2019年8月5日出発<フィンランド航空利用>ドブロヴニクとプリトヴィッツェを徹底攻略 クロアチア・スロベニア9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年8月5日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- 数ある国の中で、私のお気に入りのコースのひとつが「クロアチア・スロベニア9日間」のコース。美しい湖に、インディージョーンズの世界に迷い込んだような巨大な鍾乳洞。アドリア海にローマ遺跡・マイナスイオンに包まれたプリトヴェッツェ国立公園など、自然と人が作り出した魅力に溢れるスロベニアとクロアチア。それと共に、知らなければ気づかないまま旅を続けてしまうぐらいそっと、しかし戦争が産む悲しさに目を向けようという人にはその傷跡と平和の大切さをしっかりと伝えてくれる旅でもあります。皆様はこの旅を通してクロアチアとスロベニアにどんな印象を持たれたでしょうか?
- 1日目
- 8月5日/小雨・晴れ
- ★成田空港→ヘルシンキ→リュブリャーナ→ブレッド(パークホテル泊)フィンランド航空にて、日本から一番近いヨーロッパ・フィンランドのヘルシンキ空港で乗継ぎ、スロベニアのリュブリャーナ空港へ。オーストリアとイタリアの国境にほど近いブレッドは、温泉が湧く風光明媚な場所としてハプスブルグ家や時の権力者の別荘地として愛されてきた場所でもあります。ご宿泊ホテルはアルプスの瞳「ブレッド湖」の目の前!すくすくと伸びすぎた木が少し邪魔をしていましたが、お部屋のテラスからの景色を楽しみながら、テイクアウトしたクリームケーキを召し上がったお客様も。このケーキはとても大きくて、2人で1つで充分なサイズ。仲良く2人で半分こする相手がいない私は、悲しくひとりで半分こ。残りの半分は翌朝しっかり頂きました!
- 美しい夕日とブレッド城のシルエットが幻想的です。
- 翌日、伝統的なプレトナ船でブレッド島へ。
- 2日目
- 8月6日/晴れ/16~29 ℃
- ★ブレッド→ポストイナ→オパティア(ミレニジホテル泊)伝統的な手漕ぎボート「プレトナ船」に乗り、スロベニア唯一の島「ブレッド島」へ。この島にある聖マリア教会で式を挙げたいという方が多く、2年先まで予約が埋まっているそうです。この教会で式を挙げるには、教会までの99段の階段を花婿は花嫁をお姫様抱っこして上らなくてはなりません。お相手のいない私は、ガイドさんオススメの美味しいチョコレートアイスに舌鼓。ダイエットはお相手ができてからでも間に合う・・かな?スロベニア最古の城「ブレッド城」からは、スロベニアの最高峰トリアグラフ山が綺麗に見えました。昼食後は、ヨーロッパ最大の規模を誇るポストイナの鍾乳洞へ。トロッコで洞窟内を走る時、脳内でインディージョーズのテーマが流れていたのは私だけではないと思います。スロベニアとクロアチアでは、バスを降りての出入国手続き。パスポートに旅の足跡が増えましたね。
- 雲が晴れ、水面に映る青空とブレッド城。
- 気分はインディージョーンズ。洞窟の総延長20kmを超えますが、見学ルートはトロッコと徒歩移動を合わせて約5km。
- 3日目
- 8月7日/晴れ/21~29 ℃
- ★オパティア→モトブン→ロヴィニ→プーラ→オパティア(連泊)イストラ半島にあるトリュフで有名なモトブン。標高270mの丘に造られたこの町は、季節によっては霧に包まれ天に浮いているように見える為、天空の城ラピュタのモデルになったのでは?という噂もあります。約500年もの間ベネチア共和国に併合されていたロヴィニでは、クロアチア語とイタリア語が公用語。街の市庁舎には、イタリアの国旗も掲げられ、建築物もどこかベネチアの町を思わせます。少し日本語が話せるゴーランさんの案内で高台にある聖エウファミア教会へ。昼食後は、「ローマ遺跡の町」と呼ばれるプーラを訪れました。うだるような暑さとセミの声。約2000年前に建てられた、プーラのシンボルとも言える円形闘技場の当時の収容人数は、約2万3000人。現存する闘技場としては世界で6番目の大きさです。その他、大聖堂・ローマ神殿をご覧頂き、再びオパティアへ。
- こっそりと皆様の朝食を狙うカモメ。テクテクとパラソルの下から見えるカモメの足の影が可愛かったですね。
- トリュフで有名な、天空の町モトブン。
- 4日目
- 8月8日/晴れ/17~30 ℃
- ★オパティア→ラストケ村→プリトヴィッツェ(イェゼロ泊)ドライバーさんのご好意で、旧ユーゴスラビアからの独立の際に起きた戦いの歴史を今に伝える野外戦争博物館(外観のみ)に立ち寄りラストケ村へ。妖精が住んでいるようなこの村も、またこれから行くプリトヴィッツェ国立公園も戦禍にさらされた場所のひとつです。192㎦あるプリトヴィッツェ国立公園には、大小16の湖と92の滝。滝と言っても、石灰華が蓄積し段々畑のようになった湖と湖を結ぶものも含むので、大小様々です。まずは高台からの美しいエメラルドグリーンの湖をご覧頂き、高さ約78mの大滝を訪れた後、湖上に造られた木道を通ってコジャック湖へ。途中、世界的に活躍したクロアチアのオペラ歌手の名前が付いた「ミルカ・トルニナ滝」を通過。船着き場の長蛇の列にびっくりしましたが、思ったより早く乗船する事ができてよかったですね。坂道を上ってホテル到着!お疲れさまでした。
- プリトヴィッツェ国立の展望台からの景色は、私のお気に入りのひとつです。
- 普段おっとりな皆様も「子ガモ発見!」の声に瞬間移動。今回の旅でダントツの集まりの良さでした。8月9日撮影
- 5日目
- 8月9日/晴れ/17~31 ℃
- ★プリトヴィッツェ→トロギール→スプリット(GLOBO泊)エコバス乗り場は朝から既に長蛇の列。私達は、船でコジャック湖を渡り、歩いて636mの一番上の湖へ。日の光を浴びてエメラルドグリーンに輝く湖と流れ落ちる滝の飛沫。マイナスイオンをたっぷり浴びた朝のハイキング。お昼は、ダルマチア地方の伝統料理「ペカ」を頂きました。炭を炊いて昔ながらの鉄鍋を灰と火に埋めて、仔牛の肉をゆっくり蒸し焼きに。仔牛の肉はもちろんの事、スープもデザートも全てとても美味しかったですね。中世の城壁に囲まれたトロギール。細い路地は暑い夏でも涼しく過ごせるよう配慮されたものだとか。おかげで私達も暑さをあまり感じず観光することができました。下が見える階段にドキドキしながら上ったトロギールの聖ロブロ大聖堂の鐘楼からの景色はいかがでしたでしょうか?夜はスプリットのルクソールで選べるメニューの夕食を頂きました。
- マイナスイオンと美しい湖の色に癒され、気持ちよく歩く事ができましたね。
- 水面に映る影も美しい、絵葉書のような景色が広がるプリトヴィッツェ国立公園。
- 6日目
- 8月10日/晴れ/25~33 ℃
- ★スプリット→ドブロブニク(エクセルシオール泊)ローマ皇帝ディオクレティアヌスが引退後の住居として建てた宮殿跡に、7世紀異民族に追われたサロナの人々が退避してきたのがスプリットの街の始まり。宮殿の基礎の部分はそのままに上から建物を増築するような形で街が築かれたので、地下は古代ローマ、地上は古代ローマから中世の建物が混じっています。巨大になりすぎたローマ帝国を強化するために行った4分割統治が後にローマ帝国の分裂&滅亡を招き、そしてキリスト教が国教になった事により、彼が迫害したキリスト教徒により彼の霊廟が大聖堂に変えられたのは何とも皮肉な事です。無形文化遺産にも登録されているダルマチア地方に伝わるアカペラ合唱「クラッパ」。特別に2度も歌って頂けて良かったですね。現在クロアチアの飛び地となっているボスニア・ヘルツェゴヴィナのネウムで休憩後、ドブロブニクへ。夕食のスキャンピのグリル美味しかったですね。
- スプリットは、有名なクラッパグループを輩出する地域としても知られています。
- Franjo Tudman 橋の手前で特別に写真ストップ。ミレさん、ありがとうございました。
- 7日目
- 8月11日/晴れ/27~33 ℃
- ★ドブロブニク(連泊)今日も最高のお天気。スルジ山の展望台からの絵葉書のような景色に皆様うっとり。1991年ユーゴスラヴィアからの独立を宣言したクロアチア。ユーゴスラヴィア軍との内戦は泥沼化し、ドブロブニクの街の70%が破壊され一時は世界危機遺産に登録されていました。今は展望台になっているこの場所も破壊され、戦後花を摘みに出かけた知り合いのガイドさんのお友達が地雷により亡くなったそうです。聖フランシスコ修道院でヨーロッパで3番目に古い薬局をご覧頂き昼食へ。午後は、希望者と海からの景色を楽しみました。泳ぎたくなるドブロブニクの海。ヌーディービーチもあるので、水着が無くても大丈夫!約2kmの城壁は、ぐるりと1周すると約1時間かかります。アップダウンも結構あるので、最短ルートだけ歩かれたお客様も。自由夕食はご希望の方とLucin Kantunへ。もちろん、Kameniceでストーンの牡蠣も頂きました。
- 暑さは厳しかったですが、青空があってこそのこの景色。ここからの夜景を楽しんだお客様も。
- 夜空を彩る花火にうっとり。結婚式のお祝いの花火と知ってびっくり!
- 8日目
- 8月12日/晴れ/27~34 ℃
- ★ドブロブニク→ヘルシンキ(機中泊)美しいドブロブニクの景色に別れを告げフィンランド航空にてヘルシンキへ。ドブロブニク空港に向かう途中お聞き頂いた曲は、クロアチアを代表する女性作曲家ドーラ・ペヤチェヴィッチの作品です。シューマンやブラームスのようなロマン派の影響を受けた作品やスラブ東欧風の作品など、38年という短い人生の中で残した作品はどれも素晴らしいものです。個人的には、作品19「花の一生」の第4番がお気に入りです。この旅が縁で、ドーラ・ペヤチェヴィッチの作品を好きになって頂けたら嬉しいです。以前機内で死んだように寝てしまい、足に血栓ができてヒヤリとしたことが。懐に優しくない医療用ストッキングと薬のお陰で、無事次のツアーに添乗する事ができました。皆様も十分な水分補給を心がけ、適度に体を動かして快適な空の旅をこれからも楽しんでください。
- 目を凝らすと、空に吸い込まれていくような飛行機の姿が。
- 日本の牡蠣に比べると小ぶりなストーンの牡蠣。ペロリと12個食べてしまいました。
- 9日目
- 8月13日/晴れ・夕立/27~35 ℃
- フィンランド航空AY71便にて、約9時間で成田空港に到着。お天気&旅仲間に恵まれたスロベニア・クロアチアの旅。いつも優しい笑顔で支えてくださった皆様、どうもありがとうございました。ラベンダーとトリュフパウダーのハーモニーが織りなすトンデモナイ香りに包まれた私のスーツケース。皆様のスーツケースは大丈夫でしたでしょうか?時折パンフレットやホームページを見て私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。10月に7月~9月クリスタルハートのツアーに参加されたお客様を対象にした懇親会が行われる予定です。懇親会の日に帰国する為、私は参加できるかまだ判りませんが、ご都合が合えばぜひいらして下さい。またいつかご一緒できる日を楽しみにしています。
- ガイドのミレーネさんと一緒にハイチーズ!
- あっつ~・・・。そんな声が聞こえてきそうな猫ちゃん達。私の腕も、彼らの背中に負けない焦げパン色に焼けました。
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