2019年7月3日出発 世界遺産を巡るドイツ10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2019年7月3日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/大藪 和彦(おおやぶ かずひこ)
- 皆様、こんにちは!お元気でしょうか?先日は阪急交通社クリスタルハートをご利用くださいまして、誠にありがとうございました。旅日記を製作いたしましたので送らせていただきます!ご笑納下さい。今回はドイツを10日間でゆっくり旅をしながら巡る旅でしたが、現地ガイドや運転手ペーターのは話では、先週はドイツは夏以上に暑かったようで、39℃まで気温が上がったようでした。いくら4つ星や5つ星といった厳選されたホテルでも、お国柄クーラーが付いてないホテルが多いドイツでは大変だったようです。その点、今週はその猛暑が落ち着き、本来のドイツに戻りつつあった時なので、気候としては一番旅がしやすい時だったと思います。ただ、ハイライトの一つ、ノイシュバンシュタイン城での大雨と、城の敷地に入場するのにあれだけ雨の中待たされた経験は、私にもないくらい大変な思いでしたね。皆様のご協力とご理解、本当にありがとうございました!
- 1日目
- 7月3日/晴れ/18〜20 ℃
- 今回は全日空での空の旅で、チェックインカウンターも早くから開きますので、皆様集合時間以前に来て下さり、受付も早くから終わってしまいました。予定通りドイツで一番日本人が多いといわれるデュッセルドルフに到着し、乗り継ぎ便は、席がバラバラでしたが、一時間ご辛抱いただき、ドイツの首都ベルリンへ!ベルリンの面積は883平方キロメートルで、東京23区の約1,5倍で人口は360万人。第二次世界大戦後の東西分割の悲劇はあまりにも有名ですが、ドイツ再統一と共に東西ベルリンも再統合され、これによって往時の「黄金の20年代」の栄華を誇ったグロース・ベルリン(大ベルリン)が復活しました!ベルリンは西欧と東欧が交わる最も重要な舞台であり、音楽を始め世界に名だたる近代伝統文化とハイテンポの現代文化、あるいは若者文化が共存する街となっているのです。明日からそんな過去と未来のドイツをご案内いたしましょう!おやすみなさい!
- 今回はANA全日空での空の旅!
- ベルリンが待っていますよ~!
- 2日目
- 7月4日/晴れのち曇り/16~23 ℃
- 今日のホテルの朝食は豪華でしたね~!通常、葉物野菜やサラダなど、ドイツの朝食にはないはずでしたが、そこはクリスタルハート、ホテルも厳選しておりますので、品数も多い多い!こりゃ~初日から楽しみですね!今日はまず、世界遺産のツェツィリエンホーフ宮殿へ。「その時、歴史が動いた!」のまさに1945年7月~8月にかけて「ポツダム会談」が行われた日本人にとっても重要な宮殿を観光。そして芸術と文芸の友と言われたフリードリッヒ大王が造ったサンスーシ(無憂宮)宮殿も散策してお昼をいただいた後、ベルリンへ戻ってペルガモン博物館、大聖堂、イーストサイドギャラリー、チェックポイント・チャーリー、そしてブランデンブルク門など巡りました。夕食をいただいてホテルへ帰りましたが、ご希望のお客様と共に、ベルリン・フィルハーモニーを見ながらスーパーへご案内しましたよ!明日も宜しくお願いいたします!
- ツェツィリエンホーフ宮殿観光中!
- サンスーシ宮殿案内中!
- 3日目
- 7月5日/曇り/12~25 ℃
- ベルリンはいかがでしたか?私が30年前にベルリンに来た時は、もちろん壁もあってチェックポイント・チャーリーにて25西ドイツマルクを東ドイツマルクに強制両替をさせられ、使えずに困った時もありましたが、それも今は良い想い出です。今日はベルリンを離れ、マイセンへ!ここでは陶器工房の見学とフリータイム、またマイセン磁器にてのご昼食をお楽しみいただき、モ―リツブルク城へ。湖に浮かんでいるようなバロックのお城見学後、たった30分ですが、あまり他の旅行会社がやっていないレスニックグルンド鉄道にて、モ―リツブルクからラーデボイル東駅へとかわいらしい蒸気機関車での鉄道の旅を!牧歌的で楽しかった~!そしてザクセン王国の栄華を伝えるドレスデンの街へ。ホテルの夕食は少々しょぼかったのですが、夕食後は明日の予習ということで、ドレスデンの街を練り歩きましたよ!遅くまでお付き合い下さいまして誠にありがとうございました。
- マイセン磁器工房見学中!
- レスニックグルント鉄道に乗って・・・
- 4日目
- 7月6日/晴れ/13~29℃
- 今日は、チェコとの国境にほど近いザクセン・スイス地方を訪れます。クリスタルハートのキャッチフレーズに「旅はもっとおもしろい。素通りしていたあの場所に今度の旅では足を踏み入れる!」というのがありますが、まさにザクセン・スイスはそのこだわりの賜物です!かつてスイスの芸術家が、「この光景は美しいスイスの景色に似ている!」とつぶやいてからこの名が付けられた!と言われます。地殻変動によって造られた1000メートルを超える断崖が聳え立つ、迫力ある自然は見逃せませんね!ドレスデンに戻って観光ですが、バロックの美しい街も、第二次世界大戦末期に連合軍の絨毯攻撃を受けて壊滅していたのです。夕食は自由食、クリスタルハートでは、あえて自由食にしている日があり、ここが添乗員の腕の見せ所!昨日からいくつか回って決めたのはアルトマルクト・ケラー!アラカルトの食事を、皆様でワイワイシェアしていただいたのが楽しかったです!
- ザクセン・スイス展望台より・・・
- ツビンガー宮殿観光中!
- 5日目
- 7月7日/曇り/18~26 ℃
- 今日はドイツ名物?アウトバーンを走ってレーゲンスブルクへ!ドイツの道路総延長は65万キロ、そのうちアウトバーンは1万3千キロ。したがってドイツの道路の約2%がアウトバーンですが、これに準アウトバーンを加えると5万5千キロになり、ドイツの道路の約8%になるのですが、このたった8%に交通量の約33%が集中しているのです!日本はドイツの2倍の122万キロの道路がありますが、高速道路はたった9千キロしかないとは・・・。それはともかく、レーゲンスブルクは2000年の歴史を持つ不思議な魅力を持つ町。世界最古のソーセージ店(諸説あり)でソーセージとザウアークラウトをいただき、レーゲンスブルクの徒歩観光へ。ここは「ベルサイユのバラ」を書いた池田理代子さんの「オルフェウスの窓」の舞台にもなった場所。観光後はミュンヘンのビヤホールで夕食をいただいてホテルへ。今日も夜のミュンヘンを彷徨いましたよ!
- 石橋を渡ってレーゲンスブルクの旧市街へ!
- レーゲンスブルク観光中!
- 6日目
- 7月8日/大雨のち曇り/8~21 ℃
- 今日はハイライトの一つノイシュバンシュタイン城へ!行きはミニバスに乗って(これがまた朝8時台の総武線快速のような混みよう!)マリーエン橋へ。ルードヴィッヒ2世の母、マリー王女の名前から取っていますが、霧でほとんど見えませんで、そのうち霧は雨に、そしてゲリラ豪雨のように?早く城の中で雨宿りをしたかったのですが、入り口のアーチの部分は雨宿りする人々で一杯に?私もこの日、新しいパンツをはいたのですが、びしょ濡れになってしましました。観光後は馬車で優雅に坂道をくだりましたが、馬を代える作業があったとか?貴重な体験でしたね。昼食後は世界遺産のヴィースの教会を訪れ、ロマンチック街道を走ってローテンブルクへ。しかし途中、道路工事の渋滞に巻き込まれ時間が遅れ、ホテルに着いて、手荷物を置いたらすぐ夕食レストランへ!ギリギリでしたがなんとかいただき、夕食後は日が沈んだ後のマジックアワー、夜の村を歩きましょう!
- 馬車で優雅にホーエンシュバンガウの村へ!
- 夕食後は日が暮れてマジックアワーに
- 7日目
- 7月9日/晴れ/7~18 ℃
- 今日は朝からローテンブルクの町が救われた1631年10月30日の逸話「マイスタートゥルンク(天下無双の一気飲みとか、名人芸の飲みっぷり」の意味)」をご覧いただきましたよ!左の窓にはティリー将軍、右の窓には元市長のヌッシュが現れ、3,25リットル入る選帝侯の大ジョッキのワインをグビグビ飲み切りました!そしてヴュルツブルクの町へ走り、世界遺産のレジデンツを見学したり、旧市街を歩いたり・・・お昼をいただいてローテンブルクに戻り、一度ホテルに帰って身軽に散策観光へ。ヴュルツブルクの大聖堂が、聖キリアンの祝日で閉まっていたので、代替えとしてローテンブルクの聖ヤコブ大聖堂に入場していただき、ティルマン・リーメンシュナイダーの傑作「聖血の祭壇」をご覧いただきましたね!散策後はフリータイム。城壁を歩いたり、市庁舎の塔に登られた方も?夕食は自由食。老舗バイマイスターハウスとドネルケバブ屋へ・・・
- ヴュルツブルク観光中!
- ローテンブルク散策中!
- 8日目
- 7月10日/晴れ/15~24 ℃
- ホテルのロケーションは大切ですね~!今回はどこのホテルも町の中心に近く、夕食後の散策や、朝の散策を楽しまれた方も?今日は大学の町ハイデルベルクを目指します。やはり途中工事渋滞があったものの、まずはお城の駐車場でバスを降り、愛妻のために一夜にして造らせたというエリザベス門を見ながらハイデルベルク城へ入場。なぜか懐かしい感じがする赤色砂岩のフリードリヒ館やオットーハインリヒ館を見ながら地下室へ。ここには22万リットルものワインが入る選帝侯カール・テオドールの大樽がありました。テラスから美しい旧市街を写真に撮ってから、ケーブルカーで旧市街へ。アルトブリッケ(古い橋)というあだ名を持つカールテオドール橋を見てフリータイム。昼食後はライン川クルーズを楽しんで最後のお泊まりはシュロスホテル・クロンベルク!なんとミニバーの中身は全て無料とは!夕食時もワインがついて、タダと思うとなお美味かったですね!
- ハイデルベルクの大樽のテラスにて・・・
- 最後の晩餐?はプライベートルームで!
- 9日目
- 7月11日/曇り/13〜24 ℃
- 旅の栞通り出発すると、ケルンで時間が余りすぎるぞ!せっかくのシュロスホテルなんだから、少しでもゆっくりすれば?運転手クリスからのアドバイスもあり、今日はゆっくりとホテルご出発。それでもケルンに到着後、世界遺産の大聖堂の写真を撮り、入場観光をお楽しみいただきました。再集合後、歩いて目抜き通りのホーエ通りなどご案内しながらレストランへ。ここでは今まで飲んでいた低温発酵(下面発酵)のビールではなくて、高温発酵(上面発酵)のビール、ケルシュをお楽しみいただきましたね!アペリティフとして人気があり、ごく淡い黄金色で、炭酸ガスが少ないのが特徴ですかね。大きなグラスはなく、小さいもので何杯でも飲んでいくスタイルでした。2時間くらいのフリータイム中は、533段の階段を登って大聖堂の鐘楼に登られた方も?カフェで集合してバスでデュッセルドルフの空港へ。チェックイン後はゆっくりと最後のお買い物も?
- ケルンの大聖堂は個々にご見学へ・・・
- ケルシュを樽から注ぐバーマン!
- 10日目
- 7月12日/小雨のち曇り/18〜26 ℃
- 時間通りにデュッセルドルフを飛び立った全日空の210便は約11時間で成田空港に到着いたしました。ちなみに全日空の前身は日本ヘリコプターですので、NHというレターコードを使っております。コーポレートスローガンは「あんしん、あったか、あかるく元気!」だそうですが、帰路の旅もお楽しみいただけましたでしょうか?帰りは機体もスターウォーズモデルになっており、搭乗口にはヨーダの人形を持ったスタッフもいましたし、機内放送にはスターウォーズの音楽も流れましたね。今回のドイツの旅は14名様と私というグループでツアーが進み、各観光地に日本人ガイドもいて色々勉強になりました。また、運転手ペーターさんとクリスさんも献身的に働いてくださり、なによりご参加された皆様が良いお客様ばかりで、私にとっても想い出深い楽しいツアーになりました。またいつか、皆様とご一緒できる日を心待ちにしております。ありがとうございました!
- 懐かしいモ―リツブルク城!
- ご協力いただいた団体撮影!
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