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2019年7月14日出発<エミレーツ航空利用>北イタリアの絶景に酔いしれて 世界遺産ドロミテめぐり11日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年7月14日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/藤井 博志(ふじい ひろし)
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クリスタルハートLE171EC「エミレーツ航空利用・北イタリアの絶景に酔いしれて世界遺産ドロミテめぐり11日間」7月14日ご出発に12名様のお客様がご参加くださいました。 当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。 連日の好天のなか素晴らしいドロミテ山塊の景色を楽しめた11日間、夢のような時間でした。 あまりなじみのない景勝地を訪れる今回の旅では、ほとんど日本人ツアー団体客に遭遇することなく、まれに貸切状態でドロミテ山塊をひとり占めしてしまった田舎町もありました。本当に絶景の毎日でした。 ドロミテ連山の景色と北イタリアの牧歌的な風景の素晴らしかった11日間の旅をふり返ってみたいと思います。
1日目
7月14日/晴れ/東京 28 ℃
エミレーツ航空EK319便は定刻22時に出発してドロミテの旅が始まりました。 約10時間30分のフライトで経由地ドバイ(アラブ首長国連邦)に到着し、関西空港からご出発のお客様とも無事に合流して、日付が変わった7月15日午前9時に同エミレーツ航空EK49便はドイツのミュンヘンに向けて旅立ちました。エミレーツ航空はアラブ首長国連邦にある航空会社だけにオイルマネーで潤った大富豪企業らしく、預け荷物の重量はビジネスクラスであれば40キログラムまで無料で預けることができます。また機材もエアバス380型機(2階建て構造の大型最新機材)を主軸としており今回のフライトでもEK318便とEK49便の両便にこのA380の機材が使用されている、とにかく太っ腹の航空会社なのです。 6時間のフライトを経てもうすぐミュンヘンに到着します。
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行程5日目 トレチーメにて皆さんと一緒に
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行程3日目 サンタ・マッダレーナにて皆さんと一緒に
2日目
7月15日/晴れ/24 ℃
ドイツ・バイエルン州の州都ミュンヘンに到着したのは、ほぼ定刻の13時30分。今度はバスに乗り換えて北イタリアの小さな町ブレッサノーネを目指します。 ブレッサノーネまではミュンヘンから約280キロ、途中オーストリアを通り抜けイタリアに入ります。 ドイツの国土面積の大半は平地であり、ミュンヘンを出発した時には見えてなかった山々がドイツとオーストリアの国境付近で徐々に丘陵地帯に変わり、オーストリアに完全に入ると2000メートルから2800メートルのチロル山地と景色を変えていきます。これらの景色がドロミテ山塊に近いことを予感させてくれます。とてもワクワクしてきました。 ブレッサノーネには夜19時前に到着しました。 明日からいよいよ観光がスタートいたします。 今夜はどうぞごゆっくりとお休みください。
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カナッツェ(行程6日目・ランチ場所)から見たドロミテ山塊
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レノン高原(行程7日目)から見たドロミテ山塊
3日目
7月16日/晴れ/13〜26 ℃
観光初日の朝は快晴です‼ 添乗員としては一番ホッとする瞬間です。(なにしろ自然の景色を観光する初日に雨に降られると添乗員として少しばかり重圧と不安がよぎるもので・・・笑) 本日行程3日目はブレッサノーネを中心とした西ドロミテ山塊を観光いたします。 まず先に向かったのはロープウェイに乗り、標高2050メートルに位置するプローゼというアルプスの牧草地帯です。ここから西ドロミテ山塊の代表的な山のひとつガイスラー山群(3025メートル)を展望します。 そして午後からはこのガイスラー山群をもっと間近で望むことができる、サンタ・マッダレーナという小さな村に向かい、少し小高い丘にある可愛らしい教会から眺めるガイスラー山群は絶景でありました。しかも他の観光客が見当たらず貸切状態でした。 観光初日から見事な西ドロミテ山塊の景色を堪能することができました。明日も晴れますように...
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ガイスラー山群①(プローゼより)
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ガイスラー山群②(サンタ・マッダレーナより)
4日目
7月17日/晴れ/14〜27 ℃
2連泊したブレッサノーネをチェックアウトして行程4日目が始まりました。本日も快晴です! 本日はドロミテ連山の北側ルートをドライブして、コルティナダンベッツォまで向かいます。 その途中、最初に立ち寄った景勝地はアルペ・ディ・シウジというヨーロッパ最大の牧草地帯です。ここから3000メートル級のセッラ山塊やサッソルンゴ山塊の素晴らしいドロミテ連山を展望することができます。 その後さらに東へ向かい、2つの峠を越えてコルティナダンベッソへ向かいます。 一つ目の峠は2121メートルにあるガルデーナ峠で、二つ目の峠はドロミテ山塊の最高峰マルモラーダ(3343メートル)を望むことができる、ファルツァレーゴ峠であります。 私たち一行はこのファルツァレーゴ峠でドロミテ山塊最高峰マルモラーダを下車展望してから、コルティナダンベッソへ向かいました。 明日はドロミテのハイライト、トレチーメ山塊のハイキングです。
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アルペ・ディ・シウジより望むドロミテ山塊
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アルペ・ディ・シウジにいたアルパカ
5日目
7月18日/晴れ・くもり/11〜28 ℃
5日目にしてようやく他の日本人グループと会うことができました。ここコルティナダンベッツォはドロミテ山塊で最も有名なトレチーメ山塊に近く、ドロミテ観光における東のベースキャンプ的な中心地となっております。 さぁ本日は'三つの頂'を意味するトレチーメのハイキングでありますが、朝は快晴でも午後からは雨模様の予報です。ハイキングは午前中なので、何とかお天気がもってくれることをお祈りしてスタートです。 ハイキングガイドのMRパウロはハンサムで爽やかダンディーな方で「今日は高山植物のエーデルワイスを皆さまにお見せしますよ」と約束してくれました。スイスでも希少になりつつあるエーデルワイスをトレチーメでも見れるとは皆さま感激しておりました。 アウロンツォ小屋からラバァレード小屋まで約4キロのハイキングコースは平坦です。エーデルワイス、マーモットなどを発見しながらのハイキングは雨にあたらず楽しく過ごせました。
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トレチーメハイキングで見つけたエーデルワイス
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トレチーメ山塊
6日目
7月19日/晴れ・くもり/12〜28 ℃
本日行程6日目は2連泊したコルティナダンベッソをあとにして、ドロミテルートの南側をドライブしてボルツァーノに向かいます。 4日目にブレッサノーネからコルティナダンベッツォまでドライブした北側ルートと同じファルツァレーゴ峠を越えて南側ルートに入りポルドイ峠を目指します。 2239メートルにあるポルドイ峠では、ロープウェイに乗り換えて2950メートル地点にあるサッソ・ポルドイ展望台に行きました。 サッソ・ポルドイ展望台からはドロミテ最高峰であるマルモラーダを間近で望むことができるのですが、あいにく山頂付近は厚い雲に覆いかぶさる姿でした・・・が、待つこと40分!マルモラーダの山頂がひょっこりと顔出してくれました。感激です! その後、神秘的な景色のカレッツァ湖畔を軽く散策して、ボルツァーノに入りました。 カレッツァ湖も素晴らしい景色でした。
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ひょっこりと顔を出してくれたドロミテ最高峰マルモラーダ(サッソ・ポルドイ展望台より)
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カレッツァ湖とドロミテ山塊
7日目
7月20日/晴れ/16〜31 ℃
ドロミテの西の玄関口であるボルツァーノまで来ると、標高200メートル台まで低地になり、今までの暑さの質と違ってとても暑い‼っていう暑さになりました。(ちょっと意味不明かな...!?笑) 本日行程7日目はバスは使わずに、ボルツァーノを起点としてレノン高原にあるキノコ岩(アースピラミッド)まで徒歩⇒ロープウェイ⇒鉄道⇒ハイキングで目指します。 ボルツァーノからソプラボルツァーノまではロープウェイで約15分間乗車。そこからレノン高原鉄道に乗り換えてコッラルボへ向かいます。そしてコッラルボからは3,5キロのハイキングでキノコ岩のアースピラミッドを目指します。 今までのドロミテ山塊とは違い、ここにあるキノコ岩はトルコにあるカッパドキアと同じ自然現象でできた造形美で、非常に見る価値ある観光スポットのハイキングでありました。 ハイキング後のジェラードが美味しかった‼ 明日はもうドロミテエリアを離れます...
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キノコ岩(アースピラミッド)
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レノン高原ハイキングから望むドロミテ
8日目
7月21日/晴れ/14〜36 ℃
行程8日目の本日は2連泊したボルツァーノをチェックアウトしてトリノへ向かいます。 早いもので最終目的地となります。 ボルツァーノからトリノまでは約430キロの移動で、今回の旅で一番長い移動となりますが、途中イタリア最大の湖であるガルダ湖に立ち寄ります。 ガルダ湖は南北に52キロ、東西の一番広いところは18キロという大きなスケールで最大水深は346メートル(平均深度136メートル)もあります。 このガルダ湖畔にはいくつかの町が点在しておりますが、その中でも最も美しい街のひとつで、温泉が湧き出ているシルミオーネに下車します。 まず遊覧船(貸切大型ボート)に乗船して、ガルダ湖を40分遊覧します。下船後はスカラ家のお城を中心とした旧市街散策ですが、今までのドロミテ地方とは違って地元の人々やヨーロッパの観光客で街中が溢れておりました。 そしてトリノへ入ったのは18時過ぎで、明日はトリノを観光します。
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スカラ家の居城(シルミオーネ)
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ガルダ湖畔
9日目
7月22日/晴れ/18〜34 ℃
観光最終日の行程9日目はドロミテの自然から離れて、トリノ市内観光とイタリアンワイナリーを訪ねるという行程です。 トリノは皆さまご存じの通り、2006年に冬季オリンピックが開催された、人口90万人の国内4番目の都会都市であります。 中世サヴォイア家が築いた旧市街を日本語ガイドのシルビアさんと共に観光いたしました。 トリノの街は中世に造られたアーケードが目に惹かれますが、特に興味深いのはドゥオモ(大聖堂)内にある「聖骸布」というイエス・キリスト様の遺体を包んだとされる布の真意が謎めいていることに、皆さま関心を持たれておりました。 そして午後からはバローロという古い歴史を持つ街にあるワイン工場を訪ねました。 バローロワインは「王のワインにして、ワインの王」と称される最上級のワインとして名を轟かせています。 ここの赤ワインリゾットのランチもとても美味しく充実した観光最終日となりました。
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トリノ大聖堂(ドゥオモ)
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トリノ大聖堂内陣
10日目
7月23日/晴れ/19〜28 ℃
早いもので帰国日の朝を迎えました。 本日も晴天!! 振り返ってみると奇跡的に一度も雨にあたることなく観光ができたことは、とても嬉しい限りです。 トリノからミラノまでの道中、今日帰るのは本当にもったいないっ‼て思いながら、帰国の途に就きました。 ただ、行程6日目のボルツァーノからトリノの本日まで日中の最高気温が30度超えで、標高500メートル以上あったブレッサノーネやコルティナダンベッソの街が、本当に過ごしやすかったなぁ~と感じ取れました。 ミラノからドバイに向かうエミレーツ航空EK206便は機材遅れの影響により、定刻より3時間以上遅れて出発となりましたが、無事にドバイから成田・関西の各空港に向かう接続には影響が出ずに帰国することが出来ました。
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カレッツァ湖②(行程6日目)
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ミズリーナ湖(行程5日目)
11日目
7月24日/成田 晴れ/28 ℃
ミラノからのフライトに遅れはありましたが、無事に日本へ帰国することが出来ました。 今回の旅は「ドロミテ」を巡るツアーでしたが、全日程好天に恵まれたことが、この上なく嬉しく思います。 「ドロミテ」とは鉱物である苦灰石からなる苦灰岩であり、これを発見したとされる地質学者デオダ・ドゥ・ドロミューさんの名前から名付けられたと言われております。 太古の昔に100メートル程の先端を持った高い頂をいくつも持つ山々がドロミテ山塊を創り出し、そして現在の私たちに、この大自然から生まれた北イタリアにあるドロミテという山々の自然の造形美を目にすることができた幸福感を胸に抱き、今回の旅物語は無事に閉幕できました。 今回ご参加くださいました12名様のお客様、改めまして当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。そして何より、当ツアーまた添乗員に対して多くのご協力を頂きましたことに感謝申し上げます。
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ドロミテ山塊(行程5日目・トレチーメハイキングより)
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ミズリーナ湖よりトレチーメ山塊を望む(行程5日目)

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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