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2019年8月20日出発 <フィンランド航空国際線復路直行便利用>中世の栄光輝く古都巡りバルト三国10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年8月20日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/藤井 博志(ふじい ひろし)
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クリスタルハートLE124<フィンランド航空利用>「中世の栄光輝く古都巡りバルト三国10日間」、8月20日出発に14名様のお客様がご参加くださいました。 当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。添乗員、藤井博志です。 バルト三国は北からエストニア・ラトビア・リトアニアの国々であり、三国とも北海道より国土面積が小さく、バルト海の交易によって繁栄してきた歴史を持つ国々です。 約30年前、独立を勝ち取った激動の時代は、まるで嘘であったと思えるほど、現在は穏やかで平和な時間が流れておりました。 常に非暴力の姿勢を貫き、大国ロシアから独立を勝ち取ったエストニア・ラトビア・リトアニア。 そこには確かな中世の繁栄があったことを感じ取れる、貴重な旅でありました。 バルト三国を訪れた10日間をふり返ってみたいと思います。
1日目
8月20日/くもり/21 ℃
ツアータイトルにもなっております、フィンランド航空を利用する今回の旅。フィンランド航空は成田からの全ヨーロッパ線で最短フライトが魅力であります。 往路、成田からヘルシンキまでは10時間ちょうどの飛行時間で、ヨーロッパの地に到着します。 今回のフライトは成田空港から一日2便出発があるフィンランド航空のうち、後発のAY74便にてヘルシンキ経由にて最初の目的地リトアニアの首都、ヴィリニウスへ向かいます。 リトアニアはバルト三国で一番南に位置してる国であり、当ツアーは、バルト三国の南から北上し一番北に位置するエストニアの首都タリンに3泊滞在した後、バルト海をフェリーにて、さらに北上してフィンランドのヘルシンキから帰国の途に就く効率の良い行程になっております。 私たち一行は、現地時間19時30分にヴィリニウスのホテルに到着し、明日からの観光に備えました。
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ヴィリニウス・夜明けの門(行程2日目)
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リガの中央市場(行程5日目)
2日目
8月21日/雨のちくもり/12〜21 ℃
観光初日の朝は、あいにく雨の中で観光が始まりました。 本日の行程は、ヴィリニウス市内観光の後、ヴィリニウス市内にて自由行動となっております。 本日のガイドさんは日本語ガイドのMs GABIJA(ガビヤ)さんです。ガビヤさんは以前、リトアニア日本領事館に勤めていた経歴があり、今は主婦の傍らガイド業をなさっておられる方であります。 宿泊ホテルからほど近い、ヴィリニウス市民の聖地でもある夜明けの門から観光をスタートして、17世紀に建てられた聖ペテロ&パウロ教会などを観光しました。 昼食を終えたタイミングで、朝から降り続いていた雨もちょうど止み、絶好のタイミングで自由行動に入ることが出来ました。 明日は2連泊したヴィリニュスをあとにして、カウナスに向かいます。
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ヴィリニウスの旧市街
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聖ペテロ&パウロ教会
3日目
8月22日/晴れ/16〜27 ℃
昨日は雨模様の中、観光初日を迎えましたが、本日は晴天です。 行程3日目はヴィリニウスを出発して、約30キロ離れたところにあるトラカイ城を観光して、リトアニア第二の都市カウナスへ向かいます。 トラカイ城は30以上の湖と森に囲まれ、自然豊かな景観と共にお城があります。 1987年にほぼ15世紀当時の姿に修復されたトラカイ城は、当初ドイツ騎士団の侵略を防ぐための軍事的要塞として、ヴィタウタス大公によって14世紀後半に建てられたお城です。 そのトラカイ城を観光した後、私たち一行はカウナスへ向かいました。 カウナスは第一次世界大戦と第二次世界大戦の両大戦間、首都ヴィリニュスがポーランドに占領された22年の間、リトアニアの首都となった歴史があり、あの杉原千畝記念館もこの町にあります。 天候が回復し、充実した3日目の観光も終わり、明日はラトビアに入ります。
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トラカイ城(外観)
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トラカイ城
4日目
8月23日/晴れ/16〜25 ℃
昨日に続き、本日も晴天です。 行程4日目の本日は、カウナスをあとにして、シャウレイという小さな町にある十字架の丘を訪れた後、ラトビアに入りルンダーレ宮殿を見学して、ラトビアの首都であるリガにて宿泊となる行程です。 十字架の丘は大小無数の十字架が立ち並び、最初に十字架が置かれたのは1831年のことであります。 ロシアに対する蜂起の後に、犠牲になった市民の慰霊のため誰となく十字架を建てたのが始まりでした。 今日となっては、バルト三国の中でカトリックの信仰心が一番強いこともあり、ロザリオから高さ5メートルを超える芸術的な十字架まで増え続けているそうです。 その後、私たち一行は二か国目にあたるラトビアに入り、18世紀に建てられた、バルトのヴェルサイユと称される素晴らしい宮殿を見学し、リガに入りました。 明日は首都リガを徹底的に、くまなく観光いたします。
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十字架の丘
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ルンダーレ宮殿
5日目
8月24日/晴れ/13〜22 ℃
本日行程5日目は、リガの旧市街をくまなく観光します。 そして本日のガイドさんは、とても日本語が聞き取りやすいベテランのMrBIRINS(ビリンス)さんです。 まず初めに向かったのは、主に19世紀後半に建てられた、奇抜なデザインが特徴的のユーゲントシュティール建築群を観光して、リガの台所を支える中央市場を訪れました。 この中央市場の建物も面白い歴史があり、ドイツのツェペリン型飛行船の格納庫が、そのまま建材として移設されており、見るからにいかにも飛行船の格納庫という形の建物で、とても興味深いものがありました。 そして旧市街に入り、リガ城から大聖堂まですべて徒歩にて観光し、大聖堂では素晴らしい演奏のパイプオルガンコンサートを鑑賞いたしました。 さらに午後からは、国立オペラ座のバックステージを特別に見学するなど、充実した観光でリガの滞在を満喫しました。 明日はいよいよエストニアに入ります。
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国立オペラ座(バックステージ見学)
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リガ旧市街
6日目
8月25日/晴れ/11〜26 ℃
2連泊したリガを離れ、早いもので行程6日目の本日は最終観光地であるエストニアの首都タリンへ向かいます。 ラディソンブルラトビアホテルをチェックアウトして、リガに流れるタウガヴァ河の遊覧クルーズをお楽しみいただき、その後、ラトビアのスイスと呼ばれるスィグルダに立ち寄り、そこから約300キロの移動でエストニアの首都タリンに入る行程です。 リガでは河口付近に位置するダウガヴァ河は、ロシアを水源としてベラルーシからラトビアに入り、最後はバルト海に流れ注ぐ、全長1020キロの大河であります。 そしてスィグルダは深い渓谷を活かして、山がないラトビアにおいて唯一スキーリゾートとして冬でも賑わいを見せる町で、ここに13世紀に建てられたトゥライダ城があります。 このトゥライダ城を見学した後、約4時間のドライブでエストニアに入りました。 明日はタリン近郊にあるラヘマー国立公園を訪れます。
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ダウガヴァ河クルーズ
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トゥライダ城にある木造教会
7日目
8月26日/晴れ/16〜24 ℃
幸いなことに行程3日目から連続して晴天が続いています。 行程7日目の本日は、タリンから東に約80キロ離れた、ラヘマー国立公園内にあるヴィル湿原を散策して、タリンに戻りタリン市内歴史地区観光というスケジュールです。 ヴィル湿原は約3.5キロの木道が敷かれた、非常に歩きやすい湿原でモウセンゴケやクラウドベリーなどの珍しい植物群も豊富に見られる自然公園です。 タリンの歴史地区はリガ(ラトビア)やヴィリニウス(リトアニア)の旧市街とは趣が少し違い、城壁が今でも現存しているので、とても中世ヨーロッパらしい街並みが色濃く残っている、とても美しい魅力ある街であります。 明日はタリン市内にある芸術をテーマにした、観光の一日になります。
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タリン旧市街
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ラヘマー国立公園・ヴィル湿原
8日目
8月27日/晴れ/16〜24 ℃
バルト三国の観光も早いもので、観光最終日を迎えました。 そして本日も晴天です。 行程8日目の本日はタリン市内にある、カドリオルグ美術館と聖ニコラス教会内にある、死のダンスという宗教絵画を鑑賞する観光内容となっております。 カドリオルグ公園内にある美術館は、もともと18世紀の帝政ロシア時代にピョートル大帝の妃エカテリーナの離宮として建てられたバロック様式の宮殿で、主に帝政ロシアの美術絵画がコレクションとして展示されております。 また宮殿(美術館)裏のバロック庭園もとても美しく、とても訪れる価値のある美術館であります。 そして、旧市街内にある13世紀に建てられた聖ニコラス教会内には、15世紀の作品である「死のダンス」という絵画を鑑賞しました。 「死のダンス」は現世の身分は関係なく、死後の世界は現生の善行がすべてであることをテーマにした宗教画であります。 明日は早いもので帰国日になります。
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カドリオルグ美術館の庭園
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カドリオルグ美術館の絵画
9日目
8月28日/晴れ/14〜22 ℃
帰国日の朝を迎えました。 この様に、連日晴天続きの朝に帰国支度をするのは、少しばかり心残りがあります。 もう少しばかり滞在したい気持ちを抑えて、本日はタリン港から連絡船に乗船してヘルシンキへ向かいます。 カーフェリーの連絡船シリヤラインは、2時間の航路でヘルシンキに到着します。 ヘルシンキでは空港に直行する前に、ヘルシンキ市内で一番華やかな大通りである、エスプラナーデ通りを自由散策した後、ヘルシンキ国際空港に向かいました。 ヘルシンキ空港内はリニューアルされており、フィンランド名産品のイッタラやマリメッコ、またムーミングッズなどがとても充実しております。 そして、私たちを乗せたフィンランド航空71便は約1時間遅れでヘルシンキを飛び立ち、約9時間のフライトで明日、成田空港に到着する予定です。
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ヘルシンキ・大聖堂
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タリンの夕景
10日目
8月29日/成田・晴れ/29 ℃
ヘルシンキからの出発が、定刻より約1時間遅れて出発した影響で、成田空港に定刻より40分遅れで到着いたしました。 バルト海に面したエストニア・ラトビア・リトアニアの国々を南から北へと10日間の日程でゆったりと旅をしました。 バルトの人々は皆、素朴感があり温かさがあって、とても親切で日本人に好意を持って接してくる、そんな国民性です。 ヨーロッパの国々でバルト三国は小国がゆえに、あまりメジャーではありませんが、日本と違うヨーロッパ文化の中で、これらの異文化や考え方の違いによって生じる旅のストレスがこの国々ではあまり感じないことは、おそらく歴史的に常に列強の隣国による支配を受けていたからこそ、自由主義の独立を勝ち取った現在、すべての人種を素直に受け入れられる国民性なのだと感じました。 今回ご参加くださいましたお客様に、深くお礼申し上げます。またいつかお会いできることを楽しみにしております。
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ラトビア・リガ旧市街(行程5日目)
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この度ご参加いただきましたお客様(全員)

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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