2019年8月1日出発 世界遺産を巡るドイツ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年8月1日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/藤井 博志(ふじい ひろし)
- クリスタルハートLE141KC「ANAビジネスクラス利用・6つの世界遺産を巡るドイツ10日間」8月1日(木)出発に6名様のお客様がご参加くださいました。 当ツアーにご参加くださいまして、誠にありがとうございました。 日本とほぼ同じ国土面積に約8200万の人口を持つドイツ。世界遺産に登録されている文化遺産は43件。そして自然遺産は3件の合計46件という世界第4位の世界遺産数を誇る観光大国であります。(ちなみに日本の世界遺産数は世界第12位の合計23件です) その観光地として魅力あふれるドイツを北はベルリンから南はオーストリア国境付近のホーエンシュヴァンガウ(ノイシュバンシュタイン城)まで巡る、とても充実した10日間の旅でありました。 素晴らしかった今回の旅をふり返ってみたいと思います。
- 1日目
- 8月1日/晴れ/23 ℃
- ツアーコードLE141KCのこのツアーは、羽田空港発の日本の翼・全日空を利用してフランクフルトへ旅立ち10日間の旅がスタートいたします。 ご参加くださいました6名様のお客様を乗せて、全日空223便は約12時間のフライトを経てドイツの金融街、フランクフルトに到着です。8月に入りヨーロッパ中が夏休みのバカンスになり、空港の混雑を懸念しておりましたが、比較的スムーズに入国審査を通過することができました。 そして私たち一行はベルリン行きの国内線に乗り換え(ルフトハンザ航空を利用します)、約1時間のフライトののち、ドイツの首都ベルリンに無事定刻通り18時55分に到着しました。 本日は早めの就寝で、明日から本格的に観光が始まります。
- エルベ川とザクセンスイス(行程4日目)
- ホーエンシュバンガウ城(行程6日目)
- 2日目
- 8月2日/晴れ~雨/16~24 ℃
- 8月2日の今日から観光が始まります‼ 行程2日目の本日はベルリンを中心に、第二次世界大戦におけるドイツの戦後処理の話し合いが行われた、ツェツィーリエンホフ宮殿のあるポツダムまで向かいます。 まず午前中は、そのポツダム会議の舞台となったツェツィーリエンホフ宮殿から観光が始まりました。1945年7月17日から8月2日に開かれたポツダム会議の本議場など、ベルリン在住のガイド・後藤さんの案内のもと見学しました。その後、場所を移して18世紀の王であるフリードリッヒ大王の夏の宮殿として建てられた、ロココ様式の美しい宮殿サンスーシー宮殿を訪れました。 そしてベルリンに再び戻ったのは午後14頃でありましたが、この頃から天候が急変して大雨となり、ベルリン市内観光は雨具を持っての観光となりました。 明日はベルリンを離れて南下します。
- ポツダム・ツェツィーリエンホフ宮殿
- ベルリンの壁
- 3日目
- 8月3日/くもり/16~24 ℃
- 本日行程3日目はベルリンを離れ、ザクセン州に入り陶磁器で有名なマイセン陶磁器工房を訪れ、日本ではあまり馴染みのない、モーリッツブルクから蒸気機関車に乗車するというスケジュールです。 ベルリンから約200キロ、ザクセン州にある人口2万8000人の小さな町マイセンに入りました。 ここは佐賀県の有田町と姉妹都市関係にあるほど、器の焼き物として、世界的に有名な陶磁器の産地であります。 マイセン陶磁器の制作過程を見学して、モーリッツブルクに向かいました。モーリッツブルクは狩猟の館として建てられた、バロック様式の美しいお城があります。そのモーリッツブルクの美しいお城周辺を散策した後、ドレスデン近郊にある、ラーデボイルという町まで蒸気機関車で向かいました。 その後バスに乗り換え、ザクセン州の州都であるエルベ川と旧市街が美しいドレスデンに到着しました。 ドレスデンは2連泊いたします。
- マイセン陶磁器工房
- モーリッツブルク城
- 4日目
- 8月4日/晴れ/17~24 ℃
- この時期、ドレスデンの街は世界中の観光客で大賑わいです。 行程4日目の本日は、旧市街中心にあるヒルトンホテルから一度ドレスデンを離れ、エルベ川の河岸にある素晴らしい奇岩群の景勝地、ザクセンスイスに向かい、午後からドレスデンの旧市街を観光するというスケジュールであります。 ドレスデンから約40キロのところにある、ザクセンスイスは日本ではあまり知られていない観光地でありますが、そこには期待以上の素晴らしい自然の造形美が待っております。 エルベ砂岩山地の長年の浸食作用により、谷底から100mもの高さの断崖絶壁の地形は、とても素晴らしい景色であります。 午後からはドレスデンに戻り、ドレスデン在住のガイド・倉橋さんと一緒に、ドレスデンの旧市街をくまなく観光いたしました。 明日はドレスデンを離れてミュンヘンに向かいます。
- ザクセンスイスの奇岩群
- ドレスデンの旧市街
- 5日目
- 8月5日/くもり/16~24 ℃
- 本日行程5日目はザクセン州の州都ドレスデンを離れて、バイエルン州の州都ミュンヘンまで、約480キロの大移動日となります。 ドレスデンから約340キロの地点にドナウ河畔の美しい古都、レーゲンスブルクがあります。 このレーゲンスブルクに立ち寄り、名物の焼きソーセージのランチ後に、レーゲンスブルク在住のガイド・吉村さんと共に美しい街並みを散策いたしました。 レーゲンスブルクからミュンヘンまでは、残すところ140キロです。ホテルにチェックインする前に夕食は、やはりミュンヘン名物ビアガーデンで、美味しいビールとドイツ料理を堪能してからホテルへ向かいました。 本日は長い移動、大変お疲れ様でした。 明日は経済都市ミュンヘンから、おとぎ話の世界にあるような街並み、ローテンブルクに向かいます。
- レーゲンスブルクの美しい旧市街
- 大河ドナウ川(レーゲンスブルク石橋より)
- 6日目
- 8月6日/くもり/16~24 ℃
- 本日行程6日目はミュンヘンをあとにして、オーストリア国境近くにある、19世紀のバイエルン王であったルートヴィッヒ2世の私邸ノイシュバンシュタイン城を観光して、ローテンブルクに向かいます。 ホテルを出発して約120キロ、今まで大きな山岳帯の景色を見ることのなかった風景が突然変わり、アルプスの山々が目に入ってきました。オーストリアが近いことを感じ取れます。 この山岳地帯に、あのディズニーランドのお城のモデルとなった、19世紀の居城ノイシュバンシュタイン城があります。 王が急死したため未完成のままでありますが、観光客がたえないドイツを代表する観光地だけに、すごく混みあっておりました。 その後、ノイシュバンシュタイン城の近郊にある世界遺産の18世紀に建造されたヴィース教会を観光して、ローテンブルクに入りました。 ローテンブルクも2連泊します。
- ホーエンシュバンガウとアルプ湖(ノイシュバンシュタイン城より)
- 夜のローテンブルク
- 7日目
- 8月7日/くもり・雨/16~23 ℃
- 本日行程7日目はローテンブルクを中心に、約70キロ離れた、ロマンチック街道の北の起点であるヴュルツブルクにも訪れます。 午前中はそのヴュルツブルクに向かい、南ドイツにおけるバロック建築の代表的な建造物で、18世紀に建てられた世界遺産、レジデンツを中心にヴュルツブルク在住のガイド・田中さんと共に観光いたしました。 その後、私たち一行はローテンブルクに戻り、実にヨーロッパの旧市街らしさが、とても美しいローテンブルクの街並みを、皆さまと一緒に散策いたしました。非常にゆっくりとした時間が流れている感じで、この街に暮らす人々を羨ましいく思いました。 しかしこの日の夜は突然、たくさんの雷が鳴り響き、天候が荒れました。どうか明日は天候が回復しますように・・・
- ヴュルツブルク・レジデンツ
- 日中のローテンブルク
- 8日目
- 8月8日/くもり/18~24 ℃
- 早いもので、本日8日目は観光最終日を迎えました。 2連泊したローテンブルクをあとにして、本日はネッカー川沿いの美しい街並みが残る、ハイデルベルクに立ち寄り、その後、ライン川クルーズに乗船するというスケジュールであります。 ホテルを出発して約170キロ、人口14万5000人の町ハイデルベルクに到着です。この町はドイツ最古の大学をもち、人口の約25パーセントは学生という町で、街中に若い学生たちの姿が多く見受けられる、活気にあふれた街であります。 そのハイデルベルクの丘に13世紀に建てられたプファルツ伯の居城、ハイデルベルク城があります。このハイデルベルク城を中心に旧市街を観光して、私たち一行はライン川クルーズに乗船するため、ワインの町リューデスハイムに向かいました。そして、あのローレライ伝説で有名なラインクルーズののち、最後の宿泊地クロンベルクへと向かいました。
- ハイデルベルクの旧市街(ハイデルベルク城より)
- ライン川クルーズより望む古城
- 9日目
- 8月9日/晴れ/13〜22 ℃
- 昨夜は緑豊かな森林に囲まれたクロンベルクにある、古城ホテル「シュロスホテル・クロンベルク」に宿泊し、旅の最後を飾るにふさわしい、とても素晴らしい一夜を過しました。 そして本日は本当に早いもので、帰国日の朝を迎えました。 クロンベルクから約30キロ離れたフランクフルトへ向かい、そこから全日空の直行便にて帰国の途に就くというスケジュールです。 フランクフルトは人口こそ70万人にも満たない都市でありますが、東西ドイツに分けられていた時代、西側の空の玄関口として航空網が発達した経緯があり、今でも日本からのフライトは、このフランクフルトやミュンヘン、デュセルドルフなど旧西ドイツエリアに集中しております。 そして帰路はフランクフルトから羽田まで約11時間30分のフライトで日本に入ります。
- 宿泊したシュロスホテル・クロンベルク
- 宿泊したシュロスホテル・クロンベルクのロビー内
- 10日目
- 8月10日/羽田・晴れ/28 ℃
- 8月10日、10日間の旅を終え、羽田に到着したのは定刻より少々早い午前6時過ぎでした。 この10日間の旅を思い返してみると、ベルリンから始まり6日目のノイシュバンシュタイン城までは、観光シーズンでありながら、ほとんど他の日本人ツアーのお客様を目にすることがありませんでした。 言い換えると日本の主軸マーケットは、まだまだロマンチック街道を中心とした、旧西ドイツ側にある南ドイツや中央ドイツが主流である中、このツアーでは日本ではあまり馴染みのない、モーリッツブルク(3日目)やザクセンスイス(4日目)など、訪れてみるととても素晴らしい観光地が行程に組み込まれている、ドイツ周遊ツアーならではの魅力がここにあったように感じました。 今回の旅はいかがでしたでしょうか? またいつかクリスタルハートの旅でお会いできることを楽しみにしています。 当ツアーにご協力下さいまして、誠にありがとうございました。
- シュロスホテル・クロンベルクのディナー会場(行程9日目)
- 神秘的なザクセンスイス(行程4日目)
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