2019年9月17日出発 まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年9月17日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
- 天気に恵まれた10日間。誰もが憧れ、訪れた人を虜にする「まだ見ぬ絶景に出会うスペイン10日間」を周遊してまいりました。自然や、建築物、そして世界的に有名な絵画等、見どころいっぱいの10日間でした。最近のカタルーニャ州の独立運動にもみられるように、昔はイベリア半島内にいくつかの王国があり、国が分かれていたため、訪れる地域によって歴史も違い民族も文化も言葉も違います。スペインはすべてをまわってみなければ、わからない不思議な魅力がいっぱいつまっていました。食事もバラエティーに富んでいて、日本では食べることのできないメニューもあり、食事が美味しいこともうれしい魅力のの一つでした。皆様はスペインをどのように感じられたでしょうか?今回は15名様にご参加いただき、皆様で団体写真もたくさん撮らせていただきました。写真はトレドのガイドさん、Msバイエちゃんと2ショット。
- 1日目
- 9月17日/晴れ/24 ℃
- 羽田空港から全日空205便にてドュッセルドルフ、フランクフルトと2回の乗り継ぎで、マドリッドへ。マドリッドに到着したのは25時30頃でした。本日からコートヤードマドリッドプリンセサホテルで2連泊です。明日は、いよいよマドリッドの観光スタートです。プラド美術館と国立ソフィア王妃芸術センターにて、主にピカソが1937年スペイン内戦中に描いた「ゲルニカ」見学です。1936年に、共和国軍とフランコ軍(反乱軍)が争う、スペイン内戦が勃発しました。その時、共和国軍の要となっていた、ビスカヤ県のゲルニカが、ナチス・ドイツ軍により、無差別攻撃を受け、その時パリにいた、共和国を支持していたピカソは、パリ万博のスペイン館に飾る壁画として、描かれたものです。
- 全日空便にてドイツデュッセルドルフ空港へ
- 国立レイナソフィア王妃芸術センターの建物
- 2日目
- 9月18日/晴れ/16〜24 ℃
- とても天気が良く、ホテルの部屋から朝日が綺麗にみられました。本日は日本人ガイドさん、クドウさんが、わかりやすくマドリッドとセゴビアを案内してくれました。本日の昼食は「arroceria la daniela」レストランにてサラダと大きな平鍋で調理した、シーフードパエージャをいただきました。セゴビアはスペインのもとを作ったとも言える、かの有名な、カスティージャ王国のイサベル1世が幼少の頃住み、戴冠式を行った地でもあります。世界遺産である、1世紀に建てられた、巨大な水道橋は圧巻でした。アルカサルは1千年近く一度も陥落しなかった古いお城で、ディズニーランドの白雪姫のお城のモデルになったお城と言われている、美しいお城です。諸王の間には、カスティーリャ王国の歴代の王の彫刻が順番に飾られていました。
- マドリッドの朝日 ホテルの部屋から
- セゴビア アルカサル内部見学 王座の間
- 3日目
- 9月19日/晴れ/30 ℃
- スペインの首都がマドリッドに移される前の首都だったトレドへ。トレドの街中の立地のいいアルフォンソ6世ホテルに宿泊です。トレドに建つカテドラルは、トレド大司教座(スペイン・カトリック教会の首位聖職者)が置かれている、スペインで一番重要と言っていいくらいの大聖堂です。中には、キリストの身体を表すパンを収める、聖体顕示台は、コロンブスが新大陸から持ち帰ったと言われる金が使用された、高さ3mもある、素晴らしいものでした。サント・トメ教会にて、エル・グレコ一番の傑作ともいわれる「オルガス伯爵の埋葬」の絵画を鑑賞しました。午後はゆっくりフリータイムです。ご希望の方と一緒にスペインが起源と言われる、チュロスを食べ歩きしながら、街をぶらぶら。夜はご希望の方とタパス料理を食べに行きました。タホ川に囲まれた、トレドの街は美しく、展望台から昼間の景色と、電気電車にて夜景も見に行きました。
- フリータイム時 トレドにて名物チュロスを食べながら散策
- トレド市内でフリー夕食
- 4日目
- 9月20日/晴れ/29 ℃
- マドリッドから、スペインの新幹線AVE(1等車)に乗りアンダルシア州、コルドバへ...。のんびりと列車の旅を楽しみました。コルドバは、9世紀頃、イスラムの時代に首都となり、ヨーロッパでも有数の繁栄した都市でした。メスキータはその時代にモスクとして建てられ、コルドバのレコンキスタによって、キリスト教の街になった後、カトリック教会として使われるようになり、一部改装され今でもカトリック教会として使われています。イスラムの文化とカトリックの文化が融合した世界に類を見ない素晴らしい建築物です。週末にお祭りがあるということでたくさんの素晴らしいお神輿が飾られていましたね。コルドバ名物、トマトやバゲットをクリーム状にして混ぜて食べるサルモレッホもお試しいただきました。夕食は「EL ARENAL」にて美味しい食事とレベルの高いフラメンコショーをお楽しみいただきました。圧巻で大好評でした。
- メスキータ入場見学(お祭りのためお神輿も飾られていました)
- フラメンコディナーショーにて。 お食事も美味しかった。
- 5日目
- 9月21日/晴れ/29 ℃
- イベリア半島の南東部に突き出た小さな半島、イギリス領ジブラルタルへ...。少し曇ったお天気でしたので、心配しましたが、はっきりと対岸のアフリカ大陸、モロッコが目で確認できました。お猿さんがたくさんいる、高さ426mのザ・ロック山頂へロープウエイで登ります。ジブラルタル海峡や、モロッコの大陸、町の景色などが見渡せました。お猿さんに私(添乗員の)手提げバックを取られそうになりましたが、お猿さんは中を確認し、良いものが入ってなっかたので、つまらなさそうな顔をし、返してくれました(笑) ご昼食は「VENTA MIGUEL」レストランでシーフード料理をお召し上がりいただきました。午後は739mの素晴らしい渓谷の景色がみられるロンダへ。夜はフリー食だったので、皆様ご一緒に渓谷が見えるレストランにご案内し、名物牛のしっぽのお料理、オックステ-ル等お召し上がりいただきました。
- ジブラルタル展望台にて アフリカ大陸モロッコがみえました。
- ロンダの渓谷とヌエボ橋の夜景
- 6日目
- 9月22日/晴れ/28 ℃
- 可愛らしいお店が並ぶ、小さな街、ミハスへ...。日差しが強いため、壁がすべて白く塗られており、白い壁にタイルの装飾がよく映えています。本日も天気が良く、ミハスの展望台からイギリス人がたくさん住んでいるといわれる別荘地の景色などご案内し、各自でゆっくりお店を覗いていただきました。グラナダに移動し、本日はアルハンブラ宮殿の敷地内に建つ、パラドールに宿泊です。イベリア半島でイスラムの最後の砦となり、最後に栄華を誇ったグラナダは、今でも当時の情緒が感じられ、特にアルハンブラ宮殿は、最高のイスラム時代の建築物であり、中を見学すると当時の文化の高さが伺えました。観光後はパラドールホテル内でゆっくりお過ごしいただき、ホテル周辺のお庭など散策した方もいらっしゃったようですね。夕食はホテルレストランで、コース料理をいただきました。
- アルハンブラ宮殿 庭園
- パラドールホテル内レストランにてイカのイカ墨煮込み料理の夕食
- 7日目
- 9月23日/晴れ/28 ℃
- ミニバスでグラナダの空港へ...。カタルーニャ州のバルセロナまでブエリング航空(VY)2021便でひとっ飛びです。バルセロナに到着すると、ストライキのためなかなかスーツケースがターンテーブルから出て来ず時間がかかってしまいました。やっとスーツケースを受け取り、市内に出るとバルセロナ市内のマンションの窓の、ところどころに、カタルーニャの独立賛成を示す州の旗が飾られていました。バルセロナはMsオダワラさんが案内してくれます。ガウディの建築物、カサミラはあまりツアーでは入場しませんが、今回は入場観光です。屋根裏部屋も見学できますが、やはり実際に見学するとガウディのアイディアの細部にわたる斬新さには感動せずにはいられなません。今回は、予約が最近難しいグエル公園にも入場観光しました。
- カサミラ 入場見学 屋上からの景色
- グエル公園
- 8日目
- 9月24日/晴れ/28 ℃
- 昨日の夕食は、お好きなものをお選びいただきみなさまでシェアして、いろいろなめずらしいメニューを試してみました。量が多すぎて食べきれなかったのがもったいなかったですね。本日は観光最終日、引き続き、バルセロナ観光で、旅のハイライトと言っていい、サクラダファミリアに入場。このツアーではサクラダファミリアのエレベーターで上がり、屋根と屋根から見える街の景色もご覧いただけました。螺旋階段で下に降りながら、窓の外のサクラダファミリアの細かい部分、(たくさんの麦やフルーツの彫刻)も見学できるようになっていました。ガウディはこの教会を、森の中にいるようなイメージで建設し、屋根を支える柱も樹木のイメージで作られ、日が昇って沈むことも計算されてつくられていて、ステンドグラスから差し込む光が美しく、中に入った途端、癒されるようでした。朝一番で、誰もいないサクラダファミリアをゆっくり観光できました。今回は、ガウディと同じ時代に活躍した、若くして教授であり、ガウディの先生でもあったドメネク イ モンタネールの作品、カタルーニャ音楽堂内も見学。花の建築家と言われたモンタネールだけあり、内部も外観もたくさん
- サクラダファミリアの前で団体写真
- カタルーニャ音楽堂内部見学
- 9日目
- 9月25日/晴れ/24 ℃
- ガウディは、1926年73歳でこの世を去りました。数々の素晴らしい建築物が世に残り、約100年たった今でも感動する隅々にまでいきわたる、考えつくされた斬新な発想、100年前なのに、エコも考え、割れた陶器を再利用したり、心地よく、なおかつ自然に優しい、いろいろなアイデアを駆使していたガウディはやはり天才だったと感じました。サクラダファミリアはガウディがなくなった年から100年後の2026年に完成予定だそうです。昨日の夜は、自由食だったので、一口サイズのパンにいろいろな具材がのった、スペイン版お寿司のような、ピンチョスをご希望のお客様と食べに行きました。それぞれお好きなピンチョスを幾つかずつご注文いただき、楽しみました。その後、サクラダファミリアの夜景を見学に行った方もいらっしゃったようですね。本日は、いよいよ帰国日です。
- 昨日のフリー夕食 ピンチョスを食べに行きました。
- 15名様皆様にお世話になりました。 (トレド展望台にて団体写真)
- 10日目
- 9月26日/晴れ/27 ℃
- 出発日は12時のゆっくりの出発だったため、出発前にご希望の方と、スペインのデパート゛エルコルテイングレス゛の中にあるスーパーへ出かけました。羽田空港に予定通り15時40分ごろ到着。今回は、澄み切った空気と青空のもと、ジブラルタルでくっきりとアフリカ大陸、モロッコの国が見えたのは忘れられない思い出になるのではないでしょうか? また、バルセロナの9月24日は年に一度の聖女メルセのお祭りで、大きな人形が練り歩くパレードなども見ることが出来ました。スペインは、本当に明るい国で、人々も元気な印象で、私達、日本人にもとても親切にサービスしてくれました。皆様にとって、このスペインの旅行が思い出に残る楽しい10日間でありますように。10日間多大なご協力、本当にありがとうございました。
- 9月24日は聖女メルセのお祭り 大きな人形が練り歩くパレード
- 成田空港到着 お疲れ様でした。
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