2018年11月21日出発<ターキッシュエアラインズ利用>ゆったり旅するトルコ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年11月21日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/福田 加代子(ふくだ かよこ)
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- この度はご参加頂きまして、誠にありがとうございます。 日本の約2倍の面積を持つトルコはヨーロッパ大陸とアジア大陸にまたがっている事から、様々な文明が栄えて混ざり合い、トルコの文化の基盤となってきました。遺跡や歴史的建造物などの文化遺産と、独特な景観が織りなす自然遺産の両方を楽しめる国としても人気の観光地です。 広大な国土を周るのは、どうしても長距離移動となる為、当ツアーでは国内線を使って移動時間を短縮、その分のんびりの行程でじっくり楽しんで頂ける内容となっています。またトルコ航空ビジネスクラスでのフライトも、長距離の深夜移動を快適に過ごす助けとなってくれることでしょう。いろんな魅力が詰まったトルコ。どうか皆様にとって思い出深い旅の一つとなりますように...10日間どうぞよろしくお願い致します。
- 1日目
- 11月21日/晴/5〜15 ℃
- トルコ航空TK053便にてイスタンブールへ。 ビジネスクラスにて深夜のフライトを参ります。 明日からの観光に備えてゆっくりお休み下さい。
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- トルコ航空にてイスタンブールへ
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- イスタンブール空港
- 2日目
- 11月22日/雨/5〜15 ℃
- 早朝イスタンブール到着後イズミールへ乗り継ぎ、日本語ガイドのタネルさんとご対面!バスで約2時間半のベルガマへ。 アスクレピオン遺跡は古代の医療施設。主に精神病患者に対する療養を目的とし、彼らの乱れた心を落ち着かせ癒す為の工夫が随所に見られます。神の言葉こと医師の声を聞きながら周回する為の回廊、水浴療法の為のプール、音楽療法の為の劇場など現代にも通じるような治療を行なっていました。 昼食後はロープウェイで空中散歩を楽しみつつ、標高335mの丘の上に建つアクロポリス遺跡へ。神殿、宮殿、祭壇、アゴラと呼ばれる中央広場、有事の為の武器庫、大劇場...特に図書館は古代最大かつ最高と称されたアレクサンドリアに次ぐ蔵書を誇り、当時危機感を感じたエジプトはパピルスの輸出を禁止。代わりに羊皮紙を考案した事から、ベルガマは羊皮紙の語源ともなっています。 イズミールのホテルではエーゲ海を臨むお部屋にご宿泊。
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- アスクレピオンの回廊
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- ベルガマの大劇場
- 3日目
- 11月23日/晴/5〜15 ℃
- 聖母マリアの家は彼女が余生を過ごした場所。キリスト教徒の聖地として世界中の人々が訪れます。 エフェソスは2015年に世界文化遺産に登録されました。ベルガマの外港として開かれ、ローマの支配下に入った後も東地中海貿易の拠点として繁栄しましたが、土砂の堆積により現在は海岸線から遠く離れてしまいました。白い大理石で覆われた町をメインストリート沿いに進むと、今と変わらぬ当時の生活の様子が垣間見えます。神殿、商店街、噴水、公衆トイレ、売春宿、劇場...ここの図書館もベルガマに次ぐ規模を誇り古代三大図書館の一つに数えられます。現在は柱が僅かに残るだけのアルテミス神殿。エフェソスでは豊穣の女神への信仰が盛んでした。 パムッカレは「綿の城」の意。白い石灰棚と青い水のコントラストが美しく、もちろん世界遺産。裏手には温泉保養地としてローマの皇帝も愛したヒエラポリス遺跡が広がります。
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- エフェソス遺跡
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- パムッカレの夕陽
- 4日目
- 11月24日/晴/3〜10 ℃
- パムッカレを離れ、途中エイルディル湖畔のレストランでランチ。482㎢の面積はトルコで4番目、淡水湖としては2番目に大きな湖です。 コンヤはトルコの中央内陸部の都市でイスラム神秘主義メブラーナ教団の中心地であり、創設者ルーミーの霊廟もあった場所。この地で信者は集団生活を営んでいました。彼らの宗教行為のセマーと呼ばれる旋舞は特徴的で、祈りの手段の一つとして音楽に合わせて回り続けることで瞑想、トランス状態となり神との一体化を目指していました。 13世紀に始まり、オスマン帝国の庇護で隆盛を極めますが、1923年のトルコ革命に伴う脱イスラム政策の一環として1927年までに解体されています。霊廟はその後博物館として一般公開され、現在も多くのイスラム教徒が聖地として訪れます。 インジェミナーレ神学校は1267年創立、現在内部はイスラム彫刻の博物館。正面の壁面装飾のレリーフが美しいはずです!
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- エイルディル湖
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- メブラーナ博物館
- 5日目
- 11月25日/晴/5〜15 ℃
- かつてシルクロード沿いの隊商宿だったキャラバンサライは往時を偲ぶ立派な建物。同行の動物達も一緒に泊まれるよう広いスペースが設けられています。 カッパドキアはペルシア語で「美しい馬の地」の意。広大なエリアに見所が点在しています。カイマクル地下都市は蟻の巣のよう。ローマの迫害を逃れた初期キリスト教徒達が数世紀に渡って拡張しながら隠れ住みました。各階層は狭い通路や階段で繋がれ、礼拝堂、ワイン醸造所、食物貯蔵庫、学校、台所、そして有事の時には通路を塞ぐ非常ドアも整備。なんと最大約2万人もの人が住んでいたと推察されています。 パシャバーとは「王の葡萄畑」の意。ニョキニョキと集まるキノコ岩は現在も一部が住居として使用されています。 デブレントの谷ではラクダ岩がお出迎え。
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- カイマクル地下都市
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- パシャバーのキノコ岩
- 6日目
- 11月26日/晴/3〜10 ℃
- ギョレメ野外博物館はカッパドキアの奇岩地区と共に1985年に世界遺産となっています。約7000万年前から周囲の3つの火山が断続的に噴火を繰り返し、溶岩などの堆積物は凝灰岩の台地を形成、その後風雨や川の侵食により、固い地層がむき出しになり「妖精の煙突」と呼ばれる独特の奇岩群ができました。そして古代ローマ後期からキリスト教徒が隠遁生活を営む為に住むようになり、更に9世紀頃からはイスラム教の迫害を逃れて洞窟内に教会や修道院を作ったとされ、特にその中心となったギョレメには、多い時で500近い教会があったとされています。現在は美しいフレスコ画が残る約30の教会を博物館として公開。 鳩の谷、岩窟要塞のウチヒサル、3姉妹の岩などの奇岩スポットを巡り、ワイナリーで特産のワインも試飲しました。
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- 鳩の谷とエルジェス山(3916m)
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- 3姉妹の岩
- 7日目
- 11月27日/曇/10〜17 ℃
- 朝の飛行機でイスタンブールへ戻り、世界遺産地区の観光へ。 17世紀建立のブルーモスクことスルタンアフメットモスクは、内装の青い文様のイズニックタイルがその別名の由来。通常4本のところ、世界で唯一6本のミナレット(尖塔)を持つことでも知られています。その向かいに建つのがアヤソフィア。キリスト教の聖堂として4世紀に建立も争乱で2度焼失、6世紀の再建で世界最大規模の聖堂が完成しましたが、オスマン帝国時はイスラム教のモスクとして利用され、帝国滅亡後世俗化され博物館となっています。地下宮殿は東ローマ帝国時最大の貯水池 。6世紀にアヤソフィアの再建を命じたユスティニアヌス帝により建設されています。15世紀のオスマン帝国時建設のグランドバザールには貴金属、絨毯、陶器、香辛料などの特産品を扱う約4000店が集まっています。 夜はベリーダンスショーもお楽しみ頂きました。
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- アヤソフィア
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- 地下宮殿
- 8日目
- 11月28日/雨/10〜17 ℃
- ドルマバフチェ宮殿とは「埋め立てられた庭」の意で実際ポスポラス海峡に面した埋立地に建っています。オスマン帝国時の15世紀にメフメト2世の命で造成された庭に、それまでの木造の宮殿を取り壊し、伝統的なオスマン様式とヨーロッパ風のバロック様式をミックスしたデザインの石造で19世紀に再建されました。 1922年最後のオスマン皇帝メフメト6世が宮殿を明け渡した後、トルコ共和国のアタテュルク初代大統領が執務室として使用しここで亡くなったことから、館内の時計は全て彼の亡くなった9時5分で止まっています。現在も政府の迎賓館、そして一部は博物館として一般公開されています。 トプカプ宮殿は15世紀にメフメト2世の命で建てられて以降、歴代オスマン皇帝の住居として19世紀中頃まで増改築を繰り返してきました。1924年に博物館として公開、歴史地区の一物件として世界遺産にも登録されています。
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- ドルマバフチェ宮殿
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- トプカプ宮殿
- 9日目
- 11月29日/雨/10〜11 ℃
- 今朝は午後からゆっくりの出発。金角湾に掛かるガラタ橋に集まるのシーフードレストランの一つで昼食後、市内を一望できるガラタ塔へ。 507年に建てられた木造の塔は何度か焼失した為、1348年に石造となりました。その後も戦時の砲撃で損壊していますが、1960年代に修復され現在に至っています。高さ66.9mの9階建て、丘の上に建つ事からその展望は抜群で、長い歴史の間には牢獄、火の見櫓としても使用されました。 ガラタ塔からの眺望を楽しんだ後は、そのまま歩いてイスティクラール通りの散策へ。路面電車が走るテュネル広場から、トルコ共和国の建国の父、アタテュルクの記念碑が建つタクシム広場までの約1.5kmが新市街きっての繁華街として歩行者天国になっています。 ポスポラス海峡クルーズでイスタンブールの街並みを海から堪能し、最後の晩餐の後は、いよいよイスタンブール空港へ。
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- ガラタ橋とガラタ塔
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- イスティクラール通りの路面電車
- 10日目
- 11月30日/雨/10〜11 ℃
- トルコ航空自慢のゴージャスなラウンジで深夜の出発までお過ごし頂きます。予定より50分の遅延。日付が変わった2:50発のTK52便にて帰国の途へ。成田にも予定より40分遅れて20:20に到着しました。見所満載のトルコの旅はいかがでしたでしょうか?旅のお疲れなど出ていませんように...10日間大変お世話になりました。
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- トルコ航空ラウンジ
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- トルコ航空ラウンジ
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