2019年2月11日出発 青い街シャウエンのリアドとサハラ砂漠に泊まる8つの世界遺産を巡るモロッコ大周遊12日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年2月11日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/坪田 宣子(つぼた のりこ)
- 添乗員の坪田宣子です。モロッコ大周遊12日間に行ってきました。丁度日本全国、大寒波に覆われて連日雪が続いた中、交通網は大丈夫だろうかとドキドキする中での出発でしたが、成田空港から11名様、関空から6名様のご参加でした。モロッコの方は、段々と暖かくなりつつある時期でしたが、私たちがアトラス山脈越えをした夜からまた冬に戻ったそうで、雪が降り道路が閉鎖されたそうです。アトラス山脈の頂上付近の雪景色を遠くから眺めて一日遅かったら越えられなかったねとホッと胸をなで降ろしました。長い旅でしたので、お疲れをゆっくりとおとり下さい。そしてまたの機会にお目にかかれますことを願っています。ありがとうございました。
- 1日目
- 2月11日/曇り後雪/1〜5 ℃
- 大寒波到来の日本より飛び出して、まずはドバイへと向かいます。エミレーツ航空はUAE(アラブ首長国連邦)のドバイを拠点とする航空会社です。設立されたのは1985年、2010年には成田空港にも就航しました。平均機体使用年数約が5年と安全性も高いそうです。ドバイで成田組と関空組が合流してカサブランカへ。
- ドバイへ
- エコノミークラス
- 2日目
- 2月12日/雨後晴れ/4〜21 ℃
- 経済街カサブランカ空港よりバスを2時間走らせ、モロッコの首都ラバトへ。市の人口は65万人。周辺のベッドタウンをいれた都市圏では180万人になります。ラバトとは「城壁都市」の意味です。まずはモハメド5世廟へ。モロッコ独立運動の先頭に立った人の霊廟です。真紅の服装をした徴兵を写真に撮りながら、中にあるモハメド5世の石棺を拝見しました。床はポルトガル産の黒大理石。天井は湿気を嫌う西洋杉ではなくマホガニー材。繊細な彫刻やモザイクの美しさに見とれました。このモザイクを1㎥作るのに2万個のタイルが必要とか。全部手仕事で行われたそうです。向かいの未完成なままで終わったハッサン塔を見てから、すぐ近くのホテルへ帰りました。お疲れ様でした。よくお休みください。
- ラバトのハッサン塔
- モロッコの王様
- 3日目
- 2月13日/雨後晴れ/4〜21 ℃
- 朝方は濃い霧に包まれて少し雨も降り、道路は濡れた状態に。8時に出発してもまだ濃い霧の中をひたすら進んでいる状態でした。周りは何も見えず、一体今日はどうなってしまうのだろうと心配していると、突如晴れ渡り、お日様が燦燦と出てティトワンへ到着。白い鳩の異名を持つ白い家々が続く世界遺産のメディナへ。細い通路を縫うように進みながら、市場ではバレンシアオレンジを買って試食も楽しみました。 海の幸のシーフードの昼食の後は、青い建物群で有名なシャウエンの観光です。どこを撮っても絵になるので激写しながら、タンジェや毛織物など、モロッコの他の場所では手に入らない手工芸品のお買い物を時間の経つのも忘れて楽しみました。
- ティトアンの白い街並
- シャウエンの青い町並
- 4日目
- 2月14日/晴れ/3〜27 ℃
- 快晴です。朝の静かなシャウエンの街をあちこち激写しながら歩きました。昨日の観光客で溢れていた街並みとは違い、ひっそりとした街並みを歩きながら激写が止りません。また、お天気も良くシャウエンの青さが光っています。 堪能した後はバスに乗り、ヴォルビリス遺跡へ。元々はカルタゴ人の街だった所に古代のローマ人が都を築いた場所です。モロッコにはいくつかローマ遺跡がありますが、指折りの保存状態の良さで世界遺産に指定されました。神殿や凱旋門、バジリカや住宅の床のモザイクが美しかったですね。そして今日はもう一つの世界遺産であるオリーブの産地、メクネスのマンスール門やイスラム色豊かなムーレイ・イスマイル廟も見ました。
- 朝のシャウエン
- ボリビリスのコウノトリ
- 5日目
- 2月15日/晴れ/21〜25 ℃
- 良いお天気です。世界最大規模の迷路の街フェズを観光しましょう。8世紀、預言者モハメドの婿アリーの子孫となるムーレイ・イドリスがイラクのバグダットからモロッコに亡命してきて、現地のベルベル人と協力してモロッコ初のイスラム王朝イドリス朝を興した街です。この街はチュジニアからやって来た人々とスペインのアンダルシア地方からやって来た人々が集まってお互いに競争しながら発展した世界最大の規模の迷路の街です。「元来た道を帰れ」と言われても絶対帰れないね。と話しながら、かつてスルタンの居城だった王宮やユダヤ人街、ブー・ジュルード門、ブーイナニア神学校、モロッコ最大のモスクのカラウィンモスク、タンネリを見て周り、良く歩いた一日でした。
- フェズの陶器屋さん
- フェズのタンネリ
- 6日目
- 2月16日/曇り/3〜19 ℃
- 朝、フェズの街を出発して南へ65㎞のモワイヤンアトラス山脈の中腹にあるイフレンへ。標高1650mの場所にあります。林に囲まれ小川が流れているモロッコらしくない景色です。住宅もモロッコ風の中庭ではなく外に面した庭があり、家も切妻式の三角屋根になっています。最初フランス植民地時代の1929年に保養地として開発され、現在では王族や富豪たちの避暑地となっていて、モロッコのスイスと呼ばれています。また、この辺りにはアトラスライオンと言う全長4mものライオンが生息していたそうです。 一息休憩を入れた後は、モロッコ中部のモワヤンアトラス山脈とオートアトラス山脈の間の高原地帯ミデルトで昼食を頂きました。エルフードから4WDに乗り換えていよいよ砂漠の街メルズーカへ。ここは皆様が期待していた砂丘やラクダが現れて感激しました。
- バレンシアオレンジ
- エルフードのアトラスライオン
- 7日目
- 2月17日/曇り/3〜19 ℃
- 朝日を見にラクダに乗って砂丘を歩きます。思っていたよりも背が高いと皆様ビックリ。残念ながら朝日を拝むことはできませんでしたが、ラクダ引きの人も交えて写真をたくさん撮りました。4WDでエルフードへ。ここでバスを乗り換えました。途中アトラス山脈から水を流すのに作ったカナートも見学。機械の無い時代の人の労力の凄さに感心しました。 お昼ごはんの後はトドラ川の浸食でできたトドラ渓谷へ。両端を赤茶色の崖に挟まれた深い渓谷で、崖の高さは160mもあります。幅は狭いところで10m位で、今にも崩れてきそうな岩肌に迫力がありました。今日のホテルはワルザザードにあるコテージ風ホテルです。皆様雰囲気がとても良いと激写していました。
- メルズーカのラクダ
- メルズーカの朝日鑑賞
- 8日目
- 2月18日/曇り後雨/2〜14 ℃
- 天気予報は雨でしたが、何とか曇りのままアイトベン・ハッドウに到着しました。1500年に造られたアトラス山脈の南側に連なるカスバ街道のワルザザードの近くにある日干し煉瓦で造られた街です。クサルの原形を良く留めていて、今でも5家族がこの村で生活しているそうで、アリさんの案内でアリさんのお家へ。2階も合わせると6部屋もあり、ヤギ小屋もあり快適な生活とか。ミントティもご馳走になりました。途中アルガンオイルの店に立ち寄り、オイルになるまでの工程を聞きました。 やがて雨となり、オートアトラスの方を振り返ると濃い霧に包まれていて雪が降っているだろうとガイドさんが教えてくれました。無事にアトラス越えが出来てホッとしました。
- アイントベンハッドウ
- アルガンオイルの作り方
- 9日目
- 2月19日/晴れ/14〜18 ℃
- マラケシュの観光です。モロッコの中央部アトラス山脈の丘陵地帯に位置し、南方産の真珠と呼ばれてきました。マラケシュはベルベル語で神の国を意味します。カサブランカ、ラバトに次ぐモロッコ第3の都市です。12世紀半ばに築かれた高さ77mのクトュビアの塔を観ました。4面それぞれ異なる装飾を持つ世界最大級のモスクの塔です。そしてバヒア宮殿へ。1900年に完成した宮殿で、イスラム造りの噴水、アンダルシア風な建物、透かし窓など見事です。 一旦ホテルに戻った時、遠くのアトラス山脈は上が真っ白な雪景色に。昨夜から朝にかけてまた雪が積もったそうです。夜はジャマエルフナ広場でお茶を飲みながら、蛇使いや鳥使いなど、夜の喧騒を楽しみました。
- バヒア宮殿
- 10日目
- 2月20日/曇り/14〜18 ℃
- モロッコ王国の西大西洋岸の港湾都市エッサウイラを目指します。街に入る手前にはアルガンの木がたくさん植えられていて、その実を食べるヤギが鈴なりに登っています。今では観光用に写真を撮る為に木に登らせているとか。わかってはいても皆さま激写。それから街の中へと入って行きます。2001年に世界遺産となりました。エッサウイラの歴史は古く沖合のモガドール島から ローマ時代のヴィラが発見されています。現在の街並みが形成されたのは1765年からで、港での漁業や商業の中心となっています。歴史のあるエッサウイラが賑わうのは午後からです。早朝に出ていた漁船が港に戻り、新鮮な魚が水揚げされます。また、城塞都市らしく、入り組んだ細い路地が広がるメディナも散策しました。
- エッサウィラのスカラ城砦
- エッサウィラのメディナ散策
- 11日目
- 2月21日/晴れ/14〜18 ℃
- カサブランカとはポルトガル語で白い家の意味です。モロッコ最大の都市で商業、金融の中心地です。アフリカ有数の世界都市です。その北西部の沿岸に立つ最大のモスクであるハッサン2世モスクを観ました。1986年から8年かけて建造された比較的新しいモスクです。高さ200mのミナレットがそびえ立ち、内部には2万5000人が、敷地には9万人が一度に礼拝できる広さで、緻密な装飾を施しているのは、見事です。それからモハメド5世広場へ。カサブランカ中心部にある繁華街の広場です。フランス領事館、リヨテ将軍の騎馬像を観ました。それからは、モロッコディルハムがまだ余っている人、もっと買い物したい人の為に、スーパとショッピングモールへ立ち寄りました。
- カサブランカのショッピングモール
- カサブランカハッサン二世モスク
- 12日目
- 2月22日/晴れ/14〜18 ℃
- カサブランカからドバイへ。夜中となりましたが、乗り継ぎの為にEK752便を降ります。ここから、成田方面へ帰る飛行機と関空方面に帰る飛行機に分かれます。行きの飛行機では成田組は出発時間が遅れた為、関空組は砂嵐でドバイ空港になかなか着けなかったので、どちらもドバイの素晴らしいラウンジを使うことなく来てしまいました。ドバイのラウンジを一目だけでも見たいと言う皆様のご要望にお応えして、わずかな時間でしたが、ラウンジを味わって頂きました。いかがでしたでしょうか。長い旅だったにも関わらず、全員無事に元気に帰ってこれて何よりです。暫くはご自愛ください。またの機会にお目にかかれることを楽しみにしております。ありがとうございました。
- エミレーツの機内写真
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