2018年9月2日出発 ラサ・シガツェと天空寺院ガンデン寺を巡るチベット徹底攻略 2つの天空列車で行く世界の屋根チベット9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年9月2日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/磯村 幸子(いそむら さちこ)
- タシデレー。「ラサ・シガツェと天空寺院ガンデン寺を巡るチベット徹底攻略 2つの天空列車で行く世界の屋根チベット9日間」のツアーへご参加頂きありがとうございました。今回ご一緒いたしました添乗員の磯村幸子です。添乗が立て続きに入っており、レポートが遅れてしまった事、お詫び申し上げます。さて、今回9日間の旅行中半分以上が標高3000ⅿを超えるところの滞在で、さらに5000ⅿ以上の峠を2回超えることもあり、私自身も含め皆様の体調が心配でしたが、想像以上にお元気な方が多く、一時体調を崩された方も徐々に復活し、最後は皆様食欲いっぱいといったところで本当によかったです。チベットの澄んだ風景、薄い空気、バター茶のにおい、そういった実際に経験した方しかわからない気持ちを思い起こしていただけたらと思います。
- 1日目
- 9月2日/曇り/20~24 ℃
- 成田空港より早朝のフライトで西寧へ出発です。成都経由ということで途中成都でいったん飛行機を降機し、若い女性のスタッフのお出迎えを受けました。彼女に連れられてあっちに行ったりこっちに行ったりしながら入国、安全検査、1階上がってさらに安全検査、しばらく待たされバスに乗って国内線ゲートに移動し、同じ飛行機に搭乗しました。 (同じ飛行機ということでしたが、今回はなんとなく違う機体のような…) そしてもう一度あまりおいしくない機内食がでて、17時いよいよ西寧に到着です。西寧のガイド張(チョウ)さんとラサのガイド姚(ヨウ)さんの2人に迎えられてチベットの旅がスタートします。本日のご夕食はイスラム風の中華料理でした。漢族、回族、チベット族、モンゴル族などさまざまな民族が住む都市ならではのお料理です。
- 西寧へ向かいます
- レストランの厨房をのぞいてみました
- 2日目
- 9月3日/晴れ/8〜16 ℃
- チベットの観光の始まりは西寧からです。本日は出発時間が遅かったので皆様でホテル近くの川向こうにある大きなお寺まで散歩へ出掛けました。あとでガイドさんに聞いてみると西寧で一番大きな仏教寺院とのことでした。午後からはチベット仏教ゲルク派の六大寺院のひとつタール寺を訪れ、青海省最大のイスラム寺院東関清真寺を訪れました。夕食を食べたあとはいよいよ天空列車『青蔵鉄道』に乗車して一泊二日の鉄道の旅が始まります。近代的な西寧駅に着くと多くの人でごった返していたので、何事かと聞いてみますと、東北の方で大雨が降っていてそちらの方面からくる列車が大幅に遅れているそうです。私達の乗る列車も遅れていて何時に到着するかわからない状態でした…。こんなことはめったにないのに…とガイドさんはつぶやいておりましが、とにかく待つしかありません。4時間後やっと出発できました。遅れの分、明るい時間に見える景色が多くなると思えば…、少しは気分が回復されますでしょうか。
- タール寺
- 人であふれる西寧駅
- 3日目
- 9月4日/晴れ曇り/8〜21 ℃
- 列車が止まっているのに気がついて起きてみるとゴルムド駅でした。ここでディーゼル車への切り替えがありますので少し長く止まります。数名のお客様と一緒にホームに降りてみましたが、寒くてすぐに中に戻りました。次に起きた時は朝食の時間でした。皆様にお声をかけ、元気な方は食堂車で召し上がっていただきました。列車は3つの山脈と2つの高原を抜けてラサへ進みます。最初の山脈は昆侖山、主峰は6178mの玉珠峰(ぎょくじゅほう)。ここを超えるとココシリ無人地区、長い長い凍土(とうど)地帯。凍土(とうど)にある最長のトンネルや橋を越え、揚子江の源流トト川を渡ります。野生動物保護地区なので動物もたくさん見えました。次の山脈がタングラ山脈 最標高地点タングラ峠5072mを通過してチャンタン高原へと入ります。ひたすら草原を走り、停車駅ナクチュを過ぎたらニンチェンタングラ山脈、ギザギザした雪山が見えてきます。さらに走ること2時間、列車はラサに無事到着しました。
- トト川
- チャンタン高原
- 4日目
- 9月5日/晴れ/10~20 ℃
- 本日は終日ラサの観光です。午前中はダライラマ7世が夏の離宮として建てたノルブリンカ宮殿、ラサの市街西部にそびえ立つポタラ宮を観光しました。ポタラ宮は17世紀ダライラマ5世の時代につくられ、その後歴代のダライラマによって増築が繰り返され、現在は高さ115m、東西360m、南北300mという大規模な宮殿です。壮麗にそびえ立つ姿から「垂直のヴェルサイユ」という異名を持つほどです。ダライラマ14世がインドに亡命するまで居城として使われていましたが今は主なき宮殿です。午後はラサ郊外にあるゲルク派の大寺院セラ寺、チベット仏教界で最も神聖な場所と考えられている大昭寺、大昭寺を取り囲む巡礼路八角街を見学してチベット料理を召し上がっていただきました。今日は本当に本当に盛りだくさんの1日でした。慣れない高山で体調のすぐれない方もいらっしゃいましたがなんとか一緒に見学できてよかったです。
- ポタラ宮
- 禅問答(セラ寺)
- 5日目
- 9月6日/晴れ曇り/8~20 ℃
- 本日はラサからシガツェへの移動、壮大な風景をバスから楽しんでいただく一日です。世界一標高の高い川ヤルツァンポ川、チベット犬、ヤク、カンパラ峠、聖なるヤムドゥク湖、標高5045mのカローラ峠から見るカローラ氷河、はためくタルチョと見どころ満載。ギャンツェの町を過ぎたあとT路地を右に曲がりしばらく走ってギャンツェ城の写真ストップをしました。先ほどのT路地を左に曲がって南下するとほんの100kmほどでインドの国境につくとガイドの姚(ヨウ)さんが話してくれました。1959年、ダライラマ14世はこの道を通ってインドに亡命しました。その時一緒にこの町の貴族もダライラマについてインドに亡命したそうです。歴史を感じる一本道でした。その後チベット犬牧場のようなところでトイレ休憩をして、ようやくシガツェに到着しました。
- ヤムドゥク湖
- カローラ氷河
- 6日目
- 9月7日/晴れ曇り/9~18 ℃
- シガツェの標高は3900mと、ラサよりさらに250m高所にあるチベット第二の都市です。そしてこの町はパンチェンラマゆかりの町で、パンチェンラマはダライラマと並ぶ徳の高いお坊さんです。ですからシガツェの観光はパンチェンラマゆかりの地が中心となります。本日、観光の一ヶ所目は、タシルンポ寺。ゲルク派四大寺院の一つでゲルク派最大の寺院です。私たちの見学中、人がどっと押し寄せている建物がありました。誰かを待っているようで聞いてみると徳の高いお坊さんが来ているそうです。チベット仏教では人々を教え導くために、如来や菩薩といった過去の偉大な人の化身としてこの世に姿を現した師僧を化身ラマといいますが、本日はその化身ラマである高僧がタシルンポ寺に来ているそうで、人々は一目見ようと必死の様子でした。チベットの信仰心を間近に感じる出来事でした。午後からは新宮の見学の予定でしたがパンチェンラマ来訪のため閉館ということで見学することができませんでした。
- タシルンポ寺 上は鳥葬がおこなわれる場所です
- 市場で売られるタルチョ
- 7日目
- 9月8日/晴れ曇り/10~20 ℃
- 本日はゆっくりの出発です。12:00にホテルを出発してご昼食をお召し上がり頂いた後、シガツェ駅へと向かいました。ラサからシガツェまで行きはバスでの移動でした帰りは列車での移動です。2017年に運航開始した『唐竺古道号』は観光客を意識してか外装も内装もチベット感溢れるものでした。そして乗客も乗車率130%といったところですか通路にも人がびっちりいて、それもチベット感あふれるものでした。ラサまでの251km、約2時間半の鉄道の旅でしたが、壮大な風景を目にしたみなさまの感想は、「窓がもう少しきれいだったら…」でしたね。夕食はきのこ鍋、松茸のシーズンということで、追加で松茸を注文してみました。本日でガイドの姚(ヨウ)さんは他の仕事の都合でおしまいとなりました。ありがとうございました。
- 列車の中
- 手前が松茸です
- 8日目
- 9月9日/曇り/8〜19 ℃
- 本日は、標高4300mに建つ天空寺院・ガンデン寺の観光です。今日のガイドはチベット族の洛(ロ)さん、1日だけのお付きあいとなりますがよろしくお願いします。バスで1時間ほど走った後、つづら折りの道をぐいぐいと登りガンデン寺が見えてまいりました。本堂、修行場、台所、寝室を見学し、そのあとは巡礼路を歩いて展望スポットへ向かいます。上から眺める渓谷の風景は絶景でした。バスに戻る途中、お寺に戻るたくさんのお坊さんたちと遭遇しました。お寺の外で説法か修行でもあったのでしょうか。観光後、ラサに戻り、ご昼食をお召し上がった後、成都に向かいます。成都で私たちをお出迎えしてくれたのはガイドの王さん。ご夕食後、ホテルまで30分ほどの短いバスの移動でしたが、非常に興味深いお話を聞くことができました。
- ガンデン寺
- ガイドの姚さんとドライバーの週さん
- 9日目
- 9月10日/曇り/15~25 ℃
- 最終日の観光は、シガツェの新宮の代替観光として武侯祠からスタート!の予定でしたが、行ってみますとなんとそこもクローズ!どうやら消防の点検のようで臨時休業だそうです。というわけで代替えの代替えので寛窄巷子に参りました。寛窄巷子は約300年前、清の時代に作られた町並みで、成都で唯一残された清の時代のものだそうです。そういった歴史的な街並みや民家がおしゃれなカフェやレストラン、ショップとしてリノベーションされ、現在中国で人気の観光スポットになっているそうです。私も初めて訪れましたが外国人より中国人観光客で非常ににぎわっていました。すでに武侯祠に行ったことがあるお客様も多くいたので、「案外楽しかった」とのお声が聞けてよかったです。観光後、消防の点検のためほとんど人のいないレストラン街の三願圓にて飲茶を召し上がっていただき、空港に向かいました。みなさま、9日間ありがとうございました。このレポートが遅くなりやきもきされていた事かとは思いますが、また是非どこかでお会いで来たらうれしいです。
- 寛窄巷子
- 古い町並み
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