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2019年8月23日出発<ANA利用>中欧3カ国世界遺産巡り10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年8月23日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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お待たせいたしました。LE165「ゆったり旅する中欧3ヵ国周遊10日間」の旅日記をお届けします。初日フランクフルト乗継の際、行程には無かったレーマ広場にお出かけしたので、正しくは4ヵ国周遊ですね。幼いころにサウンドオブミュージックを観てから、ずっと憧れの場所だったザルツブルグ。添乗員になり夢のザルツブルグに訪れる機会に恵まれるなど、その時は全く思ってもいませんでした。縁とは不思議なものですね。素敵な縁に恵まれ、大好きな中欧を皆様とご一緒できてとても嬉しかったです。時折パンフレットやクリスタルハートのホームページを覗いて、私の生存確認をして頂けたら更に嬉しいです。
1日目
8月23日/晴れ/17~25 ℃
★羽田国際空港→フランクフルト→プラハ(インターコンチネンタル泊)ANAのイメージカラーと言えばブルー。空の青と思っていたのですが、実はギリシャ神話の海の波と風を鎮めたと言われる海の神様「トリトン」の青。海と空の違いはあるものの「旅の安全」を願う気持ちを込めて「トリトンブルー」と呼ばれているそうです。乗継時間がとても長かったので、ご希望の方と電車に乗ってドイツらしい建物が並ぶレーマ広場へ。慣れない事で、皆様をハラハラさせてしまう場面もありましたが、楽しんで頂けたようでホッとしました。空港に残られたお客様も、お買い物を楽しまれたようで本当によかったです。プラハのインターコンチネンタルホテルのそばに架かるチェフ橋から、ライトアップされたプラハ城が綺麗に見えましたね。長い移動、大変お疲れさまでした。
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フランクフルトはユーロ圏金融の中心。欧州中央銀行もフランクフルトにあります。
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フランクフルトレーマ広場にて
2日目
8月24日/晴れ・曇り/14~26 ℃
★プラハ(連泊)チェコの首都プラハは、他国による支配の歴史の中で、幸いにも大きな戦禍を逃れ、11世紀から18世紀の街並みが残る世界遺産に登録された街。プラハ城入口で衛兵さんと一緒に写真を撮り、ミュシャのステンドグラスで有名がゴシック建築の聖ヴィート教会や王宮・黄金の小道・カレル橋を訪れ、バスで旧市街へ。中世から600年の時を刻み続けている天文時計は、毎時行われるからくり人形のショーを見る人達で大賑わい。昼食は、プラハの春国際音楽祭のメイン会場となる「スメタナ・ホール」がある市民会館の中のフレンチレストラン。アールヌーヴォーの内装もお食事の盛り付けも素晴らしく、大満足な昼食でしたね。午後は、ミュシャ美術館や旧市街散策へ。中央駅まで足をのばされたお客様も。夕食は眺望がよいHanavssky pavilionで頂きました。
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ミュシャのステンドグラスが美しい聖ヴィート教会
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ヴルタヴァ川(モルダウ)越しに見た王宮と聖ヴィート教会
3日目
8月25日/晴れ/16~27 ℃
★プラハ→チェスキー・クルムロフ→ザルツブルグ(ウィンダムグランドザルツコンフェレンスセンター泊)プラハとお別れして、チェコの曲がり角という名前を持つチェスキークルムロフへ。南ボヘミアの重要な通商路であったチェスキー・クルムロフのお城と街の歴史は13世紀に遡ります。長い歴史の中、神聖ローマ帝国・オーストリア=ハンガリー帝国と支配者が変わり、一旦はチェコスロバキア領となるも、第2次世界大戦中はナチスドイツ軍の基地が置かれるなど複雑な歴史を歩んできました。戦後荒廃状態にあったチェスキー・クルムロフですが、1989年のビロード革命以降街はかつての美しさを取り戻し1992年には世界遺産にも登録されました。高台からの眺めと、スメタナの我が祖国でも知られるヴォルタヴァ川(モルダウ)からの眺めをお楽しみ頂き、一路ザルツブルグへ。夕食はヨーロッパ最古のレストラン「ザンクト・ペーター・シュティフツケラー」へ。
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チェスキークルムロフ城のフラデーク(小さな城)をバックにガイドのオルガさんとハイチーズ!
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ザルツブルグの音楽祭で賑わう大聖堂前の広場。背後のホーエン・ザルツブルグ城の裏側は・・・
4日目
8月26日/晴れ/16~28 ℃
★ザルツブルグ(連泊)アルプスの峰々に抱かれたザルツカンマーグート。「ザルツカンマーグート(塩の御料地)」の名前の由来は、この辺り一帯にある塩鉱がハプスブルグ帝国の直轄地だった事にあります。本日はハルシュタットにある塩鉱へ。当時抗夫が使っていた滑り台を滑るのは、結構ドキドキしましたね。ハルシュタットの美しい景観を堪能した後は、塩の取引で発展してきた「ザルツブルグ(塩の砦)」へ。ここは、モーツアルトが25歳まで住んでいた街。映画サウンドミュージックの舞台としても良く知られています。思わずドレミの歌を口ずさみたくなってしまうミラベル宮殿から、カラヤンの生家が側にあるマカルト小橋を渡って旧市街へ。モーツアルトの生家(外観)や大聖堂をご覧頂き、ザルツブルグでしか購入できないオリジナルモーツアルトクーゲルを無事ゲット。ウィーンのザッハはいつも混雑しているので、ザルツブルグのザッハでティータイムを楽しんだお客様も。
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世界遺産にも登録されている、風光明媚な景色が広がるハルシュタット。
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映画「サウンドオブミュージック」の世界に紛れ込んだような、ミラベル宮殿の庭園。
5日目
8月27日/晴れ/18~30 ℃
★ザルツブルグ→メルク→デュルンシュタイン(シュロス デュルンシュタイン泊)本日は、オーストリア屈指のバロック建築物であるメルク修道院へ。修道院の設立は11世紀に遡りますが、現在の姿になったのは18世紀ハプスブルグ家の時代の事。ラッキーな事に、今回は日本語ガイドのシュテファンさんの案内でメルクの修道院内を見学。とても判りやすい説明で、勉強になりました。船着き場の側には、ウエッジウッドのような優しい水色の聖堂参事会修道会の教会の姿が。17世紀Christoph Wilhelm von Zelkingによって建てられたシュロスデュルシュタイン。その後Starhemberg伯爵の所有に。1937年Thiery家の所有となり1960年にホテルになりました。街を散策したり、ホテルのプールで泳がれたり。ゆったりとした時間をお過ごし頂きました。ドナウ川の景色を眺めながらの夕食も素敵でしたね。
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【世界遺産】ヴァッハウ渓谷の文化景観をご覧頂きながら、デュルシュタインへ。高台にはクエリンガー城。右下にはシュロスデュルシュタインホテル。
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ちょっと照れ臭かったですが、オーストリアの民族衣装を着てハイチーズ!
6日目
8月28日/晴れ/20~34 ℃
★デュルンシュタイン→ブダペスト(ヒルトンブタペスト泊) 昼食に私の好きなハンガリー料理のグヤーシュを頂き、マーチャーシュ教会へ。ハンガリーを愛した皇妃エリザベート。政治には口を出さなかった彼女が唯一彼女の想いを通したのが、ハンガリーに自治権を与える事でした。オーストリア・ハンガリー二重帝国の皇帝・皇妃としての戴冠式を挙げたのが、マーチャーシュ教会です。これまで私が訪れた国会議事堂の中で、一番美しいと思うハンガリー・ブダペストの国会議事堂の入場観光。ハンガリー王が代々受け継いできた聖イシュトバーンの王冠は、盗難や国外持ち出しと数奇な運命をたどり、第2次世界大戦後アメリカ政府の命令でハンガリーに返還されました。夕食はおしゃれして、老舗高級レストランGundelへ。生演奏に大きな誕生日ケーキのサプライズ。この旅のハイライトのひとつでもある、ブダペストのナイトクルーズ!と思い出に残る夜になりましたね。
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まるで宮殿のようなハンガリーの国会議事堂。
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中欧を一緒に旅した母に一番見せたかったのが、ブダペストの夜景。何度見ても感動します。
7日目
8月29日/晴れ/19~34 ℃
★ブダペスト→ブラチスラバ→ウィーン(インターコンチネンタルホテル泊)ドナウ川ビューのお部屋でしたので、夜景&朝の王宮やマーチャーシュ教会へを窓越しにたっぷりご覧頂きホテル出発!ゆっくりめのホテル出発でしたので、聖イシュトバーン大聖堂にお散歩に行かれたお客様も。昼食後訪れたスロバキアのブラチスラバは、オスマン帝国の手にハンガリー王国の首都ブダが落ちた際、首都が移されたところ。塔の先端に王冠を抱く聖マルティン大聖堂では、マリア・テレジアを含む18名の戴冠式が行われました。18世紀のマリア・テレジアの時代最も栄えたとブラチスラバ城は、19世紀火災で焼失し修復されたものです。明るい内に音楽の都ウィーンに到着。夕食までの時間を使ってお買い物や美術史美術館に行かれた方も。普段は18時閉館の美術史美術館ですが、木曜日は21時まで見学が可能なのです。フランツ・ヨーゼフ皇帝の好物ターフェルシュピッツのお味はいかがでしたでしょうか?
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8月29日は、スロバキアではナチス・ドイツへのスロバキア民衆蜂起を記念した祝日です。広場では、こんな催し物も。
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リストが15回もオペラを指揮した国立劇場。
8日目
8月30日/晴れ/20~31 ℃
★ウィーン(連泊) ヨーロッパで最も美しいバロック建築のひとつに数えられるシェーンブルン宮殿へ。1441室ある内、一般公開されているのはほんの一部。見学コースによって部屋の数が違いますが、今回は公開されている全ての部屋(40室)を巡るグランドコースへ。その後は、美しい眺めという意味のヴェルベデーレ宮殿へ。館内の混雑を緩和する為、7月から予約制に。クリムトと恋人のエミーリエ・フレーゲがモデルと言われる接吻。金箔がふんだんに使われた官能的な作品ですが、2人の体は崖っぷちに。それが意味するものは何なのか?絵画は説明があると更に魅力が増します。そこがガイドさん付きのツアーの良いところ。クリムトの接吻との写真も撮れてよかったですね。市庁舎のレストランで昼食後はフリータイム。夜はオペラ座でモーツアルトコンサート。マナーが良くないお客様が周りにおり、前半は音楽に集中できなかったのが残念でしたね。
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接吻と並ぶ、クリムトの代表作「黄金のアデーレ」。この作品を含む5作品が、以前はこのベルベデーレ宮殿にありました。所有権を争った映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」、ぜひご覧になって下さい。
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1869年に完成したウィーンのオペラ座。私はとても素敵な建物だと思いますが、当時は評価が低く、設計に携わった方が酷評の為亡くなっています。
9日目
8月31日/晴れ/19~31 ℃
★ウィーン(機中泊)金色のヨハンシュトラウス像で有名な、市立公園が目の前のインペリアルホテル。出発前にお散歩に行かれたお客様も。実は戦後建立された金色のシュトラウス像は、敗戦後の世相において「贅沢過ぎる」と批判を受け、黒色に塗り替えられてしまいました。もとの金色に塗りなおされたのは1991年の事。★9月1日(日) 全日空の快適な空の旅で羽田空港到着。やはり日系の航空会社の日本的な機内サービスは良いですね。もう一度ぜひ訪れたい!という声が多かった中欧の旅。私の母との思いでがぎゅっと詰まった中欧は、私のお気に入りの場所のひとつ。皆様が好きになって下さってとても嬉しかったです。クリスタルハートの懇親会や説明会・新たな旅で、再びご一緒できる日を楽しみにしています。時折、旅日記やパンフレットを通して、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。
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シャッターを押す際に掛け声がなかったので、皆様必死に笑顔をキープ。(シュロスデュルシュタインホテルにて)

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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