハドリアヌス帝の時代にこちらのザグーアンからカルタゴまでに渡り建設された迫力大の遺跡です。そのままケロアン旧市街にあるイスラムの雰囲気が絶妙な「ラ・カスバ」ホテルへ移動し、ホテルにてご夕食です。長旅、大変お疲れさまでした。
- ザグーアンの水道橋
- 旧市街の城壁につながる老舗ホテル、ラ・カスバ
- 3日目
- 2月9日/晴れ/23 ℃
- 午前は世界遺産の古都ケロアンの観光です。7世紀アフリカ初のイスラム都市として誕生し、 今でもイスラム教では世界でも第4の聖地となってるとても有名な場所です。観光では9世紀のアグラブ朝時代の貯水池や、イスラム建築が美しいイスラム教預言者ムハマンドの床屋であったとされる友人シディサハブ霊廟、またアフリカ初のグランドモスクなどをご覧頂きます。旧市街での散策も少し楽しんでいただいた跡は、約70キロを走り、世界遺産の古代ローマの円形闘技場が残るエルジェムへ。実はローマのものよりも立派ともいわれる円形闘技場を上下隅々までご覧いただき、近くの考古学博物館では素晴らしいモザイクの数々を見学し、その芸術にローマの繁栄と豊かさを学びます。最後は2連泊のホテルがあるスースへ移動します。
- 古都ケロアンのグランドモスク
- エルジェムの円形闘技場には圧倒されます
- 4日目
- 2月10日/晴れ/22 ℃
- 午前は別名サヘルの真珠と称される地中海に面したチュニジア第3の都市スースの観光です。人気のリゾート地でもあるスースに2連泊なのでゆったり気分で出発です。まずは考古学博物館にてネプチューンの神を中心とした美しいモザイクたちをご覧いただきます。場所を移動してメディナ(旧市街)散策では活気ある青果・肉・魚市場や、要塞化したグランドモスクの姿、頑丈な見張りの塔が目立つリバト要塞などを散策します。午後は100キロ北にあるボン岬半島の付け根の陶器の町で有名なナブールへ。こちらで食べる美味しいシーフードパスタの後は、陶器工房でお買い物タイムも。17世紀アンダルシアから伝わった職人技が伝統のナブール陶器は大変人気で、日本の瀬戸とも姉妹都市を結んでいます。夜はホテルに戻り、展望レストランで夜景をバックにゆっくり夕食です。
- スース考古学博物館
- 陶器の町ナブールには陶器のモニュメント
- 5日目
- 2月11日/晴れ・曇り/23 ℃
- 旅の後半は、まず2連泊したスースを離れ、首都チュニスへ戻ります。アフリカを代表する大都市の顔の反面、世界遺産である旧市街は14世紀以降変わらない伝統的で活気あるイスラム都市の姿を保っています。メディナの散策では迷路のような小道をぐるぐる歩き、いろいろな市場などを見てまわります。午後はチュニジアの一大人気スポットであるシディブサイドへ。地中海に面しカルタゴ時代の灯台が置かれていたという高台の町では、優雅なシーフード料理を食べ、食後は有名なカフェ・シャバーンでフォトジェニックな景色を眺めながら甘いミントティーでリラックス。チュニジア一美しいとされる白壁に青の町並みをゆっくり歩きながら皆さま各々お買い物などお楽しみになられました。時間があるので地元スーパーにも立ち寄りながら、再びチュニスの旧市街内にある雰囲気ある邸宅レストランでマールーフ音楽に耳をかたむけながら夕食です。
- チュニスのメディナ
- シティブサイドから地中海の絶景
- 6日目
- 2月12日/晴れ/20 ℃
- 最後の2連泊の地であるリゾート地ガマルトを出発して、本日は遺跡巡りの一日です。まず向かいますのは世界遺産であるカルタゴ遺跡です。紀元前9世紀、地中海東部レバノンを拠点とする海洋王国をつくっていたフェニキア人が現チュニジアに入植し、エリッサ女王により新たな都市カルタゴが建設されました。その始まりのビュルサの丘(エリッサ女王の伝説を覚えていらっしゃいますか?ビュルサ=牛の皮です)や巨大スーパー銭湯アントニウスの共同浴場を見学します。午後は東へ120キロ移動し、ローマの穀倉庫とも呼ばれた緑豊な大地に存在するドゥッガ遺跡へ。最良の保存状態を保つ、こちらの古代ローマ遺跡ではシンボルであるキャピトルをはじめ、劇場、神殿、住宅、浴場、そして貴重な現存するモザイクなど、様々な施設の跡をお天気の中ご覧いただきました。最後の晩餐は、雰囲気良いレストランにて美味しいシーフードとお誕生日・結婚記念日の皆様に乾杯!
- 世界遺産カルタゴ遺跡のスーパー銭湯
- 気持ちの良い世界遺産ドゥッガ遺跡
- 7日目
- 2月13日/曇り/19 ℃
- 最終日、本ツアーのフィナーレは世界一のモザイクコレクションを誇るバルドー博物館です。オスマントルコ時代の地方長官の宮殿を利用したこちらの博物館は別名チュニジアのルーブルとも称されています。数あるコレクションの中でも、やはりメインはローマ時代の神話に基づいた神々や英雄のシーン(ネプチューンやオデッセウス)や、初期キリスト教時代のモザイクであり本当に素晴らしい貴重なものが沢山みれました。感動冷める間もなく、見学後はチュニス空港へ。お世話になったガイドのブサイアさん・ドライバーのモハメッドさんに別れを告げ、エミレーツ航空にて再びドバイへ。帰りの乗り継ぎもスムーズで、成田・関空行きにそれぞれ搭乗し、旅の思い出を片手に帰路につきます。
- 圧巻のフィナーレ、バルドー博物館
- チュニス空港より帰路へつきます
- 8日目
- 2月14日/晴れ/16 ℃
- 皆様、長い空の旅、大変お疲れさまでした。フライトも現地でも、大きな問題なく無事帰国出来ましたのも、全て17名様のご協力そしてご理解のおかげです。チュニジアのツアーが再スタートしてまもなく、未熟な添乗員に不便もなにかとあったかと思いますが、皆様のお越しを心待ちにしていた現地スタッフのおかげもあり無事終えることができました。今回の旅が思い出深いものとなりますように切に願います。そしてこれから更に沢山の方がチュニジアを訪問してくれることを祈って。この度は本当にありがとうございました。シュクラン!
- とっても親切なガイドのブサイアさん
- ホテルからの美しい地中海の眺め
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