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2019年8月28日出発 氷河特急エクセレンスクラス乗車!2つの山岳ホテルに泊まるスイス10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年8月28日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
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11名様と一緒に「2つの山岳ホテルに泊まるスイス10日間」ツアーに行ってきました。4つの絶景列車に乗り、訪れたヨーロッパアルプス4大名峰は、無風、快晴に恵まれ、この上ない最高のコンディションで制覇!日中は観光客で溢れる展望ポイントにある、少ない部屋数の山岳ホテルでは、朝焼け、満点の星空、時間とともに色を変える空と名峰の共演。まるで世界の絶景を紹介する映像、いや、もちろんそれ以上、期待、想像以上と絶賛の嵐。氷河特急全ルート8時間パノラマ列車の旅は、今年新登場の最高級レベルのサービスを誇るわずか20席しかない車両エクセレンスクラスにて、優雅にお過ごしいただきました。プロのカメラマンも羨むようなシャッターチャンスの連続で、素敵な写真もたくさん撮れました。10日間の思い出を日毎に振り返ってみましょう!
1日目
8月28日/曇晴/30 ℃
朝早く成田空港にお集まりいただきました。4組、男性3名、女性8名、計11名様。全日空と提携しているスイスインターナショナルエアラインズは満席。日本に遊びに来た外国人が半数を占めていました。約12時間の飛行で到着したスイスは、日本から7時間遅れの時差で、今日は一日31時間。チューリッヒ空港のシャトルトレイン車内ではアルプホルン、カウベルと牛の鳴き声で歓迎してくれ、スイスに到着した喜びを盛り上げてくれました。宿泊は、中央駅向かいの好立地ホテル。早速、川沿いを歩き、遠くにチューリッヒ湖を望み、旧市街、シャガールのステンドグラスがあるフラウエン教会、スーパー、「ハイジ展開催中」のお城のような博物館などを巡ってみました。スイス一の大都会と言っても空気も街並みも綺麗であちこちにベンチがあったり、外で飲んだり食べたり、中央駅構内で高飛びイベントで盛り上がっていたり、のんびりしています。
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ホテルの前から見たチューリッヒの街並み
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ハイジ展開催中の国立博物館
2日目
8月29日/雨曇晴/17~27 ℃
あいにく雨の朝。予報では晴れてきます!山が多いため天気が変わりやすいので期待しましょう。まずはルツェルン観光から。フランス革命で犠牲になったスイス傭兵を表す瀕死のライオン像は弓が刺さり、フランス王家の百合の紋章を抱えていました。要塞の一部だったロイス川に架かる木造カペル橋、武器庫の塔、見張りの塔、城壁が残り、石畳とフレスコ壁画の建物など風情ある街並みでした。①ゴールデンパスラインのパノラマ一等車で1001m峠を越えブリエンツ湖へ。②SL登山機関車に乗りロートホルン展望台へ往復。③ラウターブルンネンからベルゲンアラプ鉄道でユングフラウ 三山を眼前に望むクライネシャイデックへ。4回も列車に乗り、上り下りしながら、湖、滝、牧草地と牛など牧歌的な景観がどこまでも続き、時差ボケや長旅の疲れを感じる間もありません。歴史ある山岳ホテルは家具などの調度品、大迫力の三山屏風!感動の溜息が止まりません。
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ルツェルンの木造カペル橋と水の塔
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ブリエンツ、ロートホルンSL鉄道
3日目
8月30日/晴れ/7~22 ℃
星空、ベッターホルンの朝焼け、雲一つない雄大な大自然のパノラマは、満員の始発列車が到着するまで貸し切りです。メンヒとユングフラウ の間にヨッホ駅、アイガー北壁にはアイスメーヤ駅の窓ガラスが確認できました。ユングフラウ鉄道でヨッホ駅に登り、スフィンクス展望台、世界遺産アレッチ氷河、氷河の中の氷の宮殿、雪原などアトラクションを観光して、富士五合目と姉妹郵便局の日本のポストからハガキを投函。午後のバス旅は、特別許可を取らないと通れない絶景のグローセシャイデック峠へ。すれ違えない狭いつづら折れの山道を目立つ黄色の路線バスが、3トーンのラッパを鳴らしながら「車が行くぞー!」と合図。マウンテンバイクに乗った人達がこんな所に車しかもバスが⁉︎と驚きの表情です。次は、スーステン峠2224mとシュタイン氷河を超え、難所に悪魔が3日で架けた橋の写真を撮りながら、険しい峠の十字路アンデルマットへ。
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メンヒとユングフラウとその間のヨッホ駅
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グローセシャイデック峠とベルナーオーバーランドの山並み
4日目
8月31日/曇晴/6~28 ℃
アンデルマットの周りは全て峠。南に向かうとすぐサンゴッタルド峠2108m。霧で真っ白でした。下には青函トンネルを超えて2016年完成世界最長57キロの鉄道用ゴッタルドベーストンネルが通っています。山に囲まれた狭い峠を南下進むと湖水地方へ。スイスの美しい村10選のルガーノ湖ガンドリアはその名のとうり湖畔から岩壁に「張り付く」ような村。眺めのいいレストランでひと休憩しイタリアへ入り、コモ湖沿いをドライブしながらティラノへ。世界遺産ベルニナ急行パノラマ一等車で高級リゾートサンモリッツまで世界遺産の列車の旅です。車体の電光掲示板にCrystal Heartと表示されていて感激!ループ橋をぐるっと上る赤い列車のシャッターチャンスは最高車両からつい夢中になりました。登山鉄道ではない列車では最も高い2253mを超え、湖、ベルニナアルプス、モルテラッチ氷河、カラマツの森や滝と澄んだ小川の絶景が展開。
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ルガーノ湖とガンドリア
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ループ橋とベルニナ急行
5日目
9月1日/晴曇一時雨/8~16 ℃
4つの公用語のうちわずか1パーセントが話すロマンシュ語でピッツは頂のとこ。4千m前後のピッツ、エメラルドや透明度高い湖沼や川、気軽に登れる展望台が多く、美しいサンモリッツの街並み、温泉が湧き、四季折々の自然が素敵な高級リゾート地でゆっくり連泊です。ホテルは便利な中心部。高級ブティックが並ぶ場所ですが日曜日は休業日で胸をなで下ろす方も。今日は自由行動ですが、魔法のようなエンガディンカードで街中、展望台などの交通機関は自由自在!なんと無料!午前は、バス、列車、ロープウェイを乗り継ぎ、ピッツペルニナ4049mに迫るディアボレッツア展望台へ。午後は、ケーブルカーとロープウェイを乗り継いでピッツネイル展望台へ行ってきました。街では、ダイアナ妃やオードリーヘプバーン御用達の老舗カフェ「ハンゼルマン」へ。くるみとヌガーとシナモンタルトの伝統菓子「エンガディーナヌストルテ」が好評でした。
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左からピッツパリュ、ピッツベラビスタ、ピッツ
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高級リゾートサンモリッツとサンモリッツ湖
6日目
9月2日/雨曇晴/0~17 ℃
氷河特急エクセレンスクラスで8時間の旅。乗車口には赤絨毯が敷かれ、車内専任コンシェルジュが受付カウンターでお出迎えしてくれました。全窓側1列シート、日本語タブレットとガイド案内で現在地、名所、文化なんでも情報を見て聞くことができます。ウエルカムドリンクの後、シャンパンとアミューズから始まる7コースには、メニューに合わせたグレードの高いスイスワインが4種、ケーキデザートの後はすぐ、ミニケーキのアフタヌーンティー。6時間お腹は休まりません!そして目で楽しくこれがまた美味しい。地上65mランドヴァッサー橋など291架橋、91トンネル、 ライン峡谷や2033mオーバーアルプ峠も超え、平気時速42キロの世界一遅い特急は全く飽きさせることがないわずか20席の豪華列車旅。ツェルマットからはゴルナーグラード登山鉄道に乗り換え、3110m展望台にある22室のみの山岳ホテルへ。2泊寝ながらマッターホルン!
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氷河特急エクセレンスクラス座席とバーカウンター
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マッターホルンとゴルナーグラート鉄道
7日目
9月3日/晴れ/3~20 ℃
夜中部屋の窓を開ける、マッターホルンとかわいい三日月と空全体が天の川のような満点の星空が見れたそうですね。日の出前には雲海上の山の周りが淡いピンクに、日が当たるとオレンジシロップが掛けらたように染まっていき感動的でした。早朝から無風。ローテンボーデンのリッフェル湖に映った逆さマッターホルンもお見事です!午後の自由行動は、ロープウェイで行く展望台でヨーロッパ一のクラインマッターホルンへ(3883m)。宿泊山岳ホテルがポツン、遠くにモンブランも見えます。マッターホルン北壁は近過ぎて雪もつかない垂直な屏風岩。氷河、クレパスも間近。イタリア側から登る人、スキーを楽しむ人まいました。ツェルマットでは、古いネズミ返しの家や賑やかな駅前通りでお買物タイム。夜までずっと無風の晴天で雲はどこ?山名と標高で表された宿泊部屋のため、自分の部屋の山をそれぞれ望遠鏡で探したのも楽しかったですね。私の山はアレ!
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日の出前のマッターホルンと山岳ホテル
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逆さマッターホルン
8日目
9月4日/晴れ/5~23 ℃
2日続けて満点の星空、雲一つない朝焼けマッターホルンが見れました!十分満足済みの皆様は朝食優先(笑)。観光客がまだ登って来ないうちに、ガラガラ列車でパノラマ風景を見納めながら下山。ガソリン車禁止のツェルマットからテーシュへシャトル列車で移動しバスへ。狭いフィスパー谷をぐねぐね下り、明るいローヌ谷へ。急斜面の葡萄畑の中を登ってフォルクラ峠を越えるとフランスです。国境は警察不在でした。シャモニーからいよいよヨーロッパアルプス最高峰モンブランへ!名前のとおり白い山!ロープウェイで乗り継ぎ、わずか30分足らずで富士山より高い3842mエギュイドゥミディに到着!正午に太陽が真上にくることから正午の針。3大北壁の一つグランドジュラスと遠くにマッターホルン、モンテローザもよく見えました。4大アルプス制覇万々歳!月型レマン湖とモントルーのション城、世界遺産葡萄畑ラヴォー地区を眺めながらフリブールへ。
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ヨーロッパアルプス最高峰モンブラン
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グランジュラス、マッターホルン、モンブランが見えました
9日目
9月5日/曇小雨/10~18 ℃
都市部住宅街のホテルですが、周辺の建物の間から山並みが見える雰囲気の良いテラスレストランで、目玉焼きやゆで卵を自分で作りながらゆっくり最後の朝食。今日も大型の豪華なバスが迎えに来てくれました。あれ、スイスとのお別れを惜しむ気持ちの表れか、昨日までの青空からどんより暗い空、少し涙雨もぱらつきました。高速で首都ベルンを通過し、チューリッヒ空港へ。九州より少し大きいだけの小国のわりにモダンでお店が多いキレイな空港です。チョコレート、スイスワイン、チーズ、国旗や国花エーデルワイス、カウベル、セントバーナード犬模様のお土産品もたくさん揃いました。飛行機には日本のガイドブックを見ながらワクワクしている外国人が大勢。アメフトチームかな?来年は東京オリンピック。来日するスポーツ選手、観光客が多くなり、日本ブームです。私たちと同じように素敵な思い出をたくさん作って楽しんでもらいたいな。
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ゴルナーグラートの山岳ホテルからみた日の出前の雲海
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ゴルナーグラートの山岳ホテルのレストラン
10日目
9月6日/晴れ/25~33 ℃
朝、成田空港に無事到着。33度。平年より気温が高く、30度以上の夏日がまだまだあと1週間は続く予報です。横浜市でトラックと京急電車が衝突して脱線した事故のニュース。しばらく鉄道不通、ダイヤの乱れがありそうです。台風13号は沖縄、朝鮮半島へと進み、影響なく無事に帰れましたが、かなり強い台風15号が過去最強クラスの勢いで週末に本州、しかも関東直撃ルートで向かっています。晴れ男晴れ女、素晴らしい運をお持ちの皆様のパワーとご協力のおかげで、スムーズな行程、素晴らしい景色に恵まれながら、毎日絶えない話題と笑いで楽しい10日間となりました。是非またお会いできることを楽しみに心よりお待ち申し上げます。ご参加頂きましてありがとうございました。
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クライネシャイデックの山岳ホテルからみたベッターホルンと朝焼け
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クライネシャイデックの山岳ホテルとアイガー、メンヒ

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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