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2019年1月19日出発 <フィンランド航空利用>神秘の北欧 オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2019年1月19日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/谷 美子
オーロラを見る旅には何度も同行させていただきましたが、ノルウェーのフィッティルーテン船での旅は俄然テンションが上がります。「オーロラ待ちが辛くない」「街の光が邪魔にならない」ご参加いただいた皆様には十分に実感していただいたと思います。出発に際して服装は風や雪に対応できるようにスキーウェアを選びました。靴は靴底の溝がしっかりしたトレッキングシューズです。スノーシューやトレッキングシューズがなくてもスノースパイクがあれば凍った道でも歩きやすくなります。カメラはなんとスマホ。カメラアプリはマニュアル撮影できるものがよいですね。本格的な写真を望むならばカメラと三脚は必要です。スマホにはオフライン対応の地図アプリとオーロラ予測アプリはインストールしておくとよいです。私のスマホはアンドロイドなのでMAPS.MEとMy Aurora Forecastを利用しています。
1日目
1月19日/晴れ/5 ℃
成田空港を出発してフィンランド航空でヘルシンキへ。ヘルシンキでEUへの入国審査を経て、中部国際空港と関西空港からのお客様と合流。ノルウェーの首都オスロへ向かいました。オスロに到着したのは夕方の5時過ぎでしたが真っ暗です。北欧の冬は本当に日が短いですね。明日からもっと日が短くなっていきます。ガイドは短い間にノルウェーについて沢山のお話をしてくれました。高所得高福祉の国として知られますが、冬が過酷な環境の土地に住み、少ない人口で暮らすため、生活の知恵としての合理的発想には驚かされることも多いです。500万人位の人口なので日本では話題に上ることが少ない国ですが興味が尽きないです。
2日目
1月20日/曇りのち雨/5~ー14 ℃
8時25分オスロ駅出発のベルゲン鉄道に乗り込み出発。ベルゲン鉄道は景勝地を走ります。オスロフィヨルドからドランメンスフィヨルドへ向かう途中で日の出。内陸に入ると湖沼地帯です。川やフィヨルド湖は一面の雪景色。夏の景勝地クローデレン湖も真っ白です。昼食はサンドイッチ弁当。ゴルでは川越しにスターブ教会(複製)が見えました。スキー場のヤイロ辺りから列車は遅れ気味...。夏の観光地フロム線の起点ミュルダールでは1時間の停車に。先の架線の不具合のようです。私たちが着く前、ノルウェーは悪天候だったのでその影響かも知れません。次のフォスでついに列車を乗り換え、2時間遅れでベルゲン到着。ベルゲンはあいにくの雨模様。車窓での観光とブリッゲン地区でのお写真だけになってしまいましたが、快く観光をして下さったガイドとドライバーに感謝です。ノールノルゲ号にようやく乗船。本当に長い一日、皆様お疲れ様でした。
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立ち往生したミュルダール駅とお隣のフロム鉄道
3日目
1月21日/晴れ/5~ー1 ℃
船は順調に航行を続け、午後オーレスンに到着。快晴の中、散策に出かけました。フィッティールーテンは元々物資輸送のために、複雑な海岸線の入江にある町に寄港してゆく船で寄港地の数34!長く停泊できる町では観光が楽しめるのです。オーレスンは凍った道も多かったのですが、地元園児のお散歩の後を追って融雪された商店街を歩きました。1904年の未明に発生した大火で町の建物の大半が失われましたが、ヴィルヘルム2世のお陰で町が復興しました。その頃に流行していたアールヌーボー様式で町は一変したのです。北ヨーロッパの重要な蛋白源タラ・ニシン漁が盛んだったので、町には若い漁師の像とニシンの塩漬けを作る人の像があります。市庁舎横のショッピングセンターでスーパーを覗いてから船に戻りました。出航後はデッキでの羊の生ハムの試食会やレクチャールームでのオーロラ講座などに参加。船の中でもイベントが毎日あります。
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オーレスンの町並み
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デッキで食材紹介<羊の生ハム>
4日目
1月22日/晴れ/ー8 ℃
今日は朝から長い停泊。トロンハイムの散策に出かけました。今日も快晴ですが寒い。町のバスで出かけることにしました。バス停のそばにはコロンブスより500年先にアメリカ大陸を発見したエリクソンの像があります。この町はノルウェー第三の町。ノルウェー王オーラブ2世の墓所であったニーダロス大聖堂へ。キリスト教化の功労者である聖人のための教会とあって荘厳なゴシック様式(一部ロマネスク様式)です。ニーダロスは昔の町の名前です。道が凍りついていないので歩いてマルクト広場へ。柱の上にはオーラブ1世の像。こちらは町を造った王様です。中央駅の歩道橋を越えて港へ。振り返ると町が一望できました。出港後は青ムール貝の試食会やバイキング講座に参加。夕食時には明朝の北極圏突入時間当て投票もしました。ピタリ賞は出るのでしょうか。今日はオーロラベルトが遥か北方に。安心してお休みいただける夜となりました。
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夜明け前にトロンハイム港到着
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駅の歩道橋からのトロンハイムの町
5日目
1月23日/晴れ/ー10~ー11 ℃
7時にはデッキでスタンバイ。左手岩礁の北極圏モニュメントがライトアップされました。日の出は9時50分。夜が明けてからネプチューンの儀式。今回は本当にピタリ賞が出ました。背中に氷水を入れられ盛大な洗礼でした。午後はボードーに寄港。風が強い町ですが頑張って歩きました。国鉄最北の駅、旧港、大戦後に建てられたモダンな大聖堂で少し暖をとりました。沈まない太陽の市章が描かれた市庁舎を巡り、ちょうど14時40分の日没と同時に戻りました。キャビンには北極圏到達証明書が届けられていました。夕食後は21時にスヴォルバーに1時間の停泊。ついに待望のオーロラが!町の向こうから縦に一筋の強い緑色の光が出てきました。鮮やかな強い光は出港しても続きました。トロルフィヨルドの入口を見るために再びデッキへ。かまぼこが配られました。帰ろうとした時に再び船の近くにオーロラが出現してそれはそれは長く続きました。
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ネプチューンの儀式
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初オーロラ<スマホのオートで撮れる位の強い光>
6日目
1月24日/晴れ/ー11~ー12 ℃
午前は映像で見るトロムソの歴史やサーメの講義があり、トロムソへの期待が高まります。午後、トロムソに寄港。犬ゾリツアーに出かけられた方々もいらっしゃいました。日の入後の寄港で町はちょうどブルータイム。町のバスでトロムソ散策へ。まずは展望台へ。ノルウェー北部の中心都市は島中眩い光にあふれるています。夜景がとてもきれいでした。住宅街を歩いて北極教会へ。バスで中心部に戻り、歩いて最北の醸造所マックビールへ。北極ビールやシロクマビールなどが飲めます。町歩きを楽しみすぎて慌てて船に戻り、夕食に滑り込みました。犬ゾリもとても楽しかったご様子。さあ落ち着いて夕食と思えば、食事中にオーロラコール。船の上空でどんどん姿を変えるオーロラが終わらない。一度解散したものの再びオーロラコール。ずっと出ていたのですが、特に動きが激しくなってきたので再度の呼び出しがかかったのでした。さすがトロムソ。
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展望台からのトロムソ<ブルータイムは最も美しい時間>
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オーロラ2日目<スマホでISO3200,シャッター3秒>
7日目
1月25日/晴れ/ー5~ー8 ℃
午前は下船の説明会。明日は下船となると住み慣れた場所を名残惜しく思います。早めの昼食の後にホニングスヴォーグに寄港。今日はヨーロッパ最北端ノールカップ観光へ。バスガイドが「今日は極夜が終わって3回目のツアーです。」と。長い夜が明けたのですね。快晴で気温も-5度と暖かい。マーゲロイ島のホニングスヴォーグからノールカップまでは快適なドライブ。悪天候では道路が閉鎖されることもあります。この道が出来る前はノールカップの下に船をつけて307mの断崖まで登っていたそうです。冬は漁港も閉鎖。サーメの人々は家畜のトナカイを島外に船で移すそうです。ノールカップの地球儀のモニュメントでお写真を撮り、ホール内のシアターでフィルムを見たりして楽しみました。慣れたもので、夕食時も防寒具持参。そして夕食中にオーロラコール。雲があっても随分とはっきりしたオーロラが形を変えて私たちを楽しませてくれました。
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日没直後のノールカップ記念碑
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オーロラ3日目<スマホでISO3200,シャッター1秒>
8日目
1月26日/曇り/ー18~ー20 ℃
雪空のキルケネスに到着。ガイドとキルケネス観光へ。このキルケネス、元から漁港でノルウェー人とサーメの人々が暮らす町なのですが、ある時からキングクラブの漁場として脚光をあびることになりました。ロシアのムルマンスクにカムチャッカ辺りのタラバガニを放したところ増え過ぎてこちらまできたのだそうです。バスはロシアの国境へ。ノルウェーは頭でロシアと接していたのですね。今日は寒すぎる。話はバスでしてから国境の看板でお写真。町に戻り、ロシア記念碑へ。元のデザインはドイツ兵を踏みつけたソ連兵士だったそうですが、それはないだろうということでブロックに足を置いています。その後、町を一望する場所でお写真を撮って昼食へ。ノルウェー最後のスーパーにも立ち寄りました。午後は国境を越えて、フィンランドのサーリセルカへ。夕食後曇り空の中二度オーロラ探しに出かけましたが断念。客室のサウナを楽しんでいただきました。
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色がかわいいキルケネスの雪景色
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絶対寒そうなサーリセルカ
9日目
1月27日/晴れ/ー13~ー23℃
朝は-23度のスタート。出発までの時間は町でお買い物などをされて過ごされました。一方、私は帰国便の欠航を見つけていました。イヴァロ空港での交渉も虚しく、ヘルシンキ到着後に翌日便への振替を伝えられました。中部国際空港と関西空港へ戻られる皆様は予定便でご帰国の途に。お疲れ様でした。フィンランド航空が用意した夕食を空港で取り、ホテルへ向かいヘルシンキ一泊となりました。寒い中本当にお疲れ様でした。
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イヴァロ空港
10日目
1月28日/雪/ー6~ー10 ℃
ホテルを出発するまで時間があるので、ヘルシンキ散策へ。岩を利用して建てられたテンペリアウキオ教会、モダンな外観のカンピ礼拝堂、元老院広場と大聖堂、マーケット広場から遠目にウスペンスキー寺院などをご覧いただいて、マーケットの建物の中で暖をとりました。ホテルに戻り空港へ出発。空港では最後のお買い物を楽しんでいただきました。そして雪のため2時間遅延してヘルシンキを出発。離陸したときはほっとしました。
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せっかくなので観光しました<テンペリアウキオ教会>
11日目
1月29日
1時間45分遅れで成田空港に到着。皆様ご自宅へと向かわれました。今回は天気にもオーロラにも恵まれたツアーでお楽しみいただけたのではないでしょうか。特に「船でオーロラを待つ」というのはいかがでしたでしょうか?これがフィッティールーテンの最大の魅力ですね。また、船での食事に使われる食材や講義などを通してノルウェーの北の海岸に関して知ることが多いです。ノルウェーを深く知る旅になったかと思います。ノルウェー観光は夏も清々しい大自然が楽しめるところです。違う景色を見るために、是非また訪れてみて下さい。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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