2019年8月13日出発 3つの列車で巡る自然と芸術が息づくオーストリア8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年8月13日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
- ちょうどお盆に当たる、13日に出発。暑い日本を脱出し、オーストリアだけの8日間をまわってきました。 オーストリアは、ハプスブルク帝国のもと、結婚政策により、どんどん領土を拡大し、650年間もヨーロッパの表舞台にたち、ヨーロッパの政治、経済に関わり続けてきました。第一次世界大戦に負けてしまって以降は、北海道くらいの面積の、人口880万人ほどの国になりましたが、第二次世界大戦後からは、永世中立国となり、国連に加盟し、また首都のウィーンは第3の国連都市にもなっています。ハプスブルク時代の華やかさが残り、見どころいっぱいで、特に今の時期は自然が美しかったですね。 天気に恵まれ、景色がきれいだったので、どこもたいへんな混みようで、大混乱になっていることもしばしばでしたが、何事もなく、無事にツアーをまわってくることが出来、忙しい行程をすべて回ることが出来て良かったです。
- 1日目
- 8月13日/くもり/14 ℃
- 全日空、NH-223便にて11時15分発、羽田空港からフランクフルト、ウィーンと2回乗り継いで、オーストリア・インスブルク空港に21時45分に到着しました。 インスブルクはイン川のほとりにある町で、オーストリアで最も古い歴史を持つ町です。旧市街の一番賑やかな通りまですぐという、立地のいいホテル、グラウアーベアホテルに本日から2連泊です。 ハプスブルク家ゆかりの町で、2日目には、宮廷教会内も、見学します。ここにあるのは、マクシミリアン1世の豪華なお墓です。他にも、28体ものマクシミリアン1世の親族などのブロンズ像もあります。 マクシミリアン1世は、当時のヨーロッパで一番華やかな文化を持っていた、ブルゴーニュ公国の跡取り、マリーと結婚することによって、ハプスブルク家をヨーロッパで最強にする基礎を築くことが出来ました。
- 宮廷教会内 マクシミリアン1世のお墓
- ブルゴーニュ公国最後の公女マリー
- 2日目
- 8月14日/晴れ/22 ℃
- ホテルから、徒歩にてインスブルクの旧市街をまわります。町の中心に建つ、黄金の小屋根もマクシミリアン1世の時代に作られました。 午後は、アッヘン湖観光へ。お昼は、トマトスープ、サラダ、鱒のグリルとアイスクリームをお召し上がりいただき、ペルティサウ村で、散策。きれいなアッヘン湖を眺めながら、お茶を飲んで、遊覧船の時間を待ちました。 船で、イエンバッハまで移動し、次は蒸気機関車に乗り換え...と思いきや、すごい人で、乗れないくらい観光客が殺到していました!でも、親切な車掌さんが無理やり、私達のために席を空けてくれ、ありがたかったです。この蒸気機関車は、動いている列車の窓の外から、車掌さんが切符を切ってくれることで有名です。 夜は自由食だったので、ご希望の方と、近くのレストランへ出かけました。
- お茶をしたアッヘン湖近くのカフェ
- 動いている列車の窓の外から切符を切る車掌さん
- 3日目
- 8月15日/晴れ/23 ℃
- 本日はカトリックの祝日で、聖母マリア様の被昇天祭です。 ホテルの前でパレードが行われるとのことで、バスがホテル前まで入って来られず、皆様にご協力いただきました。 午前中は、ホーエ・タウエルン国立公園の中にある、ヨーロッパ1の落差を誇る滝、クリムルの滝までハイキング、といっても滝の最上部まで上がると、1時間半ほどかかるので、一番近い展望台で滝を眺めました。滝つぼまで行った方もいらっしゃいましたが凄い勢いでした。 グロースグロッツナー山岳道路の素晴らしい、くねくね道をひたすらバスで走り、オーストリアアルプス最高峰の山、グロースグロッツナーと、パステルツェ氷河が見える、展望台へ。昼食場所のパノラマレストランからこれらの景色がはっきりとみえ、おまけに、可愛らしい野生のマーモットも見ることが出来ました。
- クリムルノ滝 滝つぼ
- オーストリア最高峰グロースグロッツナーとパステルツェ氷河
- 4日目
- 8月16日/晴れ/22 ℃
- 本日は特に忙しい一日。朝は1時間30分でザルツブルクをまわります。でもしっかりご希望の方はモーツアルトの生家に入場したり、お目当ての食器を購入したり短い時間を有意義に使っていただきました。 オーストリアの景勝地を代表するザルツカンマーグードをドライブ。このエリアには全部で80もの湖が点在しています。天気が良く、高原と山と湖と村の美しい風景でした。 昼食はサンクトヴォルフガングの町中の、オペラでも有名な白馬亭にてヴォルフガング湖を眺めながらのお食事でした。少し、街中でフリータイムをおとりし、SL登山列車でシャーフベルク山頂に登ります。とっても混みあっていて、予約が入っていたにもかかわらず、予約の時間に数人しか乗れないトラブルがあり、折り返しの列車にも予約時間に乗れずご迷惑をおかけしました。上での滞在時間が少なくなってしまい、残念でした。 今夜はハルシュタットの街中のホテルに宿泊です。
- シャーフベルク山頂
- ハルシュタットの街の夕暮れ
- 5日目
- 8月17日/晴れ/28 ℃
- 昨晩は、ちょうど夕方、観光客がいなくなったハルシュタットの湖と街中を散策し、ゆっくりお写真も撮れました。 本日はケーブルカーに登って塩坑へ。ここは、3千年前のケルト人がこの辺りに築いていたハルシュタット文明の発見の元になったお墓が発見された場所でもあります。そして、ここはなんと先史時代から、塩が採掘されていた、世界最古の塩坑でもあります。先史時代から、この塩により、文明が発展していました。 2億5千万年前に、アルプスが海の中だった時代から、岩塩が山の中に出来上がった過程や採掘の歴史など、映像や人形で分かりやすく紹介されていました。 途中、2つの滑り台があり、スリルがありましたがとても面白いアトラクションでしたね。滑り台の速度もわかり、一番早かった方に景品も差し上げました。 ウィーンまではミュルツシュークラーツ駅よりセメリング鉄道にて移動です。
- 塩坑見学
- セメリング鉄道 列車内から
- 6日目
- 8月18日/晴れ/30 ℃
- セメリング鉄道は1848年から、アルプスを越えたという初めての山岳鉄道で、ヨーロッパで初めて国際標準軌間を採用した鉄道でもあります。 ウィーンで2連泊する、ヒルトンウィーンホテルへチェックインし、近くの"JOHANN"レストランにてセモリナ団子のスープと、ウィンナーシュニッツェル(カツレツ)、ザッハトルテ(名物のチョコレートケーキ)をお召し上がりいただきました。 本日もスケジュールがびっしり詰まった内容の濃い一日です。 ハプスブルク家夏の宮殿、シェーンブルン宮殿の入場見学は、20世紀初めの皇帝フランツ・ヨーゼフの書斎や、王妃シシィの愛称を持つエリザベートが使った部屋や、18世紀、マリアテレジアが贅を凝らして作った漆の間や陶磁器の間、鏡の間などどれもため息が出る部屋ばかりでした。 ベルベデーレ宮殿でクリムトの絵を鑑賞し、シシィ博物館へも入場。ワルツレッスンも体験しました。
- ハプスブルク家夏の宮殿 シェーンブルン宮殿
- ワルツ体験レッスン
- 7日目
- 8月19日/晴れ/30 ℃
- 昨日6日目の午前中昼食は、ウィーンの日本橋レストランにて日本食、てんぷら定食をいただきました。最終日あたりに日本食、そして日本のサービスはほっとしてありがたいですね。 そして午後は、ワルツレッスンでした。ご希望のお客様は5人と、少なかったですが(笑)、ウィーンで素敵なスタジオを持つ、素敵なご夫婦の先生の指導の下、最初はステップから、その後ご夫婦一組になり、踊りました。最初はステップを間違えたりしていましたが、最後には皆様、軽快なステップを踏めるほどになり、音楽に合わせて軽やかにワルツを踊れるまでになりました。 レッスンが終了してからは、先生の奥様が入れてくださった、美味しいコーヒーとケーキをいただきました。 本日、帰国日。朝9時にホテルを出発し、帰りはウィーンから全日空NH-206便にて直行便で羽田空港まで帰ります。
- ワルツレッスン終了後 修了証書を前に
- 全日空 ビジネスクラスのシート
- 8日目
- 8月20日/曇り時々雨/30 ℃
- 羽田空港には、朝6時35分到着。東京は気温30℃でした。 忙しかった8日間でしたが、爽やかな気候のもと、アルプスの、絵のような美しい景色や、ハプスブルク帝国の遺産、インスブルクでの王宮や、ウィーンのヴェルヴェデーレ宮殿、シェーンブルン宮殿、シシィ博物館等、歴史をじっくりと、ご覧いただけた旅だったのではないでしょうか? 通常のツアーでは体験できない、アッヘンゼー蒸気機関車に乗車したり、フランツヨーゼフヘーエ展望台までくねくねとひたすら山道をバスで行ったり、セメリング鉄道に乗車したり、ワルツ体験をしたりしていただきました。 みなさまにとって、この8日間が有意義で、楽しい思い出に残る旅になれば嬉しいなと思います。 8日間、ご協力ありがとうございました。
- 3日目 パノラマレストラン展望台から
- 5日目 塩坑にておそろいの保護服を着て団体写真
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