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2019年8月31日出発 <ANA利用>中欧3カ国世界遺産巡り10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年8月31日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/中島 暢子(なかしま のぶこ)
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9月に入ってもまだまだ暑い日本を抜け出し、爽やかな気候の「中欧3ヶ国世界遺産巡り 10日間」でチェコ、ハンガリー、スロヴァキア、オーストリアをまわってきました。メンバーは素敵な3組のご夫婦と、明るい素敵な女性の7名で、和気あいあい賑やかに、10日間をお過ごしいただきました。毎日、それぞれの国の、ガイドさんもとても詳しく案内してくれ、チェコ・プラハのドライバーさんはとってもホスピタリティー溢れた女性の方で、皆様にプレゼントも用意してくれました。ずっとウイーンまで運転してくれたドライバーさんもとても親切で、長い距離をがんばってくれました。どの都市も博物館や、宮殿などすべて入場見学したので、ヨーロッパの中欧に位置する、歴史ある国々の歴史や文化がよくわかり、充実した旅だったのではないでしょうか?
1日目
8月31日/晴れ/30 ℃
羽田空港を全日空207便にて、12時30分に出発し、ミュンヘン経由でプラハのヴァ-ツラフハベル国際空港に20時5分に到着しました。プラハの空港の名前は、チェコが民主化したビロード革命の立役者であり、初代、チェコスロヴァキアの大統領になった、ハベルさんの名前が付けられています。チェコスロヴァキア、ハンガリーは、第二次世界大戦後、社会主義国となり、隣のオーストリアは、ヨーロッパの中でも経済国となりました。ヨーロッパの真ん中に暮らす、民族や言葉や文化が異なる人々の歴史は、それぞれの立場で一生懸命生きてきた人々の歴史でした。2泊する、インターコンチネンタルホテルプラハは、とても便利な場所にあり、市庁舎のある、旧市街広場まで歩いてすぐ、という立地です。2日目の朝、ヴルタヴァ川(ドイツ語でモルダウ川)添いを歩きながら、一番有名な橋、カレル橋までお散歩した方もいらっしゃったようですね。
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観光しやすい立地にあるインターコンチネンタルプラハホテル
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プラハ カレル橋から見たプラハ城
2日目
9月1日/晴れのち雨/30 ℃
観光初日はプラハの旧市内観光から始まりました。市庁舎の仕掛け時計はなんと、今から400年以上も前に作られた、からくり時計です。今でも1時間ごとに動き出します。プラハ城は見どころいっぱいで、1000年以上も前に建てられ、今でも大統領府が置かれています。そのなかに建っている、聖ヴィート教会は私が世界数ある教会の中でもベスト3に数えられるのではないかと思うくらい、立派で大きく、中に入るとステンドグラスの美しさに圧倒される教会です。特にミュシャの下絵をもとに作られたステンドグラスは、見ごたえがあります。旧王宮は15世紀に建てられた、戴冠式の祝宴、舞踏会等を行っていた、ヴラディラス・ホール、旧議会場の部屋には、ボヘミア王国の玉座もありました。夜は、美しいプラハ市内を見渡せる丘の上のレストランでビーフ料理をいただきました。レストランに入る直前に大きな雷の音がしてびっくりしましたね。
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プラハ市庁舎のからくり時計
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聖ヴィート教会内 ミュシャの下絵のステンドグラス
3日目
9月2日/雨/16 ℃
プラハから、チェコの南に位置するチェスキークルムロフへ。ヴルタヴァ川が湾曲して流れる場所に13世紀後半からお城と町の建設がはじまりました。クルムロフとは゛川の湾曲部゛の意味があります。世界遺産のこの町はどこから見ても美しく、どこからの写真も綺麗にとれます。チェコで2番目に大きい高台に建つチェスキークルムロフ城の中庭を通りながら観光し、旧市街を散策。ご昼食は鱒のグリルをいただきました。チェコを後にし、オーストリアの国境を越え、ザルツブルクへ。夕食はタクシーで、創業803年のシュティフツケラー・ザンクトペーター、という昔の修道院の建物内のレストランへ。イケメンのウエイターさんが、いろいろ説明してくれました。お料理も美味しかったですね。
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チェスキークルムロフの街並み
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シュティフツケラーザンクトペーター(ヨーロッパ最古のレストラン)にて
4日目
9月3日/晴れ/21 ℃
ハルシュタットへ。とてもいい天気で素晴らしいアルプスの山々や、湖がみられました。本日はケーブルカーに登って塩坑へ。ここは、3千年前のケルト人がこの辺りに築いていたハルシュタット文明の発見の元になったお墓が発見された場所でもあります。そして、ここはなんと先史時代から、塩が採掘されていた、世界最古の塩坑でもあります。2億5千万年前に、アルプスが海の中だった時代から、岩塩が山の中に出来上がった過程や採掘の歴史など、映像や人形で分かりやすく紹介されていました。途中、2つの滑り台があり、スリルがありましたがとても面白いアトラクションでしたね。滑り台の速度競争で、一番早かった方に景品も差し上げました。ザルツブルクへ戻り、市内を観光した後、夕食がフリーだったのでご希望の方とホテル近くのイタリアンレストランへ。
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ハルシュタット湖とハルシュタットの街並み
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塩坑内
5日目
9月4日/晴れ/26 ℃
メルク修道院はもともと、バーベンベルク家のお城があった場所に、ウイーンにお城を移すときに、ヴェネディクト派修道士達を呼び寄せ、以降宗教的、文化的に重要な修道院で今でもレベルの高い、学校としても機能しています。午前中、庭園を見学し、午後は修道院を入場見学。歴史的にも価値のある数々のお宝は見ごたえがあり、特に、手写本を含む、10万冊の蔵書がある図書館は素晴らしかったですね。メルクから、ドナウ川、ヴァッハウ渓谷クルーズにて、葡萄畑や、古城の景色をみながらデュルンシュタインへ移動。本日は古城ホテル、シュロシュデュルンシュタインに宿泊です。早いチェックインで、各自、可愛らしいお土産物屋さんが並ぶ小さな街を散策しました。夕食は、ホテルのテラスレストランにて、夕日のドナウ川を眺めながらいただきました。
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メルク修道院 庭園にて
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ヴァッハウ渓谷の景色 クルーズの上から
6日目
9月5日/晴れ/30 ℃
昨晩は夕食の後、ご希望の方と、ホイリゲへ。葡萄畑の中に建つ、自家製ワインをだすホイリゲは、オーストリアならではの居酒屋です。本日は、ハンガリー、ブタペストへ。もともと遊牧騎馬民族であった、ハンガリー人は大首長アールパードに率いられた7部族で西に移動し、今のハンガリーの地へたどり着いたと言われています。丘の上に建つ、漁夫の砦と、マーチャーシュ教会を観光し、国会議事堂内を見学。ハンガリーにたどり着いた年、西暦896年にちなんで、国会議事堂の高さは96メートルになっています。国会議事堂内部での一番の見物はハンガリー王冠です。ハンガリー人にとって、この王冠こそが国の象徴であり、王様よりも王冠のほうが、大切にされるものなんだそうです。この王冠はハンガリーの支配の時代も含めた歴史そのものなのでしょう。
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ハンガリー国会議事堂
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ドナウ川クルーズ船内にて ブダペストの夜景
7日目
9月6日/くもり/22 ℃
昨晩は、ブタペストで一番の高級レストラン"グンデル"にてフォアグラのパテや、鱒のグリルをお召し上がりいただきました。その後夜景のドナウ川クルーズへ。ドナウの真珠と云われる、世界遺産のブタペストの街はどこから見ても美しいですが、ドナウ川を蛇行するクルーズ船から見た景色は本当に宝石のようです。特にくさり橋や国会議事堂、旧王宮の夜景は素晴らしかったですね。1993年にチェコと分離、独立したとても小さな国、スロヴァキアの首都プラチスラヴァは、16世紀から、約250年間ほどハンガリーの首都だった街で、小さな街ですが、華やかさがありました。お城は堂々と高台に建ち、小さな国の威厳を表しているようでした。ウイーンに移動し、チェックインの後は、お土産を見に街中へ。帰りは、ウィーンのメトロにも乗ってみました。本日からインターコンチネンタルウィーンホテル宿泊です。
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  高台に建つプラチスラヴァ城
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ウィーン市内メトロの駅
8日目
9月7日/雨/18 ℃
ウイーンは、常にヨーロッパの中心であり続けた、ハプスブルク家の本拠地で見どころいっぱいです。午前中にベルベデーレ宮殿でクリムトや、エゴンシ-レ等の有名な絵画を見学し、ハプスブルク家、夏の宮殿(冬でも滞在していたそうですが)、シェーンブルン宮殿入場観光。置かれているものすべてが素晴らしくため息がでるものばかり...。何よりも、ここに当時暮らしていた、18世紀の女帝マリアテレジアや、フランスに嫁いだマリアントワネットを含めその子供たちの当時の様子、生活のお話を聞き、思いを馳せることができ改めてハプスブルク家の偉大さも実感しました。今回はグランドツアーで、20世紀の絶世の王妃、エルザベート・シシイの使った部屋もじっくり見学しました。目抜きどうり、ケルントナー道りも歩き、市庁舎の中の雰囲気のいいレストランにて、コンソメスープ、ウィンナーシュニッツェル、ケーキのご昼食の後、午後はフリータイムでした。
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ベルベデーレ宮殿
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フリータイムの時間に訪れたカフェザッハーにて
9日目
9月8日/晴れ/20 ℃
昨日は、午後、ご希望のお客様と、ウイーンの5つ星ホテル、ホテルザッハーの中にある、カフェザッハーへ。1832年から続く、老舗で昔から貴族の方々に愛され、社交の場でもあったカフェで、人気店なので長い列になっていました。少し待った甲斐があり、カフェ内は高級感あふれ、とてもいい雰囲気でした。ザッハトルテ(チョコレートケーキ)のセットを注文しゆっくり、いただきました。最後の夜は、オペラ座で観劇です。本日の演目は大人気の"椿姫"です。席もとても見やすいお席で、席の目の前にある画面では日本語で説明があり、ドイツ語でしたが、よくわかり雰囲気も含め、楽しめましたね。オペラを見た後、ホテルに戻ってきたのは21時半頃でしたが、ホテルのレストランにて、皆さん一緒に軽食、サンドイッチなどを食べ、最後の夜を楽しみました。
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ウィーンオペラ座
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オペラ 椿姫観劇
10日目
9月9日/くもり/35 ℃
皆様に多大なご協力をいただき、少し雨に降られた日もありましたが、アルプスの美しい景色や建造物の景色を見ることができ、それぞれの立場から見た歴史と、それぞれの国の誇りある文化を見ることができました。帰国便は、ウィーンからの直行便、全日空206便で羽田空港に到着。台風15号の影響で、帰れるか、飛行機が着陸できるかどうか、心配されましたが、すばらしいパイロットの腕もあり、無事、皆様帰国できました。今回の旅行では、ご希望の方と2次会や、ドュルンシュタインでホイリゲに行ったりなどしたことも良い思い出です。皆様には本当に、お気ずかいいただき、お世話になり感謝しています。皆様にとってこの中欧ヨーロッパが、良い思い出に残る楽しい旅行でありますように。
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6日目の夕食 グンデルレストランにて
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5日目の夜 古城ホテルにて夕日のドナウ川を見ながら夕食

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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