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2019年9月17日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊ギリシャ縦断10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年9月17日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/森田 洋平(もりた ようへい)
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この度は阪急交通社クリスタルハート、紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊ギリシャ縦断10日間にご参加頂き誠にありがとうございます。長いツアータイトルですがテッサロニキから入りアテネから出る一筆書きの縦断にエーゲ海クルーズではハイライトであるサントリーニ島で一足先に下船して2連泊して頂く内容はクリスタルハートならではないでしょうか、10日間という時間のゆとりも感じます。ギリシャの歴史の厚みの如く深い紺碧のエーゲ海、そこに生きる神話の世界、時にローマの遺跡やその後のギリシャ正教会への訪問とお楽しみ頂きつつ、東西の味が融合するギリシャの地中海料理もお楽しみ頂けたらと思います。猛暑の夏は過ぎましたが、季節の変わり目に空模様や海の様子も気になりますが、長年一度は見てみたかった皆様のギリシャへの夢と期待に添えられる様ご案内出来たらと思います。それでは行ってみましょう。
1日目
9月17日/晴れ/22〜32 ℃
台風が気になる季節ですが、この日の関東地方は晴天で真夏のような汗をかきながら成田空港に到着、トルコ航空で目指すギリシャの旅のスタートは、欧州便と違い早朝でなく夜ということでご集合は19時10分ですが、全日空のラウンジがご利用出来るとあって私自身その2時間前から待機します。ご挨拶のお電話ではその集合時間から天気の事、少し長い乗り継ぎ時間ですが、新しくなったイスタンブールの空港では新ラウンジでシャワー室がある事や、猛暑は去ったとは言え船やホテルでまだまだプールに入れる事や、気楽にカジュアルに楽しめるクルーズである事などお話させて頂きました。交通機関の乱れなどもなく本日成田空港にはご参加の14名様にお越し頂きました。ラウンジでお過ごし頂いた後、トルコ航空53便は珍しく定刻より20分早い21時20分にイスタンブールへ向け飛び立ちました。2日目からの観光に備えごゆっくりして頂けたらと思います。
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ご利用頂いたラウンジはANAラウンジ
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いよいよ21時20分発トルコ航空53便へご搭乗です。
2日目
9月18日/晴れ/16〜35 ℃
深夜3時20分、12時間のフライトを終えイスタンブール空港、5月にオープンした新空港は今後世界を繋ぐハブ空港になるであろう巨大なもので、よく歩きこれまた巨大なラウンジで正味2時間程のおくつろぎ後7時20分発のトルコ航空1881便で1時間20分テッサロニキへ。機内で朝日を眺めいよいよギリシャに上陸。外は晴天、午前中は爽やかですが今日は最後の夏かの様な35度という予報気温、230キロバスで走りメテオラへ。オリンポス山を通り過ぎると、あのメテオラの山が見えて来ました。周囲の山とは質が違う存在感ある奇岩の山に9世紀に神聖さを見た修道士達が住み始めた山に初めて修道院が建つのは1356年の事、その後24の修道院が建ちますが最初で最大規模のメガロメテオロンへ350段の階段を上り、ポークの串焼きの昼食を挟みアギオスステファノ修道院と訪問しました。ギリシャ正教とビサンチン芸術からギリシャツアーの始まりです。
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いよいよメテオラの世界へ。
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息を切らしてメガロメテオロン修道院へ。
3日目
9月19日/晴れ/17〜28 ℃
7時10分に昇る朝日がメテオラの山を照らします。メテオラのあるカランバカ郊外のホテルアマリアを8時に出発、紀元前480年ギリシャ本土へ入ってきたペルシャ軍を迎えたスパルタ王レオニダス像のあるテルモピレーの古戦場で写真ストップ、敗れたものの勇敢な戦いはその後のサラミス海戦への勝利へ導きました。石灰岩大地にざくろジュース、乾いた大地に綿花の畑を抜けると一面にオリーブ畑、古代ギリシャの時代からオイルサーディンに使ったオリーブが見えると海が近いのですが、デルフィ遺跡へのパルナッソス山を上りはじめるとその向こうにシチリア島の 方を向いたイオニア海が見えてきました。遺跡の前にこの絶景を見渡しながらテラスで昼食を頂きます。紀元前8世紀頃アポロンの神託を行うのに絶好の絶景の中にデルフィの町が建設されます。アポロン神殿に残るいくつかのドリア式列柱、山上の競技場、博物館にて出土品を鑑賞しました。そしてアテネへ
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デルフィへの道のり、オリーブ畑と地中海の眺め。
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紀元前4世紀建設、デルフィの古代劇場。
4日目
9月20日/曇り時々晴れ/19〜23 ℃
ギリシャの首都の賑わいは昨晩夜中に歩いて見ましたが、アテネのお楽しみは5日後に、本日からエーゲ海クルーズをお楽しみ頂きます。紀元前5世紀に整備されたアテネの港は10キロ離れたピレウス港、乗船手続きを終え10時過ぎセレスティアオリンピア号に乗船、400キロ南に位置するギリシャ最大で最古の歴史を持つクレタ島までを往復する3泊4日のクルーズ船、私達は3日後サントリーニ島で途中下船しますが、11時半いよいよ出港。避難訓練に海を眺めながら船上での初めての食事、日本人乗務員との顔合わせ、ズンバレッスン等などの後、この日のメインの夕暮れ時のミコノス島。古代の歴史はないものの人口9300人のエーゲ海に浮かぶ小さな島の真っ白な家の壁で埋め尽くされた路地歩きを楽しみます。強い風吹き抜ける風車の丘の夕焼け空、夜になっても眩しい位の白壁の家並み、石畳を歩きながらシャッターを切りながら歩いたエーゲ海最初の島でした。
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エーゲ海クルーズ最初の島、ミコノス島の風車の丘。
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夜でも真っ白なミコノス島の路地。
5日目
9月21日/晴れ/16〜27 ℃
朝7時船は国境を越えトルコクシャダス港に到着、最大乗員1450人の船から順番を待って下船していきます。トルコではありますが観光するのは紀元前10世紀に都市国家となるエフェソスの古代ギリシャ時代の町。土砂災害に見舞われた後に建設された2000年前のローマ時代の石畳の道に残る神殿や図書館などを中心に歩きました。熱心なガイドさんにつられて皮革店や食材店でのお買い物も楽しみ再びギリシャの海へ。午後は船内オプショナルにてパトモス島に上陸、ここではキリスト亡き後マリアと共に旅をした12使徒の一人ヨハネはエフェソスから島流しに合い、閉じ込められた洞窟で神の声を聞き書いた黙示録の現場、その後11世紀に山の上に建設された聖ヨハネ修道院を見学しました。ギリシャでは9月20日を境に気候が変わると言いますが、島にはそれを予感させる強風が吹き付けていました。今日は最後の船での夜、デッキの夕食はバーベキューでした。
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トルコ、エフェソス遺跡の図書館。
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パトモス島、聖ヨハネ修道院のフレスコ画。
6日目
9月22日/晴れ/18〜25 ℃
朝7時半船はギリシャ最大の島クレタ島に到着、秋田県程の大きさの53万人の島の中心イクラリオン地区から乗り合いバスでクノッソス宮殿跡へ。クレタ島は紀元前3000年に始めるミノア(クレタ)文明発祥の地、紀元前1700年まで栄えた町にクレタ王ミノスが神話の怪物ミノタウロスを閉じ込めた迷宮があったという物語が、20世紀に始まる発掘で実在した史実であることが分かり再建が始まりました。部屋数1200以上、4階建ての宮殿、一部再建された場所に残る色彩豊かで繊細なフレスコ画、想像力も必要な3700年前の遺跡ですが時と文明のスケールを感じました。私達の最後の航海は120キロ北のサントリーニ島、16時に退室しいつものセレナラウンジに。クレタ文明を終焉させた火山島が近づき巨大なカルデラの湾に入っていきます。空模様は良いのですが荒れる海に下船が遅れ島での夕食は夕陽に間に合いませんでしたが海鮮三昧の楽しい夜でした。
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クレタ島クノッソス宮殿、イルカの泳ぐ女王の間。
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火山島のサントリーニ島へ。下船前のカルデラの湾から。
7日目
9月23日/晴れ/22〜28 ℃
昨日船旅を終え、陸のマジェスティックホテルで迎える朝。中心からは500m程離れていますが明るくなって見えたのは西だけでない東の海も、綺麗な朝日が迎えてくれました。人口7500人エーゲ海一人気の島はクレタ文明の紀元前3000年に町が出来、紀元前17世紀の大噴火で滅ぶも前9世紀に再びポリスが建設された歴史深き島。それと共にエーゲ海唯一の火山島に眺める深いカルデラの湾、そして紺碧の海にかけた傾斜にひしめく白壁の家並みに青いドームの教会とどこを見渡しても絵になります。昨晩歩いた島の北イア地区を散歩し、青いドーム映えるフィロステファニーで撮影をし、島の名産の爽やかな白赤のワインを爽やかなテラスで試飲し白のデザートワインの余韻の中フィラ地区のお散歩やホテルでの時間とそれぞれの午後をお過ごしいただきました。季節の変わり目に心配したエーゲ海の空も最後まで晴天、昨日見られなかった夕陽を楽しみながら夕食が出来ました。
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サントリーニ島、迷宮のイア地区。
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青いドーム、フィロステファニーからの眺め。
8日目
9月24日/雨/21〜27 ℃
今日も朝日とともに起床、そして9時55分発の飛行機でアテネへ。小さな島の小さな空港には欧州各地から国際線が離発着し今日も多くの人が行き交います。プロペラ機に乗り55分あっという間にアテネに帰還。一部スーツケースが届かない事態にご心配をお掛けしましたが、アテネを観光します。まずは一度は目にしたかったパルテノン神殿の建つアクロポリスの丘へ。ここでなんと雨、手を取り合って慎重に、紀元前8世紀より要塞に守られて次々と神殿が建てられた聖域を歩きます。アテネの競技場は1891年第一回近代オリンピックのパナティナイコスタジアム。そして考古学博物館、サントリーニ島で発掘された紀元前17世紀の壁画から、前8世紀のアルカイックスマイルの立像から前4世紀以降のヘレニズム期のゼウス像に陶器に金銀ブロンズコレクションを鑑賞しました。ツアー最後の夜はパルテノン神殿のライトアップの元でご夕食をお楽しみ頂きました。
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アテネ、アクロポリスの丘のパルテノン神殿。
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考古学博物館、ポセイドンのブロンズ像。
9日目
9月25日/晴れ/18〜25 ℃
トルコ航空利用につき朝早くの便で帰国するのではなく夜便で帰ります。22時25分のフライトのためホテルもチェックアウトを遅らせて18時半です。では最後のギリシャでの自由時間もすっかり仲良くなった皆様で少し町歩きをしましょう。アマリアホテルすぐ横のシンタグマ広場に面する国会議事堂前で衛兵の交替式を見た後、スリが沢山いると口酸っぱく言われつづけて来ましたが、地下鉄に乗って市民の台所中央市場へ。海の幸に山の幸、大地の恵に西のモノ東のモノ、それから聖域アクロポリスの丘の下で政治経済哲学と賢人達が議論を交わした古代アゴラへ、20世紀の発掘後完全に復元された2階建てアーケード紀元前5世紀の市場に、パルテノンに規模は劣るも保存状態は一番のへファイストス神殿などを見学、市の中心地プラカ地区の賑わうレストランで食事をして、その後はそれぞれに最後の町歩き、お買い物と出発までお過ごし頂きました。18時半空港へ。
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アテネ、中央市場。
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アゴラ遺跡、へファイストス神殿。
10日目
9月26日/晴れ/18〜25 ℃
9日目もしっかり町歩きをした後、22時25分発のトルコ航空1844便にてイスタンブールへ、少しラウンジでお過ごし頂き1時40分発トルコ航空52便で成田へ向けて飛び立ちました。11時間半の所要、6時間の時差を超えて19時10分の定刻より少し早く、そして無事に成田に戻ってまいりました。ギリシャ北部テッサロニキに始まりオリンポス山やメテオラと行った大地のドライブ、エーゲ海上での3日間、サントリーニ島で過ごした2晩、そしてアテネと過ごした日々はいかがでしたでしょうか。大小裏で起こる様々な問題にも皆様のご対応、そしていつでも楽しいお話に笑い声で溢れる日々に救われて、大小様々な感動もより増して感じられた日々でした。私自身多くのお手伝いは出来ませんでしたが、皆様につくって頂いた雰囲気に日々楽しませて頂きました。心より感謝申し上げます、そしてまた海外旅行をお楽しみ頂けることを願います。有難うございました。
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5日目、パトモス湾とオリンピア号。
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7日目、サントリーニ島の夕陽。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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