2019年2月27日出発 まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年2月27日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/石原 啓江(いしはら ひろえ)
- この度は阪急交通社クリスタルハートまだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間にご参加いただきまことにありがとうございます。ご一緒させていただきます、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。スペインはイベリア半島の7割を占める面積、50.6平方キロメートルに人口5000万人。古代からさまざまな民族と文化が交差してきました。首都のマドリッド、バルセロナ、コルドバ、セビリャをはじめ地方や街ごとに独特な個性を持っています。特に8世紀にわたりイベリア半島を支配したイスラム教徒の影響は大きく、今でもその痕跡は建築や芸術で感じられます。そんな素晴らしい国スペインをご案内させていただきます。どうぞお楽しみに!
- 1日目
- 2月27日/晴れ/15 ℃
- 初めまして。今回皆様とご縁がありまして同行させていただきます、添乗員の石原啓江です。どうぞよろしくお願いします。全日空でドイツの空の玄関口フランクフルトマイン国際空港へ。羽田出発が1時間遅れ、乗り継ぎ便に間に合わず21時のフライトに振り替えられました。待ち時間が長い上、長い空の旅、大変お疲れ様でした。日本からスペインは8時間の時差があり、スペイン到着時は真夜中でした。ゆっくりお休みください。明日はプラド美術館から見学です。
- 1時間遅れた全日空
- 羽田空港
- 2日目
- 2月28日/晴れ/23 ℃
- 今日は観光初日。さあ出発です。 プラド美術館はスペイン三大巨匠、エルグレコ、ベラスケス、ゴヤの作品が並びます。ベラスケスの「ラスメニーナス(宮廷女官たち)」は門外不出の作品。ここに来なければ鑑賞できません。今日は私たちだけの貸切状態。遠近法もしっかり理解できました。国立ソフィア王妃芸術センター。ここにはピカソの大作「ゲルニカ」が展示されています。スペイン市民戦争に介入したナチスドイツがバスク地方にある村ゲルニカに無差別爆撃した出来事を主題としピカソからのメッセージがこの作品に込められています。初日の昼食はスペイン名物パエリア。お米は回教徒がイベリア半島に持ち込みました。昼食後はセコビアへ。ここは古代から繁栄した街で、セコビア旧市街とローマ遺跡は世界遺産に登録されています。水道橋は町のシンボル!ど真ん中に今でも建っています。ディズニーの白雪姫の城のモデルになった「アルカサル」も見学しました。
- セゴビア
- 白雪姫城のモデル
- 3日目
- 3月1日/晴れ/25 ℃
- 今朝はトレドへ出発です。かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム、ユダヤ、キリスト教の文化が交わる町でした。それぞれの文化が根強く残っています。3方をタホ川に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されています。ここではスペインキリスト教カトリックの総本山の大聖堂を見学しました。1493年に完成したゴシック様式の建物で、木彫りの主祭壇ではキリストの生涯20場面が描かれています。美しいステンドグラスはなんと750枚!壮大なスケールに圧倒されます。そしてこの街で活躍した画家、エルグレコの最高傑作が残るサントトメ教会へ。老廃していた教会をオルガス伯爵が私財を投じ再建しました。彼のお葬式で起こった奇跡を題材にしたエルグレコの作品です。展望台からはパノラマ写真も撮りました。午後はフリータイム。青空の下トレドの街を散策やショッピングなど楽しんでいただきました。 明日はアンダルシアへ向かいます!
- トレド
- カテドラル
- 4日目
- 3月2日/晴れ/26 ℃
- 今日はスペインの新幹線AVEでコルドバへ。イベリア半島のフライパンと呼ばれるアンダルシア州のコルドバ。メスキータとはスペイン語でモスクの意味でアラビア語に由来します。本来は有り得ない、イスラム教のモスクの中にキリスト教の大聖堂がある珍しい建物です。無数の柱が連立する様子や、その上に連なる赤と白の縞々のアーチには圧倒されます。イスラム教のお祈りの時間を伝える塔ミナレットはキリスト教の鐘楼と変わりました。見学後、花の小径へ。白壁の建物と中庭の装飾がいかにも太陽のアンダルシアを感じさせます。セビリャでは万博会場のスペイン広場や大聖堂、サンタクルス地区を散策。夕方のこの時間帯が1番暑く26度!春ではなく夏の日差しです。時間があったのでセビリャでフリータイム。夕食の後はお楽しみのフラメンコ。迫力満点のステップでした。今日は長い一日、お疲れさまでした。明日はイギリス領、ジブラルタルです!
- スペイン広場
- メスキータ
- 5日目
- 3月3日/晴れ/26 ℃
- 今日は国境を越えて英国領ジブラルタルへ。北緯36度。イベリア半島の南東端に突き出した小半島です。まずはヨーロッパポイントへ。ここから見えるジブラルタル海峡を挟んだ向こう側はアフリカ大陸です。今日はしっかり見えました。その後、海抜412メートルの展望台へ。ロープウェイも空いていてスムーズにいきました。名物サルは今日も凶暴でしたが、皆さん無事に降りてこれました。ジブラルタルには国際空港もあり、世界でも珍しい、滑走路を横断できる空港です。今日はガイドさんのご好意で滑走路を歩きました。あっという間にジブラルタルの見学も終わり、スペインに戻りました。ランチはサービス満点のレストラン。お腹いっぱいになり、お泊まりのロンダへ。標高723メートルのところに位置する街は近代闘牛の発祥の地。18世紀に現在の闘牛のスタイルを確立しました。町歩きしながらステキな写真を撮りました!
- アフリカ大陸
- ロンダ
- 6日目
- 3月4日/晴れ/25 ℃
- アンダルシア地方にある街は白壁で有名です。かつてイスラム教徒たちは建物の壁を白く塗り敵方を迷わせたとか。今では美しい白い街並みやたくさんのお花の風景はとても魅力的で世界中から観光客が訪れます。その代表的な街がミハスです。ここではオリーブオイル、アーモンド、アクセサリーを買ったり、時間が全然足りない人もいらっしゃいました。今日のお泊まりは国営ホテルのパラドールです。アルハンブラの敷地内にあり、スペインで最も予約の困難なパラドールです。ゆっくりしたいところでしたが、すぐにアルハンブラ宮殿の見学へ。最後のイスラムの首都がグラナダで、当時のイスラム王国の王が住んでいる住居や官庁、軍事施設などが集まった広大な敷地をひっくるめてアルハンブラ宮殿と呼んでいます。美しい装飾、ため息の連続です!フェネラリーフェ庭園も優雅に水の音を楽しみながら見学。夜はパラドールのお食事をゆっくり楽しみました。
- アルハンブラ宮殿
- アルハンブラ宮殿
- 7日目
- 3月5日/晴れ/20 ℃
- 今日はアンダルシアからカタルーニャに飛行機で移動です。事故でバスが遅れましたが、無事にバルセロナ到着。カタルーニャの中心都市バルセロナはマドリッドに次ぐスペイン第二の都市。19世紀から20世紀初頭に流行したモデルニスモ様式の建物が残る街です。スペインが生んだ鬼才、アントニオガウディもモデルニスモの芸術家のひとり。そのガウディと同じ時代の建築家、モンタネールの作品「カタルーニャ音楽堂」から見学です。彼は「花の建築家」と呼ばれ優雅で気品あるスタイリッシュな作品を多く建造いたしました。音楽堂内部も花模様の美しいタイルの飾り付けと、美しいステンドグラスが印象でした。ガウディの「カサ・ミラ」。この建物は直線部分を全く持たない建造物です。特にバルコニーの手すりは、波に漂う海藻のようです。現在世界遺産でもあり、集合住宅でもあります。夕食は選べるメニュー。今が旬のねぎ焼きもお召し上がりいただきました。
- カタルーニャ音楽堂
- カサミラ
- 8日目
- 3月6日/くもり/16 ℃
- 今日はガウディ未完の作品、サグラダファミリアの見学からです。 1883年から2代目建築家に任命されたのがアントニオ・ガウディでした。彼は亡くなる1926年までライフワークとして設計・建築に取り組みました。内部のステンドグラスの美しさは、ため息の出るほど。今日はエレベーターで展望台まで行きました。2026年完成予定と言われていますが、完成は神のみぞ知る。バルセロナ最後の見学は、もうひとつガウディの作品「グエル公園」。バルセロナ市が一望できる丘の上にあるグエル公園は、パトロンであったグエル氏とガウディの夢が作り上げた分譲住宅でした。しかし結果的に買い手がつかずグエル氏が亡くなった後工事は中断。市の公園として寄付されました。粉砕タイルを使ってのデザインは独特で、中でも階段中央に鎮座するトカゲが大人気でした。午後はフリータイム。みなさんそれぞれの時間を過ごしていただきました。
- サグラダファミリア
- サグラダファミリア
- 9日目
- 3月7日/晴れ/10 ℃
- 今日はとうとう帰国の日です。とても朝早いご出発、ご協力ありがとうございました。バルセロナからドイツフランクフルト経由で羽田に向かいます。フランクフルト到着時、スペインから比べると寒かったですね。私たちがスペインに滞在している時はお天気に恵まれて暑いくらいでした。フランクフルトで最後にお土産を見たり、ラウンジで過ごしたり、ゆっくりできました。そして全日空便はほぼ定刻で無事に離陸。皆さん機内でゆっくりと休まれたことと思います。私も機内では食事もしないで爆睡でした。
- 全日空
- 10日目
- 3月8日/晴れ/5 ℃
- 全日空便は定刻より早く羽田空港に到着。気温5度。暖かいスペインから日本に帰ってきたことを実感しました。ターンテーブルでお別れのご挨拶をしてそれぞれ税関へ。皆様が帰られる後ろ姿を見て終わってしまったと実感・・・プラド美術館のベラスケス、その後のパエリア、トレドの全景、メスキータの中の大聖堂、ジブラルタルのおサルさん、アンダルシアの小さな町ロンダやミハス、イスラム建築の最高峰アルハンブラ宮殿、そしてモデルにスモのガウディ、サグラダファミリアのステンドグラス、皆さんの心にスペインの景色がたくさん残っていると思います。皆様、この度はご参加ありがとうございました。これからも安全1番で楽しい旅を続けて下さいね。そしてまたどこかでお会いできる日を楽しみにしています。いつまでもお元気で。10日間楽しかったです!ありがとうございました!
- 凶暴なサル
- フラメンコ
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