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2019年10月24日出発 <エミレーツ航空利用>ゆったり旅するチュニジア世界遺産めぐり8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年10月24日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/市倉 友理恵(いちくら ゆりえ)
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2019年10月24日出発<エミレーツ航空ビジネスクラス利用>ゆったり旅するチュニジア世界遺産めぐり8日間にご一緒させて頂いた市倉です。今回のご参加者は5名様。世界遺産巡りということで、聖都ケロアン・エルジェムのローマ時代の円形闘技場・スースの街・チュニス旧市街・カルタゴ遺跡・ドゥッガ遺跡と6つの世界遺産をゆったりと見てきました。世界で最大のモザイクを持った博物館や、かの有名な将軍ハンニバル所縁の地カルタゴなど、美術も歴史も見所がだくさんありましたね。イスラムの国ではありますがヨーロッパも思わせる風景もあり、なんといっても人々の優しい国でした。この度はご参加頂きありがとうございます。
1日目
10月24日
このツアーではエミレーツ航空を利用してドバイ経由でチュニジアに向かいます。2010年に成田に就航以来、1日に1本しか就航していませんが、その1本だけのために成田空港に独自のビジネスラウンジを設けていますので、今回ご参加の皆様も荷物を預けてチェックインを済ませたあとは、搭乗開始までラウンジでゆったりお過ごし頂きました。シャンパンを飲みながらですとあっという間ですね。 EK319便に乗ってドバイに4:15到着し、ドバイからはチュニス までは約6時間の飛行です。
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エミレーツ航空でまずばドバイへ
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チュニジアのガイドさん
2日目
10月25日/曇り、雨/〜20 ℃
チュニジアの首都に到着し、迎えてくれたのはガイドのハマダンさんと運転手のサミーさん。チュニスからまずはチュニジアの聖地ケロアンへ移動します。 途中、ザクーアンの水道橋に立ち寄りました。ローマ帝国全盛期の五賢帝のひとりハドリアヌス帝がつくらせたものです。全長132mを誇る、世界で最長の水道橋。2つの山から水を引き、海側のカルタゴと内陸のザクーアンを結んでいる為、本来はもっと長いのだとか。ほとんどが地下にあり、地上に露出している部分で写真スポット。お泊りはケロアンのラ・カスバ。ここにはグランド・モスクと呼ばれる7世紀に建立された北アフリカ最古最大のモスクがありますが、今日は移動に次ぐ移動でしたので、ホテルに入ったら休憩です。後夕食もホテルの中で。皆様おやすみなさい〜。
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雨が降りましたが虹も出ました
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ケロアンのホテル
3日目
10月26日/曇り、雨/16〜23 ℃
ケロアン、またの呼び方をカイラワン。アグラブ朝の貯水池は昔は14個あり、今は大小4つだけ。ロバに壺を持たせて水を汲ませていました。シディ・サハブ廟は幾何学模様満載のイスラム教の素敵なお墓。グランドモスクは北アフリカのマグレブ地方で最も古いモスクです。初期の建築なので建物自体はシンプルです。 午後はエル・ジェムの円形闘技場へ。闘技場でどんなことをしていたのかはベン・ハーの映画をご覧になったことのある方ならイメージがしやすいですね。ローマ帝国支配領のなかでは一番上まで登れるほど綺麗に遺っているのはこことローマのコロッセオだけだとか。博物館ではローマ居住区から発掘されたモザイクの数々をご覧頂きました。ご宿泊は海に面したスースの街にて。
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昔はラクダを使って水を汲み上げていました
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立派に残っているエル・ジェム円形闘技場
4日目
10月27日/曇り、雨/15〜24 ℃
実はスースの旧市街であるメディナは皆さまがご宿泊のホテルからすぐの距離にありました。9世紀ケロアンの港として851年海に面し要塞化したグランドモスクや、スース最古の建物であるリバトでは38mの塔に上がって地中海を一望したり。博物館ではローマ時代のスースの守護神ネプチューンを中心としたモザイクを観賞しました。 午後は100キロ北のボン岬半島の付け根にある古くからの陶器の町ナブールへ。17世紀スペインアンダルシアから戻ってきた職人の技術が継承されています。陶器工房には先代の写真もありました。家族で技術を継いできている工房のようです。街の中も少し歩いて、スースのホテルに戻りました。
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リバトの塔から地中海が眺められます
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先祖がスペインからやってきた陶器工房の一家
5日目
10月28日/曇り、雨、晴れ/13〜20 ℃
前日に大雨だったので、チュニスの道路が冠水してしまったところもあり。渋滞回避に先にシディ・ブ・サイドへ行きました。青と白の風景が美しいこの街。なんだか怪しい雨雲が...お天気持ちますように〜!と願うも叶わず、絶景カフェに着くと大雨に見舞われてしまいました。午後に行かなてくてよかったです。昼食をゆっくり過ごし、スーパーのカルフールに立ち寄り、首都のチュニスへ。13世紀ハフシド朝時代に都となり以後オスマン、フランス時代とチュニジアの中心であり、87万人が暮らします。夕食はメディナの中にある豪邸でマールーフ音楽をBGMに召し上がって頂きました。
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シティ・ブ・サイドはヨーロッパを思わせる街並み
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首都のチュニス
6日目
10月29日/晴れ/18〜24 ℃
伝説では、フェニキアの母市ティルスから来たお姫様が牛の皮一枚分で手に入れた土地がカルタゴの領地になったとか。街はローマ人やイスラムによって破壊されてしまい今見られるものは少ないですが、数少ない遺跡は人気の観光地です。有名な話にポエニ戦争があります。将軍ハンニバル率いるカルタゴは象に乗ってイベリア半島からアルプス越えをするという奇襲作戦をおこない、見事勝利。しかしカルタゴ本土はスキピオが率いたローマによって敗北。第三次ポエニ戦争でカルタゴは徹底的に破壊されてしまいました。 午後は2世紀の街、ドゥッガへ。こちらはまるでポンペイのように見事に街の遺跡が残っています。神殿や浴場跡を歩いてタイムスリップしてきました。
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かつては栄華を極めたカルタゴの遺跡
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こちらはまた見事に残っているドゥッガの遺跡
7日目
10月30日/曇り/18〜23 ℃
最終日、バルドー博物館へ。モザイクはメソポタミア文明の時からあるもので、ローマ時代が特に多いです。ローマ帝国の全盛期であるパックスロマーナの時代は国が安定して異民族もいないし国民もおとなしくて、皇帝や有力貴族やお金持ちがお金をかけてモザイクをたくさんつくりました。ギリシャ神話や人々の生活の様子が描かれています。石なので耐久性も耐水性もあるので2000年近く前のものが今でもこれだけ綺麗に見ることができるわけです。チュニジアの博物館ではたくさんのモザイクを見てきましたが、このバルドー博物館には世界最大規模のモザイクも見ることができます。これだけのものが保管されていただなんて驚きですね。観光の後は空港へ。エミレーツ航空にてドバイで乗り継ぎ、日本に帰国します。
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バルドー博物館
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世界で一番大きなモザイクが博物館にはあります
8日目
10月31日
皆様お疲れ様でございました。今回は残念なことに雨に見舞われることが多かったですが、だからこそ合間の晴れ模様には本当に心が躍りだしますね。一時はテロにより観光客の訪れも減ってしまったチュニジアですが、訪れないのは勿体無い、素敵なものがたくさんありました。今回は遺跡めぐりでしたので、また場所を変えてぜひお越しくださいませ。ご参加頂き誠にありがとうございました。
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たまには窓側の席もいいものですね。富士山がばっちり。
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たくさんモザイクを見ました

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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