2019年7月16日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／市倉 友里恵（いちくら ゆりえ）

2019年7月16日出発 紺碧のエーゲ海クルーズとサントリーニ島に2連泊 ギリシャ縦断10日間にご一緒させていただいた添乗員の市倉友里恵です。 今年は6月からヨーロッパにも熱波が訪れ、逆に日本が涼しい夏の訪れとなり、ギリシャ御滞在中はどうなることかとご心配された方もいらっしゃいましたが、無事（？）、ギリシャも例年通り暑く、日本はそれ以上に熱い夏が訪れました。碧い海、蒼い空！これぞギリシャ！夏のバカンスのひとときをお楽しみ頂けていたら幸いです。

1日目

7月16日

ご参加者10名様、成田空港にご集合頂き、ターキッシュエアラインにて、まずはイスタンブールに向かいます。今年の春に新しくなったイスタンブールの空港はターミナルの端から端まで歩くと1時間かかりそうな巨大さです。飛行機降りてから乗り継ぎの荷物検査に辿りつくまでの通路が長いこと...ご参加者全員ビジネスクラスご利用でしたので、荷物検査は優先レーンを使ってスムーズにお進み頂けました。ラウンジでチャイをお飲みながら、テッサロニキ行きへの乗り継ぎをお待ち頂き、いよいよギリシャへ。

歩いても歩いても先が見えない広さなトルコ空港

2日目

7月17日/晴れ/21〜32 ℃

飛行機は順調にテッサロニキに到着しました。メテオラまではバスで約４時間、途中、かつて神々が住んでいたとされたオリュンポスの山を右手に眺めながら、高速道路を使っての移動です。 今年はメガロ・メテオロンの閉館時間が早まってしまい、先に修道院をひとつ見てから昼食の流れとなりました。バス道中で宗教の歴史にふれさせて頂きながら、断崖絶壁で祈りの生活を送った修道士たちの聖域に入ります。修道院からの眺めもパノラマも圧巻です。 お昼のメニューはオムレツとサラダ、串焼きのポークスプラキ、リンゴのコンポートでした。遅めのランチの後にもう一度メテオラの岩山をのぼっていき、女性修道院のフランシスコ修道院もご観光。そしてようやくホテルにチェックイン。夕食はバイキングなのでついつい食べ過ぎてしまいますね。日本からのご移動、その後の観光と、長い1日でした。お疲れ様でした！

メガロ・メテオロンは下りの階段もいい眺め

アマリアホテル カランバカ。プールもあります。

3日目

7月18日/晴れ/31〜34 ℃

メテオラの麓に広がるカランバカの街は山に囲まれていることもあり、ひんやりと涼しい朝を迎えました。半袖では寒いくらいです。この朝夜の涼しさは日本の夏ではもう味わえない幸せですね。 午前中はバス移動です。かつてアポロンの神託が人々に下されたデルフィに向かいます。途中、スパルタ軍３００人と連合軍がペルシア帝国と戦ったテルモピュレーの古戦場を通りました。昼食は「EPIKOUROS」にてギリシャ料理の前菜と牛肉のトマトソース煮込み、ヨーグルトの蜂蜜がけ。食事の後はガイドのジョージアさんのご案内で博物館をまずはご覧頂きました。遺跡から発掘された出土品が置かれています。その隣の遺跡は、今では土台しか残っていません。階段を上っていきながら、かつての商店街アゴラだった場所〜神殿があった場所〜巫女の部屋があった場所〜劇場と見ていき、ご希望の方とはさらに上のスタジアムまで登ってきました。

デルフィ博物館。睫毛までしっかり作り込まれています

デルフィの劇場跡と遺跡を上から

4日目

7月19日/晴れ/27〜35 ℃

いよいよエーゲ海クルーズの始まりです！今回は日本人乗船客が少なく、日本語放送がありませんでしたが、なんとなくの手探りで避難訓練に参加しました。そしてアラカルトのレストランでお昼をご一緒したあと、船のアクティビティに参加されたり、お昼寝されたり、船の中で自由にお過ごし頂きました。ミコノス島には夕方に到着しましたが、18時を過ぎてもまだ日差しの強さが強烈でしたね。陽が沈むまでミコノスタウンでビールを飲みながら、或いはお洒落な街並を散歩したりお買い物しながらご散策。日が沈んだ後も街にはライトが灯されムードばっちり。彩り鮮やかな素敵な島です。 夜は「夜更かしになっちゃいますが頑張れる方はぜひ！」とお声がけしたところ、何名かは船のナイトショーにお越しになりました。小さなステージですが生歌を聴きながらのミニ・ラスベガスショーです。

ミコノス島

ミコノス島のマジックアワー

5日目

7月20日/晴れ/28〜35 ℃

夜間、私たちが眠っている間に船は国境を越えてトルコに入りました。クシャダスの観光では元気いっぱいなガイドのセルジュクさんのご案内のもと、エフェス遺跡を観光します。世界遺産にも登録された、立派な都市遺跡が残っています。前に来られたことのある方も、そういえばここを通ったような...？と記憶を辿って歩かれましたね。 お昼ご飯を食べているあたりで船はトルコからギリシャに再び入り、午後のパトモス島のオプショナルには全員がご参加されました。ここはイエス・キリストの弟子のひとりであった聖ヨハネが流刑に送られた島で、彼はこの地に留まる間に新約聖書の"黙示録"を書き残したとされ、その洞窟と、島の所有をヴァチカンにより許された修道院を観光しました。

トルコのクシャダス

いつもここの石柱の上にいる猫

6日目

7月21日/晴れ/26〜34 ℃

早朝、古代ミノア文明が栄えた土地として知られているクレタ島に入港しました。オリンポス神のゼウスはここで隠れて育てられたと伝えられ、ギリシャ神話の始まりとも言える島です。 他の日本人グループと一緒の観光でしたが、嬉しいことに私がマイクを握ることができました。神話や歴史が大好きな人でしたらクノッソス宮殿に関わる話は何かしら見聞きしたことがあるはず！と解説に力が入ります。しかし、クノッソス宮殿では儀式や政治の中心であったと考えれていますが遺跡の建物はほとんど残されていないため、皆様の想像力と妄想力に頼ることになります。イラクリオンの街の博物館には出土品が山と展示されていますから、散策の時間にそちらもご覧頂きました。紀元前のものです。見事ですよね！ 夕方、サントリーニ島に到着です。船から見上げると、まるで雪を被ったかのようなフィラの街が見えました。イアの街で夕食の後はフィラの街で宿泊です。

古代ミノアの女性たち

サントリーニ島に到着

7日目

7月22日/晴れ/26〜34 ℃

このツアーにご参加されるにあたり、このサントリーニ島に来ることが一番の目的だった方は少なくないと思います。この島の美しさが日本で有名になったのはここ最近のことかもしれませんが、世界的にもこの島に訪れる観光客は増えるばかりです。 まずはイアの街へ行き、昨夜は見られなかった風景を見に行きました。青いドームと青い海、青い空、白壁とのコントラストが美しい風景がたくさんあります。 そのあとはワイナリーで数々の受賞歴があるワインを試飲し、午後はフリータイムです。お買い物したりホテルのプールを楽しんだり、リゾートホテルをお楽しみ頂きました。

ホテル エル・グレコ

フィロステファニ

8日目

7月23日/晴れ/26〜36 ℃

早朝のご出発となりましたが、飛行機は定刻通りアテネに到着。アテネの下町プラカ地区に行き、お昼のメニューはキョフテにトマトソースをあえたミートボールでした。ここでガイドのタダさんと合流し、アテネの観光です。食後の運動には少々ハードでしたが、まずはアクロポリスの丘を登りました。昔学校の教科書で見たことがある建物が目前です。手を伸ばすとすぐに触れてしまう距離に神殿の柱が置かれています。遺跡保存のために監視人があちこちにいるとはいえ、つい手を伸ばしてしまいますね。 夜はそのアクロポリスの丘の麓にあるレストラン「ディオニソス」にてご夕食です。日没後、21時頃から神殿のライトアップが始まりました。

アクロポリスの丘をのぼりました

夕食はディオニソスにて

9日目

7月24日

このツアーではアテネでたっぷり自由行動をお過ごし頂けます。添乗員はご希望の方と再びリカヴィドスの丘の展望台へ行ってきました。アテネ市内360度といわず、港のほうまで眺望できます。 朝から目も眩むような眩しさと熱気ではありましたが、アゴラの遺跡まで散歩に行ったり、最後のお土産の買い込みをしたり、皆さまそれぞれお過ごしになりました。観光の後にシャワーを浴びてすっきりしたところでホテルを出発し、アテネの空港へ向かいます。 ターキッシュエアラインでチェックインを終えて、さよならギリシャ〜。

プラカ地区にあるカラフルなリキュールバー

10日目

7月25日

再びイスタンブールで乗り継ぎ、TK52便にて成田にご帰国です。 翌日からまたお忙しい日々にお戻りになるのでしょうが、どうぞお体にはお気をつけてお過ごしください。また皆様方とどこかの国でお会いできることを願っております。

イスタンブール空港